スタインウェイ・ピアノを弾いて来ました。 [ピアノ]
昨日は近くのホールにスタインウェイ・ピアノを弾きに行ってきました。
毎年この時期に企画しているようなのですが、初めて行ってみました。
少し早めに行ったら、その辺のおばさんといった風情の方が「月光」の一楽章を弾いていらっしゃいました。時々拍子が変でしたが、非常に良い音で「ピアノが好き」という気持ちが表れている演奏だと思いました。私が入ったので時間を何度も気にしながら坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」も弾いていらっしゃいました。
「本当に素人で好きなだけなんです。」とおっしゃっていましたが、こういう気持ちって忘れてはいけませんよね。
市のホール主催のコンサートでも全くの素人だけでなく、専門教育を受けた人もよく演奏しますが、「どうせ素人の集まりでしょ。」という感じの方をよく見かけます。
そういう人にとっては何度も経験するコンサートの中でも軽いノリで参加できるものかもしれませんが、そういうナメた気持ちは必ず音になって表れるような気がします。
さて、普段そんなに弾くこともないスタインウェイのフルコンサートを1時間無料で弾けるということで、何を弾こうか迷いましたが、最近全くと言ってよいほど練習していなかったので、ドビュッシーの「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」にしました。これでも結構大変でした。弾き散らかそうと一応いろいろ持って行きましたし、歌も歌おうとしましたが、あまりできませんでした。
私、スタインウェイは鍵盤が軽いと思っていました。
・・・というか家のピアノがアップライトなので、グランドを弾いたら軽く触れるだけでかなり深い音色が出ると思っていました。
実際、先日もそのピアノで伴奏を弾いたのですが、音符が細かくない曲だったので、軽く弾き流した、という感じだったのですが、昨日ドビュッシーのその曲を弾いてやはりピアノを弾くための筋肉を鍛えなければならないな、と実感しました。
しかし、重い、というのもあてはまらないですね。
16分音符の動きが軽やかに弾ける、というのはやはりアップライトにはない良さです。
深みのあるフォルテも出しやすく、弾いていて心地よかったです。
次の時間に誰もいなかったのを幸い、2時間も弾いてきてしまったのですが、さすがにステージ上で2時間は暑かった!(ライトが当たるので。)
客席には誰もいませんでしたが、いつ誰が来るかわからないので、あまり寛いだ格好も出来ませんし。
4日間この企画が続くのですが、できればもう一回くらいは練習したいです。(空いていれば使えるそうなので。)
ところでスタインウェイもすごいデザインのピアノがあるのですね。
こちらから見ることが出来ます。
スーパー・ピアノレッスン・・・講師はミシェル・ダルベルト! [ピアノ]
さっき再放送でスーパー・ピアノレッスンを見ました。
新シリーズになり、今度の講師はミシェル・ダルベルト。
ピアノ方面にはそれほど詳しくない私。
しかし、名前を見てこれは是非見なければと思っていたのでした。
なぜかというと、彼は私の大好きなソプラノ、バーバラ・ヘンドリックスの伴奏をしているからです。
こちらは私が持っているCDです。(以前ご紹介しました。)
- アーティスト: Gabriel Faure, Alain Lanceron, Michel Dalberto, Barbara Hendricks
- 出版社/メーカー: EMI
- 発売日: 2001/04/03
- メディア: CD
長年欲しいと思い続け、2月にようやく手に入れたもの。
お宝CDです。(試聴できます。)
こちらも出ているようです。
こちらは試聴できませんが、彼女のOfficial Websiteから試聴できます。(こちらのほうがたくさん試聴できます。)
今日初めて顔を見て思いましたが、ミシェル・ダルベルトって萩原健一に似ている!!
第一回目はおなじみリストの「愛の夢」でした。
私はこれをまともに弾いたことがないのですが、憧れますよね。
私としてはやはり弾いている生徒さん、ミシェル・ダルベルトの上半身や手の動かし方が気になってしまいます。ついつい目が行ってしまうのです。
今回は男性の生徒さんでしたが、二人とも動きは全く気にならない程度でしたね。
そういえばレッスンの会場が、ルイ15世に愛されたバリー夫人の音楽室って言っていましたが、それはあのデュ・バリー夫人のことですよね!?バリー夫人なんて言われるとわからなくなってしまいますが。
それと使用されるピアノは又しても・・・というか当然のごとくヤマハなのですが、これは何かあるのでしょうか??
だいぶ昔に声楽レッスンの番組(フィッシャー・ディースカウのシューベルト歌曲の講座)があった時もヤマハでした。
NHKって商品を出している会社名がわからないようにしていませんでしたっけ?
テキストには広告がたくさんですが、この番組、ヤマハのいい宣伝になりますね。
毎回違うのなら気にならないのですが、こうも毎回ヤマハだと何かあるのでは・・・?と思えて仕方ありません。
カワイの時があっても良いでしょうし、スタインウェイの時があっても良いはずなのに・・・。
どなたかこの事情についてご存知ではありませんか??
- 作者: ディートリヒ・フィッシャー ディースカウ
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1996/12
- メディア: 楽譜
私がもう一度見たいと思っている番組です。ビデオは録っているのですが・・・。
オススメしたいピアニスト [ピアノ]
以前夫が労音の会員になっていた関係で、随分珍しいコンサートにも行きました。
フォルクローレやアフリカの打楽器の音楽などの民族音楽。
8月に行われる平和コンサート。(労音は左翼系なので。フォークが多い。しかし演奏する人が左翼とは限らないです。)
邦楽。ナント、これで私が以前教師をしていた時に顧問をしていた筝曲部の指導者の先生ご夫妻(ご主人は民族舞踊の指導者で、同じ高校に民族舞踊部がありました。)と再会してしまいました!!
年に一度はピアノコンサートがあり、私は三回ほど聴きにいきましたが、どれも素晴らしかったです。
ピアノコンサートで聴いたのは先日「長女の今後のピアノレッスン」の記事で触れたヤン・ホラークさん、阪神方面で活躍なさっている片山優陽さん、同じく阪神方面で活躍なさっている田尻洋一さんでした。
コンサートに行く前はこれらの方々のことをまったく知らなかったのですが、聴いてみると、どなたも素晴らしい演奏家でした。
ヤン・ホラークさんはほとんどショパンでした。
片山優陽さんは「展覧会の絵」。
田尻洋一さんはベートーヴェンシリーズだったと思います。(「運命」をご自分でアレンジしたものを弾いていらっしゃいました。)
それにしても地方の労音は会員が少なく、せっかくのホールにほんの少ししか人がいない、というのが残念でした。
これらの方々も労音でなければ、かなりの人を動員できる演奏家なのに!
私は「おやこ劇場」にも関わっていたことがあるのですが、毎月会費を払って例会をする、というシステムが労音と同じですね。
「おやこ劇場」も観てみたら感激する場合がほとんどなのですが、何しろ会費がキツイ!!
だって親子4人で行こうと思うと毎月800円×4でしたからね~!(本当に小さいうちは払わなくてもよかったのですが・・・)
それに懲りて、「労音」は大人1人分だけにしました。
これはおやこ劇場より更に高い会費でしたし、結局家族全員で行くことがほとんどだったので、毎月のコンサート代はバカになりませんでした。
それはともかく・・・せっかくの素晴らしいピアノコンサートにお客が少なく、気の毒にさえ思えました。
・・・ということで・・・
片山さんのほうは、ご自身が編曲なさった「熊蜂の飛行」を試聴することが出来ます。もともと超絶技巧の曲なのに、更に凄いです!!(「展覧会の絵」のCDが欲しくなりました。)
田尻さんはトークも楽しかったですね~!
(ヤン・ホラークさんはこの前の記事で書きましたので省略。ホームページないのかなあ!?)
そういえば、労音じゃないけれど、上野真さんの演奏も良かったです~!(現代ものばかりでしたが、楽しかった!)山の中の非常に小さなおうちでのささやかなコンサートでした。上野さんを囲んでお茶会があり、私も参加させていただきました。
演奏を試聴できます。
大竹道哉さん [ピアノ]
上のブログ紹介文にも書いているように、クラシック音楽(声楽中心)に関する話題を中心に好き勝手に書いている私のブログなのですが、ここのところアマチュアの方だけでなく、プロ活動をなさっている方がコメントを下さるようになり、非常に驚き、又気持ちが引き締まっております。
そして今日、またまたびっくりすることが起こりました!
先月大竹道哉さんのホームページをご紹介したのですが、ご本人からコメントがありました!!
もう本当にびっくりですよ~!!
大竹さんは大阪音大で講師をなさっている上、PTNAピアノコンペティションの審査員もなさっています。
大竹さんのホームページは左のカスタムペインに載せました。
PTNAのホームページからも大竹さんの演奏を聴くことができますし、ホームページからも聴くことができます。(タマンサさんの演奏もPTNAのホームページで聴くことができるのですよね!)べートーヴェンとドビュッシーが多いですね。
私は4年前に大竹さんの演奏を間近で聴いています。
兵庫県の飯盛野教会というところであったチャリティーコンサートでした。
ブリュートナーというピアノの音を聴いたのはあの時だけだと思います。
非常に貴重なコンサートでした。
以前ご紹介した時も書きましたが、大竹さんのホームページは譜読みに関する考察、ハイフィンガー批判など、非常に詳しく書かれてあって勉強になります。
そして非常にうれしいことに「質問があったらどうぞ。」とおっしゃってくださっています。
気さくにこんなことを言っていただけるとはおそれ多いです。
なお、大竹さんは猫がお好きらしく、写真もたくさん載っていました。(ピアノを弾く人に猫好きが多いのはなぜでしょう・・・??)
それにしても本当に驚きました!
長女の今後のピアノレッスン [ピアノ]
昨日、ピアノの先生から電話がありました。
先日の演奏会のことと、長女のコンチェルトの件、それと今後のレッスンの曲についてです。
先生、長女の指を強化することを考えていらっしゃるようです。
もうコンクールも演奏会も終わりましたし、今後は無理なく勉強中心でさせよう・・・と思っていた矢先に、魅力的な先生のお言葉が・・・!(ハノン・チェルニー中心で冬のコンチェルトに備えて、早めに練習させようと思っていたのですが・・・)
今後の曲ですが指を強化することも含め(たぶん時間をかけて仕上げるおつもりだと思いますが)次の曲を候補としてあげられました。(次女はまだ未定)
- 「革命」
- 「木枯らし」
- 「黒鍵」・・・先生はこれを一番に推していらっしゃいました。
- 「月光」
え~うちの長女がいきなり「黒鍵」ですか~!?
何年か先だと思っていましたが・・・本当にできるのでしょうか?
そのように申し上げたら、先生はきっぱりと「できます。」!
これじゃあ気になってしまうではないですか~!
しかし、今後の練習に必要なのはモチベーションの維持。
音大受験を目指さないわが娘に「細く長く」音楽を続けさせる上で、魅力的な名曲をテクニックの練習を含めてしっかり練習させる・・・これは非常に重要なことです。
それに私は今後はピアノのことでうるさく言いたくないですからね。
本人がピアノを弾くことで心が解放され、勉強にも力を入れることが出来るようになってほしいです。
「葬送行進曲」を弾きたいといっていた長女にその話をしたら、「え~やりたい!」と目を爛々とさせていました。
やっぱりピアノはショパンなのですね~!
- アーティスト: オムニバス(クラシック), デムス(イエルク), ベートーヴェン, パネンカ(ヤン), ホラーク(ヤン), ギス, マリー, ソン(ヨナー), ギルマン(アンダーソン)
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1995/03/03
- メディア: CD
- アーティスト: オムニバス(クラシック), ダルレ(ジャンヌ=マリー), ショパン, リグット(ブルーノ), ホラーク(ヤン)
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1995/12/21
- メディア: CD
採点表(PTNA)・・・次女編 [ピアノ]
次女のコンクール、終わりました。
「無事に」と言いたいところですが、大きなミスがありました。
結論から言うと、二曲目の中間部の後、初めのテーマに戻るところがあるのですが、そこからコーダに向けて盛り上がるのに、うっかり前半部分と同じように弾いてしまいました。
そこで何事もなかったように行ければ良かったのですが、止まってしまいました。
そして、一瞬迷った後に思い出して最後まで弾くことができましたが・・・。
実は今日の演奏は非常に良かったのです!
次女の今までの出来からは考えられないくらい!
モーツァルトが嘘のように美しく弾くことが出来(審査は辛かったですが・・・)、ハチャトリアンもいい感じだったのです!
だからなおさら悔しかったですね。
全くダメならそれも仕方ないですが、よく弾けていただけに。
点数的には長女と大差ないですね。(長女も点が良かったわけではないのですが。)
これで失敗していなかったらもしかしてもっと良かったのかもしれません。
弾き終わった後、会場の席になかなか戻って来ない次女。
戻ってからはしばらく泣いていました。
こんなことは初めてのことです。
これもよい経験になることでしょう。
(採点表)
ピアノソナタK.545第1楽章(W.A.モーツァルト)
- もう少し流動的にMozartらしさを感じてみましょう。(Beethovenのようにきこえました。)
- 右手のテーマ、2分音符、長さを十分に聞いてフレーズを作ってみるともっと人に聞かせる音楽になると思います。f が汚くならないでね。(肩の力をぬいて弾いて下さいね。)
- メロディーと伴奏のバランスをよく聞いてみましょう。強い音、フレーズのおわり、丁寧に弾きましょう。
- よく頑張って弾きましたね。これからは表情の付け方、強い音のきれいな出し方なども勉強していきましょうね。
- バランス的に左手が少し重いので二声の響きにまとまりを欠きました。
エチュード(ハチャトリアン)
- 正確なリズム感で安定していました。これも体で拍感を感じて推進力が出るといいですね。
- こちらも音1つずつはいいですが、フレーズ大きくまとめるようにすると表現力がUPしますよ。左手くっつかないようにね。豊かな音質の方ですのでこれから頑張ってくださいね。
- 強い音でぶつけない様によい響きで弾きましょう。
- テクニック的、とても難しい曲です。よく弾けていましたがやはりもう少し余裕が欲しいですね。
- Mozartと同じように両手のバランスがイマイチ。
箇条書き部分は上から順に同じ先生のコメントです!
一番下は審査委員長のコメントですが、厳しい~!!C級だけれど容赦はしない、という感じですね。(作曲家で、厳しいことで有名らしいです。)
毎度のことですが、(?)と思うコメントは結構あります。
モーツァルト、「モーツァルトらしく」はないかもしれませんが、ベートーヴェンには聴こえなかったけれどなあ!特にに今日は「弱すぎるのでは・・・?」と思うほどだったのです。それでバランスが悪くなった?確かに普段から「しっかりした音」でしたが・・・。
採点表にはミスのことは書かれていませんね。
思ったほど響いていませんが、点数で引かれているのかなあ?
それにしても、今回はいつもならある全体の講評&発表がありませんでした。
先日D級はあったのに・・・。
参加者が多かったせいでしょうか?それとも先生方の都合?
C級の子たちには講評を聞かせてあげるほうがよいと思うのですが・・・。
暑かったです!! [ピアノ]
コンクール前の次女の最後の練習が終わりました。
明日は余裕のある時間帯なので、ゆっくり出られますが、渋滞も考慮しておかなければなりませんので、せいぜい消音で確認練習を軽くさせる程度です。
今日は帰宅してすぐ(4時すぎ)から、8時過ぎまで(8時半になってしまいました。)ほぼ休みなしで練習させてしまいました。(これは生ピアノでの練習で、その後消音でも練習させました。)
私もほとんど付き合いました。
鬼母です!
とにかくぎりぎり状態でしたので、優しい言葉をかける余裕もなく・・・でも頑張った甲斐があって本当に進歩しました!
子供は本当にすごい!数時間やっただけでこれだけ成長するのなら、なぜ練習していなかったの?という感じです。
あまりにもひどすぎたので進歩が目に見えたのですけれどね。
先生も最後のレッスンで「もうアニトラ(今度又演奏する。)はいいよ~」という感じだったのに、レッスンはアニトラから。
先生、コンクールはもっと先だと思っていらっしゃったようです・・・。
なんか直前という感じのレッスンではありませんでしたね。
焦っても混乱するだけなので、ああするしかなかったのだと思いますが。
その分私が手取り足取りでしたよ!
あの声が近所に聞こえていたのかと思うと恐ろしい・・・。
モーツァルトは、右手はかなり良くなっていたのですが、左手の細やかな動きがうまく出来ず、そのために右手までしくじりそうな感じでしたので、ぎりぎりまで速いメトロノーム練習、ゆっくりのメトロノーム練習をさせました。時々メトロノームをはずして、メロディーを味わいながら、呼吸を大切にした練習をさせたり。
「ここは夜の女王!!」とか言いながら気分を盛り上げ、「しくじったらお客様が生卵をぶつけるよ!」などと脅して、練習させました。
モーツァルトがだいぶ良くなったので、ハチャトリアンをやったのですが、緊迫していく感じがなかなか出ないので、テンポを大幅に上げました。(速く弾く子は多いでしょうし。)
メトロノーム練習を徹底的にしたのですが、あまりやりすぎて最後のころは集中力がなくなっていました。その速さに慣れたところで、モーツァルトと二曲続けての練習をさせましたが、モーツァルトを弾き終わった後のテンポのとり方がうまくいかず、初めから速くしてしまうので、あとあと突っかかる原因になってしまいました。そこのテンポのとり方を練習させたところで、時間が来てしまったので、後は消音で練習させましたが、どうなることか!
とにかく「速く練習してはダメ!」と言い渡し、ゆっくり目の練習をさせました。
曲想はかなり良くなったので、後は細かいところの練習の成果がどう出るか、というところです。
本当にこんなことは毎日していられません。
今度の演奏会の曲は二人とも出来上がっているし、明日からは「優しい母」に戻れるかな??
それにしても、長女には小さい時からかなり手取り足取りしていたのですが(それで上達も早かった!)、次女にはそうする余裕がありませんでした。
本当は要領の悪い次女にこそ手取り足取りしてあげるべきだったのですが・・・。
今日はほとんど次女に張り付いていたのですが、長女が
「お母さんがかまってくれない・・・。」
・・・なんて言うのです。
だって・・・いつも「お母さんは私のことばかり叱る!」って言っていたじゃない!
私の眼が行き届きすぎて息苦しかったんじゃあないの??
ホント、子供って不思議です。
なんやかんや言って、私の愛情を欲しているのね!?
思春期の女の子は本当にとらえどころがありません。
そして次女は、普段あれだけだらだら練習しているのに、今日は本当によく耐えました!
あのクーラーの効かないピアノの部屋で!(音を出すので閉め切って!)
今日は本当に暑かった~!!
そして私も熱くなって叱りました~!!(女版・星一徹)
直前にこんな思いをするのなら、普段からちゃんとやってよ!!
葬送行進曲 [ピアノ]
明日は次女のコンクール(全然出来上がっていませんが・・・)で、もうすぐ私達母娘の本番も迫っています。
何がうれしいかって、延々と練習していた曲から解放されるというのがうれしいです。
こんなこと言っちゃいけないでしょうかね??
全て4月にあったはずの演奏会が延期になったのがいけないのよ!!
これで全ての予定が狂いましたからね。
先週長女はPTNAがあったけれど、その日は中体連の日でした。
文化部である娘には関係のない話でしたが、ナント今年から文化部の子は学校で部活をしなければならなくなったのです!!
それは出席日数としてカウントされると聞き、本当に焦りました!
大体話が急すぎですよ。
5月のPTA総会で配られた年間スケジュールをよくよく見たら中体連の日が休日色(網掛けになっている。)になっていなかったので、よ~く見ていなかった私もいけないのですが・・・。正式に連絡があったのは最近のことです。
PTNAのコンペは学校関係のことであれば日程の変更はできるのですが、終盤にさしかかっていることもあり、他に日も取れず、担任の先生に「休ませます。」と申し上げました。(出たってせいぜい部活を二時間するだけなのですが!)
後で電話がかかってきて、「他にも習い事の関係で欠席する子がいるので、親の連絡があったものに関しては出席扱いにします。」と言っていただきホッとしましたよ。
それにしても何なのよ~~!!
中体連ってそんなに大事なの??
部活の大会じゃない!?
確かに運動部の子は多いかもしれないけれど、それで無関係な文化部の子まで登校させるというのはね~。
それもこれも月曜日に代休を作るためかもしれないですが、こっちだっていろいろ考えながら予定を組んでいるのに・・・。
今年は本当にいろいろとハプニングが多いです。
そもそも例の演奏会が延期になったのも、うちの中学の生徒が絡んだ事件のせいなのです!
PTA総会が遅くなったのもそのせいで例のスケジュール表もいつもより遅く配布されています。
先週コンクールと発表会が連続してしまうはめになったのもそのせい。
そして今回、次女のコンクールが演奏会の直前になってしまったのもそのせい。
これだけ長く延期されるのなら普通は曲目の変更くらい認めてくれるでしょうけれど、それもしてくれないのですよ~!
ひどいよね~!!
大体私は二曲で申し込んでいたのです!
5分以内って書いてあったら、(5分以内なら)二曲でもいいって考えるのが普通ですよね!
それなのに曲目を削られました。(小さい子でも一曲にしてます、と言われました。)
でも実際にはこれは二曲と同じでは・・・というものもあり、又非常に長い一曲もあり(絶対五分以上ですよ!)、私は本当に曲目を変更したくなりました。
だけど春の段階でそれはだめと言われていたのです。
これに関しては本当にたくさん文句を言いたいのですが、置いておいて・・・
長女は今までの曲が終わるのでウキウキしています。
それでこれから何をやりたいのか聞いたら
「葬送行進曲」(ショパン作曲)なんですって!!
う~ん、いい曲ですが微妙ですね。
曲として弾くくらいどうってことないのですが、私が以前次女の出産前に実家で弾いていたら、母から「縁起が悪いからやめなさい。」と言われたのです。
あまりにも有名で、茶化して使われることが多いので、「縁起の悪い曲」として定着してしまっているのですね!!
日本人は縁起が悪いことを嫌いますからね。
夏休み中、毎日毎日何時間もこの曲が近所に聞こえていたら「縁起が悪い」って思われてしまうのでしょうか??
非常にやりたがっているので、熱心に取り組むことは間違いないです。
もう一曲やりたがっているのはベートーヴェンの「悲愴」。
三楽章は4年生になる前の春休みにやっていたのですが、なにせ小さい子供だったので、弾くには弾けたけれど、幼い弾き方でしたね。(あの頃は「小犬のワルツ」もやっていて今思えば神童のようでした!)
それにしても今の長女の趣味・・・
- ゴスロリ(お金がないので買えないけれど、ああいうファッションが好き)
- ホラーやオカルトに興味がある。
- 好きな色は赤と黒(プリンプリン物語のヘドロの歌みたい。♪好きな色は赤と黒~Red&Black,Red&Black!赤は血の色、黒は罪の色!オ・レ!!♪最近よくしているお団子ヘアもヘドロの髪型そっくり!)
こういうことに興味がある年代なのでしょうし、こういう趣味って昔もあったけれど、親としてはフクザツな気持ちです。早くこの趣味から抜け出してほしい・・・。
倉橋由美子の「聖少女」とか読んだらはまってしまうのでは・・・と思ってしまいます。もちろん中学生であの世界にはまって欲しくないけれど・・・。
これは紛れもなく文学作品ですが、「健全な」世界の作品ではないので、与えたい作品という訳ではありません。
大体文学なんて健全なものは少ないのではないでしょうか?
「朝読書」というものを奨励している学校も多いですが(朝読書をすると落ち着いて学校生活をはじめることが出来るらしい・・・。)、朝からこんなものを読ませたくないです。しかし前の記事で話題になったような本を読んでいる子が結構いるらしいので、どうせ性表現が出てくるのならこういう作品のほうがいい、と思ってしまいます。
とにかく「葬送行進曲」が弾きたい、というのも上で述べた趣味の一環・・・という面があり、う~~と思ってしまう私なのでした。
コンクール直前練習・・・次女編 [ピアノ]
発表会が終わってホッとしたのもつかの間で、週末には次女のコンクールがあります!
子供が一人ならピアノも独占できて良いのですが、二人いると本当に大変です。
こちらに引っ越してからはPTNAはわざと別の日に設定しています。
同じ日だと、二人に対してエネルギーを割かなければいけなくなるので、私自身が精神的にきつくなるからです。
さて、次女ですが、難航しています。
この子はC級でモーツァルトのピアノソナタK545一楽章とハチャトリアンのエチュード(op.17少年時代の画集)を弾くのですが、曲はかなり早く決めたのに、地元のコンサートが延期になったためにそれ用に練習していた「アニトラの踊り」を延々と練習し続けていたため、この二曲に集中できませんでした。
もう私は先生をうらみます~~!!(冗談)
だって「アニトラ」・・・一体何ヶ月しているでしょう!
確か去年の11月くらいから練習していると思います。
4月に演奏会がある予定で、それが終わればこの曲は終了・・・PTNAに集中できたのに・・・!
おかげで「アニトラ」は非常に上手になりましたが・・・その間エチュード系は全くやっていません!
しかも4月の演奏会の延期が決まってからも先生は「アニトラ」中心のレッスンでした。
心の中で「アニトラはある程度出来上がっているのだから、PTNAの曲を見て欲しいなあ~!」と思っても言い出せませんし・・・。
ですからこの二曲、最近まで手薄になっていました!!
私も忙しくて面倒を見てあげられませんでしたし・・・。
今更言っても仕方ないので、追い込み練習のために鬼母になっています。
マインドコントロール・・・したくないですが、そういう世界になりつつあります。
まず、こんなぎりぎりになって、音の長さ・・・などという基本的なことで言わなければならないのが悲しい・・・!
ソナタですが、有名なものでご存知の方も多いと思いますが、♪タ~リラタ~リララ~♪というアレですね。
細やかな動きの右手に気をとられ、簡単そうな左手が非常におろそかになっています。
これは確か先生にも何度も言われていたようなのですが(私はレッスン中爆睡しているのであまりしっかりと聞いていませんが)、今の今まで出来ていないなんて本当に許せません!
4分音符の長さが8分音符になっているし、長さが出来ても音の「重さ」が8分音符のものだったり。
又この子は体格も良いのですが、指も太く、細やかな動きが苦手なのですね。(但し出来ないわけではないです。)何度弾いても「真珠が転がるような音色」になりません。
この子には理屈で攻めるよりも、「~な感じ」と感性に訴えるほうが理解してくれるので、いろいろな言い方で説明し、又モーツァルトの他の音楽を聴かせました。(今頃やっても遅いですね・・・)
昨日はフォルテピアノによるピアノ協奏曲のCDとExsultate Jubilateのアリア(佐藤しのぶしかありませんでしたが・・・)を聴かせました。
Mozart: Concertos Nos. 13 & 23
- アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart, Nicholas Kraemer, Capella Coloniensis, Linda Nicholson
- 出版社/メーカー: Capriccio
- 発売日: 1994/07/12
- メディア: CD
試聴できます。
これは「レッスンの友」誌などでもテーマになるくらい奥深いことなので、子供にその練習を要求するからには丁寧にやり方を教えるべきなのではないでしょうか?
採点表(PTNA)・・・長女編 [ピアノ]
先日の採点表です。
フランス組曲第五番:アルマンド・クーラント
- 落ち着いて自分の音をよく聴いています。指1本1本をしっかり打つ練習を続けましょう。伸び伸びとしっかり歌い上げることも大切です。曲の大きな流れを掴み取りましょう。
(クーラント)声部のクレッシェンド、デクレッシェンドをもっと興味深くなるよう工夫してみましょう。 - 丁寧に表現されています。各声部、横の流れを意識した中でフレージングを工夫されると音楽のまとまりが出て流れがスムーズになると思います。
クーラントは軽やかに表現されています。 - (アルマンド)丁寧に演奏されました。右手の親指の音が少し飛び出していましたので気をつけましょう。
(クーラント)左手につられてしまう右手が少し気になります。(左手に気をとられて)
左手は右手の3倍!練習しましょう。 - (アルマンド)とても丁寧なのですが、音の流れを注意深く聴き取って歌ってください。フレーズをしっかり捉えましょう。
(クーラント)生き生きしたリズム感を大切に。ただ速く弾くだけでなく。 - 丁寧に弾いているのは良いことです。ただ歌うように弾くために自分で声を出して実際に歌ってみましょう。そうすると、テンポ・フレーズ・ブレスの全てをもっと理解し、感じることが出来ると思います。
束の間の幻影:Ⅴ・Ⅵ
- 音色はとてもキレイです。鍵盤の底で感じましょう。
- (Ⅴ)ハーモニーのキャラクターをたっぷり味わえるといいですね。
(Ⅵ)休符の表現があるとさらにおもしろくなると思います。 - p・pp もっともっとよく音を聴いて。
雰囲気のある演奏でした。 - (Ⅴ)終わりに向かって盛り上がっていく勢いを感じ取ってください。
(Ⅵ)一曲目とはまるで違うeleganzaを表現出来るように考えてみましょう。 - もっと音の高低などの変化を感じてみましょう。そうすると短い曲でも、表情豊かに表現出来ると思います。
フランス組曲は丁寧に弾けていたことを評価してもらえた、という感じでしょうか?
もっと歌うこと、フレーズを捉えること、表情をつけること・・・を反省点とすべきなのでしょうね。
これらはグレードを受けていた時もよく言われましたね。(進歩がない??)
この採点表は非常にためになるのですが・・・
これって子供が読んでもわかりにくいと思います!!
はっきり言って指導者のためにあるのではないでしょうか?
そもそもPTNAとは指導者の研鑽のための団体ですからね。
まあ、うちの娘はもう中学生なので、わからないと困るかもしれませんが、同じことでも先生によって微妙に言い方が違うし、点数にも差が出ます。
「フレーズを捉える」って簡単に言いますが、案外わかりにくい言葉ではないでしょうか?
先生方も本当にわかって使っているの?と聞きたくなります。(審査の先生はもちろんわかっていらっしゃると思いますが・・・)
又、「表情」をつけるというのも、簡単なようで難しいことです。
PTNAでは「表情」豊かな演奏が好まれます。
バリバリと「強い音」で、フランス組曲でも派手な装飾音をつけた演奏の子が目立つような気がしました。
その子たちが皆高得点だったわけではないのでしょうけれど、どうなのかなあ、と感じています。
それにしても演奏を聴きながら、これだけのことを美しい字で書かれる審査員の先生方はすごいと思います。
発表会 [ピアノ]
コンクールの採点表は後回しで、今日の発表会の記事を先に書きたいと思います。
今日の会場は山の上にある小さな萱葺き屋根の建物でした。
しっとりとした和の空間での発表会です。
玄関を入ると、プログラムがお出迎えです。
夏らしく向日葵のアレンジメントです。
天井はこんな感じ。
ピアノ脇のアレンジも夏向きです。
今日はお天気も悪く、薄暗い会場が更に暗かったのですが、しっとりとした雰囲気の発表会となりました。
生徒さんが少ないので、今回はフルート教室の先生と生徒さん、ヴァイオリンを弾く方もお迎えし、雰囲気がちょっと違っていました。
次女・・・「アニトラの踊り」
しっとりと色気を感じさせる演奏ができるようになりました。さんざん弾き込んでいるので、余裕で弾けました。(後もう一回本番で弾きます。)
長女・・・「フランス組曲第五番:アルマンド・クーラント」「束の間の幻影Ⅴ・Ⅵ」
昨日のコンクールでもそうでしたが、フランス組曲は急に音色が変わりました。昨日のコンクールではバリバリと弾く演奏が多かったですが、長女は優雅な感じで弾けたと思います。プロコフィエフもいい感じでした。
私・・・「マンドリン」(フォーレ)
あっという間に終わってしまうし、軽い曲なので、それほど山場はないのですが、今度のコンサートで歌うはずがボツになった曲でした。実は三月以来ほとんど歌っていませんでしたし、長女もあまり練習する暇はなく、昨日のコンクール後に久しぶりに合わせたような状態でしたが、まあまあだったのではないでしょうか?あまりにもあっという間で、歌った気がしないのですが、大曲ではないけれど、こじんまりとした会にはふさわしい曲だったと思います。(他の人の演奏でサティの「ジュ・トゥ・ブ」などフランス物もありましたし・・・)長女は久しぶりなのに、伴奏はばっちり!(はっきり言って、歌よりピアノのほうが大変な曲です。)わが娘ながら尊敬します。
フルートの先生の演奏、ヴァイオリンの演奏、共に技術的に素晴らしかったのですが、音色がお世辞でなく素晴らしかったのです!
おまけにピアノの先生が弾かれたシューベルトの即興曲Op142-3も素晴らしかったし・・・。
終わった後はお茶の会があり、アットホームな中で、全員で感想を述べ合いましたが、子供達も親御さんたちも皆さん感じがよくて、皆がこの会を楽しんでいる、ということがよくわかりました。
昨日のコンクールとは全く対照的な雰囲気で、コンクールで疲れきった心が癒されるような気持ちになりました。
コンクール [ピアノ]
さっきから、書いては消し、書いては消しを繰り返しています!(何度もブレーカーが上がっています!)
コンクールの採点表を書いていたのですが、気力がなくなったので、又次回にでも書きます。
長女のコンクールの結果は予想通りでした。もう少し点数に結びつけば良いかな・・・と思ったのですが、まあ仕方ないですね。
落ち着いていつもよりいい感じかなとは思いました。特にフランス組曲は頑張った甲斐があったと思います。
しかし、毎年言われていますが、やはり歌えていない、というのが最大の難点なのでしょう。
詳しくは又、次回にでも採点表を書き写しますのでご覧下さい。
長女は一番いやな「トリ」でした。
はじめであればほかの人の演奏をあまり聴かずにいられるし、早く終わるので安心できますが。
しかも、前の子がかなりうまく(たぶん一位ではなかったでしょうか?)、去年は全国大会に行っている6年生でした。
長女が受けたD級は中一、中二くらいのレベルということになっていますが、中二の上手な子はE級やF級を受けています。で、D級は小学生が頑張って挑戦する級なのです。今回は中一の子がやや多かったです。その中で小学生は数人でしたが。
今まで上の級に挑戦したことはないのですが、本当に皆上手で、レベルの高い子しかしません。
完璧に弾けて当たり前の世界です。
そんな中にいると、「自分は下手。」と思ってもおかしくないのですが、多少不満はあってもあの中でいつも以上に弾けていたことは評価してあげたいです。
とちらないで弾けること自体すごいことですし。
皆バリバリと「強い音」で弾いている、という印象でした。それに比べ長女は(いつもですが)弱い音。今回はただ弱いだけでなく、フランス組曲は優雅に弾けたかなと思います。しかし、バリバリ弾くほうが栄えるなあ、と感じました。気が強い子ですが、案外優しいのかもしれません・・・。
今日は余裕で到着・・・のはずが、道に迷いぎりぎりに・・・。
会場に着いて、長女は自分で髪をセットするのに必死!(楽譜は見ようともしません!)
今までは私がしてあげていたのですが、「自分でやる。」と。
頼もしく思いましたが、やはり手伝ったほうが良かったかも。
自分なりにおしゃれのつもりでサイドを垂らしたお団子ヘア(非常に高い位置のお団子です。)にしていたのですが、ある女性の先生の採点表に「せっかくのかわいらしいお顔が髪の毛で見えなくなっていましたよ。もったいない・・・すっきりあげてはいかが?」と書かれてしまいました!!
これって採点に影響しているのかなあ??
そういえば、今までは私がアレンジしていたので、すっきりとした基本のお団子ヘアでした。
髪を垂らしている人も多いし、それが影響しているとは思えませんが、コンクールでは上げておいた方が無難ですね。ちなみに前に弾いた例の上手な子はバレリーナのようなきちんとしたお団子でした。
そういえばその子はハンカチで鍵盤を拭いていました!!
拭いていたのは私が見た中で一人だったかも!(上手なので許される?)
予選はバロックorクラシックと現代曲の二曲なのですが、前者はフランス組曲が、後者は「秋に」(マクダウェル)が多かったですね!
マクダウェルの音楽が頭の中にこびりついています。
ピアノコンチェルト [ピアノ]
前々から言われていたことなのですが、長女にピアノコンチェルトでピアノを弾く話が舞い込んで来ました。
本当にすごいチャンスなのですが、きょとんとしているわが娘。
昨日のレッスン前に先生がお話しして下さったのですが、私が先生とその話をしている間、いつの間にか眠ってしまっていた長女です。(最初のレッスンは妹のほうだったので、レッスン中眠くならないようにするためにも早めに眠って欲しかったので、良かったのですが・・・)
全然自分のこととして受け止めていません!!
これがコンクールで賞取りを狙うような子達なら、普通は目をぎらぎらさせながら喜ぶと思うのですが。
たぶん12月になると思うのですが、親としては期末テストとの兼ね合いが心配ですね。
詰めて合わせる練習が入るでしょうし・・・。
これでコンクールと7月の演奏会後の目標が決まりましたね。
レッスン後に車の中で話をしたら、一応「あ~うれしいね~!!」と喜んでいましたが。
学校では伴奏をしたがるので、演奏することは好きなのですが、練習に関して要求すると、「え~まだぁ~~??」と言っていやな顔をするのですね。
今はコンクール直前ということもあり、素直に練習していますが、その後は必ずだれる期間があるので、ほどほどに目標を持たせる、というのは必要ですね。
それにしても中学生は忙しいので、どうなることやら!
コンチェルトの前に学校の合唱祭がありますし。(伴奏はほぼ決定のようです。)
ピアノ演奏のための必需品・・・ハンカチ編 [ピアノ]
昨日のレッスンで長女はさんざん絞られてきましたよ。
最後の最後まで細部に細かいチェックが入り、これが全て本番で出来るか疑問なのですが、常に意識していないと、すぐ出来なくなってしまうのですね。主にアルマンドに絞ったレッスンでしたが、本当に難しいですね。
あまりの細かさに、長女も時々ムッとした顔になっていました。(終わった後に聞いたら、「切れそうだった。」と分不相応なことを言っていました。)
私も同じフランス組曲第5番(アルマンドとクーラント)を弾いた時はすでに大人で、当時の先生は非常に厳しい先生でした。私は声楽をやるためにピアノを再開して間もありませんでした。重箱の隅をつつくようなレッスンに、「どうしてここまで要求されなきゃいけないの~!ピアノ科でもないのに。」と確かに切れそうでした。
「あ~あなたの音はこうよ!」(先生弾いてみる。)
「汚すぎて真似できないわ!」(嫌味な顔)
いい加減大人の私にここまで言う先生。
この先生のやり方が良いとは思えませんが、確かにいまだにこの先生の教えは鮮明に残っています。
声楽の先生にはこういう感じの先生はいませんでしたね。
今日と明日で、更に磨きがかかるように、聴いてお付き合いするつもりです。
ところで・・・
子供の演奏会でいつも気になることがあります。
舞台上でピアノを弾き始める前に、鍵盤をハンカチでさ~っと拭く動作。
鍵盤に前の人の汗が付いているから、というのが主な理由らしいのですが、これをやる子は「うまい子」に多く、こういうことをすると、「この子はうまいのでは?」と期待してしまいます。
しかし、これって一歩間違えると、「生意気」に見えてしまうのですよね。
コンクールではどうだったかな?
あまり見ないような気もしますが、ちょっと記憶にありません。もしかしたら、採点に影響しないように皆避けているのかな?
声楽でも「生意気」に見える動作があります。
グランドピアノに手を置いて歌うこと!
両方ともプロなら誰も気にしないし、当然のように受け止めるでしょうけれど、何か理由がある行為だったとしても、「生意気」に思われないように(印象が悪くならないように)、避けることってありますよね。
それにしても、鍵盤は拭かないまでも、手の汗を拭うためのハンカチ、これは必需品なのですが・・・
小さい時、演奏会用のドレスは私が作っていました。
ハンカチを入れるためのポケットはちゃんと作っていましたが、去年買ったドレスにはポケットがありません。
で、仕方がないのでハンカチを持たせるのですが、コンクールの時は舞台までは持って行かなかったかな?(舞台袖に楽譜入りのカバンを置いているのでそこに置いていたと思いますが)
普通の発表会では一応舞台まで持って行くものの、ピアノの上に置いたまま忘れたり・・・
親としては気を揉むことだらけです。
そうそう!ハンカチといえば・・・
長女の初コンクールの時(小3)、直前まで先生が付き添ってくださっていましたが、「手の汗を拭いたほうがいいよ。」とおっしゃってくださったのですが、長女のドレスのポケットからはしわくちゃになったハンカチが出てきたそうなのです。(ちゃんとアイロンかけたものを持たせていたのですが・・・)後で先生から、「あれは恥ずかしいよ~。」と言われていましたが、長女より私が恥ずかしかったですね。
コンクール直前練習・・・長女編 [ピアノ]
今日は、長女のコンクール前の最後のレッスン日です。
日曜日には、教室の発表会もあり、それも控えたレッスンとなります。
前回のレッスン日には、やはり発表会の曲はコンクールの曲と同じにさせてほしい、と先生にお願いをしました。
私も「マンドリン」(フォーレ)を歌うのですが、大丈夫なのでしょうか?長女が忙しく全然あわせていません。
直前になり、練習を聴いていると、いろいろ言わなければならないことが出てきます。
最近、練習内容に関して極力口を出すまいとしているので、完全にと言って良いほど放置していました。関わりすぎると子供をマインドコントロールする親にもなりかねないし、レッスンに対しての自主的な取り組みができるようにさせたい、という親としての願いもあるからです。ですから今までのようにレッスンに付いて行っても、小さい頃のように先生がおっしゃったことを「翻訳」して解説したりはしません。(大体、レッスン中はいつも爆睡しています。)
先生も「マインドコントロール」するような先生ではないのですが、コンクールになるとある程度コントロールしてくださる先生だと、親にとってはありがたいのかもしれません。
PTNAで指導者賞を受賞していらっしゃる先生なら、いろいろと抜かりはないのかもしれません。
今の先生の指導法に不満はないのですが、どちらかといえば奏法に関する指導が多いように感じます。それこそ、ピアノを専門にやっていない私には教えることが出来ないものなので、ありがたいのですが、先生がおっしゃらないことで子供の演奏に関して思うことはいろいろあります。
例えばフランス組曲ですが、先生は三声を弾き分けるためのテクニックに関しては教えてくださいます。
それを家で練習する娘ですが、自分の音をあまり聴いていないように感じます。(私も人のことは言えませんが、他人の練習はよくわかるものです。)
今頃こんなことを言っても遅いのですが・・・昨日は「三本のリコーダーで演奏していると考えよう。」と言いました。
私は「フランス組曲」「バッハインヴェンション」をリコーダーなどで合奏したら面白いだろうと考えています。(実際リコーダーの楽譜はあるようです。←インヴェンション)
三本の笛で吹いている感覚、これがピアノの人には乏しい感覚のような気がします。
私は更に、「あなたの演奏はあなたと○○ちゃんと△△ちゃんが別々の声で一本の旋律をガタガタに歌っているような感じだよ。」と言いました。(わかりますでしょうか?要するに三声がきれいに弾き分けられていない、ということです。)
又、私も大人になってからフランス組曲をやりましたし、声楽をしましたが、レッスンでさんざんアウフタクトのことを注意されました。これが娘もなかなかうまく出来ていないと感じます。昨日もかなり練習させました。
これはやはり日本人にはつかみにくい感覚なのでしょうか?
そもそも日本語の曲はアウフタクトに合わない、と感じますね。
讃美歌などでも元がアウフタクトの曲でも1拍目からに変えられたりしています。
最近は本来の姿に戻されているようですが、合うかどうかは疑問です。
(余談ですが、先生は「上げ拍」「下げ拍」という表現を使います。前の先生はそういう言い方をしなかったし、弾き方に関して注意をなさらなかったので、娘達は言われても何のことかわかっていなかったと思います。何度も言われて最近わかってきたかもしれませんがどうでしょう・・・?)
又聴いていると「呼吸」ができていないと感じます。
それこそ、娘だけでなく、ピアノの人にはつかみにくいもののようですが、歌や管楽器なら当然呼吸するようなところで、呼吸をしないので、余計に淡々とした面白くない演奏に聞こえてしまうのです。
「大きくブレス」「小さくブレス」・・・こういうところをつくりなさい、と言いました。
又、本人が和声を理解していないので、そういうところから自力で分析することもできないし、私もそのようなことはわからないのですが、感覚的に「ここは上昇していくような感じ」とか「解決」する感じとかがわかるとよいのですが、そこまで理解した演奏ができません。先生に「終止感」が必要、と言われても何のことかぴんときていないのですね。
「緊張感を保ったまま盛り上げていくところと緩めるところをつくろう。」とか「同じ場所で足踏みしているような音楽ではなく、立体的な演奏にしよう。」とかわけのわからないことを言いましたが、それだけでもだいぶ変わったような気がします。
まあ、弾けていないわけではないので、焦らないで練習させるしかありませんが、本人も高望みはしていないので、いつも通りにしか弾かないことでしょう。いつも通りに弾ければまあいいですが・・・
毎年コンクールに出ていると、賞は取らなくても何かは得て欲しいと思うのですが、ホールの響き、ピアノの響きを感じて弾いてほしいし、淡々とそつなく弾くのではなく、心に訴える演奏が出来たら良いだろうなあ、と思います。
「束の間の幻影」を購入しました。(i tunes) [ピアノ]
昨晩に引き続き、i tunesミュージックストアで「束の間の幻影」のⅤとⅥを購入。
- アーティスト: Barry McKimm, William Albert Penn, Sergey Prokofiev, Jeffrey Reynolds, Marc Satterwhite, Charlie Vernon, Jay Friedman, Michael Mulcahy, Gene Pokorny
- 出版社/メーカー: Summit
- 発売日: 2001/02/27
- メディア: CD
6:Con Eleganza
一応試聴してから購入できますが、同じ曲はあまり多くないですね。
去年の夏にも購入しましたが、それはお義兄さんがギフトカードを送ってくれたからです。
自分でチケットは購入できるらしいですが、面倒だったので購入できていませんでした。
今回はあまりにも切羽詰って購入してしまいました。
i tunesミュージックストアでダウンロードしてみました。 [ピアノ]
長女のコンクールまで一週間もないので追い込み練習をさせているのですが、本人は少しも焦っていません。余裕があるわけではないのですが・・・。
今回は例年になく早く曲を用意したのに、4月にあるはずだった市の演奏会が延期になったおかげで、いろいろな予定に影響しています。
コンクールの曲作りに専念できるはずがずっとできていませんでした。
そもそも長女が4月に演奏するはずだった「即興曲」(シューベルト)のレッスンが続いていて、私は内心、「これはもう何ヶ月もしているのでコンクールの曲をお願いします~!」という気持ちでしたが、余計なことも言えず、コンクールの曲がメインになったのはつい最近のことです。
そもそも先生はコンクールの次の日の発表会にはシューベルトを、とお考えだったようで、先生にとってはそちらが重要だったわけです。
なんだかぎりぎりまで基本的なことばかり注意されて改善もしない娘なのですが、この一週間の練習で曲作りをしなければなりません。
さて、バロックから選んだ「フランス組曲第五番アルマンド&クーラント」
我が家にはチェンバロのCDしかありません。(うちにあるグールドのCDは第五番がないのです。)
その唯一のCDは中野振一郎のもので、非常に自由な弾きかたで、私は好きです。しかし、ピアノ演奏で、しかもコンクールのための参考にするにはちょっと・・・という感じかもしれません。
もう日もないので、アマゾンで頼むのも・・・と思っていたら、i tunesのミュージックストアで買えないかなあ、とひらめきました!
そこで購入したのはこの人の演奏でした。(アルマンドとクーラントしかダウンロードしていません。試聴できます。)
J. S. Bach: Favourite Piano Works
- アーティスト: Johann Sebastian Bach, Christian Pezold, Eteri Andjaparidze, Janos Sebestyen, Wolfgang Rubsam
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 1998/10/16
- メディア: CD
Bronika Kushkuley Plays Bach, Haydn, Schumann, Ravel
- アーティスト: Johann Sebastian Bach, Fryderyk Chopin, Carl Czerny, Franz Joseph Haydn, Franz Liszt, Moritz Moszkowski, Sergey Rachmaninov, Maurice Ravel, Robert Schumann, Bronika Kushkuley
- 出版社/メーカー: Eroica
- 発売日: 2001/04/01
- メディア: CD
長女は弾いてみて気に入っていましたが、今の今までCDが家にありませんでした。(自慢にならない??)
- アーティスト: Edvard Grieg, John McCarthy, Neville Marriner, Academy of St. Martin-in-the-Fields, Lucia Popp
- 出版社/メーカー: EMI
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
「アニトラの踊り」が目的でしたが、ナント!大好きなルチア・ポップのソルヴェイグが聴けてうれしい!!
秘かに「山の魔王の宮殿にて」が好きな私です!(日本語の歌詞、ご存知ですか?♪山の娘は~いつも~誰か~男の来るのを待っている~~♪というんです!すごいでしょ??)
グリーグ大好きです。
昔グリーグのピアノ協奏曲で北欧への憧れの気持ちを募らせていました。
原作も読ませたいけれど・・・・完訳版は難しいかなあ?(内容的に)
気になる言葉・・・「理系の弾き方」 [ピアノ]
前々記事で書きましたが、長女はピアノの先生からよく「理系の弾き方」と言われます。
たいていの場合、「表情がない」とか情緒的な弾きかたが出来ない、というニュアンスで使われていると感じます。
以前ついていた先生からは「歌えない」と言われ、それは「表情がない」と同義語です。
又、よく「この子は頭がいいから、弾けてしまう。」ともよく言われます。
指遣いがいい加減でも、何度も練習しなくてもそれなりに弾けてしまう。・・・しかし、表情が足りず、それで「情感の表現」を審査の基準として大事にしているPTNAのコンペなどではいつも点が及ばなくなってしまうのです。
「音楽的センスがある。」というのはいろいろな人から言われてきました。
センスはあるけれど、深みがない、ということでしょうかね?
ある先生(他の子の先生で辛辣な意見を言う人)からは、「あなた頭がいいわね。かたい、かたい。」と言われました。
人によって使い方は違うので、ここであげた言葉もこれを読んでいらっしゃる皆様はそれぞれに違った意味合いでイメージされるかもしれませんが、少なくとも、今までのところを総合すると・・・
長女の弾き方は、センスはよく、器用にこなしているけれど、情緒的でない、という感じです。
ちなみに次女はそのように言われたことがありません。(仕上げるのに時間がかかる。不器用でセンスもない。しかし、意外と仕上がりがよく、特にデュナーミクのつけ方がうまい。)
「理系の弾き方」「文系の弾き方」(文系は聞いたことがないですね。)ってどうなのでしょうか?
ブログ上のお友達で理系で音楽をなさっている方は非常に多く、そのような方々にもご意見を頂戴したいところです。
上ではあまり良くない意味合いですが(今の先生は単に否定しているだけではないのですが。)、文系人間の私としては、理系的な関わり方で演奏することは非常に大切なことであると感じています。
独りよがりの感覚的なものだけに頼るのではなく、曲や楽器などについて科学的に分析していく目は必要だと思うのです。
しかもクラシックの曲は自分の曲ではないのですから、独りよがりの演奏はよくないと思うのです。(そんなの勝手では・・・というご意見もありそうですが・・・)
あくまでも「自分も出来ていないので・・・」ということが前提なのですが、本当の意味で「理系の弾き方」ができる人、うらやましいですよ。(長女は違う。)
期末テスト・・・そしてコンクールと発表会 [ピアノ]
明日とあさっては長女の期末テスト。(この学校、中間テストがないのです。)
あ~、ブログ一周年をひしひしと感じさせられます。
去年初ブログを書いた日が期末テストの初日でした。
去年は期末テスト直前に次女のPTNAがあったし、初めての定期テストで結構大変でした。(その分、緊張感もあり点は悪くなかったのですが・・・)
今年はどうなのでしょう?私も忙しく、あまり面倒を見ていませんが、先ほど社会の暗記につき合わされ、問題を出したけれど、これはかなり出来ているみたいでしたし、大丈夫かな?直前まで大したことはしていなかったようですが、覚える時には覚えるものなんだな~と少し感心しましたが・・・
先日もいろいろあって、またしても漫画を取り上げる羽目に!(降龍十八掌さん、「Death Note」はまだ読んでいません。)
もう「捨ててやる!」という勢いで二階の漫画のほとんどを一階の物置部屋に運び、すぐに出せないようにしました。(これ、結構大変なんです!量も多いし、この部屋にはすでにいろいろあるので奥深くしまう、という作業が・・・。)
私って一年中こんなことをしているのではないか、と自分でも情けないです。
しかし、期末が終わったら7月8日にはPTNA(長女)、7月9日には発表会があるのです!
次女はまだまだ期間があるので良いのですが、長女は二日連続。
しかも違う曲です。
もはや賞取りは望めませんが・・・テストが終わったらピアノ漬けですよ。
それにしてもピアノの先生・・・同じ曲にして欲しかったですよ~!
そもそも発表会で弾く曲は7月半ばにも弾くのですが、本当は4月に弾くはずだった曲なのです。
いろいろあって延期になり、延々と練習しているのですが(この曲去年の秋からしているのです・・・。)
本当なら連休の頃からPTNAの曲だけをやればよい状況だったのに・・・。
PTNAは全国各地で予選があるのですが、もうかなりのところで終わっていて、娘達は遅いほうのグループです。
引越し前に親しくしていた子たちも予選通過者のところに名前が・・・。
しかも同級生のK.Mちゃんは娘が受けるD級ではなくE級に通っているし。
今高1のM。Mちゃんもがんばっているなあ!
二人とも本人の意欲もすごいのですが、親のガッツ、先生のガッツがまず違う!
先生はワンマンみたいな感じで、わりと市内のほかのピアノの先生からは評判が悪い・・・というのも共通しているかも。(やっかみ??)
でもこれくらいじゃないとだめなのか・・・と思わされます。
やはり本人の才能・・・ではないような気がします。(多少は必要ですが。)
PTNAの予選に通るには、PTNAの指導者賞などを取るような先生のところに行くのが無駄がない道、という感じがします。(受賞者と指導者をチェックすると見えてきます。)
そういう先生は審査員もしていらっしゃるので、通るためのツボも心得ていらっしゃいます。
そういう先生につくには、親がそういう先生を選ばないとだめですし、お金も必要ですね。
本人がひたすら頑張っているだけではだめなのです。
長女は3、4年の頃は予選に通ったのですが、これは当時参加した会場はまだ穴場だったのと、私がかなり手取り足取りしたのも影響している、と自信を持って言えます。(これは当時の先生のおかげではない、と思います。先生も一生懸命でしたけれど。)
それに小さい頃はおだてればそれなりに頑張りもしましたが、今は「頑張って賞を取ろうよ。」と言ったって、「無理~!」とはじめからあきらめモード。
本人も上には上がいる、ということを良くわかっているのです。
毎年参加しているだけあって、地元ではそれなりに弾けるほうでも、けして馬鹿な夢を見たりしません。(「井の中の蛙にならないように仕向けた甲斐があったというものです。)
たぶんそれでコンペに参加するのは今年が最後かも・・・?
本当は連弾で参加することも考えていましたが(私と長女)、あまりにも忙しくやめました。
もしかしたら来年は連弾だけで参加するかもしれません。
同じコンクールに毎年参加するのもどうか、とも思います。
同じコンクールでも「色」があり、PTNAがだめだからといって否定されたわけではないのですが、やはり通らないと「もうだめ~」という心境になってしまいますよね。
でもコンクールなどが目標になって頑張れた・・・というのはあるので、無駄にはなっていないと確信しています。
それにしてももっと気軽に場数を踏むための「会」があるとよいな~と感じますね。
ピアノ練習法に関して・・・ [ピアノ]
引き続き実験として・・・
子供のピアノ練習法について考えさせられるページをご紹介します。
PTNAのホームページからも大竹さんの演奏を聴くことができます。
この方のリサイタルに行ったことがあります。
(ピアノはブリュートナーでした。)
ハイフィンガーに関しての考察など納得がいきます。
ためしに見てみたけれど、大丈夫だったみたい!
今まで皆様がどうやってリンクを貼り付けていたのか疑問だったのです。(ちなみにURLを書けば出てくることを知ったのも割りと最近のことです。
「つづきを読む」・・・というのも皆どうしてできるのか不思議でしたけれど・・・私の記事はだらだらと長いものが多いのでこの機能は使うべきですね。
ただ、この編集機能・・・さっきの記事で「歌詞を書くときにイタリック体で書きたい。」・・・と言いましたが、ウムラウトなどをつけたい時などに困るのですよね~。
その時によって使い分けるしかありませんね。
娘たちのピアノレッスン [ピアノ]
地元でいろいろあったため、春にあるはずだった演奏会が延期になった上、発表会も当初の予定(6月)から7月に変わったので、うちの娘たちは本番用にそれぞれ3曲ずつ練習しています。
発表会の曲はPTNAの予選の曲を弾く予定だったので、もともと2曲だったのですが、春に弾くはずだった曲も延々と練習していて、発表会ではナント3曲も弾くことになっています。
春に弾くはずだった曲(長女はシューベルトの即興曲op.90-2、次女はグリーグのアニトラの踊り)も秋からもう半年は弾いていて、飽きてきているのですが、先生は相変わらず毎週のレッスンで、細かくチェックしてくださっています。
きっと以前の先生なら、レッスンではしばらくお休み(「自分で弾いといてね!」という感じで。)になっていたと思うのですが。
それをやりながらもPTNAの曲は練習しなければならないし、もう大変です。まあ、今回は取り掛かりを早くしたので、もうすでに暗譜はできてきているのですが。
PTNAの課題曲(予選)
長女・・・バロックを選択しました。バッハ「フランス組曲第5番アルマンド&クーラント」
現代曲はプロコフィエフ「束の間の幻影」op.22No5,No6
次女・・・古典派を選択しました。モーツァルト「ソナタKV.545第一楽章」
現代曲はハチャトリアン「エチュード」
二人とも毎回のように先生からは「メトロノームに合わせゆっくり弾くように」念を押されています。
子供って、ゆっくり練習が大嫌い。
放っておくと、早い練習しかしません。
家での練習も適当にしかやっていないような長女ですが、先生の前では言われたことをすぐに理解しすぐに直せてしまいます。(一週間の間に忘れることもよくありますが。)雰囲気を出すのも上手なのですが、「音作り」を綿密にするのが課題なのでしょうか?
次女はなかなか先生から要求されたことをその場で直すことができません。頑固な性格も災いしているのですが、前の先生も今の先生もそれにいらいらなさっています。(今の先生は相当忍耐強い先生だと思うのですが・・・。)
うちの娘たちを見ていると、ピアノの上達の鍵は「しつけ」にあるような気がしてなりません。
とにかく忍耐強く一週間地道な練習を怠らないこと。
先生に言われなくても自分で楽譜を見てわかることは出来るようにしておく。
(指使いの間違い、音の間違いなどの低次元のことで何度も指導されなくて済むように準備する。)
先生の指導を聞き逃さずに、その場できちんと理解し、出来ないことを一週間の課題として忘れないようにする。
・・・これができればだれでもそこそこ上達するのではないでしょうか?
娘たちは、これだけのことが常にできていないので、もう少し上達するはずがなかなかできません。
まあ、私も人のことは言えませんが・・・。
先生に注意されていることがなかなか出来なかったり、毎週毎週同じことを言われていると、親としてのしつけの不十分さを思い知らされます。
レッスンが遠くなので、毎回送っていくついでに聴いているのですが、私は以前ほど家での練習には口出しをしていません。
小さい時は家での先生状態でかなりいろいろ言っていましたが、今それを二人にしたら気が変になりそうですし、あくまでも「子供自身」がレッスンに向き合わなければならないと思うので。
最近先生がよくおっしゃるのが「どんな音を出したいの?」ということ。
こういう風に聞かれると、なかなか答えられなかったりするのですよね。
レッスンに向かう「自立」した態度を育てると共に、「音」「音楽」に対する意識を育てたいと感じています。
娘たちのレッスン中の私ですが、何をしているかというと・・・
先生のレッスン室の本棚には「レッスンの友」「ショパン」「ムジカ・ノーヴァ」があるので、ひたすらそれを読み漁っております。これがすご~く勉強になるのですよね~!
又、非常に分厚い美術全集(画集)があり、こちらはいつもではないのですが、これを見るのも楽しみのうちです。
昨日は次女のレッスン中に長女がダリを見ていました。(ダリが好きなんだそうです。)
しかし、二人合わせて二時間もあるので、私はそのうち半分近くは爆睡していることが多いです。(だってソファーが心地良いんですもの!)
スーパーピアノレッスン・・・子供と見ました。 [ピアノ]
昨日は珍しく夜の(再放送でない時間に)NHK[スーパーピアノレッスン」を見ました。
その時間はどうしてもゆっくり出来ず、いつも日曜の朝に見るのですが、先日の「月の光」(ドビュッシー)は廃品回収のため、見ることが出来ませんでした。
やはりどうしても自分が弾いたこともない曲は見て「へ~!」って思うだけで精一杯。
ビデオも壊れているので録画して繰り返し見ることもできないし。
だから今までのところ一回ずつしか見ることができないでいますが、今回と次回の「子供の領分」は
二回は見たいです。
昨日は「子供の領分」から「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」と「雪が踊っている」でした。
前者は次回放送予定の「ゴリーウォーグのケークウォーク」と共に、私が最近練習していたものなのですが、後者は譜読みが面倒そうで、又私の得意でない感じの曲なので避けていましたが、普段この番組を見ていなかった長女が非常に興味を示して、「これやりたいなあ!」と言っていました。
確かに今まで弾いた曲でもあのような感じが長女のお得意のパターンですね。
一人で見ていると、真面目に曲のことを考えるだけなのですが、子供と見ていると、弾いている人の表情を見て「この人エツってる!」(悦ってる?越ってる?)などと言うし、ベロフ先生の言っていることや表情を見て、真似をしたり、爆笑したり・・・!
長女が「本当に簡単そうに弾いているけれど、難しいよね~!」と言っていましたが、本当にいとも楽々と弾いていらっしゃっていますよね。
それから、「鍵盤をくすぐっているみたい。」とか。
子供はいろんなことを言います。
早く長女の「雪が踊っている」を聴いてみたいものです。
「趣味の生徒」のためのピアノレッスン [ピアノ]
毎日のようにブログ上で、音楽が好きな方々と交流させていただいています。
かつて音楽を習っていたけれど、しばらく中断して再開した方が多いです。
音楽のレッスンをやめるのは小学校5年生の頃に多い、と言われています。
これは中学受験などの影響もあるのでしょう。
又、それまでは複数の習い事をしていても、その年齢になるとだんだん現実が見えてきて、成果が上がらないものが切り捨てられていくからなのでしょう。
音楽のレッスンは自宅での練習が必要なため、練習ができていない子は成果が上がらず、その結果上達しないのでやめていく、というパターンなのだと思います。
ここでは主にピアノレッスンを例に考えてみたいと思います。
以前、「子どものピアノの先生を探した経験」という題で特集したことがありました。
私なりに自分の経験や反省などから先生探しをしたことを記事にしたのです。
私の娘たちは、中二、小六になった今でもピアノレッスンを続けていますが、それにはレッスンに対する私(親)の熱い思いが影響していると思っています。
二人とも自分から「やる気」を出して習い始めたわけではないし、「才能」があるから続いているわけでもありません。
ほったらかしにしていたら、きっととうの昔にやめる羽目になっていたと思います。
なぜピアノレッスンなのでしょうか・・・?
昔は習い事と言えば、お習字とかピアノくらいしかありませんでした。
ピアノが家にあることがステータスだった時代には、女の子の職業として、ピアノの先生というのは花形の職業でした。
今はお金をかけてピアノを習わせても、ピアノの先生になるのは簡単ではありません。
楽器店の講師はお金にならないそうですし、存分に音を出すことが可能な環境がなければ自宅レッスンもできないのです。(それでいつまでも実家を頼る先生が多いですね。)
ですからたいていの場合、趣味でやることを前提としたレッスンになると思うのですが、そのあり方もさまざまではないかと思います。
大雑把に言うと、趣味なのだからこの程度でよいというレッスンと、趣味でもこれだけは・・・というレッスンになると思います。
今回は前者の「趣味なのだからこの程度でよい」というレッスンについて。
ピアノを習っていれば譜読みができるはず、と思うのですが、意外と譜読みが出来てない子が多いようなのです。
発表会などではそれなりの曲を弾くのですが、それは何ヶ月も何ヶ月もやってきた結果だったりします。
まず、譜読みに時間がかかってしまう子が多いようです。
譜読みに時間がかかると、曲数をこなすことができないので、なかなか「楽しむ」レヴェルに到達しないと思うのです。
多くの人は、いつまでもピアノレッスンを受け続けるわけではないし、他の楽器のアンサンブルなどで音楽と関わっていくことになるだろうと思います。
ピアノレッスンなのですから、あくまでもピアノにこだわればよいのかもしれませんが、ここのところを意識した指導が今求められているのではないでしょうか?
そのために、趣味の生徒ほど、ソルフェージュが必要ではないかと思うのです。
ソルフェージュというと、「音大受験」に必要なもの、という感覚がありますが、自力で正しい譜読みをしていくために必要なものです。
たいていの音楽教室ではソルフェージュはオプションになっていて、音大受験をしない人は受けることがほとんどありません。
レッスンの中に組み込むというのはなかなか難しいのかもしれませんが、上手に取り入れて欲しいものだと思います。
ピアノレッスンから離れても、自力で譜読みができれば、音楽を演奏する楽しみが更に豊かになるはずです。
そして、ピアノは「一人でできるオーケストラ」。
たとえ、ピアノを弾く腕がそれほどでなくても、ピアノを経験することによりアンサンブルをした時に、自分のパートだけでなく全体を見通した演奏ができるようになるのです。
デジタルピアノと消音ピアノ [ピアノ]
私が以前にデジタルピアノを使っていたことは「音楽の練習と防音①」の記事で書きました。
このピアノを、今のピアノ(消音機能後付け)を購入した時に5万円で下取りしていただきました。
購入した時は確か18万円くらいで、7年間ほど使いまくっていたので、正直5万円で引き取っていただくのは悪いような気がしました。
しばらくの間、その古いデジタルピアノは田舎の小さな楽器店に置かれてありましたが、どんな方が買っていかれたのだろう、と気になっていました。
新しいピアノが我が家に搬入され、古いデジタルピアノが運び出されたその日、幼稚園年長組の長女と4歳の次女は、昼間はうれしくてわいわい騒いでいたものの、夕方になったら「あのピアノはどうしたのかな~?」「見に行く!」と言って聞かなかったので、楽器店まで見に行きました。
当時は私はまだ運転できなかったので、3人で片道40分くらいかけて歩いて見に行きました。
12月だったので、寒かったし暗かったですよね。
楽器店の外から、自分達が使っていたデジタルピアノを眺め、二人は急に泣き出してしまいました。
しばらく帰ろうとしなかったので、大変困りました。
今なら絶対にそのようなことはないと思いますが、あの頃は(今もですけれど)可愛かったですね。
これは前置きですが、デジタルピアノや消音機能は、長持ちしません。
アコースティックピアノなら長持ちしますが、これらの寿命はどれくらいなのでしょうか?
デジタルピアノを使用していた時、一度いくつかの音が鳴らなくなって修理に来ていただいたことがあります。
はっきり覚えていませんが、出張費込みで3万円だったと思います。
他の電化製品もそうですが、「直すくらいなら買ったほうが安い。」という感じで、音が鳴らなくなった時点で買い換える方も多いことでしょう。
それにデジタルピアノも日々進化しているので、今のものは私が使っていたものとは比較にならないほど、多機能になっています。
私が使っていたデジタルピアノは、ピアノ、ジャズオルガン、チェンバロ、パイプオルガン、・・・など10種類くらいの音がありました。
特徴として、移調機能がついていて、ニュートラルな状態の時はつまみを中央に、左右に半音単位で移動させることが出来るようになっていました。
これを買った時は、「なんて便利なのだろう!」と思いました。
わざわざ移調譜を作らなくても、手持ちの楽譜で、移調して歌えるような気がしたのです。
しかし・・・使ってみると、やはり不便でした。
私は絶対音感の持ち主ではないし、相対音感もそんなに身についていないのですが、「C」の鍵盤を弾いているのに「A」に聞こえたら、変な気持ちになるのです。
だから結局移調機能はほとんど使っていませんでした。
それと、私がピアノを買い換えた時、私が行っていた教会でもデジタルピアノを購入しました。
それは、当時使っていたリードオルガンが壊れて、鳴らない音が出てきたためです。
リードオルガンは今台数も少なく、修理に非常にお金がかかります。
それで購入したデジタルピアノは、普通のものよりもアコースティックピアノに近い形で、音色も良く、私もはじめはそれを薦められたのです。(今までの話に登場するピアノは全てカ○イです!)
教会の礼拝で使うので、音はピアノではなく「チャーチオルガン」の音にして使うことがほとんどでした。
しかし、このピアノには大きな難点があったのです!
音を変えるのには、どこかのボタンを押してからだったと思いますが(ペダルを踏むのだったな?)、一番右の鍵盤をしばらく連打しないといけないのです。
そうしているうちに、チャーチオルガンなどの音色に変わるのですが、大変操作が難しく、面倒で(慣れればそうでないのかもしれませんが。)、礼拝前に音をオルガンの音に変えるのは牧師の役目ということになっていました。(オルガ二ストは年配の方ばかりでしたので。)
しかし、確かペダルを踏むと音が変わってしまうということがあり、うっかり家のピアノやリードオルガンの感覚で踏もうものなら、音がピアノの音になってしまい大変でした。(それで礼拝が中断されたこともあります。ピアノの音でも良いと思うのですが・・・・)
何だか不便なピアノでしたね。普通にワンタッチで音が変わるデジタルピアノのほうが使いやすかったです。購入しなくて正解でした。(タッチもアコースティックに近い、という触れ込みでしたが、消音のほうが良かったですね。)
・・・というわけで、今使っている消音ピアノですが、我が家の消音機能はT社のもので(楽器はカ○イ)、トスカさんのと同じです。(トスカさんのところは、今故障中。)
たぶん、使用年数は同じくらいなので、そろそろ寿命が来るのでは・・・と不安です。
そしてT社の消音機能は今生産されていないのです!
他の会社でも生産していますが、音はT社が一番良かったようです。
我が家ではなくてはならない消音機能ですが、消音にしても振動音が階下に伝わることは「音楽の練習と防音②」で書きました。
普通のデジタルピアノと違い、ヘッドホンを付けないと聞くことができないのが不便です。(例えば、子供の練習を監視したい時などに。小さい子が消音で練習するのは、いろいろな意味でよくないと思います。)
それから、非常に音が良く、弾いていると生で弾いている時よりも上手になったように思え、そこが大きな落とし穴なのです。
確かに鍵盤そのものはアコースティックピアノなのですが、どんなタッチで弾いても良い音が出てしまうのは練習にとって良いとは思えません。
私も一度そういった勘違いから本番で失敗しましたので、良い教訓になりました。
消音だけで練習せず、家は無理でもよそで借りるなどして練習を工夫したほうが良いと思います。
しかし、メトロノーム機能や録音機能が付いているので、役に立つことも多いです。
スーパーピアノレッスン [ピアノ]
さっき、NHKスーパーピアノレッスン(再放送)を見ました。
フランス物ばかりで、今まで以上に興味ある内容です。
毎回忘れないで見ることが出来るでしょうか?
第一回は「亜麻色の髪のおとめ」。
この曲・・・題名に惹かれて、弾けもしないのにピースを買ったことがあります。小学生の時でしたが、譜読みが出来ず、結局弾けるようにならずに終わっていました。テキストを買ったので、後で弾いてみようと思います。
ラファエル前派の画家、ロセッティの絵のイメージ、ということが分かり、うれしくなりました。
(川に流れるオフィーリアの絵が結構好きです。)
4/10追記:勘違いしていました。オフィーリアの絵は同じラファエル前派のミレイの絵でした。←ののさんが見に行ったものですね。でもロセッティの絵も好きです。
やはりこの頃の音楽は絵画と切り離すことができないのですね。
今録画できないので、何度も見ることができないのですが、ベロフ先生の弾き方で一番気になったのが、出だしの音です。
Desの音(4分音符~8分音符がタイでつながっている)を、完全に鍵盤から手を離し、ペダルで音を伸ばしていますね。後半に出てくる同じテーマ(1オクターブ上)の時もそうでした。
受講者の女性はそこのところは、手首をしなわせて弾いていたように思います。
皆さんはどんな風に弾いていますか?
それと、やはり弾いている時のパフォーマンスは気になります。
受講者の女性の特徴は空中に立ち昇って行く「音」を眺めているかのように、上を眺めていることです。そして、やはり、上半身はよく動いていました。
ベロフ先生はあまり動いていませんでしたね。
手首をしなわせることもあまりしていないように思いました。
いつも思うのですが、男性の手はゴツゴツしていることが多く、見ているとそれほど細やかな動きをしていないのに、音は非常に繊細だったりします。
これは注目すべきことなのではないでしょうか?
私はピアノには詳しくないので、わからないのですが、弾く時に必要なパフォーマンス、不必要なパフォーマンスがあるのでしょうね。
動いているほうが「感情」をこめた気にはなりますが。
どうなのでしょうか・・・?
「音」を「聴く」 [ピアノ]
昔、「マーラー」という映画を観ました。
グスタフ・マーラーに良い環境で作曲をさせるために、妻のアルマ・マーラーが広場での演奏をやめさせたりして、音のない環境を作るために奔走している場面が記憶にあります。
マーラーは確か自然界の音に耳を傾けて作曲していたと思います。(マーラーの伝記は読んだことがありません。あくまでも映画の中でのことです。)
それから、いまだかつて全部読んだことはないのですが(児童用に簡潔になっているものは最後まで読みましたが・・・)、ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」の中でも、ジャンの叔父が彼を自然の中に誘い出し、自然の中に満ち満ちている「音」に耳を傾けさせる重要な場面があります。(天才少年とまわりからおだてられ、自信過剰になっている少年へを諭す場面です。)
静かに自然界の音に耳を傾ける・・・
今の私たちには不可能に近い暮らしのように思います。
生活音をはじめ、巷には「音」が溢れすぎています。
私たちは、「音」に対する感覚が鈍っているのでは、と思います。
ピアノをはじめ、音楽を演奏する上で、まず「出したい音」があり、その音を出すためにテクニックと言うものが存在するのではないでしょうか?
どのような「音」を出したいか・・・すべてはそこから始まるのではないかと思います。
そして又、自分の出した「音」を聴く・・・これも意外と皆が出来ていないことのように思います。
テレビで藤原由紀乃の演奏を聴いたことがあります。
ピアノに耳を近づけ、自分の出している音を、一音一音確かめるようにして弾いている姿が印象的でした。
物静かな人柄がにじみ出てくるような演奏でした。
彼女はツィーグラー・メソードという独特のメソードで育ったようですね。
「歌わせること」「情感の表現」について [ピアノ]
長女はピアノを弾いていて、「歌えない」と先生に言われたことが何度もあります。
声楽をやっている者として、又ピアノ学習者の母として、ピアノを「歌わせる」とはどういうことなのか考えることは多いです。
まず、長女の弾き方の特徴として、速いパッセージを弾くのは得意なのに、ゆっくりの曲は苦手だった、ということがあげられます。
私が聴いていても、一音一音に情感がこもってない、と感じます。
これを「テクニックはあるが、音楽性がない。」と言う方もいらっしゃることでしょう。
毎年参加させているPTNAのコンペの審査基準の一つに「情感の表現力」というものがあります。
他のお子さんを見ると、上半身がよく動きます。
ひじもよく使っています。
わが娘は、見ていると体はほとんど動きません。
淡々とした様子で弾くのです。
ですから、見ていると「もっと体を使って・・・!」と言いたくなってしまいます。
しかし、体が動けばよく弾ける、というわけではありません。
それに以前読んだ本のなかで、鍵盤を押した後にそれを押し込むような動きをしても音色は変わらない、というようなことが書かれていて(私の記憶ではこのような表現でした。)、「なるほどな。」と思ったことがあります。
ピアノは音が減衰していく楽器です。
ピアノからしばらく離れていて、ヴァイオリンや声楽をやっていた私は、再開した時、しばらくこの「音の減衰」に対応できませんでした。
ショパンは音が減衰していくこのピアノという楽器を「歌わせる」ための曲をたくさん作った人ですが、「歌わせる」ということは、難しいことなのではないでしょうか?
又、娘を見ていて思うのですが、ブレスを意識しない弾き方をします。
声楽をやっていれば器楽曲であっても当然ブレスを意識するのですが、楽器の人にはそういう意識が乏しいように感じます。
私は自分がピアノを弾く時にいわゆる「歌えている」状態なのか、自信はないのですが、少なくとも旋律部分を人が歌うとするならこんな感じ・・・とか想像しながら弾きます。モーツァルトのピアノソナタなら、「ここは夜の女王のアリアのような感じ。」とか。他の楽器で演奏することも想定して、「ここはクラリネットのような響き」とか「弦楽器で弾くなら上げ弓かな?」とか。
このような時に、私は自分が経験したさまざまな音楽体験を財産である、と心から感じます。
これはピアノだけを真面目にやっていても分かりにくいことなのでは・・・と感じます。
子供の場合、当然音楽体験は少ないです。
その子供に、「歌う」ということをどのように考えさせたらよいのでしょうか?
先ほど書いたコンペでの子供達の弾き方ですが、必要以上に体を動かし、「情感過多」になっているのでは・・・と感じることが多いです。
娘のように、全く「気持ちが入ってない」ように思われる弾き方もどうかとは思いますが、「情感を表現する」あるいは「音に気持ちを込める」とはどういうことなのでしょうか?
私たちは日頃の演奏活動で、自分の感情を曲に投影させることがよくあります。
自分が演奏しているものが、その時の心境に近ければ近いほど。
昔、イタリア人のオペラの指揮者の先生のレッスンを受けたことが何度かあります。
悲しい曲を、私は「感情」を込めて演奏したつもりでした。
自分では自信があった(?)その箇所・・・先生からは"Non,piangere !ナカナイ!"と言われました。
私が表現した悲しみの感情・・・これが「日本的な」それであったことを思い知らされました。
ポップスや演歌などと違い、クラシックでは一つの曲を何年にもわたっていろいろな人が演奏します。
演奏の「個性」・・・これは必要でしょうけれど、演奏において最も大切なものは何でしょうか?
それは、作曲者の心に出来る限り近づいていこうとする努力ではないでしょうか?
これなしに「情感の表現」は出来ないと思います。
コンペで賞を狙うあまり、パフォーマンスを派手にしたり、作曲者の心から離れた「舞台栄えする」演奏をする子が増えているような気がしてなりません。
そして、指導者もそのような罠に陥っていないでしょうか?
この私の心配が杞憂なら良いのですが・・・。
コンクールのための練習と普段の練習 [ピアノ]
コンクールなどの本番を控えると、課題曲に追われ、日頃の練習がおろそかになります。
ちなみに長女はハノン、チェルニー40番、曲。
次女はハノン、ラジリテー、曲。
レッスンの時間は限られています。本番があると先生も本腰を入れるので、とてもではありませんが、全部をきっちり指導できないので、「これはおうちで練習しておいてね。」とかいうことになります。
ハノン、チェルニー・・・これはいかなる時でも練習すべきものなのでしょう。
しかし、わが娘達・・・強制力がないと練習しないのです!
ちなみに長女はハノンは今41番の三和音のアルペジオのEdurのところで止まったままです。(日付が12・28のまま。)チェルニー40番も20番で止まったままです。(5年生の夏からやっていたようですが、本当に進みが遅いです。)
次女は更に進みが遅く、ハノンは39番の音階練習のcis mollですが、ル・クーペの「ピアノの練習ラジリテー」が19番で止まったままです。
我が家の場合、引っ越す前についていた先生に与えていただいた教材を継続して使っています。
前の先生はエチュード系の教材は生徒によって多少違っていましたが・・・
バイエル~ピアノの練習ABC~ピアノの練習ラジリテー~チェルニー30番~チェルニー40番・・・という流れでした。
どんどん進めばよい、というものでもありませんが、前の先生の時は本番があっても宿題になっていたように思います。現在の先生が非常に要求水準も高い、ということもあり、最近は進みが遅いです。
バッハ・インヴェンション・・・長女はほとんどやっていますが、シンフォニアはまったくしていません。PTNAの課題曲にもなっているのですが、去年はべートーベン・ソナタ(古典派)を選択し、予選止まりだったこともあり、先生も「やりましょう」とおっしゃらないのでそのままに・・・。次女は去年のPTNAの予選で一曲経験しただけです。フランス組曲をしていればシンフォニアはしなくてもよいのでしょうか・・・?
さて・・・本題です。
予選落ちする我が家ですら、このようにエチュード系の練習に支障が出ています。
今のところ娘達にとっての大きな本番は春のスタインウェイコンサート、6月の発表会(PTNAの曲で出るため予行のような感じになります。)、PTNAという感じなのですが・・・。
PTNAで上位になる子達は、地区予選も複数参加ですし、更に他のコンクールにも出ていることが多いです。しかもこの前の記事で書いたように、公共ホールでの演奏の機会があればどんどん出演しています。
・・・ということは一年中、本番に追われている、ということになるのです。
そういう子達の全部、とは言いませんが、私が聞いた範囲ではチェルニーやバッハなどやっている暇がない、ということです。(バッハは課題曲になっていればやる、という程度。)
さっきの話に戻りますが、ハノンというのは「あがった」らやらなくてもよい、という性格のものではなく、毎日毎日繰り返して練習するところに意味があるのでしょう。
最近、ある方と話していて、1番から20番まで止まらずに弾けるようにする、という話題になりました。(それもなかなか大変なことですよね!)うちの娘達がちょびちょびとやっている音階練習・・・これは音高・音大入試などで課題になったりしていますが・・・娘達はきっと一つクリアしたら、もう指遣いも忘れているのでは・・・と思います。(私は調を指定されてすらすら弾けるレヴェルにならないと、やっている意味がないのでは・・・と思っています。音大受験するわけではないのでできなくてもよいのでしょうけれど・・・。)
コンクールなどの本番に追われていても、やっている子はやっているのでしょうし、意識の高い先生なら、気をつけて生徒に課題を与えていると思います。
しかし、実際には課題曲をいかに「情感豊かに」、栄えるように弾くか、ということに追われ、日常の地道な練習の積み重ねが出来ていない子が多いのでは・・・と私は感じています。
発表会・コンペでの「緊張」・・・長女の場合 [ピアノ]
娘(長女)の初舞台は二歳の夏でした。
当時通っていた音楽教室の三歳コースのメンバーも発表会に出演させていただいたのです。
・・・とはいってもいつものレッスンでしていることを舞台の上でするだけのことなのですが・・・
タンバリンに合わせて○○ちゃん(レ~ド~レ~というように音つきで)と呼ばれ、同じメロディーで「は~あ~い~」と答えるのです。(先生による紹介付です。)
その後はそれぞれがタンバリンを持って、歌を歌います。
先生がおっしゃっていたように、舞台に上がる、というだけでもすごいことだったと思います。
しかし・・・・T君(うちの娘よりも月齢が下でした。)はず~っと舞台で寝転がっていて、お母様はずっと付きっ切りでした。(自分がその立場だったらかなり恥ずかしいと思いました。)
そしてわが娘・・・・舞台の上の電子オルガンが気になったらしく、歌の途中で弾き始めたのです!(・・・といっても音はしませんでしたが・・・。)
本当に赤面物でした!
今もビデオで見ることが出来ますが、どうってことなく、むしろその可愛らしさが懐かしくもあります。
その後は音楽系の発表会はしばらくありませんでした。(幼稚園の発表会でのことはいずれ書きたいと思います。)
長女のピアノの初舞台は小1のちょうど今頃の時期でした。
その時から何年も経ち、経験も豊富になっているのですが、何度聴いても親ははらはらするものです。
聴いている間、つい曲に合わせてからだが動いてしまいます。
自分の本番よりも緊張します。
しかし、低学年の子供というものは思っているほど緊張していないものです。
そして小3でPTNAコンペティションに初めて参加しました。
受付を済ませた後、言われた番号までの子は楽屋で待機していることになっているのですが、このときはピアノの先生が付き添ってくださっていました。
親としては娘がどのようにしているのか大変気になるところでありました。
本番はばっちりで直前までの練習が嘘のように完璧でしたが・・・楽屋で娘は他のお友達に「名前何ていうの?」とか話しかけていたらしく、しかもお節介なことに、お辞儀の仕方まで教えていたそうなのです。
後でそれを聞いた私は、穴の中に入りたいほど恥ずかしかったです。
先生:「皆緊張しているのだから、話しかけたら迷惑よ。本選ではしないでね。」(この時は本選に行けたのです。)
しかし、娘は本選でもそうしていたようです。(その時も先生が付き添ってくださいました。)
そして次の年・・・小4の時も本選に行くことができました。
この年は先生には来ていただくことは出来なかったのですが、同じ市から行くお友達がいて、その子と一緒に電車で会場まで行くことになっていました。(お母様と私が親しくなったため。)
しかし、朝になって急遽お兄ちゃんの具合が悪くなり入院することになったので、一緒に連れて行ってほしい、という電話がかかってきました。(ちなみにその子と娘は学校が違っていたので、ピアノの会でもないと会うこともない関係でした。スーパーで会ったら、おしゃべりする程度。)
私たち家族4人と、そのお友達(Mちゃん)の五人での道中・・・。
うちの娘達は始終お菓子を食べていて、「食べる?」と話しかけていました。
Mちゃんは言葉少な。
(きっと家族もいなくて心細いのだろう。可愛そうに・・・。)と思っていました。
Mちゃんは娘の課題曲を知りたかったようで(予選の時は違う支部で参加していたし、同じ級でも課題曲が違うので。)、「○○ちゃん、楽譜見せて!」。
そして、レッスンバッグから何を取り出すかと思えば、徐にメトロノームを取り出し、「○○ちゃんのテンポは?」。
そして自分のテンポを確認したり、ウォークマンを出して、何か聴きながらしきりに指を動かしていました。
その間、わが娘はきょとんとしているだけでした!
本選会場で演奏の直前、娘はスロープになっているところを行ったり来たりして、走っていましたので、注意するのに一苦労。
娘は本当に落ち着きがないというか、子供っぽかったですね。
次の年からはそういう様子はなくなりましたが、今度は緊張からか(小さな)ミスが増えたように思います。(いつも全体には影響はないのですが。)
コンペに行くと、いろいろな子供さんの様子、親御さんの様子がわかります。
まず気になるのは「手袋」です。
明らかに冬物ではないのですが、ピアノ専用手袋というものがあるのでしょうか?
私は楽器屋さんで見たことはありません。
そして上手な子ほど手袋をしています。
娘は「手が冷たいと出来ない。」というくせに、そういう状況の時には手袋をはめようとしません。(一応冬物を持参するのですが。)
そして、ノースリーブなどのドレスを着る子が多いのですが、肩や腕を冷やさないように(?)カーディガンなどをはおっています。
人によって待っている間の様子は違いますが、テープやCDで何かを聴きながら楽譜を見て指を動かしている子は確かに多いです!
あれは何を聴いているのでしょうか?
模範演奏のCD?それとも自分の演奏を録音したもの?(自分のテンポを見失わないように・・・?)
こういう光景を目撃すると、緊張します。
そういうことをしている子は本当に上手そうで、コンペに慣れている感じなのです。
(いかにも上手そうに見えるバーバリーのワンピースを着ていたり・・・。)
・・・今までの経験では、そういうことをしている子の多くは、出だしは好調で「この子、賞取れるな・・・。」という感じなのですが、大きな失敗をしてその後ガタガタになります。
長女も年頃(?)になり、さすがに昔のような無邪気な振る舞いはなくなりましたが、去年は予選の受付で「がんばってね。」と言われ、人一倍元気に「はいっ、がんばりますっ!!」と答えていました。(結構恥ずかしかったです・・・。)
いろいろ考えると、長女の場合ははしゃいだりすることによって緊張をほぐしていたのかもしれません。
しかし、本番直前ぎりぎりでも(今更楽譜を見ているようでは・・・という考えもあるのでしょうけれど)、曲の中に入っていくためのイメージトレーニングは必要では・・・と感じます。
直前の過ごし方・・・どうするのがよいのでしょうね?
楽譜が届きました [ピアノ]
たった今、アマゾンで注文していた楽譜が届きました。
(長女用)
この曲集の中の「秋に」がPTNAコンペティションD級現代曲の課題曲です。(この曲にするかどうかはわかりません。)
(次女用)
こちらの曲集の「エチュード」がC級現代曲の課題曲。こちらはもう決定です。
二人ともコンペの予選の曲に少しずつ取り組んでいます。
★長女・・・フランス組曲第五番「アルマンド・クーラント」は決定。
現代曲はこれから楽譜を見て決めます。先日プロコフィエフの「束の間の幻影」の楽譜を買いました。(BOOSEY&HAWKESで2500円!!)もう一曲の信長貴富さんのプレリュードを弾く可能性が高いのですが、とりあえず課題曲CDに入っているので(プロコとマクダは入っていない!)、曲の雰囲気がわかるため買っていません。
★次女・・・モーツァルトソナタKV.545第一楽章とハチャトリアン「エチュード」に決定!
連弾部門出場も決定しました。
★私と長女・・・カワイ出版から出ている「海のコラージュ」の中の「口笛吹いて」(堀内俊男:作曲)。
フランス組曲、モーツァルトソナタは私が使っていたヘンレ版があるので、買わなくて済みました。
課題曲CDも買っているので3月に入ってからPTNA関連でもう一万円は使っていますね!
今日届いた楽譜はもうひとつあります。
だいぶ前から、夫と二重唱を・・・という話になっていて、「ドン・ジョヴァンニ」の誘惑の二重唱(ドン・ジョヴァンニとツェルリーナ)を歌うことにしていたのですが、音友版のミニスコアがどこかに行ってしまったので。「ドン・ジョヴァンニ」と「コジ・ファン・トゥッテ」の重唱が載っています。(他の曲を歌う機会があるとは思えませんが・・・。でも輸入版のスコアを買うほどでもないし・・・。)