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無伴奏チェロ組曲(J.S.Bach) [音楽鑑賞]

ちょっときっかけがあって普段は聴かないバッハの「無伴奏チェロ組曲」を聴いてみました。
人気が高い曲ですが、私はバッハは普段カンタータや協奏曲中心に聴いていて”無伴奏”シリーズをそんなに聴いていないのです。
ヴァイオリンの無伴奏曲(ソナタ・パルティータ)のほうは何かしながら聴くことができないということを以前書きました。チェロのほうも何かしながら聴くことができない気がしますがヴァイオリンのほうよりは穏やかな気持ちになれるように思います。

私が聴いたのはWolfgang Boettcherの演奏です。

Bach: Suites for Solo Cello

Bach: Suites for Solo Cello

  • アーティスト: Wolfgang Boettcher,Johann Sebastian Bach
  • 出版社/メーカー: Nimbus
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: CD



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昔からそれほど低音に興味がなかった私ですが、しみじみと堪能しました。
Wolfgang Boettcherは草津音楽祭でも講師をしているようですが、カラヤン時代のベルリンフィルの主席奏者なのですね。
カラヤンもベルリンフィルも「すごい」という噂ですごいんだと思っていましたが、カラヤンだからどうとかベルリンフィルだからどうと実感してきたわけではありません。
このチェリストには以前から興味があったのですが、昨日初めて聴いてみて深みのある音色に癒されました。
この曲もそれほど多くの演奏を聴いてないので何とも言えませんし、ヨーヨー・マとかミッシャ・マイスキーなどと比較したらどうなのかもわかりませんが、ぐっときました!
まあ曲が良いからというのもあるのかもしれませんが、この人の演奏は素晴らしいと思います。

それとこういう無伴奏のチェロの曲をピアノで弾いて遊ぶ(チェロの無伴奏の曲なのでもちろん単旋律)というのもなかなか楽しそうだし勉強になるんだあ・・・と感じているところです。(ある講座で聞いた話です。)


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コメント 28

Cecilia

伊閣蝶さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-27 10:37) 

Enrique

ギターの人間でバッハというと,まずリュート曲。
その次がヴァイオリンとチェロです。おっしゃる通り,ヴァイオリン曲は緊張を強いられる感じがし,チェロの方はのびやかな感じがします。
前者4:2で短調が多いこと,後者が4:2で長調が多いことも結果論ですが言えると思います。それから,前者は各曲凝ったつくりですが,後者はどれも普通のバロック組曲で,バッハ自身気楽に作ったかんじもします。
そんな中,逆に前者にあって娯楽的な曲1006と後者にあって精神統一を要求する曲1011をリュート組曲に持ってきているところが面白いです。
全部やったわけではないですが,チェロ曲は音がおおづかみな感じがします。
by Enrique (2010-05-27 14:49) 

Cecilia

タケルさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-27 18:27) 

Cecilia

タッチおじさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-27 18:28) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます。
私はピアノ曲~協奏曲~カンタータの順でした。
カンタータを全曲制覇するのはいつの日でしょうか。
BWV1006はBWV29のカンタータの冒頭のシンフォニアになっていますよね。
無伴奏のヴァイオリン曲の中では珍しく明るいですよね。
(実はBWV29の記事にnyankomeさんからコメントいただいて知ったという曲です。)








by Cecilia (2010-05-27 18:47) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-27 18:49) 

glennmie

私も講座を受けて以来、ベッチャーさんをよく聴いています。
素晴らしい音楽家だと思います。
by glennmie (2010-05-27 19:07) 

Cecilia

glennmieさん、nice&コメントありがとうございます!
きっと素晴らしい演奏家なのだろうと思っていましたが、日本の曲を聴いて確信しました。
無伴奏チェロ組曲を別の人の演奏で聴こうと思っていたのですが、まさかNMLで聴けるとは思っていませんでした。

by Cecilia (2010-05-27 19:09) 

センニン

「チェロ組曲」と普通呼ばれますが、本来はなんの楽器のために書かれたのかはわかっていないようです。カザルスが発見したのでチェロ組曲となったのでしょうが、一曲チェロでは演奏困難と言われるほど難しいものがありますし。
寺神戸さんの「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」のためだろうというのが最も新しい見解です。
http://columbia.jp/artist-info/terakado/COGQ-32-3.html
by センニン (2010-05-27 21:16) 

すとん

 無伴奏チェロって、チェロ以外の楽器で演奏される事が多いですね。例えば、ギターとかリュートとか。コントラバスってのも聞いたことあるし、ファゴット版も聞いたことがあるようなないような…。

 ちなみに、全然音域が違うのに、フルート版ってのがあるんですよ。いやもう、びっくりです。ちょっと大きめの楽器屋さんに行くと、普通に楽譜が売ってます。CDも販売されているんですよ。実はまだフルート版は聞いたことがないのですが、ちょっぴり怖い気がします。


by すとん (2010-05-27 22:02) 

伊閣蝶

無伴奏チェロ組曲、それほど多くはありませんが、私もいくつかの演奏を聴いて参りました。
しかし、どうも私の場合は結局カザルスに戻ってしまうようです。耳について離れない、というのでしょうか。

この組曲、チェロ以外の楽器で演奏されることも多いと、すとんさんもお書きになっておられますが、私もアルトリコーダーのための楽譜を所持しており、四苦八苦しながら吹いた経験があります。
レコードではブリュッヘンによる演奏がありました。

by 伊閣蝶 (2010-05-27 23:28) 

nyankome

チェロはもちろん、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ、ギターにリュート、テオルボと結構たくさんの楽器による演奏を紹介してきた曲です。(笑)
一部、Bach自身がリュート用に編曲しているのはEnriqueさんが書かれているとおりです。
音域が低いせいか、大らかな曲想で落ち着きます。
この方の演奏は初めて聴きました。
by nyankome (2010-05-28 00:19) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」は確かバッハ・コレギウム・ジャパンの新しいブランデンブルグ協奏曲の録音で使われていますね。(寺神戸さん)
カザルスの功績って大きいのですね。



by Cecilia (2010-05-28 04:55) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-28 04:56) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
すとんさんはいろいろ聴いていらっしゃるんだなあと思いましたが、他の皆様もいろいろ聴いていらっしゃるのですね。
昨日、コメントを確認してからついNMLで探してしまいました。(よくわからなくて断念しましたが。)
フルート演奏、気になります。


by Cecilia (2010-05-28 04:59) 

Cecilia

伊閣蝶さん、コメントありがとうございます!
アルトリコーダーで演奏されたのですね!
リコーダー・・・と聞いてPapalinさんを思い出し今検索したらやはりありました。(笑)
http://grappa60.at.webry.info/200510/article_16.html
どうも大学生の時の演奏のようですね。
私が最近聴いた話でもやはりカザルスが挙がっていました。




by Cecilia (2010-05-28 05:13) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
nyankomeさんの記事で多かったですね。(笑)
この方の演奏、本当に素晴らしいです。
実は別なCDも聴いているのですがそれはまたしばらくしたら感想を書きたいと思っています。
by Cecilia (2010-05-28 05:16) 

Cecilia

yablinskyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-28 05:18) 

Cecilia

広島ピアノさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-28 20:58) 

Cecilia

もとこさん。、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-29 01:56) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-29 11:15) 

Cecilia

しまどっちさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-29 19:31) 

Cecilia

artfuldodgerさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-29 21:01) 

Cecilia

krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-30 10:46) 

門前トラビス

こんにちは~~。バッハの無伴奏チェロは、曲自体に、あまり食いつけないのですが(チェロの音色だけで6組曲は厳しいか・・・と)、しかし、演奏という点では、文字通り、チェロ・オンリーなのでチェリストの力量や個性が打ち出されて、実に興味深く聴けますよね!

ご紹介のCDですが、レーベルが、ニンバス(Nimbus Records)、というところが渋いですねえ!
ニンバス、大好きでして、ブランディス・カルテットのブラームスは特にお気に入りなんです。そういえば、バッハもけっこう出していますね。無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ、が素晴らしいです。

スイマセン。話がそれました。

無伴奏チェロ組曲、ご紹介のCDは未聴なのですが、世間的には(雑誌の人気投票などで)、カザルス、フルニエ、トゥルトリエ、ロストロポビッチ、ビルスマ・・といった巨匠系演奏が真っ先に挙げられますね。
正直、それらの演奏は精神性はスゴイのですが、いかんせん、演奏がレイドバックしているというか・・・ということで私は、チャンネル・クラシックスから出ている、ピーター・ウィスペルウェイのCDを愛聴しているのです。
ウィスペルウェイの、弱冠30代半ばの頃の演奏(1998年)ですが、過去の名だたる巨匠の演奏を、変に意識することなく、個性豊かに自由に飛翔しているところがカッコいい!のです(ご参考までHMVのHPより)。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/467704

あと、オリジナル主義の方からは総スカンでしょうけど、バンゲンハイムの演奏による、ギター編曲版が、意外にも良くってお気に入りです。楽器が変わったことにより、ちょっとした発見と驚きがありますし。

・・・と、結局、Cecilia様の記事へのコメントというより、自分の勝手なコメントになってしまいました、スイマセンーーーー。
by 門前トラビス (2010-05-30 21:12) 

Cecilia

SORIさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-31 07:31) 

Cecilia

門前トラビスさん、nice&コメントありがとうございます!
無伴奏チェロ組曲が一般受けする曲かどうかわかりませんが、日本ではバッハの曲というとカンタータよりこちらのほうが一般的な気がします。
聴いてみれば無伴奏ヴァイオリン曲よりはとっつきやすいですが、気軽に聴きにくい印象があります。
私には何かのきっかけがないと聴けない曲です。
Boettcherの演奏を聴くきっかけになった方が薦められたのはカザルスですが、それもちゃんと聴いてみなければ・・・と思っています。(必須課題のように・・・。どこかでは聴いていると思うのですが。)

Nimbus Records、私も結構好きです。
一度倒産したレーベルらしいですが、廃盤になったものを復活させたりもしているようですね。
NMLで聴けるレーベルなので聴いているのですが、NMLに参加しているレーベルはなかなかおもしろいです。
チャンネル・クラシックス・・・と聞いてNMLを探してみたらチャレンジ・クラシックスでしたが。(トン・コープマンのバッハ全集が聴けるレーベル)
お勧めの演奏は心に留めておきます。














by Cecilia (2010-05-31 08:27) 

Cecilia

ながぐつさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-05-31 08:47) 

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