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紡ぎ歌(エルメンライヒ) [ピアノ]

初めてのピアノ発表会で演奏したのはEllmenreich(エルメンライヒ)の"Spinning song(紡ぎ歌)"でした。
(この時小2でした。そして私の楽譜は「糸紡ぎの歌」でした。)

今でも発表会の定番曲ですね。
子供には非常に人気があり、やたら速く弾く子も多いのでは?
私の夫が暗譜で弾ける数少ない曲の一つで(この曲と「楽しき農夫」くらいです。)、「紡ぎ歌」を恐ろしく速く弾くので驚きました。

でもお行儀良いきちんとした演奏よりも多少荒っぽくても速めのテンポのほうが面白いですね。
YouTubeを見ていると、いろいろな演奏(ほとんど子供)がアップされていてどれを載せようか悩みますが、ちょっと変わったこちらを選んでみました。




出だしからして普通のと違います。
この人のアレンジなのでしょうか?
本当はそういう曲なんじゃないかという気がしてしまいますが・・・。
まあかなり荒っぽいし、録音は良くないし・・・ですが演奏は非常に面白いです。
スリリングですよね。
大人でも弾いてみたくなるのでは?

ちなみに模範的な大人の演奏はこちら。



上より整っていてピアノも良いし録音も良いしうまいのですが・・・、きちんとしすぎていて面白くないように思えます。
でもこれが標準の演奏ですよね。

私の昔の演奏は残っていません。(写真だけはあるのでいずれアップするかも?)
ゆっくりヴァージョンの”真面目な”演奏だったはずです。

ところでエルメンライヒ、何年も音楽と関わってきましたが、この曲しか知りません。
そういう作曲家は他にもいますが。

「紡ぎ歌」に関しては、特集したくなります。
ロマン派のピアノの小品には「紡ぎ歌」が多いですよね。
(他に「狩」とか・・・)






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コメント 28

かなりや♪

こんばんは。お久しぶりです。
懐かしい曲です。私も、小2の時の発表会で弾きました。
発表会の曲というのは、家族にとっても、思い出の曲になってますね。

by かなりや♪ (2010-02-19 20:21) 

nyankome

上の動画は大人の女性でしょうか。
それにしても威勢のよい演奏です。
アレンジも加えていますね。
by nyankome (2010-02-19 21:13) 

毒蜘蛛

アーチストとしては上の人のほうがだんぜんセンスありますね。(笑
チェチーリアさんの声楽家としての活動も動画でぜひみたいものでス。
さっき、なぜか千の風になってについてのコメントに偶然遭遇してしまったのですが、ご紹介の曲はしっとりしたいい曲ですよねえ。

by 毒蜘蛛 (2010-02-19 21:20) 

Enrique

いと紡ぎは当時の有力な産業だったのでしょうね。
定番曲だと,いたずらをしてみたくなるものです。上の女性のようなセンスはありませんが気持ちは分かります。直球勝負の「愛のロマンス」をどこまでいじれるかというのも,昔ギター誌でありました。
by Enrique (2010-02-19 22:08) 

glennmie

糸つむぎの歌はロマン派の作品にとても多いですね。
ブルグミュラーとかメンデルスゾーンの無言歌集にもありましたね。
あと、ワーグナー!
そうそう、ドビュッシーのペレアスにも美しい紡ぎ歌がありましたね・・・・キリがないですね(笑)。
紡ぎ歌、狩の歌、舟歌・・・どれもロマン派の曲でおなじみですが、どの作曲家の作品もとてもステキで印象深いものが多いですね。なにか作曲家の意欲をかきたてるものがあるのでしょうか。
童話の世界のイメージにもつながるものを感じます。
by glennmie (2010-02-19 22:21) 

arata

Cecilia 様
僕は、弦楽器弾きなので、ピアノの曲には疎いです。この<糸紡ぎ>も、この記事で知りました。楽しげな曲調で、年齢の低い子供には、魅力的なのでしょうね。
余り一般に知られていない曲・何故か日本だけで知られている曲を聴くのも、楽しいですね。小学生の時、音楽の授業で、聴いた<ハイケンスのセレナーデ>等は、欧米では、殆ど知られていないとか。
arata
by arata (2010-02-20 00:55) 

Cecilia

sungenさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-20 01:06) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-20 01:06) 

Cecilia

かなりや♪さん、nice&コメントありがとうございます!
かなりや♪さんも弾かれたのですね!
きっと家族は忘れていると思いますが・・・。
私は娘たちが弾いた曲はしっかり覚えています。(娘たちは忘れていても)
by Cecilia (2010-02-20 01:08) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
上の動画男性だと思い込んでいました。
道理で指が柔らかい感じですよね。
指がパタパタ動いていて威勢がよいです。
by Cecilia (2010-02-20 01:10) 

Cecilia

毒蜘蛛さん、コメントありがとうございます!
上の動画の方、賛否両論かもしれませんが、私はなかなかセンスがあると思っています。
ピアノレッスンはどうしても”きちんと弾く”ことが中心になりがちですが、リズム感とかノリみたいなものも必要だと思います。
私の歌は過去記事にあります。(笑)
「千の風になって」のコメントをご覧になったのですね。
私がご紹介したのはLiberaでしたね。
by Cecilia (2010-02-20 01:14) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
この曲、海外の子供たちの演奏も聴いてみましたが、案外日本の子供と同じような演奏が多くて意外でした。
「愛のロマンス」をいじったらどんな感じになるのか聴いてみたいです。

「糸紡ぎ」、大規模なものもありますが、私は家庭の糸紡ぎの感覚で聴いています。

by Cecilia (2010-02-20 01:19) 

Cecilia

glennmieさん、nice&コメントありがとうございます!
メンデルスゾーンの無言歌には大好きな感じの曲が多いです。
糸紡ぎと言えばシューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」という曲もあります。
挙げれば本当にきりがないですよね!(笑)
こういう題でいろいろと想像をかきたてられます。




by Cecilia (2010-02-20 01:25) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
ピアノ初学者にとって有名な曲は誰でも知っている曲に思えますが、違う分野の方には知られてないことが多いですよね!
お互いにそういう曲が新鮮だったりしますよね!
もう日本でしか知られてない曲というのも多いのでしょうね。

by Cecilia (2010-02-20 01:32) 

ながぐつ

おはようございます。
2つめの映像をみて、ああこの曲だったか、と思い出しました。
1つめのはなんの曲だかわからなかったけれど、確かに面白いですね。

「糸を紡ぐグレートヒェン」といえば、ながぐつは、フォーレ/組曲「ペレアスとメリザンド」の2曲目を思い出します。オーボエのソロが美しいです。
by ながぐつ (2010-02-20 07:01) 

Enrique

子供の感覚は万国共通でしょうか。
あの技はクラシックの人にはできないので,面白いのだと思います。クラシック風?演奏はたくさん聴いていますから。「愛のロマンス」はまたいずれ。
「産業」というよりも家内制手工業,せいぜい水車で回しているのですね。
by Enrique (2010-02-20 11:17) 

毒蜘蛛

もしよろしければぜひ聴きたいのですが、過去記事教えていただけますか。
前から聞きたいと思っていたのですが・・・なかなか言い出せず。

by 毒蜘蛛 (2010-02-20 21:13) 

Cecilia

ながぐつさん、コメントありがとうございます!
フォーレは大好きなのですが、「ペレアスとメリザンド」はちょっとしか聴いたことがありません。
ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」と共にじっくり聴いてみたいです。

by Cecilia (2010-02-21 00:27) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-21 00:28) 

Cecilia

artfuldodgerさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-21 00:28) 

Cecilia

Enriqueさん、再コメントありがとうございます!
「愛のロマンス」、楽しみにしています。
19世紀の糸紡ぎは当然中世のものとは違うのでしょうけれど、「ねむり姫」に出てくる糸車のイメージでした。
「糸を紡ぐグレートヒェン」はそうですが、「紡ぎ歌」はもっと大掛かりなものでしょうか。
そう言えば水車を音楽で表現しているものも結構多いですよね。





by Cecilia (2010-02-21 00:34) 

Cecilia

毒蜘蛛さん、再コメントありがとうございます!
楽しみにしていただいてうれしいですが、がっくりくると思いますよ~。(苦笑)
このブログにお出でいただいている皆様、耳が肥えている方が多くて本当に怖いのですが・・・。
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2009-06-25
これが最新版です。
これ以前の記事で過去のものを載せています。
by Cecilia (2010-02-21 00:40) 

毒蜘蛛

聞きましたよー!ブラボー!!!!
すごく艶があっていい声、こんな美声で本当に羨ましい。
若々しく生命力を感じる溌剌とした声ですね。
がっくりなんてとんでもないです、私はとても好きな声です。
自信を持ってさらに前に突き進んでほしいです!
by 毒蜘蛛 (2010-02-21 12:10) 

Cecilia

毒蜘蛛さん、再コメントありがとうございます!
お恥ずかしい演奏を聴いていただきありがとうございます!
これ、話すときの声とは違うのです。(笑)
話す時も歌うときの声にしたいのですが、恥ずかしくってできません。
ちなみに低めの声で話すのですが、こもった感じの声だと思っています。
リンク記事以前に載せた過去の演奏はまた恥ずかしいものばかりなのですが、この企画で若い頃から案外声質は変わってないのだということがわかってうれしかったです。(成長してないというのもありますが・・・。)
本番はあってもなかなか録音できなかったりしますが、大きな本番の時に録音してほとぼりが冷めた頃にアップしようかと思います。



by Cecilia (2010-02-22 08:40) 

ことなりままっち

懐かしい~!!
発表会の超!超!定番曲ですよね、これ。

私が長らくお世話になっていたM子先生は、数名の先生と合同で1日かけて発表会をされていたため、どこかの部で必ず誰かが弾くというくらい定番な曲でした。でも流石に同じ部で2回以上聴きたくはない…。

なんですけどね。
実は私この曲は弾いたことありません。使っていた教材にも入っていなかった(たぶん)。先生になってからも、昔発表会で弾いた超高速(笑)な「紡ぎ歌」が印象に残っていたせいか、生徒に与えたことがないんですよね。
そういえば、以前出た発表会のプログラムで、やはり「紡ぎ歌」を弾いた生徒さんがいたんですが、プログラムの作曲者名が「エルメン”イ”ヒ」となっていました…。ミスプリントにしても意味不明(笑)ちなみに私もエルメンライヒの曲ってこの曲以外知らないです。
by ことなりままっち (2010-02-23 17:11) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
確かに同じ部で2回以上は聴きたくないですね~。
まあ普通は重ならないように気をつけて選曲するのでしょうね。
合同発表会では仕方がないですね。

うちの娘たちが使っていた「ピアノの森」にはありましたよ~。
超高速な「紡ぎ歌」とはこの曲とは違う曲なのだろうと想像していますが・・・?

by Cecilia (2010-02-24 08:24) 

毒蜘蛛

また変なタイミングに尋ねるかも知れませんが、また録音したら教えてくださいね。

>若い頃から案外声質は変わってない

これはすごく嬉しいことですよね。
以前、マリアカラスが不摂生で声を駄目にしてしまった頃の歌声と彼女をVTRで見て聞いたことがあります。
この後、まもなく若くして彼女自身の命も終わるのですが。
自分が持っている全盛期のカラスのアルバム中で、カタラーニの「ワリー」の第1幕のアリアが好きで良く聴くのですが、これほど力強く生き生きとしていた声が様々な人生の苦難によってあっさりと失われてしまったのは本当に残念なことだと感じます。

チェチーリアさんは天から与えられた美声を大切にしてながーく歌ってくださいね。
by 毒蜘蛛 (2010-02-24 12:40) 

Cecilia

毒蜘蛛さん、再コメントありがとうございます!
もっと成長できていれば良いのですが・・・また録音をアップしたら聴いていただけるとうれしいです。
もっと音域を広げたいし、広がるはずなのになかなかそうならないのが悲しいです。
まあ声がだめになってないだけいいかな、と思うことにしています。
年齢と共に声は変化するのは当然ですが、より良く変化したいと思っています。
せめて変に揺れた声にならないように気をつけたいです。


by Cecilia (2010-02-24 15:46) 

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