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光と闇との行き交う巷 [声楽]

讃美歌シリーズ第3弾です。(いつまで続くでしょうか。)

今日の讃美歌は激しいです。
「光と闇との行き交う巷」という讃美歌(276番)ですが教会に行ってない方にはかなり抵抗があるかもしれませんね。
信仰に燃えてないと歌えない讃美歌かなと思います。

YouTubeからヴァイオリン演奏を選んでみました。
ヴァイオリン演奏は言葉がないので激しいけれど素敵な曲にしか聴こえません。
メロディーはウェールズの讃美歌(Welsh Hymn Melody)のようですが・・・。(ウェールズのキリスト教の歴史を調べたら奥が深そうです。)



James Russel Lowellが1845年に作った詩の抄訳であるというこの讃美歌はTON-Y-BOTEL(瓶の中の曲)と言うタイトルで知られているようで、"Once to every man and nation"で始まっています。(嵐の晩に海岸に打ち上げられた瓶の中にこの曲を記した言葉が見つかったという伝説があるようです。)
3連符が多く、鼓舞されるような曲だと感じています。
原曲の歌詞は次のとおりです。

Once to every man and nation,
Comes the moment to decide,
In the strife of truth with falsehood,
For the good or evil side;
Some great cause, God's new messiah,
Offering each the bloom or blight,
And the choice goes by forever,
'Twixt that darkness and that light.

Then to side with truth is noble,
When we share her wretched crust,
Ere her cause bring fame and profit,
And 'tis prosperous to be just;
Then it is the brave man chooses,
While the coward stands aside,
Till the multitude make virtue
Of the faith they had denied.

By the light of burning martyrs,
Christ, Thy bleeding feet we track,
Toiling up new Calvaries ever
With the cross that turns not back;
New occasions teach new duties,
ancient values test our youth;
They must upward still and onward,
who would keep abreast of truth.

Though the cause of evil prosper,
Yet 'tis truth alone is strong;
Though her portion be the scaffold,
And upon the throne be wrong;
Yet that scaffold sways the future,
And behind the dim unknown,
Standeth God within the shadow,
Keeping watch above His own.


英語でも相当激しい歌詞であることがご理解いただけるでしょう。

(5月14日・追記)
どこかの教会で歌われている様子です。
途中からソプラノのオブリガードがついています。












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コメント 21

Cecilia

伊閣蝶さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-13 10:11) 

matcha

賛美歌の中にも、こういう激しい曲もあるんですね。
歌詞を読まず、曲を聴くと普通のバイオリンの作品として受け容れられますねぇ。
賛美歌は、きれいな曲ばかりと思ってましたが、なるほど。
歌詞を読んでも、単語が倫理によく出てくるもので止まってしまい、時間をかけないとわからないですね。イメージは、つかめたつもりです。
有難うございました。
by matcha (2010-05-13 18:43) 

センニン

こんばんは。
合唱で聴いてみたいですね。
by センニン (2010-05-13 20:34) 

Enrique

草食系男女子には言葉に出して歌うのは怖そうな歌です。信仰心があれば大丈夫なのでしょうか?
メロディもなんて言えばいいのでしょうか,気合いが入っている感じがします。似ている歌を思い出せそうで出せません。ヴァイオリンの奏法とピアノ伴奏にもよると思いますが,もとの歌聞いていないので比較できません。でも,中間部2:03ごろからのゆっくりおとなしく弾くところはふつう?の讃美歌に聞こえなくもありません。
by Enrique (2010-05-13 20:43) 

Enrique

P.S.
ブラームスの弦楽六重奏曲第1番第2楽章と雰囲気似てると思いますが,ブラームスのほうもどこかから採譜した可能性ありますね。
by Enrique (2010-05-13 22:07) 

yablinsky

日本人はなかなかこういう歌は歌えません。昔は軍歌とか歌っていた時代もあったのでしょうが・・・私はイギリス人がエルガーの威風堂々を歌っているのを聞くと圧倒されますが、同じような感覚を持ちました。
by yablinsky (2010-05-13 23:29) 

nyankome

賛美歌なんですね。
知らなければ、初めからからこういうヴァイオリン曲だったように聞こえます。編曲がよいのでしょうね。
by nyankome (2010-05-14 00:57) 

ながぐつ

賛美歌のイメージ変わりました。
ひとつの独立した音楽として聴いても、十分耐えうる音楽と思います。
by ながぐつ (2010-05-14 06:31) 

Cecilia

板谷薫さん、niceありがとうございます!


by Cecilia (2010-05-14 09:40) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
英文を和訳して載せればよいのですが、面倒なので英文のみにしています。
検索していただければ日本語の歌詞も出てきます。(リンクを貼るのも面倒でしていません。)
他にも激しい讃美歌はあると思いますが、たぶんこの曲が歌っていてもっとも厳しい気持ちになる曲ですね。
決断を迫られているような気分になりますし、自分の生活態度を悔い改めなければという気持ちになります。
歌詞がわからなければ一般の方にも受け容れやすい曲ではないでしょうか。
私たちは歌詞がわかっているので白紙状態では聴けませんが。
by Cecilia (2010-05-14 09:46) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
”合唱”ではないですが”斉唱”ならありました。
記事の下のほうに貼り付けておきます。
by Cecilia (2010-05-14 09:49) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
ブラームスの弦楽六重奏曲第1番第2楽章に似ているのですか。
まだ聴いていませんが心に留めておきます。
検索してもそういう情報はありませんのでたぶん似ているだけかもしれません。
歌のほうがどんな感じか理解していただくために礼拝で歌われている(英語)様子を貼り付けてみました。
一般の方が歌う場合は激しさはあまりないですが、上のヴァイオリン演奏は原曲の雰囲気で演奏されていると思います。
声楽家が歌えばそれなりに激しい感情を込めると思います。
要するに気合が入った曲ですね。(笑)
昔礼拝で歌った時は、”光”のほうにつくんだという気持ちで歌っていましたが、今はけして”闇”ではないと思うけれど、こんな清教徒的な気持ちで暮らしてないなあと思っています。


by Cecilia (2010-05-14 10:01) 

Cecilia

Daddy恭男さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-14 10:02) 

Cecilia

yablinskyさん、nice&コメントありがとうございます!
”軍歌”!
まさにそれですね。
”キリスト教の軍歌”と言っても良いかもしれません。
”信仰の戦い”という言葉もあるくらいですからね。
エルガーの「威風堂々」は大好きな曲で、プロムスでユニオンジャックを振りながら歌う人々を見て楽しそうでいいなあ・・・と思うと同時に、イギリスのナショナリズムを感じます。
「ジュピター」で有名なあの曲もイギリスでは愛国歌ですよね。

by Cecilia (2010-05-14 10:07) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
やはり歌付きの動画があると良いと思い貼り付けました。
音楽としてはかなり物足りないですが、教会ではこんな感じ(前半)で歌われています。
動画だと後半にはオブリガードがありますが。
ヴァイオリン独奏は私も讃美歌を知らなければそういう曲として聴けてしまうかなと思いました。
by Cecilia (2010-05-14 10:10) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-14 10:20) 

Cecilia

krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-14 10:21) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
皆様讃美歌にはあるイメージを持たれているようですね。
・静かな曲
・心安らぐ曲
・変化がない
・・・こんな感じでしょうか。
そういう曲も多いのですが、今回のような曲もありますね。
礼拝で歌われている動画もアップしましたが、一番上に載せたほうのヴァイオリンの動画は独奏用にアレンジしていることもあって鑑賞に耐える素晴らしい作品になっていますね。


by Cecilia (2010-05-14 10:25) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-14 18:43) 

センニン

斉唱の動画、ご紹介ありがとうございます。
Enrique さんのコメントにありましたブラームス、Linda Hennrick の作詞で Heartland という曲になっています。
似ているといえば似ているかなと思います。
白鳥英美子さんの CD に収録されています。
by センニン (2010-05-14 21:03) 

Cecilia

センニンさん、再コメントありがとうございます!
センニンさんも似ているとおっしゃるので、本当に似ているのでしょうね。
情報をありがとうございます。
聴いたら記事にしてみようと思います。

by Cecilia (2010-05-15 10:20) 

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