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ショパンのエチュードOp.10-4(小林愛実) [音楽鑑賞]

ショパンのエチュードop.10-4は「のだめカンタービレ」のドラマで強烈に印象に残った曲のひとつです。
それまでもこの曲を聴いているはずですがエチュードのほかの曲のほうが気になっていたため、この曲はそれほど印象に残っていませんでした。
のだめが子供時代のピアノレッスンを回想している場面で弾いている曲ですよね。
「もうこんな曲も弾けるんだ~」という賞賛の声もあったと思いますが、先生から殴られた時の恐怖がトラウマになっていることを出したいところで繰り返し出てくる場面です。

最近エチュードで気になるのはこの曲です。
よく聴く(見る)のは天才少女ピアニスト小林愛実ちゃんの演奏です。

この曲を使ったオフィシャルな動画がいくつかありますので埋め込んでみます。

EMIの動画は埋め込み無効になっていますのでURLだけ。

http://www.youtube.com/watch?v=zEeRsFpsJSI&feature=related


こちらはPTNAの動画です。


SonyのREAL MUSIQ(REAL MOVIES×Play You.


よくわかりませんが大体同じくらいの時期の撮影なのでしょう。


小林愛実Debut!(DVD付)

小林愛実Debut!(DVD付)

  • アーティスト: 小林愛実,バッハ,ベートーヴェン,ショパン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: CD



全曲試聴できます。

わざわざ購入することはないかもしれませんが、試聴とは言え、彼女のバッハを初めて聴いたかも?
最初に聴いたのは(見たのは)小4の頃だったでしょうか。
上手な子だなあと思いましたが、ここまで有名になるとは思いませんでした。

小林愛実ちゃんというと演奏の時の独特の姿勢が気になります。
姿勢はどうでも本人が弾きやすくて音楽的に問題がなければよいのでしょうね。
私もブログでさんざん演奏の時の不要な動作の話をしてきましたが、弾けない私が書いても説得力ありませんよね。
これだけ弾けるのだから脱帽するしかありません。
実際音だけ聴いていたら子供の演奏とは思えませんし(最近の子供はすごいので馬鹿にできません。)、単に指が回るだけでなくねっとり歌うように弾いてほしいところはそのように弾いているし、さすがです。
大人のピアニストの演奏でもなかなかこうは弾けない人も多いようなので、すごいところだなあと思います。
でもやっぱり姿勢は気になるかな?
特に椅子から飛び上がってしまうのはどうしてなのでしょうか?
もしかして癖になっているのかなとか思ってしまいます。
特に身長がないわけでもないですよね?

フランス・ブリュッヘンともモーツァルトのピアノ協奏曲で共演しているようですし、今後が楽しみですね。

小林愛実ちゃんについてはyablinskyさんも記事を書かれていますね。


YouTubeと言えば、私のよく知っているある子もデビューのために公式な動画(自分で勝手に撮影して投稿しているのではなく事務所が宣伝のために投稿している)がいくつか出ています。
昔からその子は大物になるのではないのだろうかと思っていたけれど、順調に育っているようです。
演奏はちょっと思うところが多かったけれど(私が知っている子供時代の演奏のほうが未熟だったかもしれないけれど好きでした。)、経歴と言い度胸と言い容姿と言い申し分ないです。
このまま演奏家人生まっしぐらなのでしょうね。
子供時代から成長を追いかけているような演奏家が素晴らしく成長するとうれしいものですね。

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nyankome

最初に知ったのは、yablinskyさんのところだったように思います。
CDショップにもアルバムが並んでしました。
動画を見て、改めて凄い演奏をする子だと思います。
順調に伸びていって欲しいですね。
by nyankome (2010-05-08 11:59) 

すとん

>でもやっぱり姿勢は気になるかな? 特に椅子から飛び上がってしまうのはどうしてなのでしょうか?

 NHKのスーパーピアノレッスンのショパン編のジャン・マルク・ルイサダ先生が、よくこういう弾き方をしていました。「体重を腕にかけて演奏できないといけない」とか、そんな類の事を生徒に言って、ffの部分ではよく椅子の上で跳ねていましたよ。

 この子は、そっち系の門下の子なのかもしれませんね。


by すとん (2010-05-08 15:03) 

センニン

こんばんは。
山野楽器の店頭で映像が流れていたので少し視た事があります。
なんだか子供らしくないなあという印象です。
感情のこもったような演奏は素晴らしいと思いますが、この先どういう人になって行くのかが興味深いです。
音楽家の卵がよく言われるように文学や絵画など音楽以外の素晴らしいものにも触れて内面を豊かにしなければなりません。情感豊かな演奏は感覚の鋭い子供ならそういうスタイルを身につける事はできます。問われるのは自分の内面から湧き出て来たものかどうか、でしょうね。
by センニン (2010-05-08 19:50) 

ながぐつ

映像見ました。
ながぐつもyablinskyさんのブログではじめて知ったのでした。
テクニックもさることながら、14歳とは思えない表現力ですね。もちろん上手いのは音楽的表現のことを言っていますが、姿勢というか、体の動きはちょっとオーバーかなあと思います。
ラン・ランもこれくらいの歳から、もうあの動きだったのでしょうか。

by ながぐつ (2010-05-08 21:35) 

yablinsky

この「姿勢」は重力奏法を越えています。ひとつの気合いの入れ方なのかもしれませんね。聞かせるだけでなく、見せることもプロの演奏家には必要な面かもしれません。うちの長女がファンなのでもう一度コンサートへ行って来ます。報告はブログへかきます。今度はショパンのピアノ協奏曲第1番ですよ。

下の画像は、カメラ割りからして、演奏と画面は別ですね。
by yablinsky (2010-05-08 23:59) 

アマデウス

まさに天才少女ピアニストですね☆
10歳か11歳の頃のモーツァルトのピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537≪戴冠式≫や第20番ニ短調K.466もYouTubeにupされていますが、素晴らしい表現力ですね☆
by アマデウス (2010-05-09 06:48) 

Enrique

偶然YouTubeで見つけ,最初は良くある「小さいのにこんなに弾けます」風の子かなと思っていましたが,どっこい,バッハでも大人の様に弾いていました。10歳前で成熟した弾き方をするものだと妻と感心していました。着々と伸びて行って欲しい才能ですね。
演奏姿勢には少しオーバーアクションに見えるところもありますが,逆説的に言えば,そこまで動いてもよく弾けるとは思いますね。
by Enrique (2010-05-09 11:01) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
売れているようですね。
小さい時から売れてしまうと心配になったりしますが、このま研鑽を続けて良い演奏家として成長してほしいですね。




by Cecilia (2010-05-09 17:57) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
なるほど、ルイサダ先生の影響を受けた先生のレッスンを受けている可能性もあるかもしれませんね。
PTNAのコンペで上位になる子は”見せる演奏”をする子が多いようです。
今愛実ちゃんがついている先生もPTNAでは有名な先生ですし。


by Cecilia (2010-05-09 18:01) 

Cecilia

krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-09 18:02) 

Cecilia

ぼんぼちぼちぼちさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-09 18:02) 

Cecilia

広島ピアノさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-09 18:03) 

Cecilia

musemistyさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-09 18:05) 

Cecilia

Daddy恭男さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-09 18:05) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
私はまさにセンニンさんと同じことを考えています。
感情豊かな表現(情感豊かな表現)が自分から出たものなら良いのです。
演奏家が作曲家と真剣に向かい合って生まれた演奏は素晴らしいですよね。
他の人が作曲した曲を通して自分の感情を表現するのもありだと思いますが、プロの演奏家というのはやはり作曲家の伝えたい感情を伝えるものだと思っています。
愛実ちゃんがたくさんの素晴らしい芸術に触れてもっと成長できると良いなと思います。


by Cecilia (2010-05-09 18:11) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-09 18:12) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-09 18:12) 

Cecilia

ながぐつさん、コメントありがとうございます!
4歳の頃の演奏も見ましたが堂々としたものでした。
舞台慣れしているし、本当にすごいテクニックと表現力です。
ただ、やはり見ているとオーバーアクションに気を取られ、曲に入っていけないように思います。
オーバーアクションが気にならない人には良いかもしれません。
私も音だけなら気になりませんが。
ラン・ランの子供時代も少しだけ見ました。
後姿ですし、ちゃんとした撮影でないのでよくわかりませんでした。
今度気になっているのは牛牛(ニュウニュウ)君です。
by Cecilia (2010-05-09 18:17) 

Cecilia

yablinskyさん、nice&コメントありがとうございます!
愛実ちゃんには娘さんたちの良きお手本として頑張ってもらいたいですね。
”見せる演奏”ですが、うちの娘たちみたいな子達は周りからいくら言われてもできませんでした。
性格によるのでしょうね。
コンクール(特にPTNA)ではパフォーマンスも重視されるようなのですが、先生によって評価はいろいろかもしれません。
そういうことを嫌う先生もいらっしゃいます。
この傾向は合唱の世界でもあるようで、最近の合唱コンクールではパフォーマンスをするところが多いです。
これも賛否両論ですが。



by Cecilia (2010-05-09 18:21) 

Cecilia

アマデウスさん、nice&コメントありがとうございます!
この子は情熱的な曲が似合いそうですね。
ベートーヴェンとか・・・。
モーツァルトも結構弾いていますね。
by Cecilia (2010-05-09 18:24) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
本当にあんなに動いたら弾けなくなりそうですが、それでも弾けると言うのがすごいですね。
いずれは国際コンクールにも出場するのでしょうね。




by Cecilia (2010-05-09 18:27) 

Cecilia

LittleMyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-11 08:54) 

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