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久しぶりにNMLで聴いたCD [音楽鑑賞]

久しぶりにNAXOS MUSIC LIBRARYでも聴いています。
・・・というかこの一ヶ月契約切れの状態で聴けませんでした。
まあ数ヶ月まともに聴くことも出来ない状態だったのですけれど。

新たに契約して手始めに聴いてみたのはFranz Xaver Richterという18世紀の作曲家によるフルートとチェロとチェンバロのためのソナタ集です。

Sonatas for Flute Harpsichord & Cello Vol. 1

Sonatas for Flute Harpsichord & Cello Vol. 1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 2011/01/25
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。

WikipediaによるとRichterはマンハイム楽派の最も重要な作曲家の一人らしいですが、初めて聴きました。

そもそもなぜ聴いているかというと、何日か前にベスト・オブ・クラシックで偶然耳にして限りなく優雅な音楽に心惹かれたからです。番組表で確認してNAXOSのCDだとわかり、(早く再契約しないと!)と思ったわけです。(笑)
フルートは現代のフルートなのでしょうか?NAXOSでは”フルート”になっていますが、トラヴェルソだと思っていたのですが・・・。
吹いている人はPauliina Fredという女性フルート奏者。とても美しい方ですね。検索してわかりましたが、この方はブラヴァデリコーダー四重奏楽団のメンバーでリコーダーも吹いているのですね。この楽団のコンサートがFMで放送されていて、それはほとんど聴く暇がなかったのですが、偶然放送の最後の方でこのCDの曲を耳にしたわけです。(3番のイ長調)
私の大好きなC.P.E.Bachのフォルテピアノとチェンバロの二重協奏曲にちょっと似た趣の優雅さだと思います。
気持ちよく一日が過ごせそうな曲ですぐにお気に入りになってしまいました。


もう一つ聴いてみたのはちょっと前から気になっていたJohann Adolf Hasseのオラトリオ「聖ペトロと聖マリア・マグダレーナ」。カウンターテナーのTerry Weyが出ているので気になっていました。

ハッセ: オラトリオ「聖ペトロと聖マリア・マグダレーナ」(Sanctus Petrus et Sancta Maria Magdalena)

ハッセ: オラトリオ「聖ペトロと聖マリア・マグダレーナ」(Sanctus Petrus et Sancta Maria Magdalena)

  • アーティスト: Johann Adlof Hasse,Michael Hofstetter,Ludwigsburger Schlossfestspiele,Kirsten Blaise,Heidrun Kordes,Vivica Genaux,Terry Wey,Jacek Laszczkowski
  • 出版社/メーカー: Oehms
  • 発売日: 2011/02/01
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。

こちらは地味に始まるのかと思いきやいきなりドラマチックな展開に驚きました。
いきなり十字架への道行きなのでしょうか?
激しく打ち付けられるようにも感じられるSinfoniaで始まっています。
Terry Weyの声はファンなのでよくわかりますが(たぶんTrack4のアリアは彼です。これも激しいなあ。)、それ以外は初めての演奏家ですね。
女性ソプラノ・メゾソプラノに加え、カウンターテナーと男性ソプラノ(ソプラニスタ)と高音歌手ばかりの編成です。
ソプラニスタはJacek Laszczkowskiという人です。
NMLなので詳細がよくわからないのですが内容が気になる!

Jacek Laszczkowskiは普通にテノールでも歌う人のようですが、こちらで彼の一人二重唱を聴くことができます。




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伊閣蝶

フルートとチェロとチェンバロのためのソナタ集、早速試聴させて頂きました。
全ての曲がDurというのもなかなか味がありますね。
それから、やはりこれはフルートではないかと思いました。トラヴェルソではなさそうな感じです。
トラヴェルソには憧れていて、いつか購入したいなと思っています。
ハッセのオラトリオも初めて聴きました。
18世紀のイタリアを代表するオペラの大家ということは存じておりましたし、1771年の、モーツァルトとのオペラ競作(モーツァルトは15歳で、曲は「アルバのアスカーニョ」、20日あまりで作曲したそうです)の逸話は有名ですが。
そのときハッセは「この少年は、いつか私たちみんなを忘れさせてしまうことだろう」と語ったそうですが、真に見る目のある芸術家らしい感嘆の言葉だなと感動したことを思い出します。

by 伊閣蝶 (2011-09-02 14:54) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
トラヴェルソ、実は間近で何度か聴いているのですが、区別できないなんて情けないです。
やっぱり普通のフルートでしょうか。
伊閣蝶さんがトラヴェルソを演奏されるようになったら聴かせていただきたいです。
ハッセは何となくドイツ・オーストリアあたりの作曲家と思っていましたが、イタリアで活躍した人だったのですね。
ちょっとだけ調べてみましたがポルポラとかアレッサンドロ・スカルラッティとの関係なども興味深いところです。

by Cecilia (2011-09-02 17:28) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-09-03 03:42) 

Cecilia

Promusicaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-09-03 06:08) 

U3

ご無沙汰しております。
とても美しい方ですね。の一言に不埒な僕は思わずリンクをポチッっと押しておりました(笑)
by U3 (2011-09-03 11:16) 

ユキタロウ

古楽はほとんど聴かない上に、歌詞も分らないので何とも言えませんが・・・ハッセのオラトリオ「聖ペトロと聖マリア・マグダレーナ」第4曲「Aria: Mea Tornamenta, Properate!」は凄いですね!!

このような劇的迫力の曲が書けるなんて、ハッセってただものではない!??

ナクソスだと30秒しか視聴出来ず、もっと聞きたくなってアチコチさがしたら・・・1分間聞けるところを発見しました!

http://www.classicalarchives.com/work/621658.html

それにしても、ペトロとマリアって有名なエピソードありましたっけ??

何処かに歌詞(ラテン語?)がないかとちょっぴり悪あがきしてます。(笑)

HMVによると「ミゼレーレ(慈悲)」と「詩篇への導入詩」によって書かれているらしいけど・・・。
by ユキタロウ (2011-09-03 17:46) 

Cecilia

U3さん、nice&コメントありがとうございます!
こちらこそご無沙汰しています。

>思わずリンクをポチッっと押しておりました

押してくださってありがとうございます。(笑)
美しいフルート奏者ですよね。演奏も素敵ですが。
by Cecilia (2011-09-03 21:06) 

Cecilia

ユキタロウさん、nice&コメントありがとうございます!
試聴していただきありがとうございます!
また曲に興味を持っていただけたこともうれしいです。
Track4は私が好きなカウンターテナーの一人のTerry Weyですが、曲も歌い方も迫力がありますよね。
このオラトリオの筋、とても気になりますよね。
やっぱりラテン語でしょうね。う~ん!気になってCD購入に至ってしまうかも?
万が一購入して内容がわかったら記事を書きます。
YouTubeでこのアリアが全曲聴けました。
http://www.youtube.com/watch?v=qJoFEMMlJLU
by Cecilia (2011-09-03 21:15) 

ユキタロウ

>Youtube

う~ん・・・良い曲ですね・・・紹介有難う御座います。

しかし・・・背景に流れるあの絵は何でしょう???聖書の一コマと言うより、神話みたい・・・ひょっとしたらダビデの放蕩生活でしょうか???(笑)

さて、歌の内容ですが探して見たら参考になりそうなのが・・・・。

http://www.fanfaremag.com/content/view/43840/

一部引用すると・・・。

『The dramatis personae are St. Peter (alto); St. Mary Magdalene (soprano); Mary Jacobi, the mother of the apostle James (soprano); Mary Salome (mezzo-soprano); and Joseph of Arimathea (soprano). Peter laments the death of Christ, and receives details from Mary Jacobi, who then expresses her own sorrow. Peter would depart, but when Mary Jacobi warns him that the mob seeks him, he decides to remain and hopes that martyrdom will come to him as well. Mary Magdalene and Mary Salome arrive to add their expressions of sorrow as well. Peter and Mary Magdalene then engage in an extended contest of “My guilt is greater than your guilt” and “Anything you can mourn I can mourn deeper,” while Mary Salome urges each to learn from the other’s example. Joseph of Arimathea appears and urges all to cease sorrowing, accept the decrees of God, and perform their righteous duties. The women prepare to depart to perform burial preparations for Christ’s body, and Mary Magdalene sings of her intention to keep vigil at the tomb. Peter declares that he must remain behind to pray and lament his sins, and asks the women to bring him a full report of their doings. The choral recitation of the Miserere mei Deus (Psalm 51) follows. 』

翻訳しても意味不明の部分が多いんですが・・・どうやらキリストの死にまつわる曲のようですね。

マグダラのマリアはキリストの磔刑と復活に居合わせた人物だったかな?ペトロはキリストの1番弟子ですから、それぞれの嘆きが描かれているようです。

ただ・・・Psalm 51(詩編51)って「ダビデのバテシバ騒動の反省文」みたいなのに、実際には「広い意味での懺悔の言葉」として広まっているように思えるのが不思議・・・。

http://blog.livedoor.jp/mediaterrace/archives/52272192.html

http://blog.livedoor.jp/littleyohane/archives/51762229.html


by ユキタロウ (2011-09-04 08:25) 

Cecilia

ユキタロウさん、再コメントありがとうございます!
参考資料をありがとうございます。
マグダラのマリアに関してどうも”罪の女”というイメージが強いのですが、イエス・キリストの妻だったという説もありますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%A9%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2
まあこのような説はハッセの時代にはなかったと思いますが・・・。
マグダラのマリアは磔刑に居合わせていますし、埋葬や復活の場面にも登場しますよね。
YouTubeの背景の絵は多くは旧約聖書の話だと思います。
詩篇51、結構好き(?)なのですが、これを読むときには自分をダビデに置き換えて読んでいますね~。多くのクリスチャンはそうではないでしょうか。
この詩篇を使った讃美歌や宗教曲はとても多いですよね。

YouTubeを辿ると他の曲も聴けますね。
Sempre fida,o mia pupilla(14曲目)
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=gk7ozAk6dGw

Si Deo Dilectae Tantum Ploratis(8曲目)
http://www.youtube.com/watch?v=ARwcDwttil0&feature=related

O Portenta Aeterni Amoris(12曲目)←ソプラニスタの歌
http://www.youtube.com/watch?v=oNWFwImetic&feature=related

ますます気になってきました。やはり購入するしかないかも?
by Cecilia (2011-09-04 10:06) 

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