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教師と親の指導~本人の自覚(K.Mちゃん) [ピアノ]

Mちゃんのことを書いていて、やっぱり上手な別の子のことを思い出しました。

その子もMちゃんなので、混乱するのでK.Mちゃんにしておきます。

以前も本番前の緊張・・・ということを記事に書いたときに触れたお子さんです。

K.Mちゃんは長女と同級生です。

学校はちょっと離れていましたが、市内だったので、例のホール主宰のコンサートでは二年おきに一緒のステージに立ちましたし、何よりPTNAの地区予選ではライバルだったのです。(後にはライバルと言えなくなるほどK.Mちゃんのほうがはるかにうまくなりました。)

何しろ最初に演奏を聴いたときはとても子供子供していたK.Mちゃんです。
Aちゃん、Mちゃんの演奏も聴いたホール主宰のコンサートで初めて聴いたK.Mちゃんの演奏は確かグローバーのピアノ教本の中の可愛らしい曲だったと思います。
うちはその時「エンターテイナー」の簡単ヴァージョンで、これも可愛らしいものでしたが、更に可愛らしい雰囲気でした。
要するにすごそうな雰囲気は微塵もなかったのです!

その二年後、長女がPTNA地区予選に初めて参加しなぜか高い評価を受けて地区本選に出たときもK.Mちゃんは受賞していなかったか優良賞だったと思います。
春にホール主宰のコンサートに参加したときもうちの長女がショパンの「小犬のワルツ」「マズルカ」を弾いていた(もちろん子供っぽいレヴェルでした。指はものすごく動きましたが・・・)のに、K.Mちゃんはプレ・インヴェンションに載っている「春」と言う曲をえっちらおっちらゆ~っくり弾いていました。

ですが、その次の夏には一緒にPTNAの本選に行き、上にリンクした記事に書いたような発言までするような”すごい子”になっていました!

・・・でそれ以降はうちの娘とは比べ物にもならない状況になっていきました。

K.Mちゃんは体も小さくて、一見田舎の優等生。
お母様はMちゃんのお母様と違い、もっと庶民的で、地味な雰囲気です。
K.Mちゃんも何でもできる子で、書道、作文、絵画・・・ありとあらゆることで表彰されています。
Mちゃん母娘も(ピアノの)先生には従順だと思いますが、この母娘は更に従順ですね。

K.Mちゃんの先生はT田先生という方で、地元ではやはりやり手!
T先生と同じく地元の音楽家協会の先生方から嫌われています。
音楽家協会に所属するある先生は(ご自分もかつて弟子だったこともあって)娘さんをヤ○ハ以外にこの先生につかせていました。
とにかく娘さんを上達させたい・・・という強い意思のある人はこの先生につかせている・・・ということが後でわかりました。

T田先生とはPTNAの地区本選でお話したことがありますが、最初から私に何の遠慮もなくいろいろなことを一方的にお話になったことが印象に残っています。
上のリンク記事のときのことですが、K.Mちゃんはおにいちゃんが急に入院することになったのでお母様がついていけなくなって私達家族と行くことになったのです。
同じ学校でもなかったし、たまに演奏会でお会いする程度の関係だったのに・・・勇気が要ったと思うのですが、やむを得なかったのですね。
なかなかお母様が来ないので私達も焦りましたが、T田先生と叔母様が来られました。
T田先生はご自分の弟子をよくけなす方で、「まったくこの子は子供だわ。」とか「あんな弾き方で~!」とかうちの子なら泣きそうなことを平気でおっしゃるのです。(同じ嫌われ者でもT先生なら褒めていたと思います。)
K.Mちゃんは泣きもしないで聞いていましたが、お母様もいない中頑張ったのですから、褒めてあげてもいいのに・・・と思ったものです。
そして、T田先生はうちの長女には「あなた頭がいいわね。」とおっしゃいました。
褒めてくださったのかな・・・とも思えますが、その後「固いわよ~。もっと柔らかくならなくっちゃ・・・!固い、固い~~!」と腕を揉み解すような動作をなさりながら繰り返していらっしゃいました。
要するに情感がない・・・ということをおっしゃりたかったのですね。(情感の表現・・・ということについて以前書きました。

T田先生はPTNA全国大会で受賞した子達の演奏会に行かれた・・・ということで感想を語っていらっしゃいましたが、「コンクールではうまくてもコンサートだと滅茶苦茶下手じゃない!?」とかなり強い口調でおっしゃっていました。
私はそういうコンサートを聴いた事がなく、曲だけみたら年齢に合わないほど難しい曲を弾いている子が多いという認識しかありません。

その時の話を長女の先生にしたら苦笑していらっしゃいましたけれど・・・。

K.Mちゃん小5の地元のコンサートではショパンの即興曲を弾いていたと思います。(幻想即興曲ではない。)
私は小2の子が弾いているのを聴いた事があるので、それに比べたら驚かなかったのですが、最初の印象から随分成長したと思います。
聴いたのはそれが最後ですが、小4から毎年毎年PTNAの地区本選の常連になっている”すごい子”の一人です。

まあ・・・でも思うのはMちゃんのようなすごさはないかな・・・ということですね。
確かに素直だし柔軟性はあるのですが、”いい子”の域なのかな・・・という雰囲気です。

お母様とお話したことから考えると、先生が嫌うことをしないように心がけ・・・という感じです。
あくまでも先生に忠誠を守る・・・という感じです。
そこにいくとMちゃん母娘は合わなくなったらさっさとやめそう・・・。

地区予選や地元ホールの演奏会の時・・・同じホールでしたがそこのロビーにはピアノがあるのです。
鍵をかけておかないのもどうか・・・とは思うのですが、弾く子はどんどん弾いていました。
意欲のある子は違うのですね!
確かに少しでも触れていたい・・・、と思うものでしょう。
うちの長女ときたら・・・「いい。」。
ここからして違うでしょう!?

このK.Mちゃん、おそらく県立高校の音楽科に行っているかもしれませんが情報がないのでどうしているかわかりません。
毎年PTNAの結果で名前を見ては「まだ頑張っているんだな~。」とうれしくなる一人ではあります。





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ぶぶりん

Ceciliaさん、先日は私の超放置ブログにいらしてくださり
本当にありがとうございました。
久しぶりの更新に、もう誰も来てくれないかな(T_T)
と覚悟をしていましたが、
Ceciliaさんが一番にいらしてくれて!!!
とても嬉しかったです(*^_^*)

うちの娘&息子もピアノをやっていますが、
なかなか上達しません。
娘は中学1〜2年位で(よく覚えてない(^_^;)
カ○イの教室を辞め、
(全然練習しない&勉強もしなかったので(-。-;)
しばらくの空白がありましたが、
半年ほど前からまた習いたいというので
私と息子が通う教室に行き始めました。
大学でもピアノ授業があるせいか
最近はよく練習している、というかせざるをえない状況のようです。
(上達しているかは?ですが)
この27日には三人で発表会にでます!(三人分のドキドキです)

ピアノの先生の娘さんはPTNA本選でF級金賞をとっているすごい人なのですが
他の教え子がPTNAを受けたという話は聞いたことがありません。
娘さんのレベルと比べると出場させる気にならないのでしょうね、きっと。
ちなみにこの娘さん、頭も良くて、東京私立女子中学御三家のひとつ『J学院』に
塾にも通わず合格したという、地元で伝説の人らしいです。
何かに秀でてる人って、他のことにも長けてたりするんですね。。。
羨ましいです。

ところで私の新しいブログの案内です。
http://brightsound1960.blog116.fc2.com/
お暇なときにでも、遊びにいらしてくださいね(*^_^*)

読みにくい長文お許しくださいねm(__)m


by ぶぶりん (2008-07-18 12:11) 

Cecilia

ぶぶりんさん、nice&コメントありがとうございます!
新ブログも拝見させていただきましたよ♪
個人的にso-netでなくなるのは残念ですが・・・。

J学院ですが、大学時代の先輩でJ学院出身者は結構いましたし、そこの教員になられた方もいて、かなり親しみを感じていましたが非常にレヴェルが高い・・・ということで驚きました。
もちろん先輩方はレヴェルの高い方々でしたが・・・。
塾にも通わず合格なんてすごすぎますね~!
しかもピアノもすごいなんて!(ずるい~!)
でもこういう人たちって実際にいるんですよね。
どんな方面にでも集中力を発揮できるというか・・・。
実際J学院出身の先輩でとても歌がお上手な方がいらしたのです。
上手という域ではなくまるで天使でしたね!
三人で発表会なんていいですね~。
うちの娘達もピアノは時々さわっていますが、レッスンはとうぶん無理だと思います。
まあいろいろ出費がかさんでいるのでちょうどよいかもしれませんが・・・。

では・・・これからもよろしくお願いいたします♪
by Cecilia (2008-07-18 22:08) 

Cecilia

Krauseさん、コメントありがとうございます!
by Cecilia (2008-07-19 07:28) 

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