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米良美一&金森大(名古屋ブルーノート) [音楽鑑賞]

米良美一さんのライブを聴きに名古屋ブルーノートに行ってきました。
米良さんのライブでしか行ったことがないのですが今回で三回目です。

先週は知人が出るライブを聴くため大きな公園ととある和風喫茶店をはしごしました。フォークが好きな方々が出演されていましたが、これもなかなか楽しい経験でした。ギター(もちろんクラシックギターではない)が得意な方々でしたが、多くの方がご自分の作詞作曲で演奏されていました。歌唱力に期待して聴いていたわけではないのですが、中にはカウンターテナーで素敵な二重唱を聞かせてくれる方もいて楽しめました。

そのようなわけでちょっとクラシックから離れたコンサートが続いている私です。

昨日の米良さんのライブも昭和から平成にかけて流行した曲のカヴァーがほとんどでした。(一部米良さんのためのオリジナル曲がありました。)
プログラムは以下のとおり。(急いで書いていますので漢字など後で訂正します。)

①もらいなき
②別れの予感
③曼珠沙華(まんじゅしゃか?)
④めぐりあい(ピアノソロ)
⑤五番街のマリー
⑥海を見ていた午後
⑦いちご白書をもう一度
⑧ファーストラブ
⑨難破船
⑩もののけ姫
⑪ありのままで
⑫ヨイトマケの歌
⑬愛して愛して愛しちゃったのよ(アンコール)

①~③までは赤いチャイナドレス、⑤からは白黒のストライプのスーツでした。

今回米良さんの歌で初めて聴く曲がほとんどでした。有名な曲でも私自身があまり聴いたことがない曲も多く、新鮮な気持ちで聴くことができました。そのようなこともあって「良い曲だなあ」と思いながら聴いていましたが、それらの曲をよくご存知と思われる方々の席からも「うまいねえ~」という声が時々聞こえてきました。
私も一曲目の「もらいなき」などはよく知っていますし、一青窈さんの歌も大好きなのですが、今回の米良さんの歌はさすがだなあ~と唸ってしまいました。
「もののけ姫」なども原調よりも低い声で歌っていらっしゃいましたが、全体の中でのカウンターテナー唱法の割合は結構多く、すべて気持ちよく聴くことができましたし、効果的な演奏だったと思います。
1stステージ、2ndステージがあり、私は今回は「2ndのほうがより楽しめる」という噂から2ndにしたのですが、心から楽しむことができて帰りが大変でしたがそうして良かったと思っているところです。おそらく1stも素晴らしかったのではないのだろうかと思います。

聴きながら頭に浮かんだことは「米良さんは本当に音楽の神様に愛されているんだなあ。」ということ。
どの曲を聴いても「他人の曲」ではなく米良さんの世界になっていてぐっとくるのです。「ぐっとくる」というのは初期のCDのライナーノーツにもあったような気がします。
またどの曲も本来の米良さんならではの繊細さに溢れていたと思います。最初の「もらいなき」は歌唱力もさることながら踊りながらの歌唱というのに度肝を抜かれていたのですが、ほとんどの曲が基本的に優しい声でささやくような雰囲気で歌われていたと思います。米良さんの優しい声に包まれているようなそんな気持ちで聴かせていただきました。「ヨイトマケの歌」も力みのない声で歌われていました。

今回金森大さんの伴奏は初めて聴きましたが、米良さんの声の繊細さを引き出す繊細な伴奏でした。「愛して愛して愛しちゃったのよ」は今までも聴いたことがある塩入俊哉さんの編曲だと思いますが、今回の伴奏はほとんどが金森さんの編曲だったようです。コンクールなどの伴奏ピアニストをされているようですが、歌い手が安心して身を任せることができるピアニストだと思います。

ところで私はブルーノートに本の忘れ物をしてしまったようで少し焦っています。家族に頼んで受け取ってきてもらおうと思っています。


(4月24日追記)
noripさんが私の書いてないことを書いてくださっています。→こちら

それから忘れ物はちゃんとありました~。
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