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Acis and Galatea [音楽鑑賞]

前の記事で書いたように「エイシスとガラテア」を聴きました。

対訳などを見ずに”音楽”として聴いている段階です。
Les Boreades de Montrealの演奏はこれまでもBeatles Baroqueなど面白い演奏をたくさん聴いています。
Galatea役は大好きなSuzie LeBlancです。


Acis & Galatea

Acis & Galatea

  • アーティスト: George Frideric Handel
  • 出版社/メーカー: Atma Classique
  • 発売日: 2004/03/02
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

楽譜を見ながらきちんと研究しているわけではないのですが、何も知らずに聴いたらオペラ(正確には”マスク”。詳しくはREIKOさんのブログをどうぞ。)ではなくてオラトリオかな・・・と思ってしまうかもしれません。
もちろんヘンデルらしい曲ではあるのですが、どことなくバッハのカンタータのような色彩が感じられるし、「メサイア」っぽいのです。
全体的に牧歌的(パストラーレ)っぽいというのがその理由です。
後ほど追記したいですがある部分では「メサイア」と同じ音型もありました。

それにしてもこのアンサンブル、じめじめを吹き飛ばす爽快感があります。
内容がわからなくても楽しめるというのは良いですね。
まあ英語なので聞き取れないことはないのですが・・・。


追記


・・・というわけで追記です。
気になる「メサイア」っぽいところですが・・・

7曲目のAct I: Aria: Shepherd, what art thou pursuing (Damon)のリズムはまさに「ハレルヤ」の♪ハ~レルヤッ!!♪になっています。
そして9曲目のAct I: Aria: Love in her eyes sits playing (Acis)のアリアの中の歌の間の間奏は「メサイア」9曲目の"O thou that tellest good tidings to Zion"(アルトのアリアとコーラス)の間奏と同じ音型になっています。
具体的には"O thou that tellest good tidings to Zion"の前奏部分(9小節目)のレ~ド♯~シ~ラ~ソ~ファ♯と下降してくるメロディーですね。
このメロディー、"O thou that tellest good tidings to Zion"の中ではその後ラ~ソ♯~ファ♯~ミ~レ~ド♯になったりしますが♪The Glory of the Lord♪という歌詞の中で使われている音型(変形も含め)です。
"O thou that tellest good tidings to Zion"も8分の6ですし、この" Love in her eyes sits playing"も8分の6で、パストラーレと言って良いと思います。(「メサイア」の中の有名なパストラーレは8分の12拍子ですが)

この曲の中でリコーダーが非常にアクセントになっていますがこのCDではLes Boreades de Montrealのメンバー(指揮者であり音楽ディレクターでもある)Francis Colpronが吹いているのではないかと思われます。
この録音の指揮者はEric Milnesですが。
詳しくはこちらをご覧ください。






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コメント 21

Cecilia

Webプレス社さん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-16 08:50) 

Cecilia

yablinskyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-16 09:02) 

Enrique

第1曲シンフォニア快速で驚きます。
Suzie LeBlancさんのソプラノ,自然な歌唱です。以前聞いたCeciliaさんの声質と似てますかね。たまに入るリコーダーはずいぶんかわいい音に感じます。いずれ爽快な演奏です。


by Enrique (2010-07-16 19:11) 

REIKO

「美しい自然の中で展開する、悲しい愛の物語」・・・な内容なので、牧歌的なのだと思います。
アウトドア派向け恋愛ものですね。(笑)
ドロドロしたオペラにくらべると、軽めでアッサリしてるので、そこが好悪分かれるかもしれませんが、私は好きなタイプの作品です。
NMLでは「歌劇」ってなってますね・・・。
by REIKO (2010-07-16 20:48) 

nyankome

NMLがなかなか進まないので放置しておいたら15分が終わっていました。(^_^;)
他の試聴先を見付けました。
http://www.amazon.com/Acis-Galatea/dp/B000QZWD36/ref=dm_cd_album_lnk
パーセルのオペラでもリコーダーが活躍しますが、爽快ですね。

by nyankome (2010-07-16 22:27) 

ながぐつ

おはようございます。
nyankomeさんのおっしゃるとおりNMLは反応が鈍いのでnyankome紹介のamazonのほうで試聴しました。

ヘンデルはそれほど聞き込んでいるわけではないのですが、ご紹介いただいたオペラを試聴したり、メサイヤとか水上の音楽、王宮の花火の音楽、合奏協奏曲集、オーボエ協奏曲集などを聞いた感想だと、確かに似ているところが多いような気がします。

昔朝のバロック音楽の楽しみで、解説の皆川達夫先生が、モーツァルトはわき出る旋律を次々音にしていったが、ヴィヴァルディは引き出しに入っているものをその都度出してきたというような意味のことをおっしゃっていましたが、ヘンデルもヴィヴァルディに近いのかもしれませんね。
by ながぐつ (2010-07-17 09:23) 

matcha

サウンドが透明で綺麗ですね。聞いてると爽快感があります。
特にテナーの方の声が印象的でした。15分越えたので確認できませんでしたが、張りのあるいい声でした。
暑さを忘れますね。
by matcha (2010-07-17 14:15) 

シズコ

Ceciliaさん、こんにちは。
久しぶりに今、「ナクソス」でしたっけ?・・・の視聴をさせて頂きながら、コメントを書かせて頂いてます。(今日、山形は午後からものすごい雷と豪雨で怖いです。)・・・・今12曲目の ”help!・・・・で視聴時間が終わってしまいました。残念!
最初の感想。オーケストラで良いのでしょうか?伴奏(デ良いのかなあ?)のサウンドがとてもクリアに聞こえました。心地よかったです。合唱畑のせいか、どうしても歌っている方の声、特に「子音」に耳をそばだてて聴いていました。
コーラスやソロの方々は、英語を母国語とされている方々なのでしょうか?子音の扱いが、私たち日本人と全く違うのですね。私は高校の合唱団時代「子音と母音」のバランス、特に日本語の曲を歌う時の「子音」の扱い方をみっちりしごかれたので、最初聞いていて、ちょっと柔らかすぎて物足りない気が致しました。けれどもCD1"happy we"の最後の曲とCD2の最初の曲(ゴメンナサイ、もう視聴時間が過ぎて曲名がうろおぼえでわかりません。)は、とても言葉が美しく聞こえて、「さすがだなあ」と思いました。特に合唱(=コーラス)の"happy we"が印象的で、「ライブで聴きたい!」と思っちゃいましたよ♪

きっと、英語を母国語として話される方々の英語は、私たちが歌う英語より「ずっと柔らかく発音なさる」のだなあ、と思って聴かせて頂ました。

私たち日本人の母国語「日本語」は「子音+母音」=「言葉」ですよね。その割合もだいたい「子音5」+「母音5」=「言葉」のような気がするんです。なので、英語や他の外国語、特にゲルマン系の言葉の曲を歌う時は、子音を意識しすぎて歌ってしまうのかな?と自分なりに、ちょっと今までの自分の歌い方を反省しました。
これがイタリア語だとまた、母音と子音の割合が日本語に近くなってくるような気が致しますので、ちょっとまた、歌い手の意識が違ってまいりますね。私は日本語の曲ばかりを中心に歌ってきたので、ラテン語の宗教曲や英語のマドリガルなどは、とてもすきなのですが、「いざ練習!」となり、楽譜を見ると「うっ!」と緊張してしまいます。(^-^;)

でも、やっぱり合唱は良いですね。
これ、ハレルヤっぽい気がします。また教会でクリスマスにハレルヤを歌いたいなあ~。

>ながぐつさん☆
突然お声かけてしまって、すみません。シズコと申します。
ながぐつさんが書いておられた「バロックの楽しみで、解説の皆川達夫が・・・」という文章を拝見して、懐かしく思いました。
皆川達夫先生、私たちが高校から大学時代にかけて(20年近く前のことです)よく合唱コンクールの審査員でおいでになられたことを思い出します。
合唱の先輩方のお話を聴いていると、皆川先生は結構好みがはっきりしておられるようで「今度のコンクール、皆川先生が審査員だって!」と噂が聞こえてくると、なんとなく言葉にならない緊張が練習に走ってたなあ(苦笑)と、懐かしくお名前を拝見致しました。
皆川先生、結構なお年になられたでしょうね。お元気でしょうか?

Ceciliaさん、突然、ながぐつさんにお話したり、たくさん書かせて頂いて失礼致しました。
やっぱり合唱は良いです。歌いたくなります。♪ア!アーーーアアアアアアア♪(←昔高校でやっていた発声練習のつもり)
by シズコ (2010-07-17 17:52) 

シズコ

Ceciliaさん、ながぐつさん、ごめんなさい。

ながぐつさんの文章を引用させていただく時に、「皆川達夫が・・・」と書いてしまった後に「皆川達夫先生が・・・」とながぐつさんが書いておられたのに気付きました。単純に私が「先生」と書き忘れてしまいました。失礼致しました。お許し下さい。
by シズコ (2010-07-17 17:58) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
快速な演奏ですよね。
彼らのBeatles Baroqueもなかなか良いです。
Suzie LeBlancの声質と似ていますか?
光栄です。(笑)



by Cecilia (2010-07-17 18:30) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
NMLでの日本語訳、間違っていることも結構多いです。
同じ作品でも訳が違うことも・・・。
この作品、調べてみて思いのほかいろいろな録音があるなあと思いました。
動画も面白いのがありました。





by Cecilia (2010-07-17 18:33) 

Cecilia

センニンさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-17 18:35) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ご面倒をおかけしました。
ありがとうございます。
リコーダーはたぶんFrancis Colpronだと思いますが、素敵な演奏だと思います。


by Cecilia (2010-07-17 18:45) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
NML、便利ですが反応が鈍いと困ってしまいます。
ご面倒をおかけしました。

>引き出しに入っているものをその都度出してきた

なるほど、そうかもしれません。
でも合奏協奏曲は私には意外な旋律が多かったです。











by Cecilia (2010-07-17 18:56) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-17 18:56) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
テノールは二人いますね。
どちらかの人が別な録音にも出ていましたが・・・。
合奏も歌も爽快ですよね。




by Cecilia (2010-07-17 19:01) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
NMLの試聴ですが、以前は試聴時間が切れてもまたしばらくしてから新たにブラウザを開いて立ち上げれば一日に何度でも試聴できたのですが、最近は一日に15分っぽいです。
そのため、ネットの調子が悪かったりNMLの調子が悪いとうまく試聴できないことが多いようです。
私のように会員だと調子の良い時にゆっくり聴けばいいか~とも思えるのですが。
月会費が安いので文句は言いませんが、損した気持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。
以前は試聴できるサイトをたくさん検索を重ねて探して貼り付けていたのですが、それをする時間がないのとNMLの試聴が良い音なので貼り付けています。
マックを使っている方は試聴できないので、他のサイトも貼り付けたほうが親切だと思っているのですが・・・。

”help!”というとどうしてもBeatlesの曲を思い浮かべてしまいます。

>合唱畑のせいか、どうしても歌っている方の声、特に「子音」に耳をそばだてて聴いていました。

怖い!(笑)
シズコさんには私の歌の欠点が見え見えですね~。
ピッチも甘いし・・・。

>コーラスやソロの方々は、英語を母国語とされている方々なのでしょうか?

カナダのレーベルでソリストもカナダの人が中心ですが、アメリカの人もいるのかもしれません。
でもフランス語の人が多いかも。

"happy we"・・・聴いていて♪ハッピ~、ハッピ~!♪が繰り返し出てくる楽しい曲だと思いました。
ドイツ語圏の歌手の歌を聴いて、ぜんぜんごつごつしてなくてむしろ滑らかなのに驚きます。
上手な人の歌は特にそうです。
もちろん子音ははっきり聞き取れますが。
日本人が無理して子音を立ててごつごつと歌っているのとはまったく違いますね。
歌いやすいのは断然イタリア語だと思います。
でも歌いやすいはずの母音でも口の開け方をイタリア人の先生にだいぶ指導されました。(だからと言って良くなっている訳でもないのですが。)

審査員に皆川先生ですか!
それはすごい。
緊張しそうですが。

今度はバッハの「ロ短調ミサ」を聴きまくっているため、少人数の合唱(アンサンブル)で歌いたい気持ちが募っている私です。
by Cecilia (2010-07-18 07:59) 

シズコ

こんばんは。今日もあっという間に過ぎてしまいました。
いよいよ、今週から韓国のオンヌリ教会の懐かしいメンバーが伝道に来てくれます。今日の礼拝後は掃除をして(私はできないのでペットボトルのお茶を買ってきて皆さんに飲んでいただきました)その後キッズブラウンの練習でぐったりです。
今「勝負時!」って気がするんですね。だから悩みながら迷いながら毎日精一杯生きてます。辛いけど、ここで逃げちゃいけないかな?って・・・・。

自分のことばかり書いてゴメンナサイね。

>今度はバッハの「ロ短調ミサ」を聴きまくっているため、少人数の合唱(アンサンブル)で歌いたい気持ちが募っている私です。

実は私もそうなんです。
「どれみふぁワンダーランド」のラグフェアの演奏を聴くたびに、6人くらいで女声で集まって(市報とかに載せてもらって、)新しいアンサンブルグループ作れないかな?と考えてます。
去年末あたりから、「来年からはもう大学のOBステージはない」と聴き、その頃からでしょうかね。むくむくと歌いたい気持ちが抑えられないのです。
私は、クラシックも好きなのですが、ナンデモ屋なので、ラグフェアがしてるみたいなボイパ?っていうのかな?そういうのも出来る方がいらしたら、教えて頂いて、ストリート演奏から始めたいです。
私自身は、メゾかアルトでしょうね。後は「お笑い担当?」(笑)
先輩に相談したんですよ。そしたら「作れば良いじゃん?既製の合唱団に入るのはラクだけど、自分で作ったほうが絶対面白いと思う」と言われて、妙にその言葉が残ってるんです。今、どん底にいるからかな?
私の良いところは「体当たりでぶつかる」とこだと思うんで、いつか、歌うのを再開したいんです。特にハモり。
手元にある「Take6」の「Queit Place」(男声6声)や、「マンハッタン・トランスファー」の女声三声の「ナイチンゲール・サング・イン・バークリー・スクエア」・・・・いつか演奏させて頂きたい、夢があるんです。

Ceciliaさん、夢は失望におわりませんよね?

もし、読んでくださったら、ご加祷ください。
by シズコ (2010-07-18 23:56) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
いろいろとお忙しそうですが無理はしないでくださいね。

>6人くらいで女声で集まって(市報とかに載せてもらって、)新しいアンサンブルグループ作れないかな?と考えてます。

私が関わっている少人数アンサンブル、最初は歌メインだったのですが、器楽系の人が多く、歌のアンサンブルのほうはなかなか発展していきません。
まあ遠くで活動しているので無理もできません。
本当にシズコさんが近くにいらっしゃらないのが残念です。
私ならシズコさんには「モンテヴェルディとかパレストリーナとかをやりましょう。」と言うと思いますが。
ボイパってすごいですよね。
ブログでお付き合いいただいているアカペラコーラスの方、やっていたかな??

>そしたら「作れば良いじゃん?既製の合唱団に入るのはラクだけど、自分で作ったほうが絶対面白いと思う」と言われて、妙にその言葉が残ってるんです。今、どん底にいるからかな?

人を募って良い具合に集まってくれると良いのですが、まとめ役というかある程度指導してくれる存在の人がいないときつい面も・・・。
大学の合唱のようにうまくはいかないことも多いかもしれません。
でもそこのところがわかっていれば作り甲斐はあると思います。

>Ceciliaさん、夢は失望におわりませんよね?

私の夢も失望に終わらせたくないですね~。
シズコさんの地元なら出身大学や出身高校の卒業生が多くて同志を募りやすい可能性が高いと思います。


by Cecilia (2010-07-19 09:09) 

Cecilia

エルティアさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-19 09:27) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!

by Cecilia (2010-07-22 16:09) 

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