Paulus(Mendelssohn) [音楽鑑賞]
まだまだメンデルスゾーンを聴いています。
先日Rilling指揮のオラトリオ「エリヤ」を聴いたあと別な演奏も聴いているのですが、それについて書く前に今日は同じRilling指揮のオラトリオ「聖パウロ」の記事を書こうと思います。
「聖パウロ」を通して聴くのは初めて・・・というかほとんど聴いた事がなかったので、まったくの初体験と言ってよいです。
「エリヤ」は自分が歌っているので、ほとんどの曲を批判的に、又過去を懐かしみながら聴けるのですが、「聖パウロ」はそれができないのでなかなか聴いてみようという気が起こらなかったのですね。
でもちょっと聴いてみようという気になってBGMとして聴くことにしました。(私は普段はBGM的な聴き方をしません。聴く時は聴く態勢になって聴きます。)
NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク
1曲1曲が長く試聴できるのはこちらです。
まず1曲だけは知っているだろうという曲がありましたが、それは試聴リンク13曲目のアルトのAriosoで"Doch der Herr vergisst der Seinen nicht"です。
私が使っていた聖歌隊用の聖歌集にも載っていましたし(英語で"But the Lord is mindful of His own")、讃美歌第2編209番の「み民を主はかえりみ」がそれですね。(これも独唱用なので一般会衆には無縁だと思いますが・・・)
上のCDの演奏ではIngeborg Danzがアルトのソロを歌っています。(以前ブラームス歌曲のことで取り上げた歌手です。他にもHansslerから出ているバッハ・カンタータシリーズのソロを務めています。)
さて・・・今日の発見ですが、バッハの「マタイ受難曲」を19世紀に復活させたメンデルスゾーンもバッハと同じようにコラールをこのオラトリオの中に取り入れています。
まず3曲目の"Allein Gott in der Hoh' sei Ehr' "・・・これは讃美歌68番「父なる御神(みかみ)にみ栄えあれかし」です。
実は私もあまり歌ったことがないのですが(たぶん)、堅実で地味な讃美歌です。
ただ、いろいろな作曲家のオルガン編曲を演奏したことは何度かあります。
そしてもう1曲、15曲目の"Wachet auf! ruft uns die Stimme"・・・これはあのバッハの「目覚めよと呼ぶ者の声が聴こえ」で使われている有名なコラールです!(以前の記事はこちら。)
まさかこのコラールが使われているとは思いもしませんでした!
(追記:よくよく聴いてみたら序曲から使われていました!!)
全体的には「エリヤ」よりおとなしめ・・・という印象があります。
(追記)
またまた追記!
讃美歌304番「まことなるみかみを」のコラール"Wer nur den lieben Gott lasst walten"も使われていました。
9曲目の後半でこの「聖パウロ」の中では"Die,Herr,dir will ich mich ergeben"になっています。
先日Rilling指揮のオラトリオ「エリヤ」を聴いたあと別な演奏も聴いているのですが、それについて書く前に今日は同じRilling指揮のオラトリオ「聖パウロ」の記事を書こうと思います。
「聖パウロ」を通して聴くのは初めて・・・というかほとんど聴いた事がなかったので、まったくの初体験と言ってよいです。
「エリヤ」は自分が歌っているので、ほとんどの曲を批判的に、又過去を懐かしみながら聴けるのですが、「聖パウロ」はそれができないのでなかなか聴いてみようという気が起こらなかったのですね。
でもちょっと聴いてみようという気になってBGMとして聴くことにしました。(私は普段はBGM的な聴き方をしません。聴く時は聴く態勢になって聴きます。)
- アーティスト: Andreas Schmidt,Felix Mendelssohn,Helmuth Rilling,Czech Philharmonic Orchestra,Orchestr Ceská Filharmonie,Juliane Banse,Michael Schade
- 出版社/メーカー: Haenssler
- 発売日: 1995/11/01
- メディア: CD
NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク
1曲1曲が長く試聴できるのはこちらです。
まず1曲だけは知っているだろうという曲がありましたが、それは試聴リンク13曲目のアルトのAriosoで"Doch der Herr vergisst der Seinen nicht"です。
私が使っていた聖歌隊用の聖歌集にも載っていましたし(英語で"But the Lord is mindful of His own")、讃美歌第2編209番の「み民を主はかえりみ」がそれですね。(これも独唱用なので一般会衆には無縁だと思いますが・・・)
上のCDの演奏ではIngeborg Danzがアルトのソロを歌っています。(以前ブラームス歌曲のことで取り上げた歌手です。他にもHansslerから出ているバッハ・カンタータシリーズのソロを務めています。)
さて・・・今日の発見ですが、バッハの「マタイ受難曲」を19世紀に復活させたメンデルスゾーンもバッハと同じようにコラールをこのオラトリオの中に取り入れています。
まず3曲目の"Allein Gott in der Hoh' sei Ehr' "・・・これは讃美歌68番「父なる御神(みかみ)にみ栄えあれかし」です。
実は私もあまり歌ったことがないのですが(たぶん)、堅実で地味な讃美歌です。
ただ、いろいろな作曲家のオルガン編曲を演奏したことは何度かあります。
そしてもう1曲、15曲目の"Wachet auf! ruft uns die Stimme"・・・これはあのバッハの「目覚めよと呼ぶ者の声が聴こえ」で使われている有名なコラールです!(以前の記事はこちら。)
まさかこのコラールが使われているとは思いもしませんでした!
(追記:よくよく聴いてみたら序曲から使われていました!!)
全体的には「エリヤ」よりおとなしめ・・・という印象があります。
(追記)
またまた追記!
讃美歌304番「まことなるみかみを」のコラール"Wer nur den lieben Gott lasst walten"も使われていました。
9曲目の後半でこの「聖パウロ」の中では"Die,Herr,dir will ich mich ergeben"になっています。
袋田の住職さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-06-08 10:23)
>15曲目の"Wachet auf! ruft uns die Stimme"・・・これはあのバッハの「目覚めよと呼ぶ者の声が聴こえ」で使われている有名なコラール
なるほど、そういわれて聴くとそうですね。
トランペットが派手に鳴っているあたりは、メンデルスゾーンという感じがします。
賛美歌をほとんど知らないのでCeciliaさんのような聴き方ができないのが残念です。
by nyankome (2008-06-08 15:31)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
バッハのあの曲ではコラールでない部分のほうが目立っているので、讃美歌との関連が長いことわかりませんでした。
ドイツのほうで教会に通っている人々がバッハやメンデルスゾーンなどのコラールが使われた曲を聴いたら、ピンと来る曲がたくさんあるのでしょうね。
私もまだまだ知らないものが多いのです。
by Cecilia (2008-06-09 08:13)
アートフル ドジャーさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-06-10 08:57)