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「サウンド・オブ・ミュージック」と「トラップ一家物語」 [読書]

なぜか今日は”シンプルな入力”しかできないのですが、どうしたのでしょう??

高校の時、英語の授業はリーダー(講読)とコンポ(英作文)がありましたが、2年生の時はそのリーダーも二種類ありました。(追記:グラマーもありました!)
速読を目的としたものと普通のものです。
教科書は文英堂のUnicornだったのですが、その二つのリーダーの授業でUnicornの二つの教科書を使いました。

いろいろと思い出はあるのですが、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のシナリオ(正確には舞台用)と原作に触れることができたのがとても良かったです。

確か速読のほうで原作だったはずです。

それまでもテレビで「サウンド・オブ・ミュージック」が放送されると姉と二人で欠かさず見たものです。
(当時実家ではテレビの部屋は祖父母の寝室のそばで、深夜にテレビを見るなどもってのほか!
音を極力小さくしてこっそり見ていましたが、祖父母に気を遣う母に見つかって叱られた時の悔しさ!)

それから1度は映画館で見ています。(「大草原の小さな家」のローラ役のメリッサ・ギルバート主演の「奇跡の人」と一緒に上映されていました。当時私はテストの点が良いと母に映画に連れていってもらっていました。)

とにかく、子供の頃から映画版に親しんできた私です。

高校のリーダーで原作まで読めたのは(もちろん部分的にですが)非常にラッキーでした。

映画に関してはここで深く触れる必要がないほど有名な作品ですが、今では原作を読まれている方も相当いらっしゃるのでは・・・と思いますが、まだまだそれほど広く知られてはいないのでしょう。
でも実話に基づくお話だということは知られていると思います。

映画を見るとトラップ一家は合唱一家のように思えますが、実在のトラップ一家は歌だけでなく、ヴィオラ・ダ・ガンバやリコーダーなどの古楽もやっています。

古楽・・・といえば今でこそ盛んですが、あの当時やっていた・・・というのはかなり最先端だったのではないでしょうか?

それから原作を読むとロッテ・レーマンという往年の名歌手の名前も出てきて興味深いです。

それから私にとっては音楽だけでなくキリスト教という視点からも興味深い一家です。

映画でもそうでしたが、原作を読むといかにこの一家が信仰深かったかというのがよくわかります。

高校の英語の授業では(公立高校でしたが)、文中に聖書の引用もあったことから、一般教養として聖書を読むことを薦められた・・・というのがとても心に残っています。

"In dulci Jubilo"の歌を子供たちと合唱していたら、キャプテンが驚いた・・・という場面がありました。

私が一昨年のクリスマス前にこだわって特集していたあの曲です!

今まで気が付きませんでしたが、昨日借りてきて読んで「あっ!」と思いました。

映画ではキャプテン(大佐)は「ドレミの歌」に感動するのですが、実際には"In Dulci Jubilo"だったのですね~!

さて・・・以前関西でミュージカル「トラップ一家物語」を観る機会がありました。

これは自分から観たい・・・と思ったわけではなく、当時お世話になった声楽の先生が企画にかかわっていらっしゃったホールで上演されたためです。

次女が生まれた直後で1994年ですね。

このミュージカルはアニメ「トラップ一家物語」に基づくものでしたが、当時の私はアニメを観ていなかったので、どうせお子様向き・・・と全く期待していなかったのでした。

実際に観てみて驚きました。

高校の時にリーダーで学んだ実話が出ているではありませんか!

しかもナチスによってオーストリアが占領されている部分がかなり強く出されていると思いました。

映画より原作に近いと思いました。

アニメを見たのはそれから何年か後でした。

NHKBSで毎日欠かさず・・・に近いレベルで見たと思います。

ほぼ原作どおりに作られていると思います。

サウンド・オブ・ミュージック (Modern Classic Selection)

サウンド・オブ・ミュージック (Modern Classic Selection)

  • 作者: マリア・フォン・トラップ, 谷口 由美子, Maria Augusta Trapp
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection)

サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection)

  • 作者: マリア・フォン・トラップ, 谷口 由美子, Maria Augusta Trapp
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本

トラップ一家物語(1)

トラップ一家物語(1)

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2002/03/25
  • メディア: DVD


サウンド・オブ・ミュージック (ベストヒット・セレクション)

サウンド・オブ・ミュージック (ベストヒット・セレクション)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: DVD


「トラップ一家物語」のアニメに関して最近もみどさんが書かれていましたし、HINAKAさんも以前書かれていました。

今日はなぜかシンプルな入力しかできませんので、コメント欄にリンクさせていただきます。


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コメント 23

Cecilia

みどさんの記事です。
http://blog.so-net.ne.jp/midopon3106/2008-01-07

HINAKAさんの記事です。
http://blog.so-net.ne.jp/aonow/2005-09-18
by Cecilia (2008-02-16 15:19) 

U3

お久し振りです。
TVで以前実在のその人達の特集をしておりましたね。
by U3 (2008-02-16 16:44) 

Cecilia

U3さん、nice&コメントありがとうございます!
そうですか!
テレビの特集は見たことがないのですが、この一家の生き方には大変感銘を受けました。
by Cecilia (2008-02-16 16:46) 

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-16 18:25) 

HINAKA

HINAKAです。

わざわざ御紹介いただいて、ありがとうございます。
ついでですので、御指摘いただいた記事をトッラク・バックさせていただきますネ。

それにしても、原作を読まれたとは、羨ましい限りです!
その原作に出て来て驚かれたという「ロッテ・レーマンという往年の名歌手」は、アニメ版の『トラップ一家物語』にしっかり出て来て、重要な役目を果たしますネ。アニメ版が、かなり原作に忠実(と言うことは、事実に近いということでしょう)だということがわかります。

アメリカのあのドレミの歌が出て来るミュージカル版及び、それを元にしたロバート・ワイズ監督の有名なミュージカル映画版は、どちらも素晴らしい作品だと思います。
作品に原作とは異なるオリジナル部分が多くても、これはこれで優れた作品だと確信しています。ナチスに追われた家族を庇う、修道院の尼さん達の行為と言いようが、実にいい味を出していますが、この人達も映画版では名の通った名優だそうです。しかも、歌は別の歌手が歌っているとか……。
とにかく、この作品を本当のザルツブルクでロケしたことは、見事としか言い様がありません。このロケのことは、今でもザルツブルクでは語り草だとのことです。ジュリー・アンドリュースのハマリ役と言っていいと思います。

書き始めると、キリがありませんネ。
いつかまた、自分のブログで話題にしたいと思います。

それでは、今回はこれで失礼致します。
by HINAKA (2008-02-16 19:05) 

Cecilia

HINAKAさん、nice&コメント&TBありがとうございます!
ロッテ・レーマンのCDを載せた記事があります。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-08-03-1
残念ながら試聴はできないのですが、私がいつも聴いているNAXOS MUSIC LIBRARYで何枚か聴くことができます。
ロッテ・レーマンは声楽関係の本によく出てきますし、日本人オペラ歌手でも影響を受けた人、指導を受けた人が多いです。
うっかりしていましたが、アニメにも出ていたのですね。(見たかもしれませんが忘れていました!)
ジュリー・アンドリュースは4オクターブの声が出るって昔聞いた事がありますがすごいですよね!
映画の素晴らしさは言うまでもないのですが、アニメ版を知らない人は多いと思います。
多くの人に知ってほしいですね。
by Cecilia (2008-02-16 19:14) 

euridice

こんにちは
私は映画を見たあとですが、「歌うトラップ一家」と「昨日も明日も永遠に」マリア・アウグスタ・トラップ著 小田部胤明訳中央出版社(1968刊)を読みました。特に後者は非常に内面的、キリスト教的な内容でした

ちょっとずれた内容の記事ですが、TBします。
by euridice (2008-02-16 19:43) 

Cecilia

euridiceさん、コメント&TBありがとうございます!
マリア・アウグスタ・トラップはマリアの娘ですね?
前妻の娘のマリアもいて混乱してしまいそう・・・。
ご紹介の本も読んでみたいです。

そちらの記事も興味深く拝見させていただきました。
偶然記事が「サウンド・オブ・ミュージック」繋がりでびっくりしました!
by Cecilia (2008-02-16 20:36) 

nyankome

この映画は何回か観ました。DVDも持っています。名作ですよね。
アニメを観たこともなければ、原作も読んだことがないです。
この時代にヴィオラ・ダ・ガンバにリコーダーは凄いですね。

さて私の高校時代、英語はリーダー、グラマー、コンポジションの3種類でした。理系でしたが、結構英語の時間は多かったように思います。
by nyankome (2008-02-16 20:37) 

euridice

Ceciliaさん
>マリア・アウグスタ・トラップ
この二冊の本の著者は、トラップ男爵夫人その人です。
by euridice (2008-02-16 20:43) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
そういえばグラマーがあったことをうっかり忘れていました!(苦笑)
アニメはとてもお勧めですが、時間的にも無理でしょうし(一応Yahoo動画で見れます。)・・・でも原作は図書館などにあると思いますので是非読まれることをお勧めします。
原作を読んでいるとバッハのモテットのことなど音楽面で興味深い記述が多いです。
それにルネサンスの声楽作品(合唱)もかなりやっているのですね。
やっぱりすごいです!
by Cecilia (2008-02-16 20:46) 

Cecilia

euridiceさん、再コメントありがとうございます!
そうでしたか。
ありがとうございます。
アニメのほうでは独身の時の名前”マリア・クッチャラ”というのが出てきてそちらは頭にあったのですけれど・・・。
「サウンド・オブ・ミュージック」の原作のほうも”マリア・フォン・トラップ”になっているので、”アウグスタ”というのが頭にありませんでした。
by Cecilia (2008-02-16 20:55) 

ピアノフォルテ

映画しか知らないわたしですが、幼少の頃ずっとレコードを聞いていました!
映画も何度も観て、どのナンバーも大好きです。
特に長女と郵便配達の青年のデュエットシーンが好きです。
振付もとても面白くてロマンティック!
「すべて山に登れ」は自分の披露宴で四重奏団にもお願いした曲です!
原作もマンガもおもしろそうですね。
by ピアノフォルテ (2008-02-16 21:58) 

かあか

サウンドオブミュージックは好きな映画です!何度かテレビで観ました。
原作はまだ読んでいませんので読みたいと思います!
いつもCeciliaさんの記事には自分の不勉強さを思い知らされ、また励みとなっています!ホントにありがとうございます!
by かあか (2008-02-16 22:51) 

Cecilia

ピアノフォルテさん、nice&コメントありがとうございます!
披露宴に「すべての山に登れ」ですか!
しかも四重奏団(弦楽ですよね?)ですか!
いいですね~。
リーズルとロルフのデュエットシーン、振り付けも好きですが晩餐用のドレスとガラス張りの東屋に憧れました。
実はボーカルスコアを持っています。
リコーダーサークルで何曲かアンサンブルしたことも。
by Cecilia (2008-02-17 09:56) 

Cecilia

かあかさん、nice&コメントありがとうございます!
かあかさんならこの中の曲を歌う機会も多いのでは?
ボーカルスコアを持っていますが、それをもとに長女が幼稚園の頃のPTAコーラスで「ドレミの歌」をフルヴァージョンで歌ったことがあります。
私は伴奏でしたが、楽譜がやたら見にくかった記憶が・・・。
ちなみにドレミの歌の歌詞は原曲のほうが好きです。
アニメの歌もなかなかいいんですよ~。
原作を是非お読みくださいね~。
by Cecilia (2008-02-17 10:01) 

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-17 10:01) 

みど

あ、リンクありがとうございます♡
by みど (2008-02-18 06:57) 

Cecilia

みどさん、nice&コメントありがとうございます!
そちらにコメントを・・・と思っていました。
テーマソングをこの前カラオケで初めて歌ってみましたが高得点が出てうれしかったです。
by Cecilia (2008-02-18 09:04) 

ことなりままっち

実は夫が「サウンド・オブ・ミュージック」のファンです。
(ハイジおたく、トムとジェリーおたくでもあります)
結婚前にこの映画のよさについて語られてしまいました。う~ん、ただの鉄ちゃんだと思っていたのだが…。

アニメはまだ見ていませんが、実は教育実習に行ったとき(私、教員免許持ってます)合唱部の指導で「すべての山にのぼれ」をやりました。あのときの生徒たちは元ネタが「サウンド・オブ・ミュージック」だって知らなかったみたいでした…。
by ことなりままっち (2008-02-19 14:47) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
「ハイジ」に関しては以前書きました。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2006-08-20
「トムジェリ」は娘達が大好きですが、ロッシーニのアリアとかがよく使われていますよね!
私も大好きです。

私が勤務していた高校で同期の音楽の先生が授業などで「サウンド・オブ・ミュージック」「メリー・ポピンズ」などを積極的に見せていましたよ。
by Cecilia (2008-02-19 14:59) 

Cecilia

Papalinさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-02-24 00:32) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-06 09:11) 

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