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魚のお面

前の記事で工作の話題が出たついでに工作の思い出話です。

小学校3年生か2年生の時のクラスの集合写真(・・・と言ってもたったの9人!)がいくつかあるのですが、工作で作った動物のお面をかぶったもの、クラフト紙のような紙の袋(まさかもともと肥料が入った袋ではないと思いますが)で作った洋服を着ているものがあります。

洋服のほうは良いとして、動物のお面のほうは昔から嫌でした。
・・・というのは写真を意識しているとは思えない作品と写り方だったからです。

まずこの工作のお面、後ろ側もついたもので、お面と言うよりはかぶりものですね。
女の子はウサギが多く、男の子はライオンが多かったです。
(猫とか犬とかいてもおかしくなさそうですが誰も作っていません。)
皆哺乳類の動物でいかにも子供が好きそうな動物を作っているのですが、私だけなぜか魚!!
魚なので顔だけというわけにいかなくて全身作っています。
作品自体はそれなりなのですが、問題は写真の写り方です。
皆顔を作っているので当然顔が前に見えるようにかぶって写っているのですが(お面は帽子状にかぶっていて顔は普通に出ています。)、当然作品も良く見えますよね。(後ろ側は見えませんが。)
ところが私は魚の口が前を向くようにかぶっています。
口が前を向くようにかぶるべきだと考えていたのでそうしたわけですね。
でもそのようにかぶったせいで、魚の胴体が写真ではわからないのです。
先生も何もおっしゃらなかったのですが、写真では頭に何か三角のものが載っているようにしか見えません。
つまり、魚のお面をかぶって写っている私は、”佐渡おけさ”の笠をかぶって正面から写真を撮られている人みたいなものなのです。
最初から写真のことを意識した作品を作るべきだったのかもしれませんが、最初にそういう話があったわけではないし、わかっていてもそこまで考えて作らなかった可能性が高いです。
それにしてもなぜ魚にしたのでしょうか。
非常に悔やまれますが、どうしても魚にしたい訳があったのかもしれません。
記憶では唇もちゃんとつけています。

この写真、お面がわかりにくいのも嫌なのですが、母が作った不思議な幾何学模様のセーター(例の学芸会で着たもの。)を着て不機嫌そうな顔で写っています。
当時髪の毛が非常に短く、それも嫌だったのですが、前髪を垂らしているのがなぜか嫌で思いっきりひっつめてピンで留めているのがまた可愛くないのですが、太陽の光がまぶしくてそれで睨むような目つきになっています。
ウサギのお面を作った女の子はもともと可愛らしい上、にこやかに写っています。
またそのウサギが可愛らしいのですね~。


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Enrique

Ceciliaさんの無念さが伝わってくる記事です。魚となったところで何となく展開が予想できました。たしかに魚は難しいですね。水中を泳ぐ彼らは正面への投影面積をなるべく小さくしているわけですから。
はーいうさぎさーん,くまさーん,といった陸上哺乳類系とは違う表現をしたかったのだけれども,表現が大人の予定したものと相容れなかった。人魚姫だって下半身ですしね。しかし,無邪気にありきたりの表現をしたくない感性を先生はおわかりだったのではないでしょうか?しかし先生もフォローするのが難しかった?「さかなくん」がかぶっているもの,彼の該博な魚の知識から生み出されたにしても何だかわかりません。
by Enrique (2010-04-30 12:31) 

matcha

僕は、小学5か6年の時、粘土で型を作ってその上に新聞紙を糊で貼り付けて最後に上質紙で仕上げて、型から外し、色を塗り最後にニスを塗って乾かして出来上がり。というのをやりました。
僕の作ったのは、天狗です。鼻を丈夫にと思い、幾重にも新聞を念入りに貼り付けました。結構大きな鼻になったんですが・・鼻の部分が結構重かったんですね。
垂れ下がりました。
皆から「お茶の水博士」だぁ。って云われ、思わぬハプニングと天狗と言えない僕。暫くの沈黙から。
「お茶の水博士だよ」って誇らしく言ったのを覚えています。

by matcha (2010-04-30 16:09) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
「さかなくん」、好きです♪
知識もすごいですが、絵がうまいですよね。
彼がかぶっている帽子はふぐの仲間のような気がしますがなんだったでしょうか。(聞いたことがあるように思うのですが・・・。)

魚のお面の時の担任も前の記事の小1の時の担任と同じです。
せめて「横向きにかぶったほうが写真写りがいいよ~。」とでも言っていただければ、後々後悔しなくて良かったのではないのだろうかと思うのですが、言われた記憶はありません。
それに当時の私は相当強情だったと思うので、アドヴァイスされてもそれに従わなかったのではという気がします。




by Cecilia (2010-05-01 07:06) 

Cecilia

matchaさん、コメントありがとうございます!
その天狗、残念でしたね~。
せっかく念入りに作ったのに・・・。
子供の作品というものはそういうものですよね。
次に作ることがあったらそこに気をつけて良い作品ができると思うのですが、学校の工作ではそれきりになってしまいますものね。
そうそう同じことに取り組むわけにはいきませんし。
失敗したために新たにやり直す場合の材料の問題もありますし。
学校の夏休みの宿題で工作をする場合、最初から親がかりというケースが多いですが、失敗から学ぶことがなくなってしまうように思えます。



by Cecilia (2010-05-01 07:10) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-01 07:11) 

Cecilia

yablinskyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-01 07:16) 

Cecilia

センニンさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-01 07:17) 

Cecilia

Daddy恭男さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-01 07:17) 

nyankome

魚を選ばれたのは何か理由があったのでは?
>唇もちゃんとつけています
リアルに作られたのですね。
かわいい系ではウサギか子猫、ちょっとお茶目なタヌキというところでしょうか。
by nyankome (2010-05-01 13:31) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
なぜ猫を思いつかなかったのかと思います。
あの頃の自分が特に魚が好きだったとは思えないですし。
皆と同じようなものを作りたくないという反発心はあったかもしれません。
by Cecilia (2010-05-02 08:20) 

Cecilia

ながぐつさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-02 08:52) 

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