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The Crucifixion(John Stainer) [音楽鑑賞]

昨日の記事の"God so loved the world"が含まれている"The Crucifixion"(「主を十字架に」または「磔刑」)全体を聴いて見ました。(この曲はカンタータに分類されるようですね。ずいぶん酷評されたらしいですがイギリスの教会でよく演奏され録音も多いようです。)
昨日ご紹介したCDと同じSignumレーベルのものでコーラスは同じHuddersfield Choral Societyです。



Stainer - The Crucifixion

Stainer - The Crucifixion

  • アーティスト: Neal Davies,John Stainer,Joseph Cullen,Darius Battiwalla,Andrew Kennedy,Huddersfield Choral Society
  • 出版社/メーカー: Signum
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

全体を聴いてみてもやはり"God so loved the world"が一番好きです。
それとこの曲全体は受難を取り上げたものにしては明るい感じです。
ソロに女声がなくてテノールとバリトンという男声だけというのも珍しいです。
合唱はHuddersfield Choral Societyなので女声と男声の混声なのだと思いますが、全体的に男声の占める割合が高いです。
解説が手元にないので詳しくはわかりませんが、テキストは4つの福音書から取っているのかなと思います。
1曲目はゲッセマネの園のところから始まっていますね。
それと"God so loved the world"は受難の場面で出てくるわけではなくそれよりもずっと前のヨハネによる福音書3章16節に出てきます。(神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。)

まあ全部聴いても1時間程度ですし、非常に聴きやすい音楽なので疲れずに聴けると思います。
それとこのCD、二人の男性ソリストが素敵です♪
私は特にテノールのAndrew Kennedyが気に入ってしまいました。
・・・ということで動画です。(歌っているところも見ることができます。モーツァルトだと思いますが・・・。)


"The Crucifixion"でも端正でありながら甘いリリックな声が際立っていましたが、こうして見てみるととても”いい人”と言うのが表情でわかります。
とてもフレンドリーな方なんでしょうね。
そういう面が声に表れていると思います。
子供の頃の聖歌隊の写真が途中に出てきますが、動画がありました!
季節はずれですが「きよしこの夜」です。



こういう組み合わせでこういうアレンジは聴いたことがないですね~。
でもこの方、子供の頃からフレンドリーな雰囲気ですね。
すごく優しくて楽しいいい子だったと思うのですが、そのまま健やかに成長したのでしょうか。
屈折したところがまったくない方という印象です。
これから”おっかけ”になるかも?

ついでに・・・なんて言うと悪いですがバスのNeal Daviesのインタビューです。(音声のみ)


この方もご活躍のようです。
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コメント 13

Cecilia

ARTさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-28 10:59) 

Cecilia

sungenさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-28 18:45) 

nyankome

John Stainerってここで知った作曲家ですが、19世紀後半の方なのですね。
こちらで歌詞が見られるほか、楽譜もpdfで公開されています。
http://www.cantatedomino.org/cd/index.shtml?145.txt

by nyankome (2010-01-28 20:53) 

matcha

Andrew Kennedyさん、話しておられる声が、もうソフトな綺麗な声です。
テナーでリリックというと、パバロッティの「冷たき手を」を思い出しますが、それより甘くソフトでいい声ですね。
by matcha (2010-01-28 20:58) 

シズコ

こんばんは。お久しぶりです。
今パソコンが使えなくて、PHSからの投稿です。Ceciliaさんのブログも携帯サイトに対応してるんだとわかって、久しぶりに拝読させて頂きました。
パソコンが使えないのは思いがけないストレスになりましたが(T_T)今は家のことしてます。
早くパソコンが復旧!?するようにどうぞお祈り下さい。
新型インフルエンザワクチンを接種したら気がゆるんで風邪ひいたシズコより( ̄□ ̄;)!!意味無いです~何やってんでしょうか~(T_T) ブログアドレスの貼り方まだわからないので名前だけでごめんなさい~。
by シズコ (2010-01-28 21:05) 

yablinsky

Andrew Kennedyさん、私のポーランドの知り合いに似ています。顔が似ていると声も似るようです。もっともこの知り合いは音楽はしてないと思いますが・・・Andrew Kennedyさんはさすがに英語も上品だとおもいました。
by yablinsky (2010-01-28 23:04) 

arata

Cecilia 様
Stainer と言う作曲家を、貴女の記事を読むまで知りませんでしたが、信仰心を穏やかに昂揚させる音楽を作る作曲家と感じました。
A.Kennedy 氏も、歌声、話し方から、穏やかで、真摯で、飾らない人柄なのだろうなと思いました。少年の頃の歌唱も美しいですね。
arata
by arata (2010-01-29 07:36) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
情報をありがとうございます。
大変参考になります。
次に聴くときはこのテキストを見ながら聴くつもりです。
歌詞は聖書そのままではなく聖書に基づいて新たに書き起こしたもののようですね。




by Cecilia (2010-01-29 08:20) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
「冷たき手を」・・・この方似合いそうです!
この方の声は私の先生にも似ています。
声に惚れ込んで弟子入りをお願いした先生なのですが。







by Cecilia (2010-01-29 08:24) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
ちょっとだけ忙しいのかな、と思っていました。
調子悪くないかなあとか・・・。
PCが壊れていたのですね!
(・・・ということでほっとしました。あ、でも風邪もひいていらっしゃるのですね。)
PCが早く直るとよいですね。
私も前に何度か修理に出しましたが、費用も馬鹿にならず(延長保障にしてないため)それでも家族で使うこともあって出しましたが、使えない期間と言うのはストレスがたまりますよね。
もうPCなしには暮らせません。
まあPCがあるとついつい向かってしまうので、ない時も必要なのだと思います。
風邪、お大事に・・・。


by Cecilia (2010-01-29 08:32) 

Cecilia

yablinskyさん、nice&コメントありがとうございます!
ポーランドにお知り合いがいらっしゃるのですか!
国際的ですね。
お仕事絡みかと思いますが、ショパンの旅がしたくなりますね~。(笑)

私はアメリカ英語よりもイギリス英語が好きです。




by Cecilia (2010-01-29 08:36) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!

>信仰心を穏やかに昂揚させる音楽を作る作曲家と感じました。

さすがarataさん、的確な表現だと思います。

>A.Kennedy 氏も、歌声、話し方から、穏やかで、真摯で、飾らない人柄なのだろうなと思いました。少年の頃の歌唱も美しいですね

子供の頃のほうの動画で一緒に歌っているテノールの方が高齢なのになかなか良い声なのに驚きました。
この方、歌だけではなくコメディアンだか何かもしていた方なのかな、と思いましたがどうなのでしょうか。
欧米圏ではやはり教会が芸術に貢献しているように思います。
子供の頃から教会で音楽を学べるというのは日本と大きく違う点ですね。
あちらでもステージママ(パパも?)というのはあるのでしょうけれど。




by Cecilia (2010-01-29 08:43) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-31 08:29) 

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