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ヴァイオリンレッスン・1 [ヴァイオリン]

ありがたいことに二日連続でヴァイオリンのレッスンを受けることになり、昨日はその初日でした。
ヴァイオリンのレッスンといっても一対一ではないのですが、それに近い形態でしていただくことができ、大変勉強になりました。今日はまた別な先生の個人レッスンがあります。

高校のオーケストラで経験した後は長いこと独学状態であった上、触らない日のほうが多く、きちんと勉強している人から見たらとんでもない状況なんだろうなあ・・・と自覚していました。できることは限られているし、正直ヴァイオリンにかけるお金と時間があるのならもっと声楽にまわしたいという思いもあります。そのようなわけで今後もヴァイオリンは今までと同じペースでの学習(練習)になっていくと思います。
今回は限られた時間内に仕上げなければならないという事情もあり、お二人の先生にお願いすることになりました。昨日のレッスンは一緒に組む相手の先生で、謝礼は彼女の負担でした。申し訳ないけれどありがたく思ってレッスンを受けました。また、今日のレッスンは私の地元の知人のお嬢様でこちらも「お母さんがお世話になっているし、単発のレッスンを今まで経験してない。」とのことで無料でしていただけることになりました。ありがたい話です。もちろん手土産は持っていくつもりですが、こちらのほうは今後検討していただけるのなら緩やかなペースでレッスンをしていただけると良いなと思っています。

さて昨日のレッスンは20代後半から30代前半くらいかなという若い男性の先生でした。先生というよりお兄ちゃんという雰囲気でした。カジュアルなジーンズ素材の上下に羽の形のペンダント(羽は金属で皮ひものペンダント)姿で(お~若者!)と思いました。親しみやすいルックスで一気に緊張がほぐれました。
まず調弦は442Hzで一本一本チューナーを使ってするようにと言われました。(しかし本番で使う伴奏の電子ピアノは442Hzかどうかわかりません。)
独学でヴァイオリンを弾いていて一番困るのが弓の使い方(ボウイング)です。弓の真ん中を使えば良いのか、先のほうを使えば良いのか、根元か・・・などいろいろな疑問が湧いてきます。それに上げ弓・下げ弓が細かく書き込まれていないと困りますし、書き込まれた楽譜に忠実に演奏していてもそれが音楽的にどうなんだろうと思うことも多いのです。(独学者のくせに生意気ですね!笑)
基本的には書かれてあるとおりの弓使いでしたが、ところどころで弓の使い方について指導していただきました。具体的には音をふわっとさせるためにもっと長めに弓を使ったほうが良いとか、静かに終わる時の弓の扱い方などです。
また16分音符での細かい動きがある時に弦を押さえる左手の指と右手で動かす弓の動作が合わないと変な音が出てしまうのですが、練習法を教えていただきました。(まずは開放弦で同じリズムで練習する。)
左手4の指(小指)を使ったり、第3ポジションを使ったり、なるべく開放弦を使わないように努力をしているのですが(注:開放弦ではヴィブラートをかけることができないのでヴィブラートをかけた音と音色の差ができておかしくなる。)、目から鱗のテクニックをおしえていただきました。
例えばD(レ)の開放弦を弾く時にお隣のA線のレの音を3の指(薬指)で押さえて揺らすとヴィブラートがかかるのです。そういえば大昔に聞いたことがあったようにも思いますが、知りませんでした。ヴィブラートというよりも柔らかい音色を出すという感覚なので、たとえヴィブラートをかけることができなくても、近い音色で出そうという意識で音を作ることが大切らしいです。
全体的には細かいことに捉われず、まずは伸びやかな音色が出るようにフォームに気をつけながらf字孔に響かせて演奏することが大切かな、と思いました。そのためにはやっぱりある程度暗譜する(運指・弓の使い方を含めて)必要がありますね。
また、正確なピッチで演奏したかったら曲の中で努力するだけでなく音階練習をする必要があるとのこと。

これからこのことに留意して練習します。(具体的に曲目書きたいですが、関係者にばれると困るので伏せておきます。笑)

それにしても楽しいレッスンでした。状況は切羽詰っていますが。
あ、それから私は駒を表裏反対に使っていました。(苦笑)購入後弦を張り替えたりする作業の際に反対にしてしまったかも・・・。忘れましたが、弦はG・D・A線は前の持ち主のもののままなので、駒を完全に外す必要もないので、自分がやったのかどうかわかりません。弦はまだ付け替えなくても良いようですね。
またE線のアジャスターがまったく使い物になってないので外して付け直す必要があるのですが、ヴァイオリンの調整をしてくれる楽器屋さんを教えていただきました。・・・と言っても私の住む地域からとても遠いです。
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Cecilia

uminokajinさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-02-23 08:10) 

すとん

 ヴァイオリンの調整…自分でできると、だいぶ楽なんですがねえ…。

>駒を表裏反対に使っていました

 それはさぞ弾きづらかった事でしょうし…音にも影響があったのでは? 駒はG線側よりもE線側を薄くしますので(その方がよく響く…と私は思ってます)、それが逆だとちょっと…ねえ。

>例えばD(レ)の開放弦を弾く時にお隣のA線のレの音を3の指(薬指)で押さえて揺らすとヴィブラートがかかるのです。

 そうそう、そうなんですよね。あれは不思議だし、だったら最初から隣の弦で弾けばいいじゃんと思ったものですが、まあ、色々と都合があるんでしょうね。たぶん、弾いていない弦が、弾いている弦に共振するので、その共振している方にヴィブラートをかけると、共振元に対して、ワウのようなものがかかるんでしょうね。実に不思議だと私も思います。

 ま、私自身は、まともにヴィブラートすらかけられない程度の腕前なんですが(汗)。

 それにしても、ボウイングって、独学者には難しい課題ですよね。


by すとん (2012-02-23 10:42) 

伊閣蝶

ヴァイオリンのレッスン、記事を拝見しているだけでわくわくしてきます。
私は弦楽器の経験が(ギター程度は弾きましたが)皆無ですから、開放弦ではビブラートをかけられないので、その場合は別の弦を使っているのだろうな、などとやはり思っていました。
しかし、「D(レ)の開放弦を弾く時にお隣のA線のレの音を3の指(薬指)で押さえて揺らすとヴィブラートがかかるのです」という下りには、ああ確かに!と膝を打ちました。
皆さんそのようにして弾いておられるのですね。なるほどなあ、という感じです。

by 伊閣蝶 (2012-02-23 12:01) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
駒はまだ反対のままでございます。(苦笑)楽器屋さんが近場にありませんので、来週まで無理ですね。(本番はそれまでに終わってしまいます。)
自分で調整できたらいいなあと思いますが、怖いです。
でも昨日の先生にはそんなに調整しなくても大丈夫と言われましたよ。
開放弦のヴィブラート、曲の中でできる時とできない時があります。変に隣の弦を触ってしまうと次の瞬間に出したい音を間違えてしまいそうになるので、今回は無理せずに行おうと思っています。
ヴィブラートもかければよいというものでもなく、速さもいろいろあるようですね。
声楽が発声に始まり発声に終わる(?)ように、ヴァイオリンはボウイングに始まりボウイングに終わるのではないのでしょうか。
でも今回二人の先生に見ていただき、自信がついたのも確かです。ずっと独学はきついですが、独学も捨てたもんじゃないなあ・・・と。(笑)
by Cecilia (2012-02-23 20:51) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
伊閣蝶さんも本番に向けて大変ですね。がんばってください。
開放弦のヴィブラート、昔教わったような教わってないような・・・感じです。
とにかく知ることができてうれしいです。
開放弦は極力使わず第3ポジションばかりで弾くべきなんだろうかと悩んでいましたので。何度かやってみましたが大変疲れます。
by Cecilia (2012-02-23 20:56) 

九子

Cecilia さん、こんばんわ。
Cecilia さんも、伊閣蝶さんも、音楽をされる方々ってすごくきちんきちんと生活していらっしゃるんだなあと感心します。
時間の使い方も上手なのよね、きっと。
次の記事に出てたバイオリン練習に鏡を使うというの、すごく面白かった!
坐禅する時も鏡を使うことを薦めてくれた和尚さんがいらっしゃいました。

by 九子 (2012-02-28 00:42) 

Cecilia

九子さん、nice&コメントありがとうございます!
それが・・・この練習の期間、もう家の中はかっ散らかって大変なことになっています。忙しいのはこれだけではなかったのですが、合わせ練習のために遠出しなければならなかったりしましたし。それに普段からきちんとされている方なら、どんなに忙しくてもこのようなことはないでしょう。ヴァイオリンも普段から練習を積み重ねているわけではないので、それで余計大変だったというのが本当のところです。
でも今回久しぶりに集中してある程度以上の練習をしたことで、感覚が甦ってきたのはうれしいことです。この調子を維持したいし、今まで弾きたいと思っていた曲を練習したいので少し意識してみたいと思います。
鏡ですが、声楽でも鏡を使うと良いということです。何でもフォームは大切ですね。それにしても座禅に鏡ですか!

追記:伊閣蝶さんは私と違ってきちんきちんと生活されているはずです。
by Cecilia (2012-02-28 05:02) 

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