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La Chevaleresque~「(貴婦人の)乗馬」 [ピアノ]

前回の記事は小2で初めてピアノ発表会に出演したときの曲の話題でした。
小3の時はブルグミュラーの「貴婦人の乗馬」でした。

今回記事を書くにあたって少しだけ調べてみました。
”貴婦人の”がどうも気にかかったためです。

子供の頃は全音の楽譜を使っていました。
解説には貴婦人が危なっかしい感じで乗馬する様子がなんたら・・・というようなニュアンスのことが確かに書いてあったと記憶しています。
なので私もこの曲を弾くときにはちょっと上品に(あくまでも小学3年生のイメージ)、おどけた感じをイメージして弾きました。
先生からの注意はまったく覚えていません。
ですが長いこと使っていたこの楽譜・・・今手元にありませんが・・・小5の頃に確か学校で弾くチャンスがあったようで、再び自主練習した時に3つ年上の姉が書き込んだものが残っています。
偉そうに先生ぶって激しくたくさん書き込んでいます。

しかし最近の全音の改訂版では”貴婦人の”がなくてただの”乗馬”になっているようです。

ブルクミュラー25の練習曲  全音ピアノライブラリー

ブルクミュラー25の練習曲 全音ピアノライブラリー

  • 作者: ブルグミュラー
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2008/08/26
  • メディア: 楽譜



Amazonのリンクから目次を見ることができますが、日本語の曲名が以前とは変わっている曲が他にもいくつかあります。

「(貴婦人の)乗馬」はもとのフランス語では"La Chevaleresque"です。
ブルグミュラーと言うからずっとドイツ語圏だと思っていましたが、パリで活動していたようで、この練習曲集もフランス語になっていますね。
"La Chevaleresque"と言うのは”騎士道”という意味があるようなのですが、この曲はやはり貴婦人の乗馬を思わせる曲ですよね。
ブルグミュラーが貴婦人の乗馬をイメージしていたのかわかりませんし、やはり曲からそれぞれが自由に考えればよいのかなと思います。
でもピアノの先生が生徒についつい「貴婦人の乗馬なんだからもっと上品に~」とか言ってしまいそう。
そしてその気持ちもわかる気がします。



(※この部分に動画を貼り付けていましたが動画削除に伴い削除しました。2013.2.14)





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Enrique

私はこれは弾けません(というか弾ける曲のほうが少ないのです)が,ブルグミュラー最後,総まとめの曲,卒業の曲ですね。私は一刻も早くバッハに行きたくてすっ飛ばしてしまいました。てっきり「貴婦人の」だとばかり思っていました。曲のネーミングというのはイメージにかなり大きいものがありますね。
なんでブルクミュラーと言わず,ブルグミュラーなのか不思議でしたが,発音の問題も氷解しました。そんなことをいうと,いい年になってからやったのがばれてしまいますが。
by Enrique (2010-02-21 12:03) 

glennmie

たしか、共同音楽出版社だったと思いますが、「お嬢さまの馬乗り」となっていました。
変なだよね~!!って大笑いしたことがあります。
今も出ているのかわかりませんが、発表会のプログラムに載せるのは勘弁だと思います。
by glennmie (2010-02-21 18:43) 

matcha

>偉そうに先生ぶって激しくたくさん書き込んでいます。
そう言えば、僕も弟に偉そうに勉強を教えてたことを思い出してしまいました。
ブルグミュラー・・ピアノっていい教材があるんですね。
by matcha (2010-02-21 20:54) 

シズコ

こんばんは。ブ、ブルグミューラーって、懐かしい!
「貴婦人の乗馬」弾きましたよ~。確か25番目の最終曲だったと思えてます。
「これ弾ければブルグミュラー卒業だ~!」と嬉しかったな。
「貴婦人の乗馬」と「お嬢様の馬乗り」・・・・偉く印象が違いますね。
今はただの「乗馬」かいっ!?(苦笑)
個人的には「貴婦人の乗馬」のネーミングはなかなかビンゴだと思います。
今でも、弾けるなあ~、多分。
You Tubuの演奏聴かせて頂きました。私は2番目の方の演奏に近い弾き方&テンポでしてましたが、私はもっと雑だった気がする。1番目の方の丁寧な演奏には「ひゃ~!」と驚きました。か、解釈の違いかな?(^-^;)
私、この曲でずいぶん遊んだ気がします。最初の導入は、わざと右手と左手をずらして遊んで弾いてました。ちょうど指使いの練習でリズムを変えて弾く練習(教則本の名前が浮かばなーい!)をしていたので、それを無意識に「貴婦人~」でやってたんでしょうね♪今思えばブルグミュラーは好きだったんだなあ。「やさしい花」とか、「せきれい」などのシンプルだけど美しいフレーズなんとなく覚えてます。後は「タランテラ」!これ弾くとなんとなくピアノが上手になった気分がして嬉しかったです。
by シズコ (2010-02-21 21:28) 

aranjues

自分が使ってた楽譜出してみました。
貴婦人の乗馬ですね(汗)。
何時発酵なのか書いてありませんが、150円ですから、
古いですね~~。私が買ったはず無いから奥さんのでしょう。
小2ですか。。。私は40過ぎてから弾きましたがまともに弾けずに
終わったような気がしています。
by aranjues (2010-02-21 21:52) 

nyankome

私はバイエルの70番台で終わってしまいました(大学生のとき1年間だけ授業をとりました。)ので、ブルグミュラーの曲は初めて聞きます。
いかにも乗馬している感じの曲ですね。
とことこ歩いたり、ギャロップしたり。
by nyankome (2010-02-21 22:30) 

ながぐつ

こんにちは。
後の演奏のほうが、上品な貴婦人の乗馬という感じですね~。
録音のせいもあると思いますけど。
by ながぐつ (2010-02-22 05:46) 

yablinsky

うちは学研のブルグミュラの楽譜がありますが、タイトルは今も「貴婦人の乗馬」です。それから、うちの子どもは小学校の音楽の時間の鑑賞で習ったそうです。そのときのタイトルは「馬に乗って」だそうです。タイトルはいろいろあるようですね。
by yablinsky (2010-02-22 07:47) 

Cecilia

sungenさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-22 08:25) 

Cecilia

Enriqueさん、コメントありがとうございます!
おそらくお弾きになれるだろうと思います。
最後の曲ですが、これより前の「舟歌」などのほうが難しいと思っています。
私もそうですが全曲経験された方は多いのでしょうね。
娘たちは全曲やっていません。
この辺のロマン派のサロン風の小品にはイメージを喚起させる曲名がついていますが、日本語訳する時に注意が必要なのでしょうね。







by Cecilia (2010-02-22 08:33) 

Cecilia

glennmieさん、nice&コメントありがとうございます!
「お嬢さまの馬乗り」!
笑えますね~!(発表会のプログラムに載せたら受けるでしょうね~。)
「貴婦人の乗馬」とはイメージが変わりますね。
”貴婦人”・・・今なら若いイメージですが子供の頃には老けたお金持ちのおばさん(超ド派手!)のイメージでした。
あと今なら「エマ」というメイドものの漫画でお嬢様の乗馬シーンもあるのでわかるような気はします。
どちらにしても貴婦人やお嬢様の乗馬と男性の乗馬ではだいぶ違うと思いますので、ブルグミュラーの思い描いたイメージを知りたいです。


by Cecilia (2010-02-22 08:48) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
弟さんに勉強を教えていらっしゃったのですね。
私も母や姉に教えてもらうことが多かったのですが、母は感情的になって怒るだけ、姉は「こんなこともわからないのか」という感じで二人とも良い先生ではありませんでした。(苦笑)
ブルグミュラー、なかなか良い教材だと思います。
まあ他にも良い曲集が多いので、私の頃のようにこれ一辺倒でなくて良いと思いますが・・・。


by Cecilia (2010-02-22 08:54) 

Cecilia

板谷薫さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-22 08:54) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
シズコさんも経験者なのですね~。

>「これ弾ければブルグミュラー卒業だ~!」と嬉しかったな。

そう思われた方が多いようです。
私が発表会でこれを弾いた小3の時はこの「25の練習曲」は前半でした。
だからこれを弾いて卒業という感覚はありませんでした。
22曲目の「舟歌」で非常に難儀した記憶があります。
24曲目の「つばめ」は大好き!
暖かくなったら24曲全部弾いてアップしようかなあ~。

>今はただの「乗馬」かいっ!?(苦笑)

出版社によって違うようですが・・・。

YouTube動画のお二方、とても丁寧だと思います。
特に上の方は丁寧ですよね。
子供さんの動画が多いのですが、大人の演奏で載せたかったのです。

>最初の導入は、わざと右手と左手をずらして遊んで弾いてました。

どういう風になるのか想像しています。

「タランテラ」は今なら絶対に「タランテッラ」と言います!
弾き方も子供時代とは絶対に変わるはず!
だからやっぱりいずれアップしてみます。
by Cecilia (2010-02-22 09:06) 

Cecilia

aranjuesさん、nice&コメントありがとうございます!

>何時発酵なのか書いてありませんが、150円ですから、
古いですね~~。

”発酵”しているのですね~?(笑)

>小2ですか。。。

いえ、小3です。

少し頑張ればすぐに弾けると思います。

by Cecilia (2010-02-22 09:13) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
乗馬の感じは良く出ていますね。
私が今弾くならメトロノームを使ってきっちりとしたテンポでの練習をして、”規則正しい歩み”を表現したいですね。
ピアノ経験者には今更ご紹介するまでもない曲なのですが、他のジャンルの方には目新しいでしょうから、ブルグミュラー特集もおもしろいかもしれません。



by Cecilia (2010-02-22 09:18) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
お二方とも丁寧で好感が持てます。
下の方はピアノの先生らしいですね。
どちらにしても男性にしては(?)繊細な演奏だと思いました。







by Cecilia (2010-02-22 09:24) 

Cecilia

yablinskyさん、コメントありがとうございます!
うちにも学研の楽譜があります。
ミッキーの表紙ですよね?
長女のときに購入したのですが、これは全音のものよりも音符が大きいので子供には見やすいだろうということだったのです。
でもミッキーの挿絵は私にはイマイチでした。
ロマン派の小曲のイメージを喚起させる曲名は非常に重要だと思っていますが、同じくらい挿絵も重要です。
私は自分が小学校低学年から全音を使っていましたので、音符が大きくなくても良いと思っていましたが、そういうものかと思って先生に従いました。
次女の時には同じく大きな音符でもドレミ楽譜出版社のほうを選びました。
今学研のほうは二階にあるのですが、ドレミのほうは優しい感じの挿絵です。
それぞれの曲の内容に合った絵で、ねずみやりすなどの小動物が登場しますが、イメージをあまり損なわないと思います。
by Cecilia (2010-02-22 09:33) 

arata

Cecilia 様
僕は、音大受験の為に、ピアノを中学生になってから始めたので、この曲は、中学二年生ぐらいの頃に弾きました(何故か楽譜が手元に無い)。遅いスタートだったので、子供が勉強する曲集をすっ飛ばして、割りに早い時期に、ソナチネに入りました。曲より、Czerny 等のエチュードを沢山練習したように、記憶しています。今、再度、ピアノのエチュード(Czerny 30番)を練習していますが、エチュードとは言え、色んな発見があって、楽しいです。
arata
by arata (2010-02-22 13:06) 

REIKO

私も弾きました~!
楽譜は全音の、百何十円?時代のもので、やはりタイトルは「貴婦人の乗馬」でした。
今売っている楽譜を見ると、タイトルの訳が随分変わりましたよね。
14番の、「スティリアの女」なんて、もうどこにも書いてないような?
この曲に限らず、ブルクミュラーはほんとに良く弾いてました。
大人になっても、気がつくと弾いていた・・・(笑)
でも曲集の中では、これよりも「バラード」「舟歌」「タランテラ」の方が好きだったかもです。

1番目の動画、どう見てもラグビー選手みたいな体育会系お兄ちゃんが、ずんぐりした指でとても丁寧に弾いているので、面白かったです。
この方、とても基礎が良く出来てると思います。
たぶんこの曲は、乗馬の「並足」「速足」「駆け足」(・・・だったか?足運びによって、色々種類がありますよね)を体験的に知っていると、より良く&面白く表現できるのではと思います。
馬に乗ったことないので、想像でしかありませんが。

by REIKO (2010-02-22 15:27) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
私はCzernyは大人になるまであまりやりませんでした。
Czerny100番というのはやったのですが、途中でやらなくなったように思います。
なかなか進まないので先生がやめたのでしょうか?
大人になってピアノを再開したときはCzerny40番から始めましたが、楽しいです。



by Cecilia (2010-02-22 18:29) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
私も大人になっても気がつくとブルグミュラーを弾いていました!(笑)
適度な長さと難易度のおかげで気軽に楽しめるからです。
私が好きなのは「子供の集会」「進歩」「つばめ」「舟歌」「帰途」あたりでしょうか。
ブルグミュラーについてまた記事にしたいと思います。
それから暖かくなったら演奏してアップです。(笑)

上の動画の方、どう見ても体育会系ですよね!
見た目と弾き方のギャップが~。
しかもロデオでしたっけ?
子供が乗って遊ぶおもちゃが~。

このブログにリンクさせていただいているピアニストの方で趣味の乗馬をされている方がいらっしゃいますが、ご意見をお聞きしたいです。








by Cecilia (2010-02-22 18:45) 

tm

僕もこのテキストで習ったので、この曲を弾いたことあります。5年生から始めたので、多分6年生ぐらいの頃でした。

僕の体で覚えているスピードは、もっとゆったりしたものです。多分、僕がそんなに速く弾けなかったからでしょう。いや、それとも、優雅さを出すためだったのかな。
by tm (2010-02-22 21:41) 

Cecilia

tmさん、コメントありがとうございます!
きっと優雅さを出すためだったのですよ。(笑)
お子様の記事を楽しませていただいています。
またコメントに伺いますね。
by Cecilia (2010-02-23 08:28) 

ことなりままっち

まだ出てきてないタイトル(笑)
「令嬢の馬乗」というタイトルでした。ちなみに私が使っていたのは音楽之友社版。
ブルグミュラーは小学生の頃弾いたのですが、タイトルの意味がまるで分からず(笑)この曲は好きでもキライでもない曲でした。
ちなみに好きなのは自分のところでも記事にした「舟歌」です。

上の動画の人、私は、「ジョーバ」という家庭用フィットネス機器(?)を連想してしまいました…。体格も体育会系っぽいし(笑)
by ことなりままっち (2010-03-02 13:39) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
「令嬢の馬乗」!
音友版ではそうなのですね。
「舟歌」は好きな曲です。
子供のときはうまく弾けなかったしイマイチでした。

「ジョーバ」は岩盤浴の時くらいしか乗ったことがないです。
動画の人、体育会系ですよね!
でもまじめに弾いていらっしゃるところが良いです。
by Cecilia (2010-03-02 17:45) 

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