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若草物語 [読書]

「愛の若草物語」を11話まで見ました。


愛の若草物語(1)

愛の若草物語(1)

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD




原作の「若草物語」は昔うちにあった世界名作文学集(小学館?)のアメリカ編にあって愛読していました。

幼稚園か小学校低学年の時に映画館で観た記憶もあるのですが、映画はいろいろ出ているのでどれだったのかわかりません。

うちの娘達はこの本をあまり読んでいなくて、もっぱら「ガラスの仮面」の劇中劇として馴染んでいます。(「同様に「たけくらべ」も!)
よくべスの真似をして「まあ、なんて素敵なグランドピアノ!」という台詞で演技しています。(笑)

実は実家にはルイザ・メイ・オルコットの伝記(?)もあって比較しながら読んでいました。(「オルコット物語」という題名でしたが・・・)


「黒い目の少女レベッカ」でも布地の名前に興味があったと書きましたが、「若草物語」で心惹かれたのは”モスリン”です。

それとこのメグやジョーがよくやっている髪型のネットが気になりませんか!?

お母様の服装(アニメ)は「風と共に去りぬ」のメラニーの服装だ~と思いながら見ていました。(南北戦争のときだから当たり前ですね。)

女中のハンナはアニメでは黒人になっていましたが、私は白人のイメージで読んでいました。(どこかに黒人・・・とあったでしょうか?)


それはともかく・・・このアニメ、原作の話のはじまりは一体何話になっているのでしょう?

なかなかその部分に到達しません。

南北戦争に従軍している父の言いつけで、一家はおば様を頼って引っ越すのですが、11話ではまだメグが家庭教師の口を見つけるところなのです。

原作ではクリスマス前のところで始まっていますよね。(「貧乏って嫌ね。」というのはとても印象的でした。)

ベスとエイミーは幼すぎるイメージですが、原作では何歳くらいだったでしょう?

べスはピアノのない暮らしを仕方ないとあきらめていますが、テーブルの上で思わずピアノを弾いている気になってしまうほどの音楽好き、ピアノ好き!(おまけに猫が好き!)

アニメでもグランドピアノのシーンはどうなっているのか気になりますね~。


ところでオープニングとエンディングはおニャン子の新田恵利さんが歌っていますが、お世辞にもうまくないですね~。(そう思っていたらやはりそのことは評判だったようですが・・・。)
声の感じはうちにある石川秀美さんのCDの感じに似ていると思いました。(同時代の録音ですし、アイドルの歌い方は似たような感じだったと思います。)
他の名作劇場の歌はうまい人が歌っているのに・・・。

どうも15話から違う曲に変えられ、歌手も変わったようです。(不評だった!?)

声そのものはよいとして、発声法が悪いのはアイドルだから仕方ないとは言え、耐えられないのはとんでもないところで切る・・・ということでしょう。
息継ぎが大変で切りたくないのに切るしかないことはよくあるのですが、そうでないのに切ってしまっているんですね。(歌い始めてすぐに切る!)

もしかしてポップスの人はそうするように教育されているんじゃないか、と思うこともあるくらい、そういう切り方をする人が多いですよね!

自分で歌ってもやはりそういう切り方をするとポップスらしく聞こえるような気がします。

ちなみに石川秀美さんのある曲を(曲名忘れた。)うちの夫がエンドレスでかけることがしょっちゅうで、私たち家族は迷惑しています!(やっぱりそういう切り方をしています!)

私も息が長く続かないという悩みがあり、最近表声で歌えば長く続く・・・ということを知ったのですが、裏声で長く続かせるにはどうしたらよいのでしょうね。

まあ新田さんをはじめ、ポップスの歌で切るのは全く違う次元の問題ですが。





若草物語 (福音館文庫)

若草物語 (福音館文庫)

  • 作者: T. チューダー
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本




そうそう・・・

この小説の中にバンヤンの「天路歴程」が出てきたので長いこと気になっていました。
とてもありがたい話だと思っていたのです。
何年か前に教会で絵本ヴァージョンを読みましたが、あまりついていけない内容でした。


天路歴程 第1部 (1) (岩波文庫 赤 207-1)

天路歴程 第1部 (1) (岩波文庫 赤 207-1)

  • 作者: ジョン・バニヤン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/03
  • メディア: 文庫



天路歴程 第2部 (2) (岩波文庫 赤 207-2)

天路歴程 第2部 (2) (岩波文庫 赤 207-2)

  • 作者: ジョン・バニヤン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/03
  • メディア: 文庫



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コメント 13

すとん

 枝葉に反応してごめんなさい。

 実は、私、天路歴程は結構好きです。私が読んだのは、いのちのことば社版で、たぶん我が家の本棚を漁ると出てくると思います。 かなり古い訳でした。

 あれは今の感覚で読むと、確かに変ですし、ついていけないのも無辺ないかなとおもいますか、あれって、当時の聖画を言葉で表現したものだと思えば、理解しやすいと思います。

 当時、ヨーロッパ社会では、字の読めない人のために、様々な寓話を絵にしました。だから、ルネサンスからバロックの絵って、どこか説明的で暗号的なんですね。当然、聖書の話は聖画として、説明的に描かれました。

 そうやって、説明的に描かれた聖画を、その内容を今度は言葉で改めて説明したもの…それが天路歴程だろうと思います。

 それに天路歴程には、イギリスの児童文学に通じる、ある種のナンセンス(不思議の国のアリスやハリー・ポッターにもある、アレね)が濃厚ですね。そこを、それを楽しめるかどうかも、ついてゆけるかどうかのポイントになると思います。

 つまり、天路歴程って、信仰の本で、真面目な話をしているにも関わらず、その手口は極めて不真面目で、当時からしてもワヤヤな表現方法を使って語られているわけで、やっばりイギリス人って、一筋縄にはいかないところが、私にはラヴです。
by すとん (2008-03-26 18:42) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
まさか実際に読んでいる方からコメントをいただけるとは思ってもいませんでした!
しかもすとんさんがお読みになっていたとは!
私が読んだのはかなり古い絵本でした。
教会の本棚を整理する時にいただいてしまったような気もするのですが、あまり覚えていません。
福音館のこどものともシリーズと同じような大きさだったと思います。
そのおもしろさがきっと絵本では損なわれていたのかもしれませんね。
すとんさんお勧めとあれば読まないわけにはいかないような気がしてきました!
是非とも読みやすい訳で読んでみたいです!

by Cecilia (2008-03-26 18:55) 

nyankome

アイドル歌手の歌い方ってそうだったのですね。
いい歳になってもかつてのアイドル歌手ファンの同僚がいます。そういう歌い方がたまらないのでしょうね。
by nyankome (2008-03-26 21:28) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
アイドルでもうまい人はいますし、あまり気にならない人もいると思いますが、気になって気になって仕方がない歌い方でした。

>いい歳になっても

未熟なところが魅力なのかもしれませんね。
by Cecilia (2008-03-27 07:59) 

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-03-27 07:59) 

ことなりままっち

「若草物語」もかなり好きなお話でした。
アニメのベスとエイミーはかなり幼いですよね。原作だと多分、ベスは12~3歳くらい、エイミーは10歳くらいかなと思います。私は本が好きでお話を書くのが好きなジョーが好きでした。
しかし、最初にこの話を読んだのが多分10歳くらいだと思うので、「天路歴程って、何?!」と、ハテナマークがアタマに浮かんだきりだったのです。その後は読み返さなくなってしまったため、ナゾをまだ解いていません(笑)

私も、ハンナは黒人ではなく白人のイメージでした。アニメの中では、ローレンス氏のイメージとおばさまのイメージはぴったりでした。また、原作にはないエピソードがアニメにはあります。

そういえば、Wikipediaにも書いてあったのですが、新田恵理さんの歌はあまりにも不評だったそうです。破壊的な歌なので、うちではよくお笑いネタになっております。以前BS2で再放送していたので久しぶりに見ましたが、結構忘れているエピソードも多かったですよ。「こんな話だったっけ?!」なーんて。
by ことなりままっち (2008-03-27 17:32) 

降龍十八掌

私は映画で、2,3度見ました。
新人のころのエリザベステーラーがエイミーをやっていたようです。まったく存在感がなかたですが・・・

女中がいたかどうか?まるで記憶にありません。でも、夫が戦争に行っていたような気がするので、南部の話でしょうか。ならば、黒人かもしれませんね。
by 降龍十八掌 (2008-03-27 23:39) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
アニメの語りですが、幼いエイミーが「だ」調で語っているというのがかなり不思議な感じがします。
視点はジョーで語りはエイミーらしいですが・・・。
私も「天路歴程」の記述に関しては、今回の記事を書くまですっかり忘れていましたが、伝記的な話も読んでいて、そこにも出てきたのでごっちゃになっています。(自叙伝か伝記かよく覚えていません。)
確か貧乏のため「天路歴程」も売り払って、それを取り戻すためにオルコット(ジョーにあたる)が髪の毛を売って取り戻したんだったような気が?
戻ってきた時、お父様は病床で、本を抱きしめながら喜んでいた・・・という記憶があります。
これは「若草物語」にはないですよね?
もう一度きちんと読んで確かめなければ・・・。
うちにあった「若草物語」も世界名作文学・アメリカ編にあったもので、おそらく完訳だとは思いますが、全体が完全に入っていたのか、ちょっと気になっているんです。
昨日立ち読みしましたが・・・?
by Cecilia (2008-03-28 07:04) 

Cecilia

降龍十八掌さん、コメントありがとうございます!
私が観たのもそのエリザベス・テイラーが出ているものだったのでは・・・と思います。

お読みになればすぐにおわかりいただけますが、この一家は北軍のほうですね。
原作に黒人とあるのかどうかまだわかりませんが、北軍は黒人を使わないイメージがあるので、かなり驚きました。(北軍のほうでも黒人を全く使っていないわけではなかったのでしょうね。)
でも「風と共に去りぬ」を観ていると、南部の黒人達も北軍を敬遠していて、必ずしも解放を望んでいないように思えるのですが・・・。(もちろん旦那様が徳が高い・・・という前提があるのですが。)

by Cecilia (2008-03-28 07:32) 

アートフル ドジャー

若草物語・・・アニメや本より映画での印象が深いです。
by アートフル ドジャー (2008-03-28 10:24) 

Cecilia

アートフル ドジャーさん、nice&コメントありがとうございます!
アートフル ドジャーさんがご覧になったのもエリザベス・テイラーが出ているものでしょうか?
by Cecilia (2008-03-28 14:40) 

びっけ

私が小学生の時に読んだ本のさし絵も、女中のハンナは黒人ではなかったと思います。
アニメの「愛の若草物語」は見ていないのですが、アニメだと放送期間に合わせて、原作に無いエピソードを入れたりして、内容を膨らませるのかもしれませんね。
by びっけ (2009-12-25 01:35) 

Cecilia

びっけさん、nice&コメントありがとうございます!
そういえばこの小説はクリスマスシーンから始まっていましたね。
このアニメは結構良い作品なのではと思います。
原作にない部分も原作に沿って増やしているのではないでしょうか。



by Cecilia (2009-12-25 05:55) 

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