”オルグ”された経験
私が「この本を読みました」・・・とリンクを張ったら皆さんこのブログから逃げ出していくかも・・・。(笑)
私が買ったわけではなく、夫が買ってきました。(「君が喜びそうな本だ。」と言って・・・。)
いや~、この手の本、読むの好きなんです。(笑)
この前も右翼の鈴木邦夫さんの本を読んだばかりでしたが、あれだけ盛り上がった学生運動で頑張った人たちはいまどうしているのだろう・・・と時々とても気になります。
・・・と言っても私はその世代ではないし、ノンポリ学生ばかりの80年代半ばに学生生活を過ごした人間です。
でも学内にはまだ中核派とか革○派とかが存在していましたし、関わることはなかったのですが、例のカルト教団にはまっていた友人が左翼を目の敵にしていたし・・・でいろいろ思うことはありました。
ついでに言うと当時の学長は三里塚闘争に関わっていた人でした。(優しいおじいちゃまとしか思えませんでしたが・・・。)
カルト教団の記事でも書きましたが、私って結構いろいろと危ないところ(?)に足を踏み入れた経験が豊富だと思っています。
この本の中で”歌○喫茶”の話が出てくるのですが、ねえ~最近別なところで話題にしましたよね~。
”歌○運動”の話!
伏字にしなくてもよいと思いますが(してもばれますね。)、一応念のため・・・。
大学3年の時だったと思いますが、私の友人(おばけちゃん。もしかしたら今でもこのブログを見ているかもしれません。)がそこに行った話をしていたので、滅茶苦茶行きたくなったのです。
「ちょっと怖い」と言っていたのですが、そう言われると一人でも行きたくなる私・・・。(例のカルト教団にも足を踏み入れましたしね~。)
一人でそこの喫茶店に行ってしまったのです~!
・・・とは言ってももちろんいかにも危ない・・・という感じでもなく、普通の専門店街みたいな建物の地下にそのお店はありました。
店内はレンガの壁でその当時でもちょっと一昔前の雰囲気でした。
何を頼んだか覚えていませんが、おそらく何かお食事と飲み物だったのでしょう。
小さなステージがあってグランドピアノがありました。
演奏者はピアニスト、アコーディオン、歌・・・他にもあったかもしれません。
演奏を聴くこともありましたが、主にお客も一緒になって歌っていました。
時々お客がソロで歌ったりもありました。(記憶ではどこかの音大生がシューベルトの「野ばら」を歌っていました。)
とにかく初めて行ったとき、一人だったせいかお店のスタッフ(実は店長だった)の女性から声をかけられ、歌が好きだという話などをしていたら「アルバイトをしない?」と言われたのです!
びっくりでした。
その時は特にバイト探しもしていなかったのに。
でもアルバイトと言っても夜ではなく(そこは夕方からの営業だったので)、昼間空いている時にお掃除をしに行くだけで、何よりも仕事が終わったらそこのグランドピアノを弾いても良い・・・というのが魅力だったのです!
それならしてもいいなと思ってすぐに引き受けました。
結局仕事として行くばかりでお客として行ったのはちょっとでした。
仕事の後はお店の飲み物などもいただけたし、そんなにハードでもなかったし楽チンだったと思います。
もう4年生になっていたので、卒論や就職活動もあって、適度にやるには良いバイトでした。
・・・ところで上の本を読む前から思っていましたが、私がこうもあっさりと仕事をさせてもらえたのは結局”オルグ(勧誘)”されたということなのですね、きっと。
就職活動が忙しくなった頃にやめましたが、当時もすでに採算がとれてなさそうな雰囲気はありました。
確か話し合いでメニューをどうするかでさんざんもめていたと思います。
上の本ではお客はちょっとの飲み物&食べ物で長時間歌うので採算が取れない・・・というようなことが書かれていました。
それからここは歌集があって労働歌とかロシア民謡(ソ連時代の曲が多い)、平和の歌・・・とかも歌うのですが、今なら「千の風になって」みたいな世間でヒットしている歌も歌うので、生演奏のカラオケみたいな感じで行くお客も多いです。
危ない雰囲気がないわけではないけれど、懐古趣味とかちょっと歌って発散したい時にはいいと思いますよ。
ただ、常連さんになると深みにはまる可能性が・・・。
上の本を読んだら戦後どうしてロシア民謡がよく歌われるようになったのか・・・とかがよくわかります。
ここでバイトをした約7~8年後、私は”おやこ劇場”でここの団体がやっているオペレッタを見ることになったのでした。
同じ名前なのでもしや・・・と思ったのですが、やっぱりそうでした。
”おやこ劇場”とは全国各地にありますがつながりがあるのかないのか・・・とにかく会費制で子供たちに良い芸術を・・・という目的で運営されている団体です。
これも採算が取れなくてつぶれることが多いのですが・・・。
そこの団体のオペレッタはなかなかおもしろかったです。
上の本では小中学校などで行われる芸術鑑賞に呼ばれることが多いのは日教組との関係があるから・・・みたいにありました。
確かに言われてみればそんな感じがします!
歌○運動、歌○喫茶というのはプロパガンダ活動だったのですね。(そういう風に感じていましたが。)
それにしてもこういう政治的なものを抜きにした歌○喫茶が出来てほしいですね~。
カラオケもいいけれど、本当の生音がいいなあ~!
私が買ったわけではなく、夫が買ってきました。(「君が喜びそうな本だ。」と言って・・・。)
左翼はどこへ行ったのか! [別冊宝島] (別冊宝島 ノンフィクション)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/04/15
- メディア: 単行本
いや~、この手の本、読むの好きなんです。(笑)
この前も右翼の鈴木邦夫さんの本を読んだばかりでしたが、あれだけ盛り上がった学生運動で頑張った人たちはいまどうしているのだろう・・・と時々とても気になります。
・・・と言っても私はその世代ではないし、ノンポリ学生ばかりの80年代半ばに学生生活を過ごした人間です。
でも学内にはまだ中核派とか革○派とかが存在していましたし、関わることはなかったのですが、例のカルト教団にはまっていた友人が左翼を目の敵にしていたし・・・でいろいろ思うことはありました。
ついでに言うと当時の学長は三里塚闘争に関わっていた人でした。(優しいおじいちゃまとしか思えませんでしたが・・・。)
カルト教団の記事でも書きましたが、私って結構いろいろと危ないところ(?)に足を踏み入れた経験が豊富だと思っています。
この本の中で”歌○喫茶”の話が出てくるのですが、ねえ~最近別なところで話題にしましたよね~。
”歌○運動”の話!
伏字にしなくてもよいと思いますが(してもばれますね。)、一応念のため・・・。
大学3年の時だったと思いますが、私の友人(おばけちゃん。もしかしたら今でもこのブログを見ているかもしれません。)がそこに行った話をしていたので、滅茶苦茶行きたくなったのです。
「ちょっと怖い」と言っていたのですが、そう言われると一人でも行きたくなる私・・・。(例のカルト教団にも足を踏み入れましたしね~。)
一人でそこの喫茶店に行ってしまったのです~!
・・・とは言ってももちろんいかにも危ない・・・という感じでもなく、普通の専門店街みたいな建物の地下にそのお店はありました。
店内はレンガの壁でその当時でもちょっと一昔前の雰囲気でした。
何を頼んだか覚えていませんが、おそらく何かお食事と飲み物だったのでしょう。
小さなステージがあってグランドピアノがありました。
演奏者はピアニスト、アコーディオン、歌・・・他にもあったかもしれません。
演奏を聴くこともありましたが、主にお客も一緒になって歌っていました。
時々お客がソロで歌ったりもありました。(記憶ではどこかの音大生がシューベルトの「野ばら」を歌っていました。)
とにかく初めて行ったとき、一人だったせいかお店のスタッフ(実は店長だった)の女性から声をかけられ、歌が好きだという話などをしていたら「アルバイトをしない?」と言われたのです!
びっくりでした。
その時は特にバイト探しもしていなかったのに。
でもアルバイトと言っても夜ではなく(そこは夕方からの営業だったので)、昼間空いている時にお掃除をしに行くだけで、何よりも仕事が終わったらそこのグランドピアノを弾いても良い・・・というのが魅力だったのです!
それならしてもいいなと思ってすぐに引き受けました。
結局仕事として行くばかりでお客として行ったのはちょっとでした。
仕事の後はお店の飲み物などもいただけたし、そんなにハードでもなかったし楽チンだったと思います。
もう4年生になっていたので、卒論や就職活動もあって、適度にやるには良いバイトでした。
・・・ところで上の本を読む前から思っていましたが、私がこうもあっさりと仕事をさせてもらえたのは結局”オルグ(勧誘)”されたということなのですね、きっと。
就職活動が忙しくなった頃にやめましたが、当時もすでに採算がとれてなさそうな雰囲気はありました。
確か話し合いでメニューをどうするかでさんざんもめていたと思います。
上の本ではお客はちょっとの飲み物&食べ物で長時間歌うので採算が取れない・・・というようなことが書かれていました。
それからここは歌集があって労働歌とかロシア民謡(ソ連時代の曲が多い)、平和の歌・・・とかも歌うのですが、今なら「千の風になって」みたいな世間でヒットしている歌も歌うので、生演奏のカラオケみたいな感じで行くお客も多いです。
危ない雰囲気がないわけではないけれど、懐古趣味とかちょっと歌って発散したい時にはいいと思いますよ。
ただ、常連さんになると深みにはまる可能性が・・・。
上の本を読んだら戦後どうしてロシア民謡がよく歌われるようになったのか・・・とかがよくわかります。
ここでバイトをした約7~8年後、私は”おやこ劇場”でここの団体がやっているオペレッタを見ることになったのでした。
同じ名前なのでもしや・・・と思ったのですが、やっぱりそうでした。
”おやこ劇場”とは全国各地にありますがつながりがあるのかないのか・・・とにかく会費制で子供たちに良い芸術を・・・という目的で運営されている団体です。
これも採算が取れなくてつぶれることが多いのですが・・・。
そこの団体のオペレッタはなかなかおもしろかったです。
上の本では小中学校などで行われる芸術鑑賞に呼ばれることが多いのは日教組との関係があるから・・・みたいにありました。
確かに言われてみればそんな感じがします!
歌○運動、歌○喫茶というのはプロパガンダ活動だったのですね。(そういう風に感じていましたが。)
それにしてもこういう政治的なものを抜きにした歌○喫茶が出来てほしいですね~。
カラオケもいいけれど、本当の生音がいいなあ~!
ちょっとびっくり!学生時代の私のニックネーム(おばけ)でした。
私の場合は呼び捨てにされていましたが・・。
by のりぴー (2008-05-28 16:01)
のりぴーさん、コメントありがとうございます!
私も(あらっ)って思っていました。(笑)
何か由来があるのですか?
おばけちゃんはたしか児童書が関係していたはずです。
by Cecilia (2008-05-28 16:08)
お互い、この話題の時は、とても学びましたねえ…。
>ノンポリ学生ばかりの80年代半ばに学生生活を過ごした人間です。
うむ、Ceciliaさんは妹認定だな。私はその頃、院生でしたからネ。
ちょうど私たちの世代は、その上の世代が左向きだった反動で、どちらかと言うと右寄りの人が多かったと思います。その頃の私は、バリバリの[キリスト教系]左巻き人間だったので、なんか意味なく苛立っていたなあ…。もっとも、私の場合、左巻きだったけれど、マルクス・レーニン主義というのは大嫌いだったので、右の人とも仲良くできず、左の人とも争ってって感じで、ココロの平安はなかったなあ。
なんか、懐かしい。
by すとん (2008-05-28 19:20)
れんさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-05-29 05:17)
すとんさん、コメントありがとうございます!
すとんさんは”お兄様”だと思っていました。(笑)
私の周りはどうだったかなあ・・・?
教会は改革長老派の流れのところで、どちらかといえば右派に近かったかもしれませんが、リベラルな雰囲気でした。
大学も”リベラル”を掲げているだけあって、そういう雰囲気でした。
まあいろいろな教職員、学生がいましたけれど。
たまたま私が教会を決める前に深く関わった教派が超右派だったことと、カルト教団に入っていた友人と関わったせいでいまだに右とか左とかに敏感にならざるを得ないのですね。
>バリバリの[キリスト教系]左巻き人間
わかります~。
うちの夫がそうですよ。(笑)
かと思えば妙に右っぽくなったり・・・。
by Cecilia (2008-05-29 05:25)
右、左、いまいち理解できていない私。。
こっちにきてから知っていないといけないと痛感しました。。
でもいまだに理解しきれていません。。
by みど (2008-05-29 05:41)
みどさん、コメントありがとうございます!
そういえばムッソリーニのあの記事、とても興味深かったです。
コメントを・・・と思いながらできませんでした。
さすが海外に出られているといろいろ学ばれることが多いですね。
私も何年もかかっていろいろ理解しているところです。
でもこれも聞いた話ですが、国によって事情が違うので、たとえばフランスの右は日本では左になるのだそうです。
by Cecilia (2008-05-29 05:49)
yumaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-05-29 09:12)
アートフル ドジャーさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-06-06 10:31)