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Dove sono i bei momenti(W.A.Mozart) [声楽]

昨日の記事の約5ヶ月前に戻ります。(笑)
前の前の記事の本番(Apres un Reve)からは8ヵ月後になりますね。

この頃はいろいろとありまして歌どころではない時期でした。
今までいろいろ読んでくださっていた方はおわかりですよね。
それにも関わらず本番で歌うことにしたのは、少しでも前向きになりたいと思ったからだと思うし、長女が伴奏してくれると言ったかです。

結果的にやっぱり歌ってよかったのだと思います。
細かいことはいろいろあるのですが、長い目で考えると非常に勉強になったし、その時の心境にも合っていました。(別に夫が浮気をしていたわけではないですが・・・。笑)

ファイルが大きいので分割しないと駄目かと思いましたが大丈夫でした!
メールを通して聴いていただいた方が何人かいらっしゃいますが、その方々には2を聴いていただいています。
本番は3ですが、声が気に入りません。
硬い感じなのですが、まるでケルビーノが歌っている伯爵夫人みたいに聴こえます。(この曲はモーツァルトの「フィガロの結婚」の伯爵夫人のアリアです。)
私はこのオペラの中ではたぶんスザンナが一番声に合っている筈なのですが、この時の心境はスザンナではなかったし、まあ伯爵夫人なら歌っても許されるだろうと判断して歌いました。
(そんなに重い声ではないですものね?)
声が一番気に入っているのは2です。
1は実は失敗だと思っていたしあまり聴いていませんでしたが、今聴くと声はそれほど悪くありません。(でも長女のピアノが出来上がってない状態です。)

あ、そうそう・・・!
3以外はメロディーのミスがあります。
似たようなパターンがあるのですが・・・。
3でやっと失敗がなくなったと思いましたが声が不満・・・うまくいきません。

 


この頃は長女もピアノどころではなくレッスンには行っていませんが、この演奏の3ヶ月前にはあるアンサンブルに参加させていただき(録音をアップしていますがモーツァルトです!)、その時の名残で弾けていました。
実はそんなに練習はしていないし、長女はどの演奏も直前まで寝ていました。
今後どうなるかわかりませんが長女に伴奏してもらったもので記録があるのは今のところこれが最後です。

この曲もその当時の長女が弾けるかどうかで選曲しました。(演奏会でモーツァルトを弾いた後だったし・・・というのもあります。)
実はモーツァルトは以前にたくさん歌っているので、本番では違う作曲家が良かったのですが、伴奏が難しすぎるので、結局モーツァルトになったのです。
長女もこの曲を気に入ってくれたし、結果的には良かったです。


 

 

 

このアリアだけでも5分近くかかりますが、本当はレチタティーヴォも含めて歌いたかったです!
制限時間があるので歌えませんでした。
レチタティーヴォがまた長いのですよね!(声に力が入っているとかなり疲れます!)

ところで、私の声って基本的に色気がないのですが(苦笑)、自分で聴いてみて中性的に聴こえたり、おばさんっぽく聴こえたり(実際おばさんですが)いろいろですね~。
その時の体調とか声の出し方によってかなり違いますが、色気のある声とか高ピーな声にも憧れます。(ないものねだりですね~。)
お嬢様声とか奥様声で話したり歌ったりしたい~!

 

追記

 

書き忘れていましたが、すべて同じホールでピアノはスタインウェイ、3のみホール側の録音です。
2が一番声が気に入っていると書きましたが、ピアノはミスはあるものの3が良いような気がします。
以前ならこの程度でミスをするような子ではなかったのですが、練習不足もあり仕方がありません。
でもピアノ伴奏が素晴らしいわけではないのですが、この録音だとまるで鍵盤楽器ではないみたいに聴こえませんか?
私にはオーケストラみたいな感じに聴こえます。
歌も豊かな感じに聴こえると良いのですが・・・。(苦笑)
おそらくピアノが良いからなのでしょうね。
ちなみに長女にはその場面も含め「フィガロの結婚」を見せましたが、何も研究はしていません。(苦笑)
でもあんな時期に親子でよくやったな~という記念です。

 

 

 


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コメント 11

てりー

録音の状態によってかなり違って聞こえるのは確かで、3は音量が小さめにとれているので響きも声も小さめですね。多分、人か物の陰になったか遠い位置で録音されたのでしょう。1と2はすばらしい響きでエコーがかかっているかのような反響がありますね。最後の部分の高音がすごい!私も無謀に出そうとしてみましたが、出ませんでした(笑)
by てりー (2009-06-24 08:27) 

すとん

 音楽って、ここまで仕上げればOKという線がないので、やっかいですね。私は“馬鹿なファン”なので、どのテイクでもOKですが、ご本人的には色々思うところがあるのでしょうね。

 これだけ、色々とマニアックに録音を聞かされると、ぜひ生歌を聞きたい気がします。なかなかチャンスはないでしょうけれど。
by すとん (2009-06-24 11:52) 

Cecilia

てりーさん、nice&コメントありがとうございます!
コメントをいただいたのと同時に追記しているようですが、3はホール側の録音です。
できればダビングしなおすと思います。
ちなみに1と2はICレコーダーです。(笑)
最後の高音ですが・・・Aなのでソプラノなら当然余裕で出せる音なのですが、家ではなかなか本気で練習できないし(音量的に・・・)この高さの声を普段には出さないし、この曲には結構何度も出てくるので結構大変でした。
でもホールの響きが気持ちよいので出せました。
本当はもっともっと高い声が楽に出せると良いのですが。
by Cecilia (2009-06-24 12:01) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
誰も望んでないのについついいろいろアップしてしまいました。
いつもコメントをありがとうございます。
声が出ればよかった20代とは違い、内面的なものを声にしたいという気持ちがありますので、自分の歌にはいろいろ思うことが多いです。
生歌をお聞かせする・・・というより、できればご一緒にステージに立てれば良いのでしょうけれど、チャンスは当分ないのでしょうね。
一度はすとんさんの生歌をお聴きしたいですが・・・。
by Cecilia (2009-06-24 12:06) 

アマデウス

親子で演奏出来るって素晴らしいことですね~☆
「あの楽しかった時はどこにいったの」「わたしの真心で伯爵の
気持ちが変わるなら」と願う伯爵夫人の心が
良く歌われていますね~☆ Brava!
親子演奏での1から3どれも素晴らしいのですが、敢えてコメント
すれば3が更に伯爵夫人的かな~☆
実はCeciliaさんにはDove sonoがぴったりじゃないかな~って
考えていたところでした~☆
というのは弊ブログでフィガロの結婚第3幕として”Dove sono“ + “Sull’ aria”を
近々とりあげる予定でいたからです。。。

by アマデウス (2009-06-24 13:02) 

Cecilia

アマデウスさん、nice&コメントありがとうございます!
「フィガロの結婚」は重唱も含めて結構経験しています。
私はケルビーノもスザンナも伯爵夫人も歌っていますね~。(笑)
そちらの記事も楽しみにしています。
こうして記事にしてみて本番でスザンナを歌ったことがないことに気がつきました。
ケルビーノもですが、どこかで歌う機会がないかなあ??
本当は"Porgi Amor"も歌いたいのです。
by Cecilia (2009-06-24 13:56) 

nyankome

1と2は同じ環境での録音ですから、それほど差は感じないのですが、敢えて言うなら1の方が声に力が入っているように聞こえます。
3が仰るように、完成度は高いですね。
by nyankome (2009-06-24 21:33) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
1には力が入っていると思います。
これに限らず、複数の録音をアップしているものは1に力が入っていますね~。
3は総合的には良いのですが、声は硬いです。
by Cecilia (2009-06-25 06:58) 

ユーフォ

素晴らしいじゃないですか~!!
しかも、親子共演!
幸せを感じる演奏です^^
by ユーフォ (2009-12-01 01:33) 

Cecilia

ユーフォさん、nice&コメントありがとうございます!
この記事の周辺記事は自演記事になっています。
またこの記事にリンクしていますが、長女(この記事で伴奏している)がホルン・オーボエ・クラリネット・ファゴットの方々と演奏したもの(モーツァルトのウィンド・クァルテット)の演奏を載せています。
長女以外はプロです。
こんな時期もあったなあ~という感じです。(遠い目)
by Cecilia (2009-12-01 08:27) 

Cecilia

パセリさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-12 09:18) 

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