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発声法とヴァイオリンのこと [ヴァイオリン]

昨晩家族を駅まで迎えに行ったら雪が降っていました。積もったら嫌だなあと思っていましたが、直径3ミリくらいの雪の結晶になって降っていてとても美しかったです。帰宅すると家の前の道は粉砂糖をまぶしたように真っ白でしたが、ところどころきらっと輝いていました。幸せな気持ちになれましたが今朝はちょっとだけ喉が痛いです。気をつけなければ。最近は歌の声がとっても調子が良かったので歌いすぎないように気をつけようと思ったくらいでした。

昨晩迎えに行く前にNHKのスーパーオペラレッスン第二回目を見ました。バーバラ・ボニー、歌いませんでしたね。でもソプラノの生徒さん、とても好感が持てる方で、ミミ役がぴったりだと思いました。若干声が硬いかなと思わないでもなかったですけれど。ボニーが発声に関して言っていたこと、参加している声楽講座で最近聞いたことばかりで(昔受けたレッスンでも言われたことですが)とてもよくわかりました。私の場合は軟口蓋をもっと上げる必要もあるかなと思いながら聞いていました。
声楽講座で学んだこととオペラレッスンの内容を総合して書くと

1.声を前に出そうとして前のめりになるのではなくかかとに重心を置いて歌う。
2.息を吸うときには肋骨を広げ、軟口蓋を上げることで空間を作る。
3.呼気は後頭部の後ろに回すイメージ
4.立派な声で歌おうという意識を捨て、ディクションを前に。

ボニーと声楽講座の先生はほとんど同じことを言っています。いや~タイミングが良いですね。昔いろいろな先生から言われたことも思い出してそれらも総合していますが、良い復習にもなりますね。


まったく違う話題ですがこの時期になるとやっぱりこの曲。
IMSLPでダウンロードして弾いてみました。例によって鑑賞に耐えない演奏ですが、ヴィヴァルディの「四季~冬」の2楽章です。2~3回弾いた中でましなものをアップします。練習に練習を重ねたものでなくてすみません。



初めてEs-durで弾いたかも(♭三つ)。ずっと遊びで弾いていましたがE-durで弾いていました。E-durだと♯が四つなのでEs-durより大変そうだと思うでしょう?でもそちらのほうが絶対に弾きやすいです。はじめてのEs-durで動揺してへたくそな演奏ですね~。これから頑張ります。音符の長さなどいい加減になっているところもあると思いますがIMSLPのヴァイオリンとピアノ用の楽譜、間違いもあると思います。伴奏なしなので弾きやすさだけ考えての演奏です。最後はトリル(ミ♭とファ)で終わりたかったですが、第1ポジションだとできません。
実はほかの曲などで第3ポジションだけを使って弾くということもたまにしているのですがめちゃくちゃ疲れますね~。こういう荒業で修行しないとついつい第1ポジションで弾いてしまうのでいつまでたっても第3ポジションをうまく使いこなせないのですね。















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Promusica

前から思っていましたがどう考えても冬に結びつかない気がします。

でもいい曲ですね。演奏も味わい深く、バックのピチカートが聞こえてくるようです。
by Promusica (2011-01-15 12:24) 

Enrique

暖かい室内でくつろいでいるかんじです。
E-durよりもEs-durが遥かに弾きにくいにはギターも同様ですね。
トリルが入らないのは,許容します(笑)。ヴァイオリンで私はEsの音階も弾けません。
by Enrique (2011-01-15 13:06) 

arata

Cecilia 様
演奏の巧拙は別として、一つ一つの音を丁寧に弾こうとしている事が、良く伝わってきます。
シフティングは、プロでも気を使います。気長に、根気良く続けて下さいね。コツさえ身に付けば、いつか、楽にシフティング出来るようになります。
arata
by arata (2011-01-15 19:56) 

REIKO

「脳内伴奏」しながら、楽しく聴きました♪
この曲が変ホ長調だって、今まで全然気づいていませんでした!
ヴァイオリンの変ホ長調・・・どこをどう押さえると音階になるのか、想像もつかないです。(笑)

横レスですが・・・Promusicaさん、この第二楽章は、外は冷たい雨が降っていても、家の中で火の傍らにいると暖かくて幸せ・・・を表現しています。
by REIKO (2011-01-15 21:58) 

Cecilia

Promusicaさん、nice&コメントありがとうございます!
REIKOさんがおっしゃっているとおり暖かい家の中での満ち足りた気分になっているイメージです。もうそれ以外は考えられません。今後美しく弾けるよう時間をかけて練習します。
by Cecilia (2011-01-16 08:54) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
音階練習を丁寧にこなしたらもっとうまくなるのでしょうね。

>E-durよりもEs-durが遥かに弾きにくいにはギターも同様ですね。

確か前にこんな記事を書いていらっしゃいましたよね?
by Cecilia (2011-01-16 08:56) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
ポジションを変えることをシフティングと言うのですね。高校の時は先生に言われるがままでした。自分でいろいろ考えるのは難しいですね。ボウイングもなかなか難しいですし、独学だと弓のどの辺でとか全弓か半弓か・・・という弓遣いがよくわかりません。頭の中には「このようなアーティキュレーションで弾きたい。」というのは当然あるのですが、技術的なものと結びつきません。趣味なので気楽に・・・でも頑張ります。
by Cecilia (2011-01-16 09:07) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
「脳内伴奏」で聴いていただきありがとうございます。私も変ホ長調だなんて知りませんでした。遊びで弾いていたときも実にいい加減でしたし。

>どこをどう押さえると音階になるのか、想像もつかないです。(笑)

REIKOさんには簡単だと思います。音階として弾く分には難しくないですが、曲として弾こうと思うとちょっと難しいかもしれません。基本の運指をマスターしたらあとは全音と半音の感覚を身につければ大丈夫です。

弾きたい曲がありすぎで困ってしまいます。(笑)
by Cecilia (2011-01-16 09:16) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-16 09:24) 

伊閣蝶

スーパーレッスン、早速私もみました。
これはいい番組ですね。
バーバラ・ボニーの指導は誠に適切で、あんるほどなあと目から鱗が落ちた思いです。
特に、前のめりの問題は、声を出そうとするつもりと観客に伝えたいという想いから、どうしてもそうなりがちになってしまったのですが、かかとに重心をおいてどっしりと歌うことが肝心だという点は心にしみました。
あと、軟口蓋のことですね。
頭蓋骨の裏側に呼気をまわしていくという点もなるほどなあと納得。
第三回も楽しみです。
情報を頂き、感謝!感謝!です。

ところで、ビバルディの冬。
良い音ですね。特に中音域がたっぷりと響いていて、思わず引き込まれました。
これからのアップがますます楽しみです。
by 伊閣蝶 (2011-01-16 11:09) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-17 09:29) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
ボニーのレッスンは男声でも応用できますが、女声と完全に同じではないでしょうし、テノールかバリトンかでも違うのでしょう。おそらくご存知だと思いますが、一応念のため。
自分とは違う声の先生のレッスンが発声面でも音楽面でも大いに勉強になったことも事実ですがやはり同じ声の先生はわかりやすくて良いですね。
ヴァイオリンはほとんど自己満足の世界なのですが、ブログで公開することでちょっと緊張感が。向上につながればいいなあと思っています。
by Cecilia (2011-01-17 09:46) 

March Hare

同じチューニングのマンドリンでは、第三ポジションをむしろ普通に使う気がします。
あくまでも感じですが。
by March Hare (2011-01-17 16:44) 

Cecilia

March Hareさん、コメントありがとうございます!
お久しぶりです。ある方のブログで音律の話で盛り上がっていて(私はなるほど~と勉強させていただく一方ですが)、March Hareさんを思い出していました。マンドリンでは第3ポジションを普通に使うのですね。ヴァイオリンでも初歩でなければ普通に使うのだと思いますが、私レヴェルだとついつい第1ポジションを使ってしまうのです。第1ポジションで困ること。それはヴィブラートです。開放弦と押さえた弦で音色が変わることも問題ですが、開放弦でも良しとした場合、音によってヴィブラートがあったりなかったりするので弾いていて格好悪いです。やはり第3ポジションだけを使った荒業トレーニングをしなければなりませんね。(笑)
by Cecilia (2011-01-17 17:46) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-18 08:12) 

March Hare

第三ポジションを多用するのはDMajorの曲が多いからかもしれません。そもそもポジションを変えて弾くのは面倒ですし。
音律について書かれた本では、ブルーバックスの「音律と音階の科学」(小方厚)がわかりやすくてお勧めです。
これと「音律カタログ」(アノニマス)という同人誌を買えば完璧です。
後者は昨年の都留音楽祭で見つけました。もしご興味がおありでしたらお知らせください。
by March Hare (2011-01-18 10:34) 

Cecilia

March Hareさん、再コメントありがとうございます!
D majorが多いのですね。
ご紹介の本、ブルーバックスのほうは確かどなたかのブログで見かけた記憶があります。同人誌ですが、そのような同人誌もあるのですね!ご存知だというのもさすがです。また必要ができたらお願いするかもしれません。ありがとうございます。
by Cecilia (2011-01-18 11:05) 

Cecilia

kakasisannpoさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-19 08:16) 

Cecilia

GBNFさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-21 08:31) 

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