東京からきた女の子 [読書]
子供の時に愛読した本に長崎源之助の「東京からきた女の子」があります。
小学校中学年向きでしょうか。
母が買ってきた本ですが、これは映画化されていたのですね。
実家にあった本は全集ではなく単行本です。
映画でのあらすじはこちらに出ています。
東京からきた女の子(1978) - goo 映画
ほぼ原作どおりだと思いますが、映画では東京から来た女の子の父親は高速縦貫道路の作業員になっています。
原作ではダム工事の作業員だったと記憶しています。
子供の人間関係に大人の仕事の事情が反映されてしまうんだなあ、と今ならそういう視点で読んでしまいそうなのですが、子供の頃は女の子の作り話を信じて”新婚旅行”までしてしまう男の子の立場になって読んでいました。
女の子の作り話の中に「お母さんは中野でピアノの先生をしている。」というのがありました。
(お母さんとお父さんは離婚しているのか別居しているのかわからないです。そこらへん詳しく書いてあったでしょうか?)
中野というのは東京の中野なのですが、この本のおかげで中野=ピアノのイメージができてしまいました。
でも中野のピアノの先生、多そうですね。(笑)
私が当時ついていたピアノの先生のレッスン室は(この本の頃は友人宅レッスンから先生の新築された自宅レッスンに変わっていた頃だと思います。)、私の実家にはない素敵なシャンデリアがグランドピアノの上に煌いていましたが、ピアノの先生の家というのはそういうものなのだと思って読んでいました。
作者のイメージでもそうだったのだろうと思います。
ピアノの先生というものにはハイソでハイカラなイメージがありますよね。
”結婚式”の場面は子供のごっこ遊びのようなものですが、神父役がいて本格的でした。
シロツメクサか何かの髪飾りとブーケがとても素敵だと思えた場面です。
しかも”新婚旅行”のトラックには空き缶付き!(あの頃、空き缶をオープンカーにつないでカラコロさせるのがはやっていましたよね?田舎でやる人はいなかったと思いますが。)
東京から来た女の子は今で言えば”濃いキャラ”なのですが、たとえ作り話ばかりで固めたような子でも魅力ある子でした。
こういう子が実際にいたらかなり問題児だと思いますが。
何と言っても遠くの知らない町まで”新婚旅行”に行ってしまうのですから。
最後のほうで村を沈めるための発破の音がする場面があったと記憶しています。
小学校中学年向きでしょうか。
母が買ってきた本ですが、これは映画化されていたのですね。
実家にあった本は全集ではなく単行本です。
映画でのあらすじはこちらに出ています。
東京からきた女の子(1978) - goo 映画
ほぼ原作どおりだと思いますが、映画では東京から来た女の子の父親は高速縦貫道路の作業員になっています。
原作ではダム工事の作業員だったと記憶しています。
子供の人間関係に大人の仕事の事情が反映されてしまうんだなあ、と今ならそういう視点で読んでしまいそうなのですが、子供の頃は女の子の作り話を信じて”新婚旅行”までしてしまう男の子の立場になって読んでいました。
女の子の作り話の中に「お母さんは中野でピアノの先生をしている。」というのがありました。
(お母さんとお父さんは離婚しているのか別居しているのかわからないです。そこらへん詳しく書いてあったでしょうか?)
中野というのは東京の中野なのですが、この本のおかげで中野=ピアノのイメージができてしまいました。
でも中野のピアノの先生、多そうですね。(笑)
私が当時ついていたピアノの先生のレッスン室は(この本の頃は友人宅レッスンから先生の新築された自宅レッスンに変わっていた頃だと思います。)、私の実家にはない素敵なシャンデリアがグランドピアノの上に煌いていましたが、ピアノの先生の家というのはそういうものなのだと思って読んでいました。
作者のイメージでもそうだったのだろうと思います。
ピアノの先生というものにはハイソでハイカラなイメージがありますよね。
”結婚式”の場面は子供のごっこ遊びのようなものですが、神父役がいて本格的でした。
シロツメクサか何かの髪飾りとブーケがとても素敵だと思えた場面です。
しかも”新婚旅行”のトラックには空き缶付き!(あの頃、空き缶をオープンカーにつないでカラコロさせるのがはやっていましたよね?田舎でやる人はいなかったと思いますが。)
東京から来た女の子は今で言えば”濃いキャラ”なのですが、たとえ作り話ばかりで固めたような子でも魅力ある子でした。
こういう子が実際にいたらかなり問題児だと思いますが。
何と言っても遠くの知らない町まで”新婚旅行”に行ってしまうのですから。
最後のほうで村を沈めるための発破の音がする場面があったと記憶しています。
この話は知りませんでした。
映画のあらすじを読みました。
僕も地方で生まれ育ちましたが、東京から来たと言うだけで、何かハイカラな印象がありますね。話のような作り話は信じてしまいますね。
こんな女の子だったら、きっと喜んで新婚旅行しただろうし、東京に知らない間に帰ってしまったとしたら、相当ショックだろうと思いました。
by ながぐつ (2010-05-02 21:01)
センニンさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-03 07:17)
ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
この本を読んだ頃は東京に憧れがありました。
東京に住む親戚が来ると何かしらハイカラなお土産がありましたし。
でも小6の時に東京から来た男の子の転校生には後でかなりいじめられましたね~。
映画だとどんな感じかな、と興味があります。
大場久美子も出ていたようですね。
by Cecilia (2010-05-03 07:21)
matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-03 07:26)
大阪でも昔はお金持ちの(昔)お嬢様がピアノを教えているということが多かったようで、レッスンにお屋敷に通ったという話をよく聞きます。
by nyankome (2010-05-03 13:01)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ピアノレッスンと言えば瀟洒な洋館のイメージがありましたが、最近はそうでもないですよね。
でもそういうところも多かったりして・・・。
by Cecilia (2010-05-04 08:29)
うっわ~~~、なんて懐かしい!!
実はこれ、今我が家にあります。私はちゃんと読んでいた記憶がないので、妹が読んでいたのかもしれません。
あの主人公の女の子は確かに「濃い」キャラですよね。今ドラマ化したら誰がやるんだろう。(大橋のぞみちゃんでないことは確か)
ちょっと時代を感じさせる話ではありますね。
男の子の役も今どきの子だとちょっとできる子はいなさそうだなぁ。
by ことなりままっち (2010-05-08 14:01)
ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
今の子役タレントたちは賢そうで都会的な子が多いです。
野生的な子どもの役を演じることができる子が少ないのはさびしいですね。
昔のドラマなどを見るとそう感じます。
この本、題名を思い出すのに一苦労でした。
思い出してみると「な~んだ!」という題名です。
by Cecilia (2010-05-09 17:53)