Footloose [映画]
先日記事にした「ジェーン・エア」同様、中古で買ったビデオの中に「フットルース」があります。
私のブログでは主にクラシック音楽のことばかり書いていますが、私は家では家族が聴くロックやポップスもたくさん耳にしています。
しかし自分が聴くのはほとんどクラシックと言ってよいでしょう。
こんな私が一時期ロックにはまったことがあるのですが、それが「フットルース」の中の音楽でした。
数曲ですが試聴できます。
この中の曲は全てヒットしたそうです。
(この中のHolding out for a Heroは日本語で青春ドラマにも使われていたのでお馴染みでした。)
カセットテープを友達にダビングしてもらって、大学の行き帰りにウォークマンで聴いていましたが、その中でも特にケニー・ロギンズのテーマソング(Footloose)とI'm Freeが好きでした。
ケニー・ロギンズの名前を知ったのは田中康夫さんの「なんとなくクリスタル」でした。
この中ではじめのほうで、朝からケニー・ロギンズを聴くと”タイトでハップな気分になれる。」とかいう表現があったと思います。
それが頭に多少残っていたせいもありますが、当時ケニー・ロギンズにはかなりはまりました。
それで購入したのがこのCD(テープで購入しましたが)です。(試聴できます。)
よくわからないで購入しましたが、これも何度聴いても良いです。
"Footloose"も"Vox Humana"もドライブの時にぴったりです。(私はドライブの時にクラシックをかけると聴き入ってしまって運転が遅くなるのです。)
そして・・・ロックとはあまり関わりのない私も一度だけディスコというところに行ったことがあります。
そこに行ったのも、大学の聖歌隊メンバーという顔ぶれだったのです!
基本的に聖歌隊には真面目で優等生的な人が多かったので、私以外も踊り慣れていない人ばかりでしたが、私などは踊りもせずに食べてばかりだったのですよ~!
私はあのような場所に行っても熱くなれないタイプなのですが、冷静に観察しても、「フットルース」のレンのように格好良く踊れる人はいませんでした。
そういえば随分前に小学校のクラス会でディスコのようなところに行ったことがありますが、貸し切り状態だったのでI'm Freeをリクエストできました。(大体曲を知らなかったので、これとスティービー・ワンダーの曲くらいしか思いつかなかったのです。)
私がロックのコンサートに行ったのはケニー・ロギンズのコンサート一度だけです。
話を映画に戻しますが、この映画は音楽はヒットしたけれど、内容はイマイチという意見が大多数ですが、私は内容が結構好きです。
そもそも素晴らしく格好いい曲のオンパレードなのに、舞台はアメリカの田舎、保守的なキリスト教の町です。
田舎の不良たちもやることが何だか素朴です。(トラクターで戦うチキンレースとか。)
私はどうしてもこの保守的キリスト教・・・という視点からこの映画を見てしまいます。
ダンスも音楽(ロック)も禁じられた町で、その先頭に立って町の人々を指導している牧師・・・彼は事故で息子を亡くしているので、命がけで若者を救おうとしています。
だから私はこの牧師が憎めません。(・・・というか心から良い人だと感じますね。)
そしてまた、静かな微笑を浮かべて彼を支える牧師夫人、何気なくすごいことを言っています。
そして主人公のレンですが、この保守的な町にやってきた「よそ者」である彼は町の「物が言えない雰囲気」に立ち向かって戦っていきます。
レンが倉庫でアルバイトをしている場面などから彼の真面目さを感じますし、この映画は非常に真面目に作られた映画・・・と感じますね。
何歳になっても好きな映画です。
思い出の映画なのですね。
音楽は聴きましたが、映画は観ていないです。
アメリカの青春映画にはダンス・パーティーがつきものですね。
私もディスコは大学生の時何度か行きました。懐かしいです。
by nyankome (2007-03-01 21:00)
なるほど。保守的なキリスト教の町・・・という視点をしっかり持って観れば、奥行きの深いテーマだったのですね。
つい(ダンス禁止なんてありえな~い!)と思ってしまって、そういう(嘘っぽいシチュエーション)の映画だと思い込んでいました、今まで。
でも、思えばアメリカには『ハリー・ポッター』シリーズは魔女礼讃の本だから読んではいけないという州(町?)があるそうですから、(ダンス禁止の町)というのも有り得る話なのでしょうね。
ちょっと視点を変えて、また観てみようかな・・・と思いました。
ケビン・ベーコン好きだし・・・。(^^;
by びっけ (2007-03-01 23:16)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
是非観てください。
これはダンス映画ですがサタデー・ナイト・フィーバーなんかよりずっとおもしろいと思っています。(この辺は入り込めなくてあまり観ていません。)
すごく健全な内容だな~と改めて感じました。
by Cecilia (2007-03-02 08:30)
びっけさん、nice&コメントありがとうございます!
保守的キリスト教(=キリスト教右派)についてはこちらをご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99%E5%8F%B3%E6%B4%BE
ご覧いただいたらわかると思いますが、(彼らが思うところの)退廃的なものや堕落させるものを禁止しているのですね。
アメリカには他にもアーミッシュというクリスチャン達もいて、いまだに
18世紀の暮らし方を貫いている人たちもいますから(こちらも禁止事項多いです。私も以前ブログで書きましたが。)、この映画の「ダンス禁止」・・・あり得ない設定ではないのです。
そしてブッシュさんの支持母体が保守的キリスト教の人々なのですね~。
映画の中の牧師は町の人たちが本を燃やしている場面で忠告していますし、凝り固まった人ではないですね。
こういう内容だとキリスト教右派を茶化してもおかしくないですが、愛情も込めて描いていると感じます。
更にエリエルのアドヴァイスでレンが聖書を引用して主張する場面がありますが、保守的キリスト教の人々は逐語霊感説(聖書の言葉は一言一句神の霊感によって書かれていて間違いがない)ですので、ここで聖書を持ち出した・・・というのも非常によく納得ができます。
by Cecilia (2007-03-02 08:48)
フットルースだ!!
友達とよく聞きましたよ。
貸しレコード屋で借りてダビングしましたよ。
懐かしいです。
昔テレビで放送したとき吹き替えはマッチでしたね。
激怒した覚えがあります。
by imari♪ (2007-03-08 11:47)
伊万里さん、nice&コメントありがとうございます!
貸しレコード屋・・・ですよね。当時は・・・。
レンは高校生なのに車で登校・・・!
すごいですよね。
でも中学生で(しかも日本で)外車を乗り回し、「ハイオク!」と頼む花形満(巨人の星)はもっとすごいかも・・・。(しかもフットルースより何年も前の話しだし・・・)
by Cecilia (2007-03-08 13:15)
こんにちは。
Vox Humana、昔、ちょっと好きだった曲でした。
最近、ケニーロギンス、ききませんね。。。
どこ行っちゃったんだろう?
(私が知らないだけかな?笑;)
by YaCoHa (2007-09-06 00:24)
Yakohaさん、はじめまして。
nice&コメントありがとうございます!
もしかしてびっけさんのところから来られたのでしょうか?
昨日そちらの記事を拝見させていただきました。
niceのことに関して去年思うことがあり記事を書きました。
後ほどそちらにコメントさせていただきますね。
Vox Humanaは今でも車でよく聴きます。
この曲に対するコメントは初めてでうれしく思いました。
ケニー・ロギンスのオフィシャルサイトがあるんですよ!
http://www.kennyloggins.com/
彼も年取りましたね~!
フットルース、時々カラオケで歌うのですが、うまく歌えません。
by Cecilia (2007-09-06 09:29)
こんにちは。
御指摘のとおり、びっけさんの記事から伺いました。(笑;)
私、失礼ながらアイコンを見て、ブログを拝見するかどうか決めています。
ケニー・ロギンス、写真見たら(失礼ながら)老けましたね・・・昔は「若いのにヒゲ伸ばして老けて見える~」くらいに思っていましたが、今は本当に・・・(以下省略。)カラオケでフットルース歌う方、初めて聞きました。(←カッコイイ!)
Vox Humana は当時流行っていたMTVを、やっと我が家にもついたビデオデッキに録って何度も観たので、「Vox Humana」の文字で当時を思い出しました。。。ああ懐かしや。。。
by YaCoHa (2007-09-06 23:05)
Yakohaさん、再コメントありがとうございます!
私のアイコンはどんなイメージでしょうか?
私にはもったいない上品な絵だと思っているのですが、多くの方からは堅苦しい印象を受けているのでは・・・と思う時があります。(聖人なので。)
カラオケでフットルース・・・うまくは歌えません。
やはり私にはアニメソングや抒情歌です。
本当にケニー・ロギンズ老けちゃって・・・!
詳しくは知らないのですが、歌を聴く限りではとても人間的に優れた方なのでは・・・と思っています。
by Cecilia (2007-09-07 02:23)