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トップランナー再放送(森麻季さん)を見ました!! [声楽]

昨晩、森麻季さんが出ているトップランナーの再放送を無事に見ることが出来ました!!

スザンナさん、ありがとうございます~!!

森麻季さん、ニューイヤーオペラコンサートで見て(聴いて)すっかり惚れこんでしまいましたが、トップランナーを見てますます好きになりました。

まず、何といっても笑顔が素敵!

心も素敵な方なんだろうなあ、というのが表情に出ていて、私は夜中に一人で見ていたのですが、自分まで笑顔になっていました。(番組を見ている間ずっと笑顔になっていたと思います。)

又話し方も素敵でした。

一つ一つ言葉を選んで語られるその様子に誠実で謙虚なお人柄が見えるような気がしました。

今をときめくソプラノですが、驕っているところがまったくないですね。

番組の様子はスザンナさんも書いていらっしゃいますが、私はちょっと別な視点から・・・。

まず、森さんは細い!!

以前、佐藤しのぶさんが痩せた時に、歌に影響はないか、と聞かれ「脂肪で歌うわけではないですから・・・。」とおっしゃっていたことと重なり、歌うための体力づくり、筋肉の使い方の大切さをあらためて感じさせられました。

(森さんのような)ソプラノは、細いところに響きを集めて歌うので、大きな器は要らない・・・というようなことをおっしゃっていて、「あ~、私にも要らないわね~!」と思い、反省しました・・・。

又、イタリアに留学した森さんですが、イタリアで求められるベル・カントの大きくて深い音色が出せなくて「30キロ太りなさい!」と言われたそうですね。かなり悩まれたらしいです。

そこから、今に至るまでどのような発声法を学ばれたのか・・・詳しくお聞きしたいような気がしました。

番組では、「ラ・ボエーム」のムゼッタのアリアとヘンデルの「私を泣かせてください」を歌われていましたが、ニューイヤーオペラコンサートのようなコロラトゥーラの曲ではなかったので、森さんの声の伸びやかさを堪能させていただきました。

やはりこのCD欲しいですね~!!

あなたがそばにいたら~Bist du bei mir~(CCCD)

あなたがそばにいたら~Bist du bei mir~(CCCD)

  • アーティスト: 森麻季, 山岸茂人, バッハ, ヘンデル
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/02/18
  • メディア: CD

私のお気に入りのバッハの「あなたがそばにいたら」やヘンデルに加え、フォーレの「リディヤ」があります。

それと、この方は音大付属小学校で、ずっとピアノを勉強していらっしゃったのですね。

ピアノを弾くには手が小さかったりで、断念された・・・ということですが、それがあったから今の森さんがあった・・・ということで、私たちにはうれしいことですね。

又、これはある真実を語っているようにも思います。

娘のピアノに入れ込んでいたステージママでもある私ですが・・・はじめはいずれ声楽や管楽器、ロックバンドなどに進んでもいいや、くらいの気持ちで習わせていたのですね。これは他のお母様でもそうかもしれません。又、他のジャンルに進んでもピアノをやっておけば損はない、ということで習わせていたはずなのです。

しかし、「きちんと」おけいこをさせればさせるほど、(親の熱意が子供の実力に反映されたりするので・・・)親にも先生にも欲が出てしまうのですね。

そうなると、ピアノしか見えなくなってしまう、と感じることってありませんか?

コンクールに出たりすることで励みも出てきますが、うまい子達が多い中で、自分(あるいはわが子)がそれほどうまく思えなくなると、もうピアノに力を入れるのはやめよう、という心境になったりします。(その辺が分かれ目で、ピアノをやめたりする子が増えるのですね。)

コンクールで賞が取れないことで、自分には音楽の才能がない、と感じる人は多いと思います。

でも音楽はピアノだけではないのですね。

森さんは声楽と出会って、非常に楽しかった・・・とおっしゃっていましたが、それに出会えたのは音楽学校に行っていたからだというのは置いといて・・・、ピアノのレッスンはどこかストイックで、出来ない子は「頭が悪いからだ。」などと感じさせるものがあるような気がします。

声楽のレッスンは、以前も書いたと思いますが、楽しいことが多いです!(ピアノレッスンが楽しくないわけではないのですが・・・。)

「音楽はピアノだけではない。」という真実(大袈裟?)に加え、又逆に子供のころのピアノレッスンの大切さも森さんのお話から感じさせられました。

森さんもピアノの弾き歌いをずっとされていたそうです。

昔と違い、今では声楽科の学生でもピアノを経験している人がほとんどでしょうけれど、曲作りのためには和声感をつかむことが大切なので、ピアノが出来るほうがいいのですね。(これは他の楽器でも同じですね。)

 

 

 

 

 

 

 


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トスカ

ピアノを練習する人も、あとひとつ何か楽器ができると音楽の幅が広がると思います。そういう私はピアノ以外できませんけどね。
by トスカ (2006-09-22 17:46) 

スザンナ

Ceciliaさん、再放送見ることが出来、何よりでした~!
記事の紹介までしていただいてありがとうございます♪
実は昨夜、私もまた見てしまったのですぅ。
なんて素直な方なのでしょうね。ほんとこちらまで頬がゆるみます。
ピアノの方も他の楽器の方も歌は必要だと思うんです。
自分の練習している曲を歌うと表現の幅が広がりますよね。
森麻季さんも先生に、最初はそう勧められたのですものね。
Ceciliaさんのお嬢さんもお母様と一緒に、モーツァルトの曲をお歌でハモられたら勉強になるのでは?それに楽しそう~
by スザンナ (2006-09-22 19:27) 

nyankome

私はこのCDが出た頃からのファンなのですよ。
トップランナー、もちろん見ました。
『ゼヴィリアの理髪師』を観たのが最初で、リサイタルも大阪に来られる度に出掛けています。次は来年1月の『ウィーン・シュトラウス・フェスティヴァル・オーケストラ&森麻季』(兵庫県立芸術文化センター)です。
楽しみ♪
by nyankome (2006-09-22 21:07) 

鮭

Ceciliaさん、こんばんは!
ワタシもゆうべのトップランナー見てて、そのことをいまブログに書いてこちらに来たらCeciliaさんも書いてらしてて(笑)嬉しかったです~!ワタシも森さんの人柄にとっても惚れました。実は今度の日曜日、森さんのコンサートに行くんですよ♪うふふ、いいでしょう?!
ぜひトラックバックさせてくださいね♪
by 鮭 (2006-09-22 23:45) 

Cecilia

トスカさん、nice&コメントありがとうございます!
トスカさんも歌なんかどうですか??
お引越しでしばらくピアノが弾けないとのこと。
だったら、なおさら歌をオススメします。
本格的にやるのはちょっと大変ですが、紙鍵盤で弾きながら(!)歌うのもオツかもしれませんよ
by Cecilia (2006-09-23 00:25) 

nonkumi

ピアノってすべての基本を学ぶ楽器だと思うのです。すべてというのは音楽だけじゃなく、前向きに生きることとか、集中して頑張ることとか・・・。だから、コンクールはそのための手段だと思います。プロになりたければ、賞をたくさん取って留学して、海外のコンクールにも出ることを考えるべきですよね。でも、違った角度から考えると、賞を取ることだけが大切とは思えない。他にもっと大切なことを学べているんじゃないでしょうか?ピアノは単にひとつの楽器にすぎませんよ。でも、弾けるに越したことはないです。そして、自分が心から楽しめているかどうか・・ですよね♪
森麻季さんのこのCD、持ってますよ。トップランナーは見損ねました。残念・・・。
by nonkumi (2006-09-23 00:27) 

Cecilia

スザンナさん、nice&コメントありがとうございます!
又見てしまったというスザンナさんのお気持ちわかります!!
本当に素敵な方ですね~!
森さんを見て、機能を良く使って発声していらっしゃるというのがよくわかります。今日はコーラスがありましたが、だいぶ意識してみました。

モーツァルトの演奏にはオペラを観ることは欠かせないと思っています。
又、管楽器(クラリネット、オーボエ、ホルン・・・など)の音色を感じながらピアノを弾くと音楽が生きてくると感じます。
長女は今年の合唱祭では歌いたい、と言っています。伴奏は面倒になったかと思いましたが、そうではなくアルトが手薄だからだそうで、歌で頑張るのもいいかも・・・と思っています。この子は歌にも向いているような気がします。
例のモーツァルトのクインテット、フルートパートをアルトリコーダーで吹いて合わせています。楽しい!!
by Cecilia (2006-09-23 00:35) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
nyankomeさんは相当なファンのようにお見受けします。(よく話題に出るため。)
コンサート何度も行けてうらやましいです。次回のも楽しみですね。
私は1月にあるという「ヘラクレス」を観に東京に行きたいです。(米良さんがヘラクレスで、波多野さんも出ます。)
by Cecilia (2006-09-23 00:42) 

Cecilia

nomusanさん、nice&コメントありがとうございます!
そうですよね。ピアノは歌と違って、地道な努力が要求されるので、それはすべての学習にも通じるように思います。
ピアノが出来なくても落ち込む必要はない・・・だけど出来れば音楽をより楽しむことができる・・・ということでしょうね。
でも完全に「歌人間」の私は、ピアノの人とは根本的に音楽へのアプローチの仕方が違うと感じます。
歌の人は、良くも悪くも大雑把で、音符の長さなどよりも「歌いやすさ」を重視しますよね。
by Cecilia (2006-09-23 01:15) 

Cecilia

鮭さん、コメント&TBありがとうございます!
先ほどそちらを拝見しましたが、ほとんど同じ感想ですね~!!
感動を共有でき、うれしいです。
コンサート行けるなんてうらやましいです。
まあ、私も12月には米良さんのコンサート・・・!!

順番にコメントしていたのに途中からわからなくなり、お返事が後回しになってしまいました。スミマセン。
by Cecilia (2006-09-23 01:19) 

c-tail

>自分には音楽の才能がない、と感じる人は多いと思います。

個人的には、音楽の才能がないと感じても、音楽で楽しめるようになりたいと思っています。下手な人でもスポーツを楽しむ人がいるように。
(もっとも、そのためには地道な練習の積み重ねで上達を感じることが必要なのでしょうから、結局また「才能がない(=上達しない)」というところに戻ってきてしまうのかも知れません。)

ですので、私も子どもができたら、音楽で楽しめる程度になるように何か習わせたいなと思っています・・・が、多分練習をみているうちに熱が入ってきて最初の方針を忘れてしまいそうで、今から怖いです(苦笑)。
by c-tail (2006-09-23 12:03) 

Cecilia

c-tailさん、nice&コメントありがとうございます!
多くの人が習うピアノに関して、そしてわが子のようにコンクールを受けるような子のことを想定した記事を書いてしまいましたが、コンクールで脚光を浴びる側ではなく、うちの娘のように、「参加することに意義あり」の側に立った記事です。
受賞しない子でもかなりうまい子が多いので、それで自分を慰めていますが、
娘は自分が下手だと感じているようです。
私からすると、娘はうまいと思うのですが・・・。(少なくとも私がこの頃にはこんなに弾けなかったし。長女ほどうまくはない、と思える次女でも昔の私レベルだと思うので、二人とも音楽人としてやっていくにはすでに充分なのだと思います。)
c-tailさんがおっしゃるように、地道な練習の積み重ねで上達を感じることの喜びを味わって欲しいものです。
誰でも子供に対して熱が入るものですね。
自分の夢を子供に押し付けるのはよくないのかもしれませんが、所詮子供も環境にないものは学べないので、仕方がないことだと思います。
c-tailさん宅の音楽教育・・・今から楽しみです。
by Cecilia (2006-09-24 08:59) 

るか

Ceciliaさん、こんにちは。
見たかったです~トップランナー。
森さんを存じ上げないのですが、素敵な方なのでしょうね。
残念です!!
私もピアノは大好きなんですが、限界を感じてしまいます。
どうしても硬くなっちゃって・・・楽しむというより、現在、
苦しむことが楽しいような、おかしな感じになってます。
その点歌は、レッスンの後はもうハイテンションで
スカッとした気持ちになり、心から楽しいです。
私には歌のほうが合ってるのでしょうか。。。と思うときっていつも
「ピアノの才能がないから?」なんて卑下してしまう自分もいて・・
素直に「歌が自分に向いてる」とは言いきれない、悲しさ(笑)
by るか (2006-09-25 07:43) 

Cecilia

るかさん、コメントありがとうございます!
又何かあったら是非見て(聴いて)くださいね~!
鮭さんがリサイタルに行かれたようで、本当にうらやましいです。
るかさん、ピアノもばっちり練習なさっているようですね。
私もブログを書く暇があるのなら練習しなくっちゃ!!

私も歌に向いている・・・とは言いがたいですが・・・。(苦笑)

森さんもおっしゃっていましたが、ピアノは一曲を仕上げるのに時間がかかりすぎるのですよね。
でも歌は結構すぐにできるし(確かに難曲は何度練習してもこれで終わり・・・ということはないのですが。)、楽しいですよね!
by Cecilia (2006-09-25 11:11) 

mitkaffee

お言葉に甘えて、思いっきり前の記事にコメントさせていただきます。森さんと共演させてもらったことがあります!といっても合唱団の一人としてですが。ほんとに腰の低い、それでいて可愛らしく華のある方でした。合唱団の楽屋に直筆のメモを添えた差し入れまでしてくださいました。
さて、私は細々とブログを書いています。個人的で、殺風景なブログですので皆さんに公開するほどのものでもありませんが、自己紹介をかねてコメントをさせていただいた方にお知らせしています。
そこでご相談ですが、ブログアドレスをこちらのコメント欄にご紹介して、そちらで確認されたら削除していただくことをお願いしてもよろしいでしょうか。
by mitkaffee (2008-11-27 09:09) 

Cecilia

mitkaffeeさん、コメントありがとうございます!
森さんと共演されたのですか!
この記事のときの番組を見ていても本当に笑顔が素敵な方で、お人柄がわかるような気がしました。
やっぱりそういう方なのですね。

ブログアドレスの件ですが、もう少ししたら外出しますので書いていただいても長い時間放置状態になる恐れがあります。
ご面倒でなければプロフィール欄のメールアドレスに教えていただければ削除しなくても大丈夫なのですが・・・。
あ、でももしかしたら共用パソコンかもしれませんね。(以前旦那様のメアドから下さった方もいたので・・・)
11時くらいまでなら時々見ていますので、良いようにお願いします。

by Cecilia (2008-11-27 09:51) 

mitkaffee

お返事いただいていたのにごめんなさい。相談ごとの電話をいただいていて切れませんでした。
URL に入れるとどうもつながらないようなんです(nyankomeさんのブログでやってみたんです)
今は大丈夫ですか。
私は12:30くらいまで見れます、あとは5:00過ぎになると思います。
by mitkaffee (2008-11-27 11:36) 

Cecilia

mitkaffeeさん、再コメントありがとうございます!
私もあれから外出、帰宅してからはブログができませんでした。
(こっそり見ることはできますが娘達の前ではおおっぴらにできないのです。)
>URL に入れるとどうもつながらないようなんです
この意味がわかりませんが、so-netブログのコメント欄だとURLを貼り付ければすぐにリンク先を見ることができますが・・・。(他のブログだとコメント欄でそれができないところが多い!)
今日も11時くらいまでOKですよ。
by Cecilia (2008-11-28 05:09) 

Cecilia

mitkaffeeさん、そちらを見るのに成功しました。
コメント入れましたが、承認後表示でしょうか?
また拝見させていただきますね。
こちらにいただきました最後のコメントはURLの関係で削除させていただきますね。
多くのファン・・・というよりお友達ですね。
私のブログはそんなに大したものではないのですが、ブログ上の素晴らしい友人に恵まれていると思います。
私が言い足りないことも皆様が補足してくださったり、教えていただけるのがありがたいです。
一日にコメントできる数は限られてしまいますので、訪問コメントは毎回できないと思いますが、必ず拝見させていただきますのでこれからもよろしくお願いいたします。
そうそう・・・私信みたいなコメントのやり取りは他の方ともしていますよ。(笑)
by Cecilia (2008-11-28 08:19) 

mitkaffee

コメント拝見しました、ありがとうございます!
こわごわ書いているブログなので、承認後表示の形を取っています。(もう表示してありますよ♬)
今日も、Cecilia さんの過去ブログもたくさん読ませていただきます。
ありがとうございます。
by mitkaffee (2008-11-28 08:46) 

Cecilia

mitkaffeeさん、コメントありがとうございます!
このコメントを拝見させていただく前に記事をいくつか拝見させていただきました。
声楽を習っていらっしゃるのですね。(興味深い記事がたくさんありました!)
私も過去記事をたくさん読ませていただきます。
by Cecilia (2008-11-28 10:52) 

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