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「アメイジング・グレース」と即興(ライアー) [ハープ・ライアー]

先月手に入れたライアーです。♪レ~ミ~ソ~ラ~シ~レ~ミ♪のペンタトニックライアー(レとミはオクターブ違うだけで同じ音ですから通常の♪ドレミファソラシ♪の七音のうち♪レミソラシ♪の五音)なのでどんな曲でも演奏できると言うわけではありません。当然黒鍵にあたる部分はありません。「アメイジング・グレース」のような曲や童謡唱歌系の一部の曲は演奏できます。

「アメイジング・グレース」


先日ためしにいろいろやってみましたが、弾いているうちにペンタトニックに対する感覚が鋭敏になって、「この曲できるかも?」とすぐぴんとくるようになります。しかしながらペンタトニックライアーはいわゆる普通の曲を演奏するための楽器ではなく、ハ長調やニ短調といった調性から自由になって何の知識がなくても即興を楽しむことができるというところに存在意義があります。

今朝の即興。


いくらでも演奏し続けることができそうです。単旋律もよいですが、弦を一つおきにしても二つおきにしても、どんな組み合わせでもおもしろい和音になります。ピアノなどの即興は私には非常に難しいですが、ライアーでは遊び感覚で楽しめます。
音が小さいので深夜や早朝でも大丈夫。音楽に詳しくない人も大丈夫ですし、幼児や高齢者に優しい楽器と言えますが、ただ調弦できる人が必要になりますね。

私の楽器は中古品なので弦が錆付いていると思います。







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コメント 21

Enrique

ト長調的ペンタトニック音階のようですね。
和風にもアイルランド風にも聞こえ懐かしい響きがします。
導音(この場合ですとFis)が無いので何時までも弾いてられますね。
これは音律のチェックにもぴったりの楽器ですね。ヴァイオリンの様に5度で合わせるとピタゴラスですが,純正律やミーントーンも試せますね!
巻弦の錆は,弦を緩めて,かたく絞った布きん等でゴシゴシするといいと思います。
by Enrique (2011-01-14 12:37) 

koten

おぉぉ、良いですね良いですね。
即興演奏など、まさに音楽(ないし古楽)のルーツを垣間見た(垣間聴いた?)ような気分ですよ。

余談(蛇足)ですが、移動ド読みマニア?の私としては、アメイジング・グレースの出だしをつい「ソドド~~~ミレドミ~~~~・・・」と歌ってしまいます(汗)。 ちなみに「レミソラシレ」と「ソラドレミソ」は、構造的には(音の間隔としては)同じですよね(半音が無いんですよね、どちらも)。
ペンタトニックのルーツが「ソラドレミソ」(←ファ、シ、いわゆる47(ヨナ)抜き)ではなく「レミソラシレ」(ド、ファ、すなわち14(イヨ)抜き(?))なのは、もしかしてこれも「音律」問題が絡んで来たりするのでしょうかね・・・いやぁ深いですね音楽は。

by koten (2011-01-14 14:00) 

koten

追記;ううぅ、下記サイトでは、ペンタトニックスケールにつき、Cから開始する47(ヨナ)抜きが説明されてますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E9%9F%B3%E9%9F%B3%E9%9A%8E

私、ペンタトニック・スケールは「正確には47(ヨナ)抜きではない」というような記事をどこかで読んだことがあるので、「レミソラシレ」(ド、ファ、すなわち14(イヨ)抜きを「ルーツ」って書いてしまいましたが、実際のところどうなのでしょうかね・・(汗)
by koten (2011-01-14 14:10) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
ト長調的、なるほどそうですね。ちなみに今朝の即興は「ゆりかごの唄」風の出だしになっていますね。この前弾いたせいですね。(笑)
日本人に馴染み深いアイルランド民謡にほぼ合っていて、弾いていて穏やかな気持ちになれます。シュタイナー教育で幼児にペンタトニックを奨励(?)しているのはそれが目的なのでしょうね。とにかくいつまでも弾いていられるというのが良いです。

>音律のチェック

私もkotenさんの世界に引き込まれそう~!(笑)
錆を落として頑張ってみます。
by Cecilia (2011-01-14 15:59) 

Cecilia

kotenさん、nice&コメントありがとうございます!
ピアニスターHIROSHIさんのようにピアノなどで即興ができるとかっこいいなあと思うのですがなかなかできない私です。そんな私もペンタトニックの世界なら楽しめるのですね。
私も47(ヨナ)抜きではないように思っていましたがどうなのでしょうか。
ああ、kotenさんの世界に巻き込まれそうで怖いですぅ~~~!!(頭が働かないのですぐについていけない私・・・笑)

kotenさんは移動ドなのですね。
by Cecilia (2011-01-14 16:14) 

Enrique

横レス失礼します。
五度圏で出てくる最初の5つの音を並べたのがペンタトニックスケールと認識しています。従って,C開始だと,「ドレミソラ」,G開始だと「ソラシレミ」,従って,CeciliaさんのライアーはG開始音階の下にレミが追加されたものと解釈できます。もしD開始のペンタトニックだと「レミファ#ラシ」となってしまい,ファ#音が必要になります。
「抜いた」というのは歴史をさかさに見ており,もともとそれしか音が無かったというのが正確だと思います。
by Enrique (2011-01-14 16:21) 

Enrique

補足です。
「~抜き」表現を認めれば,開始音から数えれば「47抜き」で良いと思います。こちらのような,いわば展開形では広い場所が変わってくるだけで,14でも25でも36でもよいと思います。
by Enrique (2011-01-14 16:29) 

Cecilia

Enriqueさん、再コメント(横レス)ありがとうございます!
なるほどの解釈ですね。
娘たちがピアノレッスンを受ける前に通信教育で絶対音感訓練をしましたが、そのメソッドで使っている教材を用いてスケールを学ばせました。(徹底的にやる前に普通のピアノレッスンに通うようになり挫折しましたが)一オクターブのスケールはテトラコードの音階を組み合わせたもので、そのメソッドではスケールをいきなり片手で弾くのではなく両手で弾きました。それぞれの手に一つ分のテトラコードを担当させる方法です。
私も「抜いた」という言い方は正しくないと思いますね。
テトラコード、これこそリラ(=ライアー)ですよね!!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%89

by Cecilia (2011-01-14 16:34) 

koten

>kotenさんの世界に巻き込まれそうで怖いですぅ~~~!!
・・・(汗)いやいや、別に犯罪者になるとかじゃなくて、むしろ「真人間」への道に進もうとしているんだから、別に怖がる必要はないと思うのですが・・・(汗)
 でもそうですね、これでCeciliaさんも(REIKOさんも真っ青(笑)の)「はっちゃけた性格の人」への道まっしぐらかも知れませんね、ふふふ(爆)。

Ceciliaさんの即興演奏に触発されて、先ほど家の電子チェンバロの音色を「リュート」にし、リバーブ(エコー)効果を最大にした上で、音律をF♯基音の純正律(JUST)にして、黒鍵だけで遊んでみました(鍵盤楽器の黒鍵もペンタトニック音階ですからね)・・・いやぁ、面白いですねこれ。ショパンなどの黒鍵だけで弾ける曲を創った人も、こういう(裏技的な)音律を使ったりしたのかな、などと色々「妄想モード」に入れますしね(笑)。

テトラコードのwikiサイト、興味深く読めました。この楽器使った人は「4」の数にとことん拘ったみたいですねぇ(しみじみ)。
by koten (2011-01-14 21:37) 

Cecilia

kotenさん、再コメントありがとうございます!
昨日検索して見たサイトも面白かったです。(すでにkotenさんの世界に巻き込まれている?)
http://retrospot.blog.shinobi.jp/Category/5/
http://www2.odn.ne.jp/row/index.htm
私、「はっちゃけた性格の人」になるのでしょうか。(笑)
要するに無伴奏合唱の世界では純正律で良いけれど、楽器で純正律だと都合が悪いのでミーントーンなどを使ったりするということで良いのでしょうか。
by Cecilia (2011-01-15 09:53) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-15 09:54) 

Cecilia

Promusicaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-15 09:54) 

arata

Cecilia 様
僕には、ライアーの音が、大正琴のように聞こえました。ペンタトニックやテトラコードに就いては、難しくて付いていけませんが(勉強不足)、聴く人を和ませる、弾く人をいつまでも弾いていたくさせる楽器である事は確かなようです。良い楽器に、巡り合いましたね。
arata
by arata (2011-01-15 19:44) 

REIKO

即興演奏、素敵ですね~♪
これに「歌」がつけばもう、中世の吟遊詩人みたいです。
日本人のDNAには、五音音階が組み込まれてるのか、こういう音楽を聴くと初めての曲でも「懐かしい」感じがしますね。
お母さんのお腹の中にいた時、こんなサウンドに包まれていたような・・・?
記事を読んだ時、私は「あ、この楽器はト長調のヨナ抜き音階なんだな」と思いましたが、この表現が良いかどうかはともかく、このように考えると日本人的には理解しやすいですね。

by REIKO (2011-01-15 22:33) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
楽器収集マニアと化している私ですが実は大正琴も購入したいと思っていました。いずれ購入するかもしれません。
錆付いてなければまた違った音色なのだと思いますが(ちょっと前の記事に貼り付けた動画で音色が確認できますが)、まあ大正琴に近い音色ですね。arataさんならペンタトニックやテトラコードなどは難しくないはずです。私には音律の話が難しいです。
by Cecilia (2011-01-16 09:03) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
即興の歌はハードルが高いですが、ペンタトニックスケールに合いそうな歌をあらかじめ考えておけば弾き歌いができそうな気がします。
母もアイルランド民謡・スコットランド民謡が好きでしたから余計にこのペンタトニックスケールに懐かしさを覚えるのかもしれません。なるほどト長調の47(ヨナ)抜きになるのですね。(Enriqueさんやkotenさんも同じようなことを書かれているのにぴんときていなかった私・・・)
by Cecilia (2011-01-16 09:23) 

伊閣蝶

これはなんとも魅力的な音ですね。
大正琴に似ているというご発言もありましたが、私は京琴の音色に近いような印象を受けました。
西洋の楽器なのに、なぜか和の雰囲気を感ずるところが不思議です。
即興演奏、素敵ですね。
こちらの演奏をお聴きし、ますます和の音色を強く感じました。


by 伊閣蝶 (2011-01-16 10:58) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
京琴というのはいわゆるお琴=箏でよいですよね?
なぜか和の雰囲気というのは音色もですがやはり日本人が好む音階だからなのでしょうね。

by Cecilia (2011-01-17 09:37) 

伊閣蝶

京琴は普通の琴(筝)の半分くらいの大きさで、弦は同じく13弦ですが、通常金属製の弦が張られています。
ギターのチョーキングのような演奏もでき、オケにも合わせやすいので、スタジオ録音などに使われたりしますね。
人形劇「三国志」とかチャゲ・アスの「万里の河」などにも使われました。
私が一番印象に残っているのは、恩地日出夫監督の映画「伊豆の踊子」の音楽で使われた例です。音楽は武満徹さんが担当していました。
by 伊閣蝶 (2011-01-17 16:00) 

Cecilia

伊閣蝶さん、再コメントありがとうございます!
金属弦なのですね。大きさは学校の音楽教育で普及している文化箏みたいなものでしょうか。
琴もいろいろありますがハープやライアーもいろいろありますね。置く場所と資金の問題があるのであれもこれも手に入れるわけにはいきませんが、いろいろ試してみたいです。
by Cecilia (2011-01-17 16:24) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-18 08:15) 

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