二つの「おやゆび姫」 [読書]
絵本ネタが続いていますが、今日は音楽関係でなく、私がこだわって選んだ絵本について書きます。
自分の子供が女の子だった・・・というのもあるのですが、女の子といえばやはり「お姫様モノ」ははずせません。
訳や絵にもこだわって選びたい、と思いました。
今日は「おやゆび姫」です。
絵本にこだわりを持っていた私は松居直さんの御著書をよく読んでいました。
松居さんは福音館書店の会長で、ずっと絵本の編集に携わって来られた方です。
松居さんが堀内誠一さんと一緒につくりあげた「おやゆび姫」のことが書かれていたので、その本がほしい、と思っていました。(訳は木島始さん。)
題名は「おやゆび姫」ではなく「おやゆびちーちゃん」です。
娘達がまだ幼稚園に上がる前にはじめて図書館で借りましたが、絵が素晴らしく、これは「おやゆび姫」の決定版だと感じました。
しかし、この本、絶版になっていて、すぐに手に入りませんでした。
それでそれに代わるもの・・・として選んだのがこちらです。
この絵なら、原作の世界をきちんと表現できているだろう、と思いました。
それで何年か経って、去年パソコンを購入した時に福音館書店のHPを見ていたら、「おやゆびちーちゃん」が復刊されていることがわかりました。
いくつか比較して見たいと思います。(二枚並べているのものは左がスベン・オットーの、右が堀内誠一さんの絵です。)
表紙です。
スベン・オットー
堀内誠一さん
(左がスベン・オットー、右が堀内誠一さん)
(左がスベン・オットー、右が堀内誠一さん)
同じ場面でも、絵の枚数が違いますね。
スベン・オットー
堀内誠一さん
スベン・オットー
堀内誠一さん
スベン・オットー
堀内誠一さん
↑
※11・11写真を追加しました。
私はどちらかといえば堀内さんの絵がいいですが、スべン・オットーも捨てがたいですね~!
でもやはり堀内さんのほうが、北欧から南欧へ行った感じがよく出ていていいなあ~と感じます。
画集ではありますがラーションの私の家もお奨めです! 知人に薦められ観ました 毎週見ている 美の巨人 と言う番組でも今年の2月に放送されて・・・御興味あったらhttp://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_060218.htmにアクセスしてみてください この番組のホームページとても良く出来てます
by アートフル ドジャー (2006-11-10 12:05)
お姫様モノにはあまり縁がないですが、「おやゆび姫」は小学生の頃読みましたね。
スベン・オットーさんの絵は綺麗ですね。いかにもおとぎ話、という感じです。
堀内誠一さんの絵は独特の雰囲気があって好きです。
by nyankome (2006-11-10 21:30)
どちらもそれぞれ素晴らしいですが、やはり堀内さんの絵の方が日本人特有の味わいがある感じがしますね。ツバメの表情が可愛いです。
by c-tail (2006-11-10 22:25)
アートフル ドジャーさん、nice&コメントありがとうございます!
東京TVのHP拝見しました。
ラーションのことは全く知りませんでしたが、雰囲気が素敵でした。
by Cecilia (2006-11-11 10:10)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
スベン・オットーは矢川澄子さんが翻訳された本に挿絵が多いようですね。
堀内誠一さんは挿絵以外にも活躍された方でananなどのファッション雑誌の創刊にも関わっていて、ananやBRUTUSなどの文字は堀内さんのデザインだそうです。
絵本でもこの「おやゆびちーちゃん」や「こすずめのぼうけん」のような画風と、「たろうのおつかい」の画風は全く違います。
いずれ記事にします。
by Cecilia (2006-11-11 10:51)
c-tailさん、nice&コメントありがとうございます!
やはりスベン・オットーには北欧の味わいがあるような気がしますね~。
子育ての中で、堀内さんの挿絵の絵本は必ず目にします。
「こすずめのぼうけん」「たろうのおつかい」(シリーズ)、「ぐるんぱのようちえん」・・・などです。
by Cecilia (2006-11-11 10:59)
ひとつのお話をふたつの絵本で楽しむのって、贅沢ですね~
毎日、楽しませてもらっちゃっています♪ ありがとうございます!!
by スザンナ (2006-11-11 23:17)
スザンナさん、nice&コメントありがとうございます!
楽しんでいただけ、光栄です♪
予定していましたが、第二弾として「シンデレラ」の記事を書きます。
by Cecilia (2006-11-12 00:51)
堀内誠一さんの「おやゆびちーちゃん」さがしていてたどり着きました。
堀内誠一さんを好きになった最初の絵本なんです。
絵が見えて大変喜んでおります。
又、スベン・オットーさんとの比較もすばらしいです。
by ぶんろう (2010-06-05 08:16)
ぶんろうさん、はじめまして。
nice&コメントありがとうございます!
写真をこのように載せたのがよかったか今でも悩んでいます。
私としては多くの方に2冊のこの絵本の素晴らしさを伝えたい思いでした。
by Cecilia (2010-06-06 11:24)