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太鼓といえばフランス?? [音楽鑑賞]

映画「王は踊る」を見て、太鼓(ドラム)が印象的だと思いました。

ヴェルサイユの野原を太鼓を叩きながら行進する場面が何度かありました。

ここで思い出すのが夏にも書いた「王は太鼓を打たせた」のシャンソンです。

何度も書いていますように「アンジェリク」という小説(漫画も)に登場するこの曲・・・アンリ4世の頃に作られたらしいですが、小説もルイ14世時代の話ですね。

又クリスマスにフランスのキャロル「パティ・パタパン」のことも書きましたが、これも太鼓が印象的な曲です。

更に他のフランスのキャロルでも「アルルの女」のファランドールの原曲「三人の王の行進」というキャロルなど、太鼓が印象的な曲が多いことから、最近太鼓といえばフランス・・・という感じがしています。

私は打楽器にはあまり縁がなく、興味もなかったのですが(打楽器=ロックという思いもあり)、これらのフランスの曲で使われる昔の太鼓が素敵だなあ・・・と感じています。

この記事はもちろん書くつもりでしたが、fallschirmjagerさんがコメントで紹介してくださったジャン・ジルのレクイエムを聴いて更にそう思いました。

私の感覚で何となく書いているのですが、フランスの古楽で特に太鼓が活躍した・・・という事情が実際にあるのでしょうか?


追記です。

太鼓はタンブール(Tambour)。

ラモーのクラブサン曲でタンブーラン(Tambourin)というのがありますよね。

タンブリンの語源ですね。

Rameau: Harpsichord Music (Complete), Vol. 1

Rameau: Harpsichord Music (Complete), Vol. 1

  • アーティスト: Jean-Philippe Rameau, Gilbert Rowland
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • メディア: CD
ラモーのタンブーランは18曲目で試聴できます。
 
 


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アートフル ドジャー

このCDもNAXOSのコレクションで未だ聴いてない作品ですね。今度CDショップ行った際チェックしよう~っと。
by アートフル ドジャー (2007-02-16 15:59) 

nyankome

タンブールで思い出しました。ギターの弦のブリッジ寄りを叩く奏法をタンボーラと言います。小太鼓もできるのですよ。これは5弦と6弦を交差させて弾きます。現代曲では、ボディのあちこちを叩きます。
by nyankome (2007-02-16 20:40) 

たかのり

お久ぶりです。楽しみながら、一気にブログ読ませていただきました。

突然ですが。地元の高校の音楽の講師をすることにしました。
自分で働き、お金を貯めて、しっかり日本で勉強できることをしてから留学したいと考えています。
それとは別に先生として、音楽の楽しさを精一杯伝えたいことも大きいし、責任を持って頑張る所存です。
傍ら、フリーで音楽活動をしていき、勉強を重ね、自分の実力が成熟したらステージ歌手として舞台で生きていきたいな。

最近は、シャルル・アズナブール(ご存知ですか?)の来日ラストコンサートに行って来ました。とても素晴らしかった。
自分も80歳になっても、こう魅力的な人間でいられたらと刺激を受けまた。
Ceciliaさんはフランスものも好きということなので是非、是非、聴いてみてください。特に歌詞が素敵ですよ。
僕は、彼の歌が大好きです。


P.S
ちなみに正直、故郷でも自分の実家がある都会の方ではなく、自然だらけの場所になりそうなので(笑)ブログで、のどかな癒される写真なんかも更新してみるつもりです。

今後ともよろしくお願いします。
by たかのり (2007-02-17 04:16) 

Cecilia

アートフル ドジャーさん、nice&コメントありがとうございます!
NAXOS MUSIC LIBRARYとかAmazonでは目的のものを探しやすいのが魅力(試聴もできるし)なのですが、CDショップでは目的のものでなくても、偶然掘り出し物を見つけることができるのが魅力ですよね。
by Cecilia (2007-02-17 07:44) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ギターのボディを叩く奏法・・・というのは実際に耳にしたことがありますが、タンボーラ・・・というのはちょっと想像しにくいです。
交差させて・・・というのが特に・・・。
by Cecilia (2007-02-17 07:48) 

Cecilia

たかのりさん、コメントありがとうございます!

ではお仕事が決まったのですね!
おめでとうございます。

私の知人は東北地方のかなり北のほうで短大講師をしながら演奏活動を続け、毎年東京でリサイタルを開いています。
地方でもいろいろ活動できる・・・という良い例ですね。

田舎だと音大出身というだけで評価され、持ち上げられてしまうと思いますが、更に研鑽を積んでくださいね。
たかのりさんならそれができると思います。

実はシャルル・アズナブールって最近名前を知りました。
ガンダムで似たような名前の人がいたような・・・?(ガンダムは嫌いだったのであまり見ていないのですが。)
フランス物は古楽も近代物も好きなので、是非聴いてみたいです。

講師をされるのはどの辺なのだろうかと気になってしまいます♪
by Cecilia (2007-02-17 09:14) 

nyankome

タンボーラは、左手でコードを押さえて、(右手でジャラ~ンと掻き鳴らす代わりに、)右手の親指の掌側で弦全てをブリッジ寄りで叩いて、ボ~ンという大太鼓のような音を出す奏法です。
小太鼓は想像して頂くのが難しいのですが、5弦と6弦を7フレットあたりで無理矢理寄せてきて交差させ、、左手の人差指で押さえます。この状態で6弦を弾くと、巻弦同士が当たって小太鼓のような音がでます。1弦、2弦でメロディを弾きながら、親指で小太鼓のリズムを鳴らすのですが、特殊奏法です。
試聴を探したのですが、なかなかないですね。もし、タレガの「演奏会用大ホタ」をどこかで見付けましたら聴いてみて下さい。上記太鼓の他、特殊奏法のオンパレードで楽しい曲です。(弾く方は大変ですが。)
by nyankome (2007-02-17 11:13) 

たかのり

大きな括りでフランスものと言いましたが、シャルル・アズナヴールは、「シャンソン界最後の巨匠」と呼ばれるフランスの国民的大物歌手です。

Ceciliaさんは、鋭いですね。
アニメ機動戦士ガンダムの劇中人物シャア・アズナブルの名前は、シャルル・アズナヴールから取られたようですよ。

赴任先は、地理的に南会津ですかね。常勤ですが、二校教えることになりそうです。
どんなところかは、ブログに画像付きで書きますね。

それでは、また。
by たかのり (2007-02-17 11:53) 

Cecilia

nyankomeさん、再コメントありがとうございます!
詳しいご説明で何とか理解できました。
まだ探していませんが、NAXOSを見てみたいと思っています。
by Cecilia (2007-02-19 08:09) 

Cecilia

たかのりさん、再コメントありがとうございます!
最近までシャンソンに疎かったので知りませんでした。(知っているのはイブ・モンタン、越路吹雪、ピアフ・・・くらいでした。)
この名前でバッチリ覚えましたので、また聴いてみたいです。

南会津とは・・・桧枝岐村あたりしか浮かんできませんが・・・同じ福島県でも私の故郷とはだいぶ違うのでしょうね。
画像・・・楽しみにしています。
by Cecilia (2007-02-19 08:20) 

papchan

私もシャルル・アズナブール大好きです。今指導している合唱団で、「詩人が死んだ時」という彼の曲をやっています。この詩人というのはアズナブールの尊敬する、(フランス人全員が尊敬する)ジャン・コクトーのことです。「帰りこぬ青春」「ラ・ボエーム」とかはお気に入りです。ちなみにプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」も大好きでビデオ・DVDと目にとまるものを買っていました。(笑)
by papchan (2007-02-19 23:38) 

papshan

Ceciliaさん、またまた嘘をついてしまいました。「詩人が死んだ時」はジルベール・ベコーでした。ややハスキーな声で、声をはっ歌うシャンソン歌手です。アズナブールは早口で語るように歌います。シャンソンが大好きでなかでもアズナブールがお気に入りでした。もし聴かれるなら先ほどの2曲を是非!
by papshan (2007-02-20 00:18) 

Cecilia

papchanさん、コメント&再コメントありがとうございます!
合唱指導をしていらっしゃるのですか?
・・・ご専門は声楽でいらっしゃるのでしょうか?
ジャン・コクトーもいいですよね~。
ここのところフランスのバロック・ロココ音楽の話題ばかりでしたが、フォーレやドビュッシーなどの近代歌曲(Melodie)が好きなので、ヴェルレーヌやボードレールなどももっと読みたいなあと思っています。
サティも大好きです。
・・・でリュリにはまった私は更にモリエールやラシーヌも読まなければ・・・と思っています。
それもフランス語で読むのがベストなのでしょうけれど・・・つくづく学生時代第二外国語でフランス語を取ったのにいい加減に勉強したことが悔やまれます。
モリエールは実在したシラノと接点があるようですが?

シャンソン・・・といえば子供の時宝塚でよく聴いた覚えが・・・。(日本語で)
by Cecilia (2007-02-20 08:20) 

papchan

ハイ声楽を専攻していました。なんと3回生の前期試験にフォーレの「夢のあとに」を歌いました。ただたんにフランスものを誰も歌っていなかったので選びました。試験後フランス歌曲をよく取り上げていた先生から「あなたは誰の門下生?」って聞かれました。上手く歌ったのか?メチャクチャなフランス語だったのか?分かりませんが、すごく印象に残っています。中学・高校の教師をしていた時代に、合唱指導に必死で打ち込んでいました。(笑)大変だったけど楽しかったですよ。
Ceciliaさんのお部屋は専門的なことやマニッヤックなことやいろいろとあって面白く拝見しています。これからもよろしく。
by papchan (2007-02-21 00:01) 

Cecilia

papchanさん、再コメントありがとうございます!
「夢のあとに」は私も去年本番で歌いました。
音大在学中にフランスものに取り組む人は少なそうですよね。
(私は音楽専門学校だったので音大の事情はわかりません。)
きっとpapchanさんはお上手だったのですよ!
うちの娘は転校前に兵庫県のある小学校のコーラス部に所属していていろいろコンクールにも出ましたが、伴奏も体験させていただきました。
今思えば良い思い出なのですが、あの頃は親子共にきつかったです~!
私のブログはマニアックですか・・・?
自分でもそう思います。(苦笑)
マニアックなのは音楽だけではなかったりして・・・。
いつもコメントありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。
by Cecilia (2007-02-22 09:03) 

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