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ヴァイオリン修理工房 [ヴァイオリン]

先日お世話になった先生(ヴァイオリンレッスン・1)に紹介していただいたヴァイオリン修理工房(?)に行ってきました。
近くに用事があり、予約はしていなかったのですが出先から電話をかけたら預かってくださるというお話でしたので、行くことになりました。(一応楽器を持参して出かけました。)
工房は小さなマンションの一室で、わかり易い場所でしたが、ぱっと見ただけではわかりませんでした。
玄関を開けると奥様らしい方が出て来られました。電話をかけた者である件をお伝えし、玄関で立ったままケースを開けました。(職人の方は作業中だったようです。)
しばらく待っていると女性が戻って来られ、別室に案内されそこでしばらく待つことになりました。「ストリング」という弦楽器の雑誌を読みながら待ちましたが10分もかからずに職人の男性が楽器を持って来てくださいました。
先日駒が反対向きと言われましたが、職人さんの話では反対ではなかったとのこと。ただ傾いていたので直してくださったそうです。アジャスターも使えるようになったとのことでした。新しいアジャスターを購入して付け替えなければならないと思っていましたがその必要はありませんでした。ついでに他に調整したほうが良いところはないかお聞きしましたが、「駒がまた傾いてくるようなら換えたほうが良いかもしれません。」との一点のみでした。特に宣伝もなかった上、今回は無料でしていただけました。
工房のHPがあるわけでもなく、おそらくは口コミで来る人ばかりだと思いますが、マンションの中のたくさんの楽器で信頼されている職人さんなのだろうなあと感じました。
私にとっては行きやすい場所ですのでまた何かあったらお世話になりたいです。
家に帰ってから少しだけ触りましたが(時間がなくてほんの少しだけ)、若干・・・と言うかかなり弾き易くなっていたように感じました。ちょっとのことでこんなに変わるのか!という感じです。
それから「ペグを付け替えたい時お願いできますか?」とお聞きすると「できます。」とのことでした。職人さんなのだから当然ですよね。以前スワロフスキー付きのペグを購入しそのままになっていました。これはまだ中国製の楽器しか持っていなかった頃にヤフオクで購入したものです。中国製ヴァイオリンも予備の楽器として使っていますが(本番の時もあるだけで安心感が!)、ペグの磨り減ったところが白木むき出しの状態でみっともないしすべりが悪いのですね。長年使ってきましたけれど、このペグを交換したいのです。スワロフスキー付きはちょっともったいないですけれど。
そこでついでに思うこと。この中国製(注:今回直してもらったのは日本製で鈴木ヴァイオリンです。)ヴァイオリンは指板も塗装して黒くてかてかしているところが安っぽいです。いっそのこと改造していただけないでしょうか?普通に新しく指板を取り付けるだけでも違うと思いますが、バロックヴァイオリンに改造できないでしょうか?詳しくわかりませんが現在モダンヴァイオリンとして使われているものでもとても古いストラディバリウスなどはもともとバロックヴァイオリンですよね?新しくバロックヴァイオリンを購入するのは大変ですが(置くところもないです。)改造できるのならうれしいですね。この中国製なら惜しくないですし。(惜しくないと言っても愛着があるので楽器として使っていきたいです。)

そうそう・・・ヴァイオリンの本番は取り敢えず無事に終わりました。直前まで猛練習した甲斐があってなかなか良い音が出るようになっていたのですが、本番は前半はなかなか落ち着いてよい感じだったのに最後のほうが緊張で弓が震えました。(笑)下手なりにうまく弾けたとは思います。
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伊閣蝶

素晴らしい職人さんに出会えたとのことで、これは本当にうれしいことですね。
特に宣伝もせず、サイトも持たず、口コミでありながらたくさんの楽器が預けられているということは、もうそれだけで私などは信頼してしまいます。
また、アジャスターの件でも、客が購入した方がいいかなと迷っていたら、そちらに誘導しようとする職人さんだっていることでしょうから、そうしたお客さんの不安をきちんとした調整で払拭し、しかも駒の調整だけだからとお金も取らないとは、なかなかできないことではないでしょうか。
こうした職人さんとは末永く良い関係を築きたいところですね。
それから、本番の方も無事に終えられ、また演奏もなかなかに素晴らしかったご様子。
私もいつか是非とも、Ceciliaさんの演奏をお聴きしたいところです。
by 伊閣蝶 (2012-03-01 18:55) 

Cecilia

たーちゃんさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-03-02 08:11) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
情報がほしいとインターネットで検索するのが日常茶飯事になっていると、信頼度はネットでの情報の多さで判断してしまいがちになりますが、比例するとは限りませんよね。本当に信頼できる人というのは案外ネット上の情報が少なかったりしますね。
今回情報をいただいた先生には今後友人と共にたまに見ていただけると良いなと思っています。二回目のレッスンの時の女性の先生にも。
この職人さんには今後もお世話になりたいと思っています。
本番は”私なりに”ですので。(笑)でも気持ちよく合わせる事ができ、快感でした。いずれネット上で公開することもあるかもしれませんが、その時に備えて録音技術も磨きたいですね。
by Cecilia (2012-03-02 08:21) 

Enrique

ヴァイオリンに回帰しておられますね。
無料で調整してもらえたというのは,良心的なショップ・職人さんですね。
ヴァイオリンは楽器自体はシンプルですから,本体はわりとお手軽に入手も可能です(私も二挺ヤフオクで入手しました)が,弓が最たるものですが,弦を始め,パーツ類もそれなりのものを入手するとなると,どんどん費用がかさみますね。特にガット弦などを使うとなると。それでも海外サイトで買えば弦で半値程度,コマは3,4 ドルで入手できますね。このコマの削り方は弾きやすさにものすごくききますね。あともちろん,弓と毛もですが。調整は人にもより,かなり微妙なようですね。娘に最初買い与えた一号器をギターの感覚で調整していたら,ボロクソに言われましたので,自分専用楽器でない以上コマは削らない事にしました。まっすぐ立てるのはときどき必要でしょうか。

娘の楽器を見ても,アジャスターを押し込み過ぎていたりして調整きかなくなっているのを良く見ますので,戻しています。

修理改造に関しては,手工品だと接着にニカワを使っているので,熱で簡単にはがせるので修理や改造は楽ですが,機械製作品でボンドなどが使われていると難しいかも知れませんし,可能であってもコストが高くつくかも知れないですね。

二号器にはツゲのペグがついていたので,こちらが好きになりました。黒檀より軽くていい感じがしました。楽器の頭に付くので,重量差はバカにならないような気もします。楽器は軽くて,弓がしっかりと吸いついたり,自由に弾んだりする感じがいいと思いました。
私はマトモに曲が弾けるわけではないので,何とも言え無い点が多いです。やはり演奏する人が演奏しやすくて表現しやすいのが理想の調整だと思います。弦楽器ですからギターと共通する面もあれば異なる点もあります。私は特に弓に関して分からなかったので,以下のページが非常に参考になりました(Ceciliaさんすでに本などもお持ちかも知れないですが)。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/meisterqa.htm
音響面で賛同できない点が一点ありましたが,概ね正確で良心的な記述だと思いました。
by Enrique (2012-03-02 15:51) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
忙しくてお返事が遅くなりました。ご紹介のページ、少しだけ拝見しましたが大変参考になりますね。これからじっくり読ませていただこうと思っています。
ペグですが調弦しながら片手でまわすのが怖くてできません。中国製を使っていた時にペグのすべりが悪かったのが原因ですが、しっかり止まらずに元に戻ってしまうことが多かったというのもあります。
調弦しやすい、そし微調整しやすいというのが理想です。
弓は近い将来、もう少し良いものをと考えています。Enriqueさんのおっしゃるようなものを手に入れたいですね。
アンサンブルの機会もありそうなのでバロックヴァイオリンを入手することも含めて計画を立てたいですね~。それにリコーダーもほしいです~。お金がいくらあっても足りませんね。(笑)
by Cecilia (2012-03-05 14:30) 

Cecilia

ユキタロウさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-03-05 14:31) 

Cecilia

krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-03-08 08:40) 

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