SSブログ

家なき娘 [読書]

前回の記事に関連しますが、今日は「家なき娘(少女)」の話題です。(私が読んだのは「家なき少女」という題でした。)

現在手元にないのですが、子供の頃の愛読書でした。

大好きだったのは”サバイバル生活”の場面。

棒か何かを使って島に行くのでしたね。

草で編んだ(葦だったっけ?)スペイン靴、野鳥の卵、魚(スズキ・・・という訳だった気が?でも考えてみたら海ではないのですからスズキではないですよね?)・・・とても魅力的でした。

 

(↓)前回の「家なき子」と同じ二宮フサさん訳の偕成社版です。(図書館で読んで引き込まれました。立ち読みもしていますがほしいです。)

家なき娘〈上〉 (偕成社文庫)

家なき娘〈上〉 (偕成社文庫)

  • 作者: エクトール マロ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本

家なき娘〈下〉 (偕成社文庫)

家なき娘〈下〉 (偕成社文庫)

  • 作者: エクトール マロ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本

 

 

岩波文庫からも出ていますね。

家なき娘 上―アンファミーユ

家なき娘 上―アンファミーユ

  • 作者: エクトル・マロ, Hector Malot
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1941/08
  • メディア: 文庫

家なき娘 下―アンファミーユ    岩波文庫 赤 576-2

家なき娘 下―アンファミーユ 岩波文庫 赤 576-2

  • 作者: エクトル・マロ, Hector Malot
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1941/11
  • メディア: 文庫

降龍十八掌さんも「家なき娘」について書いておられますが、このお話がアニメ「ペリーヌ物語」の原作だということを知らない人が結構いらっしゃるのですね。

先日Yahoo動画で「ペリーヌ物語」を11話まで見ました。

ペリーヌ物語(1)

ペリーヌ物語(1)

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2000/03/25
  • メディア: DVD

原作ではパリに入るところから始まるのですが、アニメは父親が亡くなった後のボスニアの旅の場面から始まっています。

無料で見れるのは11話までで、そこでもまだ場面はイタリア。

パリまでが結構長いと感じました。

原作にない設定と言えば、小犬のバロンもそうですね。(笑)

「母をたずねて三千里」のアメデオ(猿)、「愛少女ポリアンナ」のチップマック(りす)・・・と原作にないマスコットキャラが出てくることが多いですね。

私は「ペリーヌ物語」をリアルタイムで見た記憶はあるのですが、昔はそれほど見ていなかったようです。

再放送で見る機会もなかったし(最後のほうはNHKBSで何年か前に見ています。)、今回初めてじっくり見たような気がします。

ペリーヌのお母さん、原作では最初にちょっと出てくるだけなので上品な婦人という印象しかありませんでしたが、アニメの浅黒い顔、サリーでインド人の血が入っていることを思い出しました。(・・・ということはペリーヌにもインドの血が・・・。)

それから写真を現像する場面が多く、詳しい描写もすごいと思いましたが、馬車に水を入れる樽がついていて、水汲みの場面、樽が壊れる場面などから水がないとどんなに困るかというのがよくわかりました。

私は原作派なので原作にない話が入るのがあまり好きではないのですが、「ペリーヌ物語」に関して言えば、延々と続く旅の場面はけして無駄でないどころか、視聴者である子供たちを物語に引き込む大切な役割を果たしているように思えました。

前回「家なき子」で書いた不自然な変更ではなく、原作から想像できる範囲での付け足し・・・という気がしました。

テーマソングは私の得意な大杉久美子さんの歌です。(大杉久美子さんが歌う曲はどうも私に合うらしく必ず高得点が取れます。)

そういえばアニメではその場面を見ていませんが、お母さんが病気になって薬屋さんで”キナ鉄ぶどう酒”を買う場面がありますが、どんなものか子供の頃から気になっていました。

 

アニメの後半部分についてはHINAKAさんが素晴らしい記事を書いていらっしゃいます。(こちらこちら

 

 


nice!(4)  コメント(11)  トラックバック(0) 

nice! 4

コメント 11

Cecilia

たねさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-14 10:23) 

シズコ

こんにちは。シズコです。また遊びに来ました。
ペリーヌ物語、私もリアルタイムで見てましたよ~ん。「ルンルン、ルルルルンルン、はっるの風が~やさ~しっく~♪」ってテーマソングですよね。
Ceciliaさんと多分、同じ世代みたいな気がしますー。
木下牧子って、新川和江の詩にもメロディーつけてたんですね。木下牧子は私が大学卒業してからぶわっと流行ってきた作曲家さんでした。私は高校時代は高野喜久雄+高田三郎の曲で来たんです。どちらも故人になられましたけど、高田三郎先生の「ピリピリした指導」が懐かしいです。油断して歌うとスリッパぶん投げられましたから。(苦笑)
福島は合唱王国ですね。FMCから福島高、安積女子高、会津高校・・・懐かしい名前が浮かびます~♪
by シズコ (2008-02-14 15:14) 

HINAKA

HINAKAです。

Cecilia様

またまた過分なお褒めのお言葉、痛み入ります。
とにかく、アニメ版「ペリーヌ物語」は名作アニメ史上の最長作品でありながらも、各話にこのクオリティを持たせたことが、奇跡に近い偉業だと思います。そしてクライマックスの大団円と、それに連なるハッピーな後日談!
何かもう、文句無しです。

その内に、この後日談についてもう少し、書き込もうかな?などと、企んでいます。
もちろん、「トラップ一家物語」も、忘れていませんが……最後に、こちらのRSSにこのブログを登録させていただきました。
今後とも、宜しくお願い致します。という訳で?早く、エマの原作マンガを読み切りましょう!

では今回はこれで、失礼させていただきます。
by HINAKA (2008-02-14 18:46) 

nyankome

「ペリーヌ物語」、リアルタイムで見たことがあるような気もします。
私が、中学生~高校生の頃ですね。
「家なき娘」と「家なき子」は違うのですね。
by nyankome (2008-02-14 21:18) 

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-15 09:15) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
そうそう・・・そのテーマソングは覚えていたのですが、歌うほどには覚えていなかったのです。
でも最近見ていて蘇ったので、先週カラオケで歌いましたがばっちり90点台取れました。
でもエンディングのバロンの歌は飛ばして見ていた為歌えませんでした。
高田三郎さんのご指導を受けていたのですか!
高田さんってカトリックなんですよね?
私が使っている讃美歌でも高田さんの曲が多いのですが、カトリックの典礼聖歌は高田さんの曲が多いようです。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-11-07
それから最近「赤毛のアン」(アニメ)のことを書きましたが、テーマソングは三善晃さんだったのですね。
私は歌ったことないですが、合唱人で三善作品に馴染まれている方は多いですよね。
私は合唱王国福島出身でも、合唱が盛んでない地域の出身なんです。
私のほうは吹奏楽が盛んで、全国大会にバンバン行く学校が多い中、弱小吹奏楽部(中学)でサックスを、高校では器楽部(弦楽器中心で、管楽器を持っている子の入部が増えたのでオーケストラになった。)でヴァイオリンをやっていました。
ふるさとを離れてみていかに福島が合唱王国で、私の出身の市が吹奏楽王国か思い知らされています。
by Cecilia (2008-02-15 09:34) 

Cecilia

HINAKAさん、コメントありがとうございます!
RSS登録していただいてありがとうございます!
私が以前「ペリーヌ物語」「トラップ一家物語」の記事にコメントさせていただいてもう2年半にもなりますが(早いですね~!)、思い入れのある文章がとても心に残っていました。
それからこの記事の前の記事に昔の「家なき子」のアニメも載せていますが、そちらの記事で書かれている「おにいさまへ」と同じ監督みたいですね。
それにしても・・・「ペリーヌ物語」「家なき娘」で検索するといろいろ出てきますね~。
いかにファンが多いかよくわかりました。
しかも!
ペリーヌのスペイン靴(エスカドリーユと言うらしいですね。)を実際に作ってみた方々が結構いらっしゃるのですね。(アニメのものと同じように)
私も作ってみたくなりました。
「エマ」に関して、オペラという切り口から記事が書けそうかなあ・・・と思っています。
でも全巻読み終わるまで待ちます。(ああ、待ちきれない・・・)
こちらこそよろしくお願いいたします。
by Cecilia (2008-02-15 09:46) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
自分が「当然誰でも知っているだろう。」と思っていることが意外と世の中の常識ではないことが多いのはよくあることですが、この件で更に実感しました。
逆に自分が知らないことも多く、それを公表するのがためらわれたり・・・ということもよくあります。(苦笑)
「家なき子」「家なき娘」・・・必読の古典だと思っていましたが、うちの娘達は全然よんでいませんね~。
by Cecilia (2008-02-15 09:51) 

Cecilia

らるさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-15 09:52) 

ことなりままっち

私はこれが「ペリーヌ」の原作だということを知ったのはかなり後でしたね。
アニメは見ていました。
実は中学の頃の数学の先生がペリーヌの大ファンの方で(男性なのですが)月曜日の数学の授業の始めはペリーヌの話だったことを覚えています。しかしすでに話の細部は忘れている…。

ところで、名作劇場シリーズをBSで見直していて感じるのですが、マスコットの動物が結構大きな扱いになってますね。(原作にないものが多い)ペリーヌのバロン、「母をたずねて三千里」のアメデオとか。あ、「レ・ミゼ」ではシュシュというでかい犬が出てきます。コゼットの心のよりどころらしいです。
by ことなりままっち (2008-02-15 17:33) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
シュシュですか?
何だかドビュッシーの娘みたいな名前ですね~。
動物がいるとやはり子供たちがお話に親しみを感じるのでしょうか?
キャラクターグッズを販売する上では欠かせない気もしたりして・・・。
でもリアルタイムで放送されていた頃はこのアニメのキャラクターグッズも出ていませんでしたよね。
私たちの世代はターゲットにされている気がしますね~。
つい懐かしくて買ってしまうことがよくあります。
個人的には原作にないキャラはちょっと・・・なのですが・・・。
でも確かに一人旅をするかわいそうな主人公にお供の動物がいたら慰められるだろうとは思います。
by Cecilia (2008-02-16 13:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

家なき子ポリアンナ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。