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黒い目のレベッカ [読書]

ここのところアニメの名作劇場に関連して”家庭小説”と呼ばれるジャンルの作品のことを思い出していますが、急に「黒い目のレベッカ」を思い出しました。

「少女レベッカ」とも言うそうですが、私が読んでいたシリーズには「椿姫」「バレエ物語」・・・などがあったと思います。(このシリーズです!)

黒い目のレベッカ

黒い目のレベッカ

  • 作者: ウィギン
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1973/08
  • メディア: 単行本

  

おそらくこれが私が読んでいたものでしょう。

少女レベッカ

少女レベッカ

  • 作者: ケート・D・ウィギン, 大久保 康雄
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1971/05
  • メディア: 文庫

少女レベッカ

少女レベッカ

  • 作者: ケート=ウィギン, 福島 正実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: -

少女レベッカ (1955年)

少女レベッカ (1955年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 秋元書房
  • 発売日: 1955
  • メディア: -

少女レベッカ (1979年)

少女レベッカ (1979年)

  • 作者: 関 七美
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1979/01
  • メディア: -

少女レベッカ

少女レベッカ

  • 作者: ウィギン, 関 七美
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2000
  • メディア: -

このようにいろいろ出ていますね。

記憶が朧なのですが、孤児レベッカが叔母さんに引き取られたお話です。

「赤毛のアン」みたいに夢見がちで空想癖がある文学少女だったと思います。

叔母さんも「ポリアンナ」のポリーおばさんや「赤毛のアン」のマリラタイプで、レベッカには地味で”おとなしやか”であることを望んでいます。

私、この作品では布地の名前に興味を持ちました。

”ギンガム”と”寒冷紗”です。

”ギンガム”がどんなものか当時小学生だった私も知っていましたが、おばさんがギンガムで作ってくれたよそいき用のお洋服を着てしまって叱られる場面があったと思います。

それから”寒冷紗”・・・これって洋服用の布ではないのですが(間近で見たことないです!)、レベッカはこれで女神か何かの衣装を作ってお祭りで着るのですね。(これで又おばさんに叱られるのですが。)

でもこのお話のおかげで私には”寒冷紗”ってとても素敵な布のように思えるのですね。

今でも憧れています。(笑)

園芸に使う布と知って、がっくりです。

だからこそおばさんが激しく叱ったのでしょうけれど・・・。

あと私が読んだ本の挿絵ではレベッカが特別な授業(視察官みたいな人が来ていたと思う。)で、アメリカ国旗がなびいている様子をチョークで美しく描いて褒められる場面があって、それもとても印象的でした。

あと、貧しい家の子たちのために石鹸を売る話がありましたね。(これも叱られていた。)

最後におばさんの家が貧乏になったように記憶しているのですが(そこらへんも「赤毛のアン」と共通しますね。)、いい雰囲気の男性から「あなたは春の女神プロセルピナのようだ。」と言われていて、”プロセルピナ”にも憧れました。(後に”ペルセフォネー”のことだと知りました。)

厳しいおばさんもだんだんレベッカのよさがわかってきていて、最後の頃は頼りにしていたと思います。

この話には続編があるようですが、是非読んでみたいものです。

ちなみに”レベッカ”(Rebecca)は旧約聖書の”リベカ”からきた名前ですよね。(私は”リベカ”のほうが好き!)

レベッカというバンドがありましたが、どうもこのお話からつけられた名前みたいですが・・・。(結びつかない!)

シャーリー・テンプル主演で映画になっているようですが・・・。(イメージが合わない!)


(追記)

こちらにも情報がありました。

こちらを見て、叔母さんが二人だったことを思い出しました。

 

 

 

 


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コメント 4

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-15 12:26) 

佳緒

”寒冷紗”…どんな布なのかしら~、って想像がふくらみますね。

私も子供の頃、本を読んでいて気になるアイテムが出てくると、頭の中でどんなものなのか想像して憧れたりしていました。

「赤毛のアン」で思い出すのは「ふくらんだ袖」ですね。
アンが憧れる袖がふくらんだドレス、私も着てみたいな~と思ったり。

あとは有島武郎の「一房の葡萄」に登場する、舶来物の「洋紅色の絵の具」も印象深い憧れのアイテムです。
最近になって「洋紅色」がどんな色か知りましたが、話を読んで自分で想像していた感じと、実際の「洋紅色」は結構イメージが違っていましたね(笑)
by 佳緒 (2008-02-16 16:06) 

Cecilia

佳緒さん、nice&コメントありがとうございます!
「一房の葡萄」、結構好きでした。
「洋紅色」・・・どんな色なのでしょうね。
ふくらんだ袖・・・今でも憧れています。
作り方がないか・・・と思うほどです。

それと大学時代も友達とよく話題になったし、今でも長女とよく話題にするのですが、「結核」に憧れたり!
不謹慎かもしれませんが「椿姫」などの影響で何だか美しいイメージがあるのですよね。
「アルプスの少女・ハイジ」のクララの車椅子にも憧れていましたが、実際に乗ってみた車椅子はあんなクラシカルなデザインでなくてがっくり・・・でした。
by Cecilia (2008-02-16 16:34) 

Cecilia

U3さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-16 16:47) 

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