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河村尚子 2008年ルールピアノフェスティバル [音楽鑑賞]

またしても河村尚子ネタです。(やっぱり”さん”を付けないと落ち着きませんね~。)

NAXOS MUSIC LIBRARYで意外な演奏家が聴けることが多いのでためしにアーティスト名検索してみたら聴けることがわかりました!!

河村尚子は今のところ2枚聴けます。
彼女は今のところ録音が少ないようで、すでに記事に書いている2枚とNMLで聴ける2枚で”全部”と言って差し支えないですね。

私が聴いたのはこちらのCDです(Amazonでは扱われてないようです。リンク先はNAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。)
2008年ルールピアノフェスティバルでの演奏のようです。
実はこのフェスティバル絡みでアリス・紗良=オットとその妹のモナ=飛鳥・オットの演奏も聴いているのです。
河村尚子とモナ=飛鳥・オットは同じ2008年ですね。
HMVでは他の演奏家のものとセット・・・6枚組で約1万円です。(こちらです。)
NML、ありがたいです。
実はこのCAvi-musicというレーベルはNMLに参加したばかりのレーベルなのですが、ちょうど良いタイミングで聴けるようになってありがたいです。

・・・で肝心の河村尚子の演奏ですが、
R.Schumannの「ユーモレスク」(op.20)、D.Scarlattiの鍵盤ソナタ、C.Debussyの「ピアノのために」、C.Franckの前奏曲・コラール・フーガ(M.21)です。
この中での私のお気に入りはD.ScarlattiとDebussyですね。
D.Scarlattiは小鳥のさえずりのような感じのところが気に入っています。
曲自体が面白いのだと思うのですが(どうもD.ScarlattiはA.Scarlattiほど聴いてないので・・・)、河村尚子の生き生きしたメリハリのある演奏は素敵です。
ピリッとしたところもまた良いです。
Schumannも面白いのですが、その後に続けて聴くとはっとさせられます。
その最初のソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483は有名だと思うのですがどこかで聴いたことがあります。
最近どなたかのところで話題になっていましたよね。
Debussyは私の大好きな作曲家ですが、鋭い打鍵にぐっと来ます。

C.Franckは私の中では「パニス・アンジェリクス」の作曲家でそれ以外はなかなかメロディーを覚えることができないのですが、この録音のコラールというのは”コラール風”なのでしょうか。
それともBachなどのようにあるコラールをもとにしているのでしょうか。
(もとになったコラールがあるとは思えませんが。)
C.Franckのオルガン曲は礼拝堂で瞑想するのに向いた曲というイメージがあります。
ピアノ曲も渋い印象が・・・。




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Enrique

NMLいいですね。妻とどれだけCDを買っていないか言い合いをしているような有様です。iphone持ってれば決まりなんですけども。
D.スカルラッティはnyankomeさんのところでポゴレリッチの演奏を紹介されご自身たちのギター録音もアップされていました。私のところでも少し書きました。この曲は「行列」のニックネームですね。
フランクは渋い作曲家で,玄人好みという感じですね。ヴァイオリン・ソナタは有名ですが。ロマン派にありながら,オルガン曲があること,曲名もコラールやフーガと使うあたり,頑固なおやじという感じがしないでもありません。コラールは気になられる点だと思いますが,「コラール(風)旋律を含む楽曲」ということなのでしょうか。
それにしても,河村さん,なかなかの個性的選曲です。スカルラッティとドビュッシーの美味しい具を,シューマンとフランクでサンドイッチとは。
by Enrique (2010-06-04 18:29) 

nyankome

歯切れのよいスカルラッティ、よいですね。
チェンバロ曲をピアノで弾くのは結構難しいですよね。
(Bachの場合は別の難しさがあるのですが。)
歯切れよく速めのテンポで弾いて成功していますね。
by nyankome (2010-06-06 02:09) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
お手持ちのPCで聴ける環境なら奥様とお二人で楽しむというのも手だと思います。
”モノ”としてCDを所有したいというこだわりがなければNMLは非常にお勧めです。
私が入会した頃は参加レーベルも少なく、それでも安いCD一枚分で聴き放題というので納得していましたが、いろいろ聴いているうちにまったく知らなかったマイナーレーベルの良さを発見したり、日本では知られていない良い演奏家にも出会いました。
今では参加レーベルも増え、非常に面白いです。
D.ScarlattiはnyankomeさんとEnriqueさんのところで話題になっていたなあと思いながらも、この曲だったかちょっと不安になったのであいまいな書き方をしました。
C.Franck、玄人好みという感じがしますよね。
ただ、私が初めて声楽発表会に出たときに音大教育学部の子が声楽以外にピアノで参加した時の曲がC.Franckのものだったのです。
その子のイメージとこの作曲家のイメージがいまだに結びつかないです。


by Cecilia (2010-06-06 10:52) 

Cecilia

センニンさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-06 10:54) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-06 10:55) 

Cecilia

PENGUINGさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-06 10:56) 

Cecilia

タケルさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-06 11:06) 

Cecilia

aranjuesさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-06 11:29) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
D.Scarlatti、歯切れ良く速目のテンポで成功していると思います。
チェンバロ曲をピアノで弾くと雰囲気が変わってしまいますよね。
ピアノで弾く良さもあるとは思うのですが。


by Cecilia (2010-06-06 11:33) 

Cecilia

artfuldodgerさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-07 08:17) 

Cecilia

伊閣蝶さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-09 08:23) 

Cecilia

ぶんろうさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-09 16:06) 

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