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天なる喜び [声楽]

昨日の記事の讃美歌は万人向けとは言えない曲で、たぶん”愛唱讃美歌”にしている人も少ないのではないかと思われます。
今日の曲は”愛唱讃美歌”にしている人が多いかもしれません。
教会に行ってない方でも歌詞はともかくメロディーは受け容れられると思います。

今日の曲は讃美歌352番「天(あめ)なる喜び」です。
この曲大好きでした。(今もですが)
礼拝でこの曲が選ばれているとうれしくなってしまう曲のひとつでした。
この曲はJohn Zundelによって1870年に作られていて、詞はCharles Wesleyによって1747年に書かれたものです。
Charles Wesleyと言えばあのメソジスト運動のJohn Wesley(←青山学院に銅像がある)の弟ですね。
彼のイメージがあったのでこの曲はイギリスの曲のように思っていましたが、Zundelはドイツ生まれ(ドイツ人?)でずっとアメリカで暮らしていたようです。
メソジスト教会でよく歌われているのかどうかも知りませんが、原曲の"Love Divine,all loves exelling"(タイトルは"Beecher")でYouTube検索すると別な曲のほうがたくさん出てきます。(それも聴いたことがあるのですが・・・)

Zundel作曲の"Love divine, all loves excelling"(天なる喜び)です。(歌はありません。)


こういう演奏を聴くとリードオルガンも良いなあと思えますよね。
このオルガニストはオルガンでの弾き方を工夫していると思います。
讃美歌の楽譜は普通4声で鍵盤楽器用に書かれていないので非常に弾き難いし、そのとおりにオルガンで弾くと音が途切れてしまうので変になってしまいます。
ピアノで適当にペダルを使えばおかしくないのですが。
パイプオルガンなら足鍵盤を使ってベースを鳴らせるのですが、リードオルガンではそれができないため、工夫が必要です。
リードオルガン専用の楽譜や教則本もあるし、リードオルガニストは特別な訓練をしていると思います。
讃美歌の楽譜どおりに弾いたらパタパタした感じになると思いますが、落ち着いたしっとりした演奏ですね。
(ベースはオクターブ下の鍵盤も鳴らすストップも使っていますね。)

Charles Wesleyが書いた原曲の歌詞です。

Love divine, all loves excelling,
Joy of heaven to earth come down;
Fix in us thy humble dwelling;
All thy faithful mercies crown!
Jesus, Thou art all compassion,
Pure unbounded love Thou art;
Visit us with Thy salvation;
Enter every trembling heart.

Breathe, O breathe Thy loving Spirit,
Into every troubled breast!
Let us all in Thee inherit;
Let us find that second rest.
Take away our bent to sinning;
Alpha and Omega be;
End of faith, as its Beginning,
Set our hearts at liberty

Come, Almighty to deliver,
Let us all Thy life receive;
Suddenly return and never,
Never more Thy temples leave.
Thee we would be always blessing,
Serve Thee as Thy hosts above,
Pray and praise Thee without ceasing,
Glory in Thy perfect love.

Finish, then, Thy new creation;
Pure and spotless let us be.
Let us see Thy great salvation
Perfectly restored in Thee;
Changed from glory into glory,
Till in heaven we take our place,
Till we cast our crowns before Thee,
Lost in wonder, love, and praise.








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コメント 28

Cecilia

伊閣蝶さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-14 16:26) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!


by Cecilia (2010-05-14 18:42) 

Cecilia

ぼんぼちぼちぼちさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-14 18:52) 

広島ピアノ

訪問&コメント有難う御座いました。
by 広島ピアノ (2010-05-14 20:00) 

Cecilia

広島ピアノさん、nice&コメントありがとうございます!
いつもniceをありがとうございます。
by Cecilia (2010-05-14 20:02) 

Enrique

教会でギターを弾いたとき,遊びでリードオルガンを弾いてみたことがあります。何となく簡単に音が出るものと思っていたのが大違い,パタパタ足踏みをするだけで,演奏どころではなかったですね。「足踏み何年」の修行が要るのかもしれません。この方は白鳥の水かきではないですが,優雅に弾いておられます。曲も穏やかなものです。歌詞は。。。信仰の無い者にはむずかしいですね。

by Enrique (2010-05-14 20:35) 

matcha

何となくふさぐ気持ちの中に、暖まる息吹が入ってくるような
前回の激しさとは、正反対の曲のようですね。
希望に満ちた何かを与えてくれそうな、そんな気がします。
入り込むと信者になりそうなので、この辺で・・(笑・・)。
有難うございました。
by matcha (2010-05-14 20:48) 

yablinsky

今回は私の賛美歌の印象に近いものです。賛美歌は結婚式に出席したときに歌わされる以外では縁がありませんでしたが、無理やりでも歌うとなんとなくキリスト教の精神を理解したような気分になれます。
by yablinsky (2010-05-14 23:33) 

ながぐつ

これもいいですね~。
ところで、352番とか言う賛美歌の番号って、誰がどうやって決めたんですか?
by ながぐつ (2010-05-15 08:59) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
小学校の子供用リードオルガンや家庭用リードオルガンは楽だったのですが、立派なリードオルガンはかなり下半身が疲れます。
高齢のオルガニストにはきついかもしれません。
こつもあるのかもしれませんが、まったくの独学ではそこらへんよくわかりません。
この曲の歌詞は救われる立場として捉えれば涙が出そうな内容だと思います。





by Cecilia (2010-05-15 10:13) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!

>何となくふさぐ気持ちの中に、暖まる息吹が入ってくるような
>希望に満ちた何かを与えてくれそうな、そんな気がします。

そんな感じですね。
本当にふさいだ気持ちの時には歌も歌えませんが、苦しみの中でこの曲を歌うと雲の切れ目から光が差し込んでくるような気持ちになります。

まあこういう曲もあるということで・・・。
by Cecilia (2010-05-15 10:16) 

Cecilia

センニンさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-15 10:17) 

Cecilia

yablinskyさん、nice&コメントありがとうございます!
結婚式で歌う以外縁がないという方のほうが多いですよね。
「いつくしみ深き」をクリスチャンでない方が歌われるのに感激もしますが、抵抗ある方もいらっしゃるのではないのだろうかと余計な心配もします。


by Cecilia (2010-05-15 10:27) 

Cecilia

Daddy恭男さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-15 10:27) 

Cecilia

krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-15 10:28) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
讃美歌の番号ですが、本当は記事の中に”日本基督教団出版局の讃美歌”とか”日本基督教団出版局の讃美歌21”・・・などと書かなくてはいけないのですが面倒で書いていません。
私が書くのは主に日本基督教団の讃美歌です。
時々讃美歌21も入りますが。
日本基督教団以外の教団も使う讃美歌集でいろいろな教派で歌われている一般的なものです。
他に別なプロテスタントの聖歌や讃美歌がいくつかありますし、カトリックや聖公会の聖歌もあります。
それと注意しなくてはいけないのは讃美歌は何度も改訂されていますので、古いものは番号が違います。
たとえば宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出てくる讃美歌の番号は当時の讃美歌の番号ですね。
番号を決めるのは讃美歌を編集している人たちでしょう。
同じ讃美歌でも外国と日本の讃美歌では載せられている曲に違いがありますし、番号も違います。
by Cecilia (2010-05-15 10:35) 

REIKO

Ceciliaさんおっしゃるように、本当にこの方、上手く弾いていますね。
音のつなげ方が自然で、とても歌心ある演奏だと思います。
それにこの楽器、豪華な装飾が施されてあって、この前に座るだけでも「さあ、素敵に演奏するぞ♪」って気持ちになりそうですね。
こういう楽器が家庭にあるのでしょうかね・・・?
日本でリードオルガンっていうと、昔ピアノの代用品&子供に与える楽器・・・みたいなイメージしかないですが(私もピアノを買ってもらう前は、そういうオルガンで弾いていたし)、この動画を見る&聴くと、立派な楽器ですよね。
by REIKO (2010-05-15 12:14) 

Cecilia

PENGUINGさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-15 17:37) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
リードオルガンがある教会でも修理代が高くつくために電子オルガンや電子ピアノにしてしまうところが多いようです。
(またはHymn Player)
もったいないことだと思いますが、費用の面で断念せざるを得ない教会(学校・家庭)が多いのでしょうね。
動画のリードオルガンは非常に価値が高そうですね。
パイプオルガンにはいろいろな面でかなわないのかもしれませんが、リードオルガンの魅力は捨てがたいものがあります。
by Cecilia (2010-05-15 17:59) 

シズコ

Ceciliaさん、こんばんは。
ご無沙汰してます。
「天なる喜び」・・・この讃美歌、私も好きです。
私の教会でも良く歌います。ただ音域が私ののどには高すぎて、私は途中でそーっとアルトパートに行っちゃうことがありますが(苦笑)
この曲は歌ってると、私も気持ちが晴れ晴れとして好きです。
歌って讃美歌に関わらず、人に力、元気をくれますよね♪

あ、ご存知かもしれませんが、シズコお勧め元気が出る教会関連系?映画情報☆
「マルタのやさしい刺繍」→http://www.alcine-terran.com/maruta/
です。
80歳になるマルタという老婦人のオハナシ。
息子は牧師をしている、そして牧師をしながら村の女性と不倫をしている!?(ちょっと面白そうでしょ?)
マルタは夫を亡くし、生きる気力もなくしてしまった。
彼女に生きる元気を与えたのは、昔の夢だった「手作りのランジェリーショップを開くこと!」
封建的で閉鎖的な村でランジェリーショップの開店は大きな話題になりますが、果てさて結末は!?

たまたま、BSをぼーっとチャンネル回していたら、一昨日だかテレビで放送してました。凄く良くて、時間も短かった(90分弱)ので、母と一緒に観てしまいました。T☆TAYAに行ったらDVD出てましたよ~!
日本語吹き替えが無いのが残念でしたが、とても元気をもらえる映画でした。
そのDVDは今T☆TAYAでは「準新作」扱いで、一週間で300円だったので、旧作で一週間100円になったら借りようと思ってます。(貧乏だから)

今はまって、生活リズムを乱しているのは韓流ドラマのDVD「ファン・ジニ」。
美しい妓生の姿に、ついつい夜更かしして見てしまい、今「海より深く反省」中です。
「海より深く反省!」と言うこのフレーズご存知ですか?
昔大好きで読んでいた「マカロニほうれん荘」という漫画に載ってました。
あーなんだか、また違うハナシ一杯書いちゃってすみません!
良い週末&日曜日をお過ごしください!
by シズコ (2010-05-15 21:35) 

nyankome

曲とは関係ないことですが、このリード・オルガンは装飾も凝った立派なものですね。小学校にあったリード・オルガンとは全く音も違います。
演奏もよいのでしょうけど、柔らかい音がしています。
by nyankome (2010-05-15 22:02) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
私たちソプラノにとってはもっと高くしたくなる曲ですね。
低すぎないので楽なのですが。
本当に気持ちが晴れ晴れとする曲ですよね。

「マルタのやさしい刺繍」は知りませんでしたが、観てみたいですね~。
あらすじを拝見する限りは「バベットの晩餐会」みたいな感じですね。
「ファン・ジニ」、はまるでしょう?
あ~もう一度最初から観たいです!
私も今時間がないし貧乏なのでレンタルビデオも借りていません。
人に借りている韓国ドラマのビデオもなかなか観ることができないでいます。
「マカロニほうれん荘」、私はまともに読んでいませんがうちにあります。
「海より深く反省!」という言葉は知っていましたが、「マカロニほうれん荘」に出てきたのですか!







by Cecilia (2010-05-16 10:58) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
動画のオルガンは私が関わった複数の教会で使っていたリードオルガンと似た音色です。
(どこも同じメーカーだったと思います。)
小学校で先生が弾いていたオルガンもたぶん同じです。
これは先生専用でしたね。(でも弾かせていただいたことがあります。)
本当に素晴らしいオルガンですね。






by Cecilia (2010-05-16 11:02) 

Cecilia

タケルさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-16 11:03) 

Cecilia

みうさぎさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-19 04:42) 

Cecilia

nuevo8holaさん、niceありがとうございます!




by Cecilia (2010-05-20 10:08) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-23 10:00) 

Cecilia

エルティアさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-02 20:38) 

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