メイド帽
昨日早く眠ったので目が覚めてしまいました。(・・・で3時ごろアップしようと思いましたがやはりすぐに眠くなって後で追記しています。)
もう4月なのですね~!
ここのところ「エマ」がかぶっているような”メイド帽”が気になって仕方がありません。
”メイド帽”でいいのでしょうかね?
↑
まだ読んでいませんが・・・
”メイド帽”で検索してもメイドカフェ関連のことしか出てきません。
一体どんな言葉で検索すればよいのか、正しい名称は何なのか・・・とても気になります。(英語でなんと言うのでしょう?)
ぱっと見た感じはシニヨン(お団子ヘア)にかぶせるシニヨンカバーの大きいヴァージョンですよね!
私が仕事していた頃つけていたら、同期の男性から「ドアノブみたいだ。」と言われました。
今でもバレエやっている子なんかがよく使いますが、ドアノブみたいなのはあまり見かけませんね。
当時はドアノブ型シニヨンカバーが流行っていたのですね。
”メイド帽”って本来はメイドが髪の毛をきちんとまとめるためのものだったのでしょうけれど、すっぽりかぶさるタイプ(これをかぶっているメイドもいますよね。ナイトキャップみたいですよね。)ならともかく、「エマ」に出てくるような小ぶりのものは全く実用性がないですよね。
こぶりのものはとても可愛いですね。
この”メイド帽”の中にシニヨンを入れてしまえば帽子もちょうど良い具合にふくらむのかもしれませんが、そうしていたのでしょうか?
「エマ」を見ていると、メイドは低い位置で髪を結っていることがほとんどですが、そういうものだったのでしょうか?
でもそうだとすると、あの”メイド帽”の中にはシニヨンがないので、「下手するときれいにふくらまないのかな~?」、とか「もともと浅いつくりになっているのだろうか?」とかしょうもないことで疑問がとめどなく湧いてきます。(笑)
実際コスプレ用などに出回っているものはいろいろなのですが、コスプレをする人は19世紀のメイドの髪型をするわけではないので、あまり参考になりません。
”メイド帽”といえばキティちゃんのママがこんなやつをかぶっていますよね!
今気になったのでピーターラビットシリーズの「まちねずみジョニーのおはなし」を見ました。
”こまづかいのセーラ”が出てくるので。
でもセーラの絵はなくて女性のコックさんの絵が出てきます。
料理担当のメイドですね!
(原語では何と書いてあるのでしょう!?)
でもこのコックさんは髪を高い位置で結っていて(見た感じは”二百三高地まげ”。)、”メイド帽”はかぶっていません!
メイドが出てくる手持ちの本では一番ヴィクトリア朝に近い時期の挿絵なのですが・・・。(ビアトリクス・ポターはビクトリア朝に少女時代を過ごしています。ジョニーの話は彼女の作品の中ではかなり後期のものなのでメイドの服装も変わっているのかもしれません。)
メイドが出てくるお話・・・といえば、「ハイジ」のティネッテ(チネッテ)!
こちらはドイツですが、「エマ」にもドイツのメイドが出てくるし、同時代ですよね。
うちにある本には残念ながらティネッテの絵がなかったのですが。(かなり当時に忠実な挿絵なのです。)
もう4月なのですね~!
ここのところ「エマ」がかぶっているような”メイド帽”が気になって仕方がありません。
”メイド帽”でいいのでしょうかね?
↑
まだ読んでいませんが・・・
”メイド帽”で検索してもメイドカフェ関連のことしか出てきません。
一体どんな言葉で検索すればよいのか、正しい名称は何なのか・・・とても気になります。(英語でなんと言うのでしょう?)
ぱっと見た感じはシニヨン(お団子ヘア)にかぶせるシニヨンカバーの大きいヴァージョンですよね!
私が仕事していた頃つけていたら、同期の男性から「ドアノブみたいだ。」と言われました。
今でもバレエやっている子なんかがよく使いますが、ドアノブみたいなのはあまり見かけませんね。
当時はドアノブ型シニヨンカバーが流行っていたのですね。
”メイド帽”って本来はメイドが髪の毛をきちんとまとめるためのものだったのでしょうけれど、すっぽりかぶさるタイプ(これをかぶっているメイドもいますよね。ナイトキャップみたいですよね。)ならともかく、「エマ」に出てくるような小ぶりのものは全く実用性がないですよね。
こぶりのものはとても可愛いですね。
この”メイド帽”の中にシニヨンを入れてしまえば帽子もちょうど良い具合にふくらむのかもしれませんが、そうしていたのでしょうか?
「エマ」を見ていると、メイドは低い位置で髪を結っていることがほとんどですが、そういうものだったのでしょうか?
でもそうだとすると、あの”メイド帽”の中にはシニヨンがないので、「下手するときれいにふくらまないのかな~?」、とか「もともと浅いつくりになっているのだろうか?」とかしょうもないことで疑問がとめどなく湧いてきます。(笑)
実際コスプレ用などに出回っているものはいろいろなのですが、コスプレをする人は19世紀のメイドの髪型をするわけではないので、あまり参考になりません。
”メイド帽”といえばキティちゃんのママがこんなやつをかぶっていますよね!
今気になったのでピーターラビットシリーズの「まちねずみジョニーのおはなし」を見ました。
まちねずみジョニーのおはなし (ピーターラビットの絵本 9)
- 作者: ビアトリクス・ポター
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2002/09/21
- メディア: 単行本
”こまづかいのセーラ”が出てくるので。
でもセーラの絵はなくて女性のコックさんの絵が出てきます。
料理担当のメイドですね!
(原語では何と書いてあるのでしょう!?)
でもこのコックさんは髪を高い位置で結っていて(見た感じは”二百三高地まげ”。)、”メイド帽”はかぶっていません!
メイドが出てくる手持ちの本では一番ヴィクトリア朝に近い時期の挿絵なのですが・・・。(ビアトリクス・ポターはビクトリア朝に少女時代を過ごしています。ジョニーの話は彼女の作品の中ではかなり後期のものなのでメイドの服装も変わっているのかもしれません。)
メイドが出てくるお話・・・といえば、「ハイジ」のティネッテ(チネッテ)!
こちらはドイツですが、「エマ」にもドイツのメイドが出てくるし、同時代ですよね。
うちにある本には残念ながらティネッテの絵がなかったのですが。(かなり当時に忠実な挿絵なのです。)
ドアノブ型のシニヨンカバーというところに反応してしまいました。
私はカバーではなくて、バレッタの金具にネットがついているものをよく使っていました。しかし、今はどちらもあまり見かけませんねぇ…。
同級生であのシニヨンカバーを手作りしていた子がいました。
キティちゃんのママもかぶってますよね。
ボンネットではないし。(ボンネットは、「大草原の小さな家」のローラの話に良く出てきますが。ヴィクトリア朝とは別か)
あの帽子の正式名称っていったい?ひょっとして帽子というカテゴリでくくってはいけないのでしょうか?!
私もこの本持ってます。私は自分が、どう考えても適職はメイドではなく、ガヴァネスではないかというような気がするのですよ…。
by ことなりままっち (2008-04-01 17:27)
HINAKAです。
Cecilia様
えっと、『エマ・ビクトリアンガイド』によると、メイドが頭に被るのは「帽子」で、英語では「メイド用キャップ」となるようです。
日本語と違って、英語には「帽子」を示す言葉が色々あります。エマの時代に限ると、エマが外出用に被るシンプルな帽子が「ハット」、超大型のひさしや、その両側を布で覆い、ほぼ顔全体に被る形になるお嬢様方の上等な帽子が「ボンネット」と呼ばれたようです。
基本的に、使用人が頭に被るものは、キチン・メイドが頭全体を覆うものも、パーラー・メイド(客間女中・接客用で実用性より、客に対する鑑賞用的要素が高かったらしい)のフリルがヒラヒラしたり、リボンが長く垂れるものも、全て「キャップ」だそうです。
「エマ・3巻」の084ページで、エマが以前にケリー夫人のところで来ていたメイド服を見て、メイド長のアデーレが、「うちには、それなりの格式がある」と言って、メルダース家のメイド達が着ているメイド服を渡します。
つまり、メイドの服装にもその家の格式やら、見栄などが反映して、派手な家(館?)のメイドは、エプロンもキャップも、フリルなどが付いた派手なもの(こういうところでは、客に対する鑑賞様メイドは特に必要無い訳です。つまり、パーラー・メイドはそれよりも格下の家が必要としたという、皮肉な話です。だから、メルダース家にもジョーンズ家にも、不必要だったのでしょう)だった様です。
なお、原作には登場せずに、アニメ版第二期に登場した、メルダース夫人のお付き専用メイド(メイド服を着ていない)が、いわゆる侍女ですがエマのような通常のメイド(ハウス・メイド、ええいッ!ややこしいッ!!)が、兼ねることも多かったようです。
この場合は、特に「ウエイティング・メイド」と呼ばれるそうです。わかりやすいのは、エレノアの専属メイド、アニーでしょう。
ハァハァ~、という訳で……日本語では全て帽子、メイドが被るものは全て「キャップ」だそうです。
おわかり、いただけますでしょうか?正直、個人的には「もう、付いて行けない!」感じです。だって使用人同士の間でも、メイド同士の間でも序列(メイドが他のメイドに、自分の世話させるとか……)があるという、もうどうしようもない階級差別社会だったようです。
その象徴の1つが服装で、やたらキャンベル子爵がジョーンズ家のウィリアム達の服装や日用品に、「分をわきまえろ!」と、陰口を叩いていたのはその為のようです。
長くなって済みませんが、とりあえず以上です。
by HINAKA (2008-04-01 23:32)
ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
>バレッタの金具にネットがついているもの
私もよく使いました!
今でも一応売っていますが、どうもおばさん臭く思えて使えません。(最近私世代でも使っている人を見かけないたせいでしょうか?昔は20代の人が使っていたのに!)
子供用で可愛いお花がついているのを以前バレエのレッスンの時に買ったことがあります。
それと”カバー”ではないですが、シニヨンにつける”シュシュ”(?)を手作りしたことがあるんです!
バレエショップに行けば素敵なものはたくさんあるのですが、高いので。
サテンリボン(太・細)、透けるタイプのリボン、パールビーズ・・・などを使い、ゴムひもをミシンで縫いつけて作りました。(見よう見まねです!)
とても大変だったのですが、なかなか可愛らしくできたのですね。
いつかその写真をアップしたいくらいです。(さんざん使ったので今は汚いですが、娘達がそれをつけている写真があるので。)
このことを思えばメイド帽も簡単に作れますね!
ボンネットですが、「ラ・ボエーム」でミミがロドルフォにプレゼントしてもらいますよね。
ミミは貧しいお針子なのでとても憧れていた様子が出てきますね。
最後にムゼッタからマフをもらう場面もありますよね。
「大草原の~」に出てくるボンネット、お出かけ用ではなく野良仕事用のボンネット(サンボンネットと言うのでしょうね。)に憧れましたが、日本の農家のおばちゃんがしているのと基本的に同じですよね?
でも日本のおばちゃんのボンネットには憧れません。(笑)
ローラのボンネットは子供の時、朝日新聞の日曜版に作り方が出ていて、本気で作ろうとしていました。
それからこのボンネットはロリィタ服のお店に行けばたくさん売られています。(・・・って買わないと思いますが・・・。)
あとことなりままっちさんならご存知と思いますが、名古屋のシフォンケーキのお店(Flavor)に行くとアーミッシュの格好をしたウェイトレスさんがいて特殊なボンネットをかぶっていますよね!
たしかにことなりままっちさんはガヴァネスという感じでしょうね。(笑)
by Cecilia (2008-04-02 09:44)
HINAKAさん、コメントありがとうございます!
詳しい解説をありがとうございます!
メルダース家のメイド服&メイド用キャップですが、レースがふんだんに使われていて、素敵ですよね。
エマはとてもうれしかったのではないかしら・・・と想像しています。
ウィリアムからレースのハンカチをもらうシーンがありますが、とても慎ましやかなお願いで、しかもとても感激していますよね。
私もレースが好きなので、こういうところはとても気になります。
個人的にあのメイド用キャップのリボンは刺繍なのかレースなのかがとても気になっています。
コスプレ用(森薫さんが監修しているらしい)では刺繍になっているようなのですが、あれは刺繍なのでしょうか??
私はレースだと思って見ていたのですが・・・。(まあレースみたいなものですよね!)
>お嬢様方の上等な帽子が「ボンネット」と呼ばれたようです
ことなりままっちさんへのコメントレスにも書きましたが、プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」でこのボンネットがストーリーの中で重要な働きをしています。
いわゆるヴェリズモ(現実主義)オペラというジャンルになるのですが、このオペラではイギリスではなくフランスですが貧富の差というのがテーマにもなっていて、愛しているだけではどうしようもない・・・という重いものがあるように思っています。
音楽はひたすら甘いのですけれどね。
ウィリアムがメルダース家でキャンベル子爵に待たされている場面でやたら可愛らしいメイド(パーラーメイド?)がたった一ページのその場面だけに登場しますが、気になりませんか!?
アニメ二期だけに登場するあのメイドも気になっていました。
侍女(ウェイティング・メイド)というのも昔からとても気になっていました。
イギリスで言う侍女と他の国の侍女は違うのかもしれませんが、昔は女中とごっちゃになっていました。(メイドの一部だからよいのかもしれませんが。)
でも地位が高い人が侍女になる場合もありますよね?
そこらへん日本語ではすべてごっちゃになってしまうので・・・。
このことはいずれ書きたいと思っています。
by Cecilia (2008-04-02 10:36)