私がピアノをやめた理由 [ピアノ]
自分がどうだったのか振り返ってみることにします。
部活動での関わりは中学時代の吹奏楽(サックス)、高校時代のオーケストラ(ヴァイオリン)、大学でのコーラスでした。
コーラス以外は楽器が学校のものだった・・・ということもあってやむを得ずやめなければなりませんでした。
詳しく言えば高校には吹奏楽部がなく、自分の楽器(管楽器)を持っている人が何とかして続けたい・・・ということで”弦楽部”が”管弦楽部”になったのです。
私が入る前は弦楽器だけでした。
ここの地元は吹奏楽が盛んなので、勢いのある中学の出身者は自分の楽器を持つのが当たり前でした。
私の出身中学の吹奏楽部は弱小だったので自分の楽器を持たない人がほとんどでした。
私はサックスは地元の有力な指導者に褒められたこともあったし好きでしたが、高校ではサックスを借りるわけにはいかず、しかもクラシックではサックスは滅多に使われませんので仮に持っていたとしても出番がなかったことでしょう。
ヴァイオリンもやってみたい楽器でしたので迷わず入部しましたが。
私は始めると結構頑張るほうなのでオーケストラでもコンミスになるほど夢中に練習しました。
(私の学年にはヴァイオリンを習っていた人がいなかった・・・という事情もあります。他の学年には必ずいました。)
・・・で自分の楽器ではなかったため、これも中断しました。
正確には大学進学よりも早い時期(まだ受験勉強が本格化する以前のこと)でした。
なぜかというと、当時祖母が脳梗塞で倒れ(今年5月に亡くなった祖母です。)家がゴタゴタしていた・・・というのもあるのですが、中学で頑張っていた管楽器組(自分の楽器を持っていて、勢いのある中学吹奏楽部の出身者たち)と高校になってからはじめた弦楽器組が対立したからです。(この組には習っていた人も含まれます。)
このオーケストラは今思うと国公立の理科系(医学部など)を目指すお勉強バリバリ組が多かったです。
特にヴィオラとチェロは頭の良い人が多かったです。
ヴァイオリンがうまい先輩にも非常に頭の良い人がいました。
もちろん管楽器組もそうなのですが、どちらかと言えば私大文系とか専門学校を目指す人たちが多かったかな?
弦楽器組には部活も大切だけれどお勉強のほうが大切で、練習はまったりといきたい・・・という人が多かったのですね。
そんな中私はお勉強そっちのけでヴァイオリンを弾きまくっていたほうの組ですが(心情的には管楽器組に近かった!)、家の事情もあってそうそう部活にかまけているわけにもいかなくなったのでした。(親から部活をやめてくれと言われたわけでもないのですが。)
実は大学に入ってからもコーラス(聖歌隊)以外に弦楽サークルに入ったこともあるのですが、もうひとつ別なサークルにも所属していたし、練習が大変なので結局やめました。
その後どうしても楽器がほしくなり中国製ヴァイオリンを購入しました。
コーラスのほうは楽器にまつわる問題がないのでその後声楽レッスンを受けたりするなどして今に続きます。
まあ何やかんや言って”音楽”を続けているわけですが・・・、問題はピアノです。
私は中2でピアノをやめました。
これは親がやめろと言ったわけでもないし、ピアノや音楽が嫌いになったわけでもないです。
中学受験もなかったし、高校受験はあったけれど私は当時は余裕があったのでピアノを続けたからといって受験に失敗する恐れもなかったと思います。(滅茶苦茶余裕だったわけでもない。)
それなのになぜやめたのか・・・?
それは当時別の教室で習っていた姉がピアノを占領し、私が弾き始めると「うるさい!」と言っていたせいで練習があまりできなかったから・・・というのもあります。
消音などない時代でしたからね・・・。
おまけに音楽のことを全く知らない母が弾いているそばで「ジャボスカジャボスカ弾いていてもちっともいいとは思わない。」と実に辛口な意見をいつも言っていたからです。
何だか褒めて育てよう・・・という気が全くない母親でしたね~。(苦笑)
それに比べたら私は娘たちのことを褒めまくっていますよ!
この母、最近になって私の歌を聴いて私がこんなに歌を歌えるとは思わなかったような言い方をします。
ちなみに私が本格的に声楽をやりたいと言い出したときは勘当するような言い方をしていました。
まあとにかく練習時間が減ったせいもあってレッスンでは当然のごとく先生に叱られました。(この先生は弾き方が悪いと手を叩く様な先生でした。)
一応言い訳はしたのですが、あまり聞いてもらえませんでした。
この時代に短時間で効率の上がる練習法を考えることができていたら私もやめていなかったでしょうね。
とにかくこのときにピアノをやめたことを後々ずっと後悔している私です。(後に必要があって再開しました。声楽レッスンに夢中になった時期からです。)
姉もいろいろな形で音楽を続け今では声楽もやっていますが、音楽に対する気持ちは私とはだいぶ違うかな?
きっと彼女は音楽なしでも生きていける人だと思います。
公開レッスン [ピアノ]
レッスンを受ける子供はレッスンで得たものをその後の練習で役立てているのでしょうか??
そもそもその場で指導されたことを、的確に受け止めることができているでしょうか?
実は長女は小3のときと小4のときに公開レッスンを受けたことがあります。
1回目は初参加のPTNAの前に場数を踏ませるために参加させたあるコンサートの後にあったもの。(ある新聞に載っていたので「これはいい!」と参加させることにしましたが、ピアノのK先生が難色を示されたのです!)
長江杯国際コンクールで受賞された先生のご指導でした。
2回目はK先生から「参加したら?」と勧められたものでいろいろなピアノコンクールの審査員をされている音大教授のコンサートの後にあったものです。
すごい子の一人である例のTちゃんも生徒でした。
両方を通して思いましたが、まず多くの人が注視する中レッスンを受けるだけでも緊張するものです。
1回目のときはあまり緊張しない年齢でしたが、2回目はかなり緊張する年齢でした。
ですから講師に注意されたことを”その場で”直す・・・ということも難しいことのような気がします。
又、私が付いていったのでその後の練習で助言する(「あのレッスンでああ言われたよね?」みたいに。)ことができましたが、放っておいたらレッスンで言われたことも忘れていそうな雰囲気でした。
二回ともK先生はいらっしゃらなかったわけですが、こういう公開レッスンみたいなものは実は子供向けではなく、教師向けなのでは・・・とも思います。
普段の教師が自分のレッスンの参考にするため、指導法を研究するため・・・にこういうものが必要なのでしょう。
1回目のほうは比較的短時間で終わりましたが(曲は2曲でPTNAの課題曲でした。でもそのピアニストの方はその曲をご存知でない雰囲気でした。まあ簡単な曲だったので初見でも指導できるレヴェルでしたが・・・。)、2回目のほうはハイドンソナタの全楽章だったのでかなり時間がかかったし、Tちゃんのレッスンもあったので、かなり時間がかかりました。
コンサートから引き続き聴いていた人たちはさぞかし疲れたことでしょう。
偶然知人が来ていて、聴いてくださったのですが、かなり申し訳なかったです。
そういえばその時のTちゃんは練習不足でかなり不調でした。
ボロボロ間違えていましたしね。
”すごい子”も常にそうではないのだなあ・・・と安心したものですが、このとき長女はかなり調子がよかった(完璧に暗譜できていたので余裕をもってレッスンを受けることができていました。)ので安心していたのですが次の日はコーラス部の伴奏を控えて大変な思いをしていたのでした。
伴奏自体は大変なものでもなかった(「ビリーブ」と言う曲)のですが、伴奏者の自覚がなく(このコンサートはそんなに練習期間がないのです。)3日前に気が付いた・・・という悲惨さでした。
3日間で必死に練習して間に合わせたのですが、この公開レッスンもあったのでハイドンソナタの練習もしなければならず、大変な三日間でした。
そういえばこの公開レッスンにも例のやり手のT先生がいらしていました!
この直後にも弾き合い会に誘われた記憶が・・・。
今はお稽古事関連は何もなくだら~っと過ごしている長女ですが、こんな時代もあったのですね~。
当時もだら~っとしていたからいろいろ慌てなければならない事態になったりで大変でしたが。
思い返すと譜読みが早かったのと暗譜力があったのでそれでも何とかなったのだと思います。
今もあまり練習してない割に結構弾けているのはその頃の”貯金”のおかげですね。
F氏 [ピアノ]
そのピアニストは地方のあるピアノ教師達と結びついた活動をしていらっしゃいました。
今はどうなのか知りませんが、ある時期にはその地域でリサイタルを開いたり、公開講座を開いたり、小中学校で演奏したり・・・、とにかくたくさん活動をしていたのです。
そのある地域のあるピアノ教師達の中心にいた人物は、あのAちゃん、MちゃんたちのT先生です!
音楽家協会の先生方でも関わっていた人はいないではありませんでしたが・・・。(冷ややかに見ていたかも・・・。)
そのピアニストをF氏としておきましょう。
私、実は彼が嫌いです。
・・・というか彼を持ち上げる雰囲気が好きになれなかったのですね。
経歴を見ると実に輝かしく、編曲でもよく知られているらしいのですが、演奏を聴いて確信しました。
もともとすごい人だったかもしれませんが、大した演奏じゃなかったので「やっぱりね。」と思ったのです。
大した演奏でないだけならよいのですが、田舎の聴衆をなめきった演奏でした。
聴いたのはショパンの公開講座で、ショパンの曲も何曲か弾いたし、小中学生が多かったのでモーツァルトの「キラキラ星変奏曲」とかヨハン・シュトラウスの楽しい曲も弾いたと思います。
よりによって「繊細な曲で・・・」とかいう感じの説明をした後に繊細とは程遠い演奏をなさったので余計嫌になりました。
ショパンで唯一何とか聴けたのは「英雄ポロネーズ」だけだったかも・・・。
まあ会場の皆さんは拍手喝采でしたが・・・。
実はT先生以外に私の身近な先生方が彼の取り巻きになっていました。
私が子育て期間中にお世話になった声楽の先生(女性)、子育て学習センターで絵本の講座も持っているピアノの先生(私は別な先生の講座に出ていました。)・・・などです。
地元では細々と教えていらっしゃる先生方に取り巻きが多かったような・・・。
F氏は甘いマスクで、確かに素敵でした。
住所は確か東京だと思いますが、そこの市に来ると、演奏会以外にお食事会みたいなこともしていらっしゃって、美味しいお店で美味しいワインを飲みながら女性の先生方に取り巻かれて音楽談義、グルメ談義・・・をしていたようです。
私は実際に声楽の先生から噂を聴いていましたが、普段は堅実な雰囲気の先生が「彼は食通・・・ワイン通ね。」と語っているのを聴いてちょっと不思議な気分になりました。
まあ別にそれは悪くはないのですが・・・。
結構聴く耳はお持ちの先生方が多かったように思うのですが、F氏の演奏を良いと思ったことがないので、その方々がべた褒めするのはまったく理解できませんでした。
もしかしたら私が聴いてない演奏が素晴らしかったのかもしれません。
でもきっと一緒にお食事をしたし、T先生ともつながりがあるので悪くは言えない・・・という感じではないでしょうか?
市内では絶賛の声が大きいのですが、そういう中で「全然良くなかった・・・」と言うのは勇気が要りましたからね。
こんな風に批判的に言っている私が間違っているのでは・・・という気がしましたもの。
他にも批判の声がなかったとは思えませんが、残念ながら私の耳には入ってきませんでした。
F氏の公開レッスン・・・希望すれば受けられましたが長女を受講させようとは思いませんでした。(他の公開レッスンは受けさせました。)
風の噂ではその後F氏とT先生がトラブルがあって疎遠になり、そこではコンサートなどを開かなくなったようなのですが・・・。
私の予想ではT先生は自分の有望株の弟子をF氏をはじめとする有名ピアニストのレッスンを受けさせるためにいろいろと派手に企画していたけれど資金繰りが大変だったのでは・・・と思うのです。
どちらにしてもF氏のHPを見てみたらあちこちの小中学校や老人ホーム中心の活動をしていらっしゃるようで・・・。
しかも最近はピアノではなくチェンバロらしい・・・。
ものめずらしさですごい・・・と言ってもらえそうですが・・・。
F氏も別に嫌な人ではなさそうですし、面白そうな人ではありますが、とにかく田舎者や子供・老人相手になめた演奏をしていい気になるのはやめてほしい・・・。
私、辛口すぎますか??
教師と親の指導~本人の自覚(Tちゃん&Sちゃん姉妹) [ピアノ]
考えてみたらまだまだすごい子(たち)が身近にいました。
まだまだいることはいるのですが、最も身近で特別Big(あくまでも以前住んでいた地元での)な子たちに絞るつもりです。
こちらに来てからの地元には残念ながらピアノに関してそれほどBigな子達はいません。
今日のBigな子は姉妹で姉がTちゃん、妹がSちゃんです。
本当は弟もいますが、彼はピアノをやっていません。
Tちゃんはうちの長女よりひとつ上で今高2、Sちゃんは次女と同じ年(学年)です。
学校は違っていたのに身近だったのはこの子達のお母様が私と一緒にリコーダーサークルをやっていたからです。
実はここの姉弟たちも地元ではいろいろな分野での優秀児・・・で通っています。
それぞれがそろばんや書道、夏休みの絵画、工作、作文・・・・などで常に表彰されています。
(実は彼らの従弟もそうでした。)
お母様は実際にはハッパをかけているのかもしれませんが、割とのびのびとお子さん達を育てていらっしゃるように見受けられます。
実はTちゃんの先生とうちの娘達の先生が親しい関係なので一時期あずかって見た事があるそうです。(Tちゃんたちの先生が産休だったので。)
ピアノレッスン前に当時小2だったTちゃん・・・、ザリガニ取りに夢中になって臭い手でやって来たので洗わせた・・・というお話をうちのK先生から聞きました。
PTNAという大事な時に先生が産休だった・・・というので、うちの先生も相当気を遣ったようですが、本選に行けることになり、お母様は随分いろいろアドヴァイスされたそうです。(K先生からです。)
・・・でその話は私も随分聞かされました。
まず先生から、Tちゃんはとてもぼ~っとした子で、本番直前も壁をなぞりながらふら~っと歩いているような子だった・・・と聞きました。
その様子がとても田舎臭くて恥ずかしかった・・・ということです。
お母様のほうからは、「K先生から本選の時にはいつも使っているキルティングのレッスンバッグではなくファミリアのレッスンバッグを持って行くように・・・と言われた。」という話を聞いています。
私が見てもそのキルティングのバッグは手が込んでいて素敵なものでしたが、なぜファミリアでなければいけないのだろうか・・・と話し合ったものです。
大体、本選会場に行っても皆がファミリアだったわけではありません。
先生の感覚ではキルティング=ダサい、ファミリア=お受験用&コンクール用・・・だったのでしょう。
K先生はともかく彼女達の先生(T屋先生)はそういうことを指示しない先生でした。
前に書いたT先生やT田先生と違い、ワンマンさが全くないおとなしくて地道な先生でした。
きっと本当に実力のある先生だったのでしょう。
今はその先生のお嬢様のお名前を地区本選で見かけるようになりました。(ちゃんとHPでチェックしている私・・・)
実はT屋先生は地元の音楽家協会では中心的存在で、うちの娘達も音大受験前の高校生達の弾き合い会に参加させていただいたりで(音楽家協会の先生方の生徒さんたちのこじんまりした演奏会)お世話になったのです。
前の記事などで書いたT先生、T田先生はこの協会の先生方から嫌われていましたが、T屋先生はそのような悪口をあからさまにおっしゃるような方ではないと思います。(おそらく)
T屋先生はいつも優しい笑顔で「がんばってね。」と声かけしてくださるような・・・そんなタイプです。
さてTちゃんですが・・・彼女はとてもおっとりしたタイプで、人から声をかけられてもどぎまぎしているような子です。
(今はどうか知りませんが、当時うちの長女は馬鹿みたいに声をかけまくっているのにTちゃんは「えっ・・・」という感じでした。)
こういうところがAちゃん、Mちゃん、K.Mちゃんとは大違いですね。
全く戦闘的なところがなかったです。
だからレッスンでもT屋先生が「今年はPTNAはどうする~?」とおっとりとお聞きになって、Tちゃんが「う・・・・ん??」という感じだったみたいです。
妹のSちゃんは結構活発な雰囲気だったと思います。
でも二人ともPTNA本選に行くことが多かったです。
多かった・・・というのはある時期から行けなくなったからです。
どちらかといえばK新聞主宰のコンクールのほうが合っていたようでそちらでは常に受賞していました。(ある時期からPTNAはやめてそちらに絞ったのだと思います。)
Tちゃんは大体金賞ですし、Sちゃんも銀賞、銅賞をとっています。
(例のMちゃん、Aちゃん・・・はPTNAもこちらもすごかった・・・。)
あとTちゃんとSちゃんたちの教室の発表会はコンクールの季節にやっているので、大抵同じ曲を弾いていたと思います。
・・・ということは一年に弾く曲がそんなに多くなく、少ない曲で絞って頑張っていたのでは・・・と思います。
(うちの長女ほど伴奏もこなしていなかったし・・・)
毎年当然のように受賞する・・・というのもかなり大変なことなのでは・・・と思うのですが、二人ともそれをこなしているのですごい・・・と思いました。
彼女達は何が何でもピアノ・・・・ということもなく、検定のひとつみたいな感じで頑張っているような雰囲気が感じられましたね~。(そろばん検定とか・・・)
お母様もご自分が薬剤師なので、娘さん達を理系に進ませたい・・・という雰囲気でしたし。
グランドも何度勧められてもなかなか買わなかったと思います。
長年使っていたアップライトがボロくなったのでやっと買った・・・という感じです。
グランドを買ってしまうことで将来の選択肢が音楽に絞られてしまいそうだ・・・とおっしゃっていたことがあります。
そうそう・・・ここのご家庭は貧乏ではなかったのですが、本当に堅実なんです。
大体発表会やPTNAというとドレスが多い(田舎の発表会ではドレスが少ないですが・・・)のですが、わざわざ買ったり作ったり・・・はなくて、お手持ちのきちんとした服・・・がほとんどでした。(けしてブランドではない!地元のショッピングセンターで買えそうな服でした。)
Tちゃんは私立高校の理系に進まれたようですがきっと地道に続けるのでしょうね。
コンクールはいつまで参加するのでしょうか??
そうそう・・・肝心の音楽性ですが、二人にそういうことを感じたことはないかも・・・。
曲が始まる時の集中度、出だしの雰囲気、華麗な指さばきは素晴らしいのですが・・・。(弾き方はとても似ています!)
よくも悪くも”スポーツ感覚”みたいな雰囲気を感じます。
でもあれから数年経っているので成長している可能性は高いです。
教師と親の指導~本人の自覚(K.Mちゃん) [ピアノ]
その子もMちゃんなので、混乱するのでK.Mちゃんにしておきます。
以前も本番前の緊張・・・ということを記事に書いたときに触れたお子さんです。
K.Mちゃんは長女と同級生です。
学校はちょっと離れていましたが、市内だったので、例のホール主宰のコンサートでは二年おきに一緒のステージに立ちましたし、何よりPTNAの地区予選ではライバルだったのです。(後にはライバルと言えなくなるほどK.Mちゃんのほうがはるかにうまくなりました。)
何しろ最初に演奏を聴いたときはとても子供子供していたK.Mちゃんです。
Aちゃん、Mちゃんの演奏も聴いたホール主宰のコンサートで初めて聴いたK.Mちゃんの演奏は確かグローバーのピアノ教本の中の可愛らしい曲だったと思います。
うちはその時「エンターテイナー」の簡単ヴァージョンで、これも可愛らしいものでしたが、更に可愛らしい雰囲気でした。
要するにすごそうな雰囲気は微塵もなかったのです!
その二年後、長女がPTNA地区予選に初めて参加しなぜか高い評価を受けて地区本選に出たときもK.Mちゃんは受賞していなかったか優良賞だったと思います。
春にホール主宰のコンサートに参加したときもうちの長女がショパンの「小犬のワルツ」「マズルカ」を弾いていた(もちろん子供っぽいレヴェルでした。指はものすごく動きましたが・・・)のに、K.Mちゃんはプレ・インヴェンションに載っている「春」と言う曲をえっちらおっちらゆ~っくり弾いていました。
ですが、その次の夏には一緒にPTNAの本選に行き、上にリンクした記事に書いたような発言までするような”すごい子”になっていました!
・・・でそれ以降はうちの娘とは比べ物にもならない状況になっていきました。
K.Mちゃんは体も小さくて、一見田舎の優等生。
お母様はMちゃんのお母様と違い、もっと庶民的で、地味な雰囲気です。
K.Mちゃんも何でもできる子で、書道、作文、絵画・・・ありとあらゆることで表彰されています。
Mちゃん母娘も(ピアノの)先生には従順だと思いますが、この母娘は更に従順ですね。
K.Mちゃんの先生はT田先生という方で、地元ではやはりやり手!
T先生と同じく地元の音楽家協会の先生方から嫌われています。
音楽家協会に所属するある先生は(ご自分もかつて弟子だったこともあって)娘さんをヤ○ハ以外にこの先生につかせていました。
とにかく娘さんを上達させたい・・・という強い意思のある人はこの先生につかせている・・・ということが後でわかりました。
T田先生とはPTNAの地区本選でお話したことがありますが、最初から私に何の遠慮もなくいろいろなことを一方的にお話になったことが印象に残っています。
上のリンク記事のときのことですが、K.Mちゃんはおにいちゃんが急に入院することになったのでお母様がついていけなくなって私達家族と行くことになったのです。
同じ学校でもなかったし、たまに演奏会でお会いする程度の関係だったのに・・・勇気が要ったと思うのですが、やむを得なかったのですね。
なかなかお母様が来ないので私達も焦りましたが、T田先生と叔母様が来られました。
T田先生はご自分の弟子をよくけなす方で、「まったくこの子は子供だわ。」とか「あんな弾き方で~!」とかうちの子なら泣きそうなことを平気でおっしゃるのです。(同じ嫌われ者でもT先生なら褒めていたと思います。)
K.Mちゃんは泣きもしないで聞いていましたが、お母様もいない中頑張ったのですから、褒めてあげてもいいのに・・・と思ったものです。
そして、T田先生はうちの長女には「あなた頭がいいわね。」とおっしゃいました。
褒めてくださったのかな・・・とも思えますが、その後「固いわよ~。もっと柔らかくならなくっちゃ・・・!固い、固い~~!」と腕を揉み解すような動作をなさりながら繰り返していらっしゃいました。
要するに情感がない・・・ということをおっしゃりたかったのですね。(情感の表現・・・ということについて以前書きました。)
T田先生はPTNA全国大会で受賞した子達の演奏会に行かれた・・・ということで感想を語っていらっしゃいましたが、「コンクールではうまくてもコンサートだと滅茶苦茶下手じゃない!?」とかなり強い口調でおっしゃっていました。
私はそういうコンサートを聴いた事がなく、曲だけみたら年齢に合わないほど難しい曲を弾いている子が多いという認識しかありません。
その時の話を長女の先生にしたら苦笑していらっしゃいましたけれど・・・。
K.Mちゃん小5の地元のコンサートではショパンの即興曲を弾いていたと思います。(幻想即興曲ではない。)
私は小2の子が弾いているのを聴いた事があるので、それに比べたら驚かなかったのですが、最初の印象から随分成長したと思います。
聴いたのはそれが最後ですが、小4から毎年毎年PTNAの地区本選の常連になっている”すごい子”の一人です。
まあ・・・でも思うのはMちゃんのようなすごさはないかな・・・ということですね。
確かに素直だし柔軟性はあるのですが、”いい子”の域なのかな・・・という雰囲気です。
お母様とお話したことから考えると、先生が嫌うことをしないように心がけ・・・という感じです。
あくまでも先生に忠誠を守る・・・という感じです。
そこにいくとMちゃん母娘は合わなくなったらさっさとやめそう・・・。
地区予選や地元ホールの演奏会の時・・・同じホールでしたがそこのロビーにはピアノがあるのです。
鍵をかけておかないのもどうか・・・とは思うのですが、弾く子はどんどん弾いていました。
意欲のある子は違うのですね!
確かに少しでも触れていたい・・・、と思うものでしょう。
うちの長女ときたら・・・「いい。」。
ここからして違うでしょう!?
このK.Mちゃん、おそらく県立高校の音楽科に行っているかもしれませんが情報がないのでどうしているかわかりません。
毎年PTNAの結果で名前を見ては「まだ頑張っているんだな~。」とうれしくなる一人ではあります。
教師と親の指導~本人の自覚(Mちゃん) [ピアノ]
Mちゃんは「飛翔」のAちゃんとは同門です。
Aちゃんがピアノをやめた頃に頭角を現してきて、T先生の一番弟子になりました。
うちの長女の2歳上で今は某県立高校音楽科の3年生。
私は時々PTNAコンペのサイトをチェックしていますが、某所の予選で見事F級に通ったようです。(PTNAというのは住んでいる地域でなくても予選に参加することができ、その地区に応じて地区本選に参加することになります。)
やっぱり頑張っているんだなあ・・・と思うとうれしいですね。
もう今となってはT先生門下と言うより音高の先生の門下・・・と言うほうが良いでしょうね。
もしかしたら他の先生にもついているかもしれないし・・・。
ああ、どこの音大に行くのでしょうか??
Mちゃんの演奏を初めて聴いたのは長女も参加したある演奏会(市内の子供向け。最初はピアノの子しか参加できませんでした。)でした。
その時、長女は小1、Mちゃんは小3、例のAちゃんは小6でした。
Mちゃんは小3でモーツァルトの「キラキラ星変奏曲」を弾きました。
そう言えば前日には当時Mちゃんが習いに行っていた音楽教室での発表会があり、別な曲(ショパンの「小犬のワルツ」だった!)を弾いていたことを思い出しました。
その時は(え~、「小犬のワルツ」か~!)と思って驚きましたが、二年後に長女も同じ小3で弾いたのでした。)
とにかく二日連続なのに別の曲・・・というだけでも大変なことです。
こういう経験は長女にもありましたが、これに比べれば小曲でした。(ただPTNA地区本選の後に発表会・・・だったのできつかったです。)
この時点でMちゃんはまだT門下ではなく、確かにすごかったけれど荒っぽい弾き方でした。
まだまだちょっと「弾ける子」・・・という域だったと思います。
その後Mちゃんをいろいろなピアノ発表会やうちも初めて参加する前年に見に行ったPTNAの予選などで見かけるようになりました。
明らかに別な教室を探している・・・という雰囲気でした。
うちも似たようなものでしたが、もちろん親付きです。
その後小学校のコーラス部の年度末のコンサート(わざわざ地元の小ホールを借り切ってやる大掛かりなコンサートです。学校の体育館ではないのです!)で伴奏ではなくソロでピアノを披露するMちゃんを見かけました。
その時、ピアノの音色が以前とはかなり変わっていることに驚き、お母様と話したところ「先生を変えた。」とのことでした。(以前より音の質が良くなっていました。)
お母様の話では「以前の(音楽教室の)先生はコンクールに難色を示すのでやめた。」とのことでした。
ピアノの先生によっては積極的にピアノコンクールに出すこともありますが、難色を示す先生もいらっしゃいます。
それとコンクールの種類によっては・・・という先生もいらっしゃいます。
うまい子だけに挑戦させる先生もいらっしゃるし、”お勉強”として全員に声をかける先生もいらっしゃいますね。
たぶんこういう感じだと、お母様がコンクールに出したかったのだと思います。
ちょっと話がそれますが、Mちゃんはいろいろなことで力のある子で、それまでも水泳で頑張っていて、記録がよかったのでした。
しばらくは水泳と並行していましたが、ある時期からピアノに絞ったと思います。
そうそう書道もよくできる子でした。
ついでに言うと年の離れた弟さん(現在小4くらいだったかな??)もやはりいろいろなところで名前が出る子で、PTNAも予選で何度か賞を取っています。
噂によると地区の水泳の記録会でお父様がもう一度記録の取り直しを要求したとか・・・??
Mちゃん一家で影が薄かったお父様ですが、やっぱりお父様も気が強いんだな~とあらためて思ったのでした。
お母様はとてもきれいな方で、「ピアノのことは何も知らない。」とおっしゃっていますが、それなりに知識があるようには思いました。
お母様も気が強い(一見そうは見えない。)のだと思います。
まあ、それ以上に本人の自覚(コンクールで賞を取る・・・という)が強いのでしょうね。
そんなわけで小4からT先生門下になったMちゃん、発表会でも地元の子供の演奏会でもコーラス部の伴奏でも・・・とにかく大活躍でした!
うちの長女も小3から同じコーラス部に入ったこともあって、Mちゃんの華麗なる進化を誰よりもよく見てきたと思っています。
小5の地元の演奏会ではショパンの「幻想即興曲」、小6の発表会では「テンペスト」(全楽章)を聴いたと思います。
コーラス部の演奏会では常に十数曲の伴奏をこなし(難しい伴奏が多かった!)、それ以外にソロを弾いていました。
上で書いた小4のときは伴奏を引き受けることはまだしていなくて、その代わりにソロを弾いたらどうかと言われたとかでしたが弾いたのはベートーヴェンの「ト調のメヌエット」だったかな?(ト調の・・・と言うと本格的な感じがしませんね・・・。あまり大掛かりな曲ではなかったのですね。)
次の年からすごい曲を弾いていました。(小5でファリャの「火祭りの踊り」、小6でショパンのいろいろな曲を20分くらい弾いたと思います。他にもピアノで頑張っている子が連弾で弾いたりしましたが、Mちゃんがダントツにうまかったです。
何しろMちゃんが弾いた後はその迫力で会場からため息が聞こえるのですから!うちの長女は「弾いたら?」と言われても絶対にそういうことはしませんでした。←伴奏しかしない子でした。)
そうそう・・・そのコーラス部の演奏会ですが・・・
皆普段の格好なので靴も普通の運動靴なのですね。
一応コーラス部の制服はあるのですが、そのコンサートではほとんどの子がトレーナーなどにパンツ・・・という服装なのです。
ソロを弾く子もそのままの服装でさらっと弾いていましたが、Mちゃんはスカートに着替えて、靴も革のワンストラップシューズに履き替えていました。
その履き替えの時に会場でお母様とやり取りをしているのを見ましたが、やはりお母様が逐一気を配っている様子が見受けられました。
そうして着替えた後にショパンを弾くMちゃん・・・!
もはやMちゃんの小リサイタル・・・と化していたと思います。
コーラス部の先生はT先生ともつながりがあり(T先生のお嬢さんがコーラス部の先生が主宰している別の児童合唱団に入っていた。)、T先生の指導も大きかったと思います。
ついでに言うと前回書いたAちゃんもその児童合唱団に入っていたのでT先生の指導&コーラス部の先生の指導で育っています。(そうそうAちゃんが小6だった頃はそのコーラス部の先生はAちゃんの学校の先生でしたし!もちろんコンクールで伴奏しています!)
そういう子たちが地元で活躍していましたが、うちの長女もあのまま地元にいればそのような路線で頑張っていたかもしれません・・・が、うちのピアノの先生は、あまりピアノで目立たせることを快く思わないタイプだった(もちろん他の先生との関係もあるので)こともあるし、何より”目立とう精神”が乏しい子だったのでダメでしたね~。
”目立とう精神”がないだけでなく、Mちゃんとの決定的な違いがコーラスのコンクールを控えた練習であらわになりました。
Mちゃんは一人で伴奏をしていたわけではなく、コンクールでは課題曲と自由曲は別な子が大抵伴奏をしました。
Mちゃんは常に難しいほうを引き受けていて、メインのピアニストだったと言えます。
Mちゃんが卒業した後、その役回りは下級生に引き継がれ、小5のときは長女に回ってきたとも言えますが、残念ながら転校した上、下の学年にピアノがうまい子があまりいなかったので中学生のMちゃんが伴奏をしたのでした。
コンクール前のMちゃんの伴奏の様子を見たことがあります。
実は先生の練習は声作りが主なので伴奏合わせは本当に直前になってしまうのですね。(うちはそれで苦労しました!)
直前練習も伴奏合わせの時間はあまりなくて、伴奏なしで細かいところを繰り返し繰り返しやるのですが、そんな時、Mちゃんは先生の指示がなくても出だしの音や途中の音を気を利かせて出してくれるのです!
これは歌をやる立場から言うととてもいいです!
Mちゃんはいつも伴奏ばかりなので、歌を歌う立場のことがわからないはずなのにこういうことができる・・・というのは本当にBigな子なのか、それともT先生の指示なのか・・・よくわかりませんが、こういうことは大人でもできないことがありますからね。
暑い体育館で、自分の伴奏の出番がなくても漫然としているのではなく、こういうことができる・・・というのは並大抵ではありません!
うちの長女など、本番直前に「伴奏がちゃんとできてない」・・・といきなり言われて何度か練習に足を運びましたが、伴奏がない時はぼ~っとしていました!(この伴奏の時のことは以前も書きました。)
MちゃんはAちゃんと違ってたぶんリサイタルは開いてないと思いますが、たぶんこのままピアノを続けて大成していくことでしょう。
地元の先生はT先生を嫌っているのでMちゃんにも冷ややかな先生が多いけれど・・・。
関連記事です。
最近ピアノコンクールに関連して大竹道哉さん(サイドバーにリンクさせていただいています。)が興味深いことを書いていらっしゃいます。(この記事以降をご覧ください。)
私もいろいろ思うことがあり、このMちゃんの記事に続けて書くつもりです。
まあMちゃんは回りの盛り上げ方もすごかったけれど、本人のしっかりした自覚があるのでうまくいっているほうではないでしょうか?
練習に関してのご近所の冷ややかな評判も耳にしていますが。
(「気違いじみた練習だ・・・」と。評判を気にしていたら大成はできないでしょうけれど・・・。)
コードネーム [ピアノ]
ずっとクラシックにしか関わっていなかったのでコードネームには不慣れです。
もちろん全くわからないわけではないのですが、コードネームを見ながら伴奏付けをする習慣がないです。(弾き歌い自体は結構自信があるのですが・・・)
ある理由からコードネームを見ながら弾き歌いをする必要に迫られています。
ギターの人は慣れているのでしょうね。
昔行っていた教会の青年会でギターが上手な人が二人いて、弾き歌いばっちりでしたね~。
そういうのを見ていると「カッコイイ~!」って思ったものです。
ピアノでそれができる人も当然多いでしょうけれど、私のような応用力のない人間だとちゃんと楽譜に書かれてないともうダメです。
もちろん適当に伴奏付けしたことはよくありますが、その場合和声付けが正しくなかったことが多く・・・周りもそんな事気にするような人たちではありませんでしたが・・・これを正しく、しかもカッコイイ伴奏を作れたらどんなに良いだろうか・・・と思っていました。(実はママ友同士で自分の子たちに”リトミック”をしたことがあるのです。)
コードネームを見ながら移調する・・・という作業も大変そうですね!
プレイヤーズ王国・・・公開されました。 [ピアノ]
先日プレイヤーズ王国に登録したものが公開されました。
合わせて以前書いた「伴奏の思い出(子供編)」の記事をお読みください。
この伴奏をした時のコーラス部の先生ですが、地元では凄腕の音楽教師として有名な方でした。
やはり勝つことにかけては執念のようなものがあったと思います。(そうでなければ賞は取れないですが・・・)
以前の記事で練習の顛末について書きましたが、夏のコンクール直前は地獄でした。
それまでのんびり取り組んでいたのに、先生がいきなり焦り出したので大変な思いをしました。
合唱の出来がイマイチだった・・・というのもあるのですが、前年度の伴奏者のような凄い伴奏なら合唱ももっとマシになるのに・・・という思いがあったようです。(6年生の伴奏でしたが賞を取りまくっている子なので超うまい・・・というのもありましたが、それだけでなく合唱練習にいろいろ気配りのできる伴奏者でした。)
そのことは露骨に言われましたけれどね。(苦笑)
ぎりぎりになって焦るなら、もっと前から言ってほしかったですよね。
とにかくピアノの先生(音楽の先生の教え子)まで来る羽目になって、さんざん指導されました。(ピアノの先生もずっと暢気に「出来てるからいいよ。」とおっしゃっていたのですよね!)
さんざん言われて私は気が気ではなかったのに、長女は練習の合間にお友達と体育館でかけっこをしている・・・という暢気ぶりでした。
それを見た音楽の先生はますますいらいらしていたようです。
結果的に夏のコンクールでは思う賞は取れなかったものの、伴奏は何とか無事に弾けてほっとしました。
わが子の伴奏しか耳に入らなかったので、合唱の出来は私にとっては二の次でした。
この曲はその後別なコンクールの予選・本選、学校や地域の音楽祭・・・などで何度も歌うことになりましたが、一番緊張したのは最初のコンクールでしたね。(本当にピリピリしていました。)
もちろんその後も毎回私が緊張しましたし、新鮮な気持ちを維持するのは容易ではなかったと思います。(合唱も)
まあお聴きいただいたらわかると思いますが、滅茶苦茶凄い合唱&伴奏ではないのですが、その地域では頑張っているほうの学校だったと思います。
さて、コンクールに行ってみると、伴奏者は子供(小学生)、卒業生の中学生、先生、外部の人・・・といろいろでした。
小学生でも大人顔負けの伴奏者は多かったのですが、迫力では大人に太刀打ちできません。
結局長女のコーラス部も次の年(うちが引っ越した後)、適当な伴奏者がいなくて例の凄い伴奏者(当時中学生)に頼んでいました。
先生は伴奏者を育てよう・・・というお気持ちもある方だと思いましたが、実際には直前にキリキリしていただけで、他に何らかの指導があったわけではありません。
そもそもかなりギリギリまで子供たちは声作り中心の練習で伴奏なしで歌っていたので、実際に合わせるようになったのは夏休みに入ってからでした。(そのちょっと前に合わせた時は「いいよ~。」と言われていたのです。後で焦るくらいなら厳しく指導しておいてほしかったですね。)
プレイヤーズ王国に登録したのは長女が5年生の時のコーラス部の演奏で、4~6年生の女の子ばかりです。
こちらは次女が6年生の時の学校での合唱で6年生だけの混声です。(一般の子たちなので上のものよりは訓練されていません。)
お暇な方は比較してください。(笑)
ちなみに違う小学校です。
プレイヤーズ王国に投稿してみました [ピアノ]
音感 [ピアノ]
自分が子供の頃に受けたピアノレッスンでは聴音らしいことは大してやりませんでした。(ほとんどやりませんでした。)
そのため大人になるまで相対音感も育てられずに来た私はいろいろ苦労したので、2人の娘には音感を付けたいし、出来るものなら絶対音感を付けさせたいと思ったのでした。
・・・ということで前の記事でも書いた通信教育によって、お稽古をしたのですが・・・
こういうことをやってみようかと思う・・・と言うと結構周りの反応が厳しかった(?)のですね。
たとえば親しいママ友は自分の昔のピアノの先生(更にその時娘さんたちを師事させようとしていた)に私のことを言ったらしいのですが、「絶対音感・・・?自然に身につくで!」と言っていたよ~、と言ってきました。
要するに「やるな。」とは言わないまでも、そんなことにお金を使うなんてもったいない・・・というニュアンスが感じられました。
でもこの時、私は絶対音感をもともと持っている人、自然に身に付ける人もいるのだろう・・・とは思いましたが、自然に身につくくらいなら誰も苦労はしない・・・と思ったものです。
更にその先生は絶対音感と相対音感をごっちゃにしているのでは・・・と思いました。
更に以前も書いたピアノ教師をしている友人にも聞いてみました。
その時の返事は彼女らしいものでした。
「絶対音感を持っている・・・ということを快く思わない先生もいらっしゃるから、あまりそういうことはしないほうが良い。」ということ。
確かに、絶対音感の話をすると過剰に嫌な顔をしたり、「不必要だ。」と言う方々が音楽関係者に多いですね。
私は思うのですが、確かに音感なんかなくても音楽を楽しむことはできるし(私が良い例です。)、絶対音感がなくても素晴らしい演奏をする音楽家はいます。
音楽家としてやっていくなら相対音感は必要でしょう。
でもその相対音感すら怪しい音楽家も多いですけれどね・・・。
絶対音感があると、練習に練習を重ねなくても良くなったり、聴いただけで再現できたり・・・とか音楽活動が楽になるという利点があります。
やっぱりうらやましいけれどな~。
大人の聴音 [ピアノ]
すとんさんのブログで「絶対音感」の話題が出ていたので、音感について考えていたら、我が家に「パンセ・ア・ラ・ミュージック」の音大受験用聴音教材が山のようにあることを思い出しました。
以前ある教会関係のバザーである方が出していて、買おうか買うまいか悩んで買わなかったけれど、結局誰も買わなかったので、譲っていただいた品物です。
結局まだ一度も使ってないなあ・・・。
聴音が苦手だった私は今からでももっと耳を良くしたい・・・と思っているのですが、いちいちテープを再生したり止めたり・・・って面倒ですよね!(テープは戻さなければならないし・・・。書き取る時間も計算しているものもあるのでしょうけれど、時間内に書き取れなかったりしますよね。)
独身の頃よく使ったのはテープではなくてヤマハから出ていたCDの教材でしたが、数がありすぎてTrack11以降になると番号を入力するのが大変で苦労しました。(しかも書き取る時に止めなければならなかったので面倒だった。)
今検索してみたらこんなのがありました。
オンラインで聴音学習・・・もうこんな時代なのですね。
お試しができます。
私は今登録して音を聴いただけですが、なかなか良い感じですよ。
有料になっても一日70円らしいです。
そういえば娘達がやっていた絶対音感・相対音感の通信教育もテープだったけれど今はどうなっているのでしょう?
相対音感のほうは長女しかやってないけれど、これはお遊び感覚で拍に合わせて斜めの線を書く(要するに五線譜に斜めの線を書き込むための練習)のですが、これは大人がやっても良い感じの教材でした。
子供っぽいのが嫌な人には薦められませんが(小人さんの歯磨き・・・という内容なので。その前にクマさんの教材もあった。おはじきも使ったなあ・・・。)、段階的に五線譜に移行できるので、楽しくできるんですよね。
大人で聴音を一から・・・と言う人に良い教材とかメソードってあるんでしょうか?
大抵聴音って言うと、音大受験用のメソード(?)なんだと思いますが、書き取り方の決まりをマスターするくらいで、音の聴き取り方に関しては、声楽レッスン並みに曖昧模糊としているようにしか思えません。
半音はぶら下がった感じ・・・とかね!(笑)
確かに感覚的なものなのでしょうけれど。
そういえば、ドレミ体操というのもありますよね。
これもリトミックでやったりしますが、相対音感を付けるのに有益な方法なのですが、絶対音感を付けるのには害になってしまうのですよね。
大人の場合、ドレミ体操なんかやりたくないでしょうね。(やりたい人もいる?)
そもそも音大受験がなければ、書き取る必要はないのでしょうけれど、耳を良くしたい・・・という大人は多いはずです。
絶対音感は無理でも相対音感は付けたい、とか”人間音叉”になりたいとか・・・。
娘達とピアノ [ピアノ]
先日の記事で書いたGeorge Winstonの「パッヘルベルのカノン」にはまって、気が付いたらいつの間にかうまくなっていました。(あの記事を書いた後からですから、始めたのも最近です。)
「パッヘルベルのカノン」が好きなのには、あるミーハーな理由があるかららしいのですが・・・。
あとすごいと思うのは、耳コピでいろいろ弾いていることです。
うちの娘達はよくYouTubeを見ているのですが、好きなゲームやアニメの曲を若いお兄ちゃんたち(音大生とか大学生?)が自分でアレンジしてアップしているのですね。
これらの曲、楽譜が売られていないので弾きたければ自分で頑張るしかありません。
だいたいアニメ曲の楽譜なども月刊Pianoなどに載っている場合もありますが、簡単に弾けるものは面白くないアレンジだったりしますよね!
YouTubeにアップしている人の演奏、なかなかカッコいいアレンジが多いのです!
ピアノが多いですが、リコーダー4重奏(Papalinさんのような一人多重奏!)などもありましたよ!
それらを聴いてカッコいい・・・と感激した次女、毎日のように一生懸命練習しています。
(私もこの前ヴァイオリンで「創聖のアクエリオン」やってみました!)
こういう姿を見ていると、自分でアレンジするために必要なことを教えてくれるところで楽しくレッスンできたらいいのに・・・と思いますね。
普通にピアノを習っているだけではなかなかできないことですよね。
まあ音感がイマイチな次女もこういうことが出来る・・・というのに感動しています。
長女のほうはやはりYouTubeでショパンのScherzo No.2をアレンジした曲に出会って(ほとんどそのままです。)、それで今(スケ2を)練習しています。
最近ではやはり大好きなゲーム(プレステのポップンミュージック)で好きな曲がバッハのリュート組曲BWV997(Prelude)のアレンジだと知り、それもYouTubeで検索し、海外のアマチュア演奏家のギター演奏で聴いていました。
その後、2人でNAXOS MUSIC LIBRARYでこれを聴きました。
こちらで全曲試聴できます。
長女、「いいね~!」と感動していました。
陳腐な曲 [ピアノ]
次女がヴァイオリンに興味を示し始めたので、ヴァイオリン熱も再燃しています。
・・・とは言っても弓がボロボロのままなのでどうにかしないといけない状況です。
どこに持っていったら毛替えをしてくれるのでしょう?
何といっても弓&ケース付きで2万円だった楽器ですからね~!
毛替えに出しても「買ったほうがいいです。」と言われそう・・・。
いや・・・でも2万円にしちゃ良くできていると思うのですよね~。
この楽器であれだけの音が出るのですから、良い楽器ならどんなに良い音が出るか・・・と思えるのですね。
弓もボロボロですが、弾いてみたら意外とちゃんと音が出ていました。
・・・で調子に乗ってモンティの「チャルダーシュ」なんか弾いてしまいましたよ~!
もちろん速くは弾けません。
この曲Maxim Vengerov様の素晴らしい演奏で聴いているので難しい曲だと思っていましたが、ゆっくり弾けば何とかなるものですね~。
ヴァイオリン名曲集・・・とても弾けそうもない曲が多いです。
でも”名曲集”って、難しい曲、難しく聞こえる派手な曲・・・が多いですが、”陳腐な曲”が多いですね!
ヴァイオリン名曲集のピアノ伴奏のところを弾いたついでに、”陳腐な曲”が弾きたくなって、ピアノ名曲集を弾きまくりました。
子供の頃難しくて憧れていた曲たち。
すっかり耳が肥えてしまった今、それらの曲を何かの本番で弾きたいとは思わないし、大体今時の発表会では弾かれないのですね。
でもたまに弾くと楽しい!
出来る限り正確に、音楽的に弾くことを目標に一発で弾けるようにする・・・というのもなかなかためになるのですね。
ショパンのエチュード [ピアノ]
ショパンのワルツを弾いていたらエチュードなどを弾きたい欲望がムラムラと湧き上がって、やはり楽譜を購入してしまいました。
楽譜を選んで買おうと思っていたので今まで長いこと悩んでいたのですが、輸入楽譜は高いし、考えていたらいつまでたっても弾けなくなるのでとりあえず近所の書店で次の二冊を購入しました。
上は見ての通り全音です。
全音の楽譜を毛嫌いする人もいるのかもしれませんが、とりあえず私には充分です。(私も以前わざわざ輸入楽譜でフォーレ歌曲集を買いましたが、後で全音と比較したら楽譜上はまったく問題がなかったし、解説も充実しているので全音のほうがよかった・・・と思ったことがあります。)
何でもかんでも輸入楽譜のほうが良いとは限りませんからね。
下は今更・・・という感じですがルイサダ先生の解説付きのテキスト。(結局再放送も見れませんでした~!)
スケルツォ第2番(ピアノフォルテさんのブログでおなじみスケ2ですね。)が弾きたくて買ってしまいました。(長女も弾きたがっていたし。)
主にエチュードの一番最初の曲(Op.10-1)と「黒鍵」(Op.10-5)を弾きました。
聴いていて元気の出る曲なのですが、目標はフレディ・ケンプみたいな明快な演奏です。(無理ですが。)
とにかくOp.10-1、何度も練習してしまいましたが、指が良く開くようになる感じです。
しかも左手は動きがないので最初から両手練習できますし、右手も音とりしやすいです。
もちろん早く弾けるようになるにはもっと練習しないと無理ですが、これとてもいいです。
チェルニーも好きですが、ショパンのエチュードは何度も弾きたくなる魔力がありますね。
それから「黒鍵」も難しいという先入観があったし実際難しいですが、意外と譜読みはしやすい曲でした。
まあ何度も聴いているし当たり前なのですが。
こちらはめちゃくちゃ手を広げることもないし、案外楽に弾けるのでは・・・と思っています。
それから「スケ2」ですが・・・
弾いてみてびっくり!!
これ3拍子だったのですね!
私が今まで聞いた演奏・・・耳に残っている演奏は2拍子に聞こえていました!
今まで聞こえていた通りに弾きたくなる自分と楽譜を再現しよう・・・という自分の間に葛藤がありましたよ。
(今まで聞いていた演奏は3拍子として演奏されているのでしょうけれど、私には2拍子に聞こえた・・・というだけのことです。あしからず・・・。)
こちらもうまく弾けるかどうかは別として、譜読みはしやすかったです。
歌曲の伴奏で非常に難しいものも多く、それに比べたらショパンは非常に譜読みしやすいですね。
まあ取り合えずOp.10-1をモノにしたいと思う私です。
ピアノ [ピアノ]
昨日は気分がとても乗ったのでかなりピアノを弾くことができました。
うちの娘たちはピアノをお休み中なので以前ほど使われていません。
9月に地域の一斉清掃があった時に、斜め前の家の奥様から「最近家にいる?会わないけれど。」と言われました。
その奥様とは今までもそんなに会うことはなかったのですが、そこのお宅からも大学生の娘さんたちがピアノを練習する音が聞こえてくるし(幼児教育が専門らしい。)、その奥様がお箏を弾く音もたま~に聞こえてくるのですね。
だからピアノの音はうちだけでない・・・という安心感を持つことができたし、連帯感を持つことができました。
そこのご主人からは以前、会社の帰りに聞こえてくる我が家の娘たちのピアノの音に「負けた~!」というありがたい感想をいただいていました。
その頃はコンクールの練習などもしていましたからね~!
とにかく我が家から突然ピアノの音が聞こえて来る時間が極端に減ったので、不思議に思っておられたそうなのです。
私は娘たちがピアノを休むことになって残念で仕方がないけれど、時には弾きたくてたまらなくなって長時間消音で弾いていることも知っていますから、それほどさびしい思いはしていません。
その斜め前のおうちの奥様、「聞こえなくてとてもさびしい。」とおっしゃってくださいます。
うれしいなあ。
迷惑だろうなあ・・・と思っていたので。
又、うちの隣の隣は空き家なのですが、そこはコーラス仲間の人の実家なので割と頻繁に来られるのですが、彼女は音楽が好きで娘さんも音大を出てヴァイオリンの先生をしています。(何でも某音大で首席だったらしいですが・・・)
そんなこともあってコーラス仲間の彼女もうちの娘たちのピアノを暖かく見守ってくださっていましたし、今の長女の状況も心配してくださっています。
・・・ということで、私もずっと家にいますし弾き放題・・・のはずのピアノなのですが、昼間から生で練習していたら文句は言われないでしょうけれど、いいご身分だ・・・と思われそうな気がしてあまり弾いていませんでした。
・・・というより気分が乗らなかったのですが。
ピアノもそうですが、歌はそれこそ重い気分では歌えません。
今はレッスンにも行っていないし、練習しなければならない必然性もなく、そうなるとまったくできなくなってしまうのですね。
でも今年はコーラスも休んでいるし、時々は歌わないとだめだなあ・・・。
今度講座もあるし・・・。(内容から言って全然余裕で受講できるはずですが。)
でも最近風邪をひいて声はイマイチなので昨日はもっぱらピアノを弾きました。
この前ショパンのワルツを聴くのに凝っていましたが、昨日はワルツを弾きまくりました。
これまで弾く曲は限られていたのですけれど、ほとんどの曲に挑戦してみました。
ゆっくりですが、意外と弾けたので楽しくなってしまいました。
娘たちに「私ってピアノうまいわね~!」と言ったら、「うん、うまいうまい!!」ってヨイショしてくれましたよ!
昨日は一人で弾いて悦に入っていましたが、私が弾いたり歌ったりしているとたいてい娘たちが参加してきます。
ピアノをお休みしていても弾いたり歌ったりは大好きです。
娘たちは純粋なクラシック曲を進んで聴くことは少ないのですが、長女が好きになる曲にはショパンやベートーヴェンなどがアレンジされていることが多く、それで「この曲はクラシックが原曲だと思うけれどなあに?」と聞かれることが多いのですね。
そんな時、「ああ、これこれ・・・!」と言ってNAXOS MUSIC LIBRARYで聴く・・・それで長女も「うん、いいねえ、この曲弾きたいねえ~。」というパターンが多いです。
ショパンの曲はたくさん弾きたいようなので楽譜を揃えておこうかと思う私です。(私も弾きたい!)
ヘンデルのサラバンド(HWV437) [ピアノ]
ちょっと前にクリーガーのメヌエットで触れたプレ・インヴェンションにヘンデルのサラバンドが載っています。
サラバンドといっても何曲もあるのですが、作品番号まで書いてありません。
プレインベンション J.S.バッハ・インベンション―のまえに
- 作者:
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
- 発売日: 2005/02/22
- メディア: 楽譜
日下部憲夫さんの解説はありますが、作品番号までは載っていませんでした。
この曲は讃美歌第二編にも載っていました。
歌詞が♪罪、咎(とが)、不義、悪、闇、恥、穢れ~♪で始まるのですが(苦笑)、キリストの十字架上の苦しみはこの自分のためである・・・という内容になっています。231番です。
もう一度見ないと思い出せませんが、確か最後の伴奏は転調して長調で終わっていた・・・と記憶しています。
原曲はチェンバロ組曲HWV437でした。
Handel: Harpsichord Suites Nos. 1-6
- アーティスト: George Frideric Handel, Sophie Yates
- 出版社/メーカー: Chandos
- 発売日: 1999/10/19
- メディア: CD
残念ながらこの曲は試聴できませんが、13曲目です。(Suite No.4 in D minor HWV437のSarabandです。NAXOS MUSIC LIBRARYで聴けます。)
Handel: Harpsichord Suites Nos. 6-8
- アーティスト: George Frideric Handel, Alan Cuckston
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 1994/02/15
- メディア: CD
こちらは試聴できます。(19曲目)
お聴きいただいたらわかるように♪タッカタッカ~♪というように楽譜にはない付点をつけて演奏されています。
これらを聴いても、プレ・インヴェンションの楽譜も長調で終わっていません。
讃美歌のほうに手を加えているのでしょう。
大竹道哉さんのブログで知りましたが、PTNAの正会員はNAXOS MUSIC LIBRARYが自由に聴けることになったらしいです。
正会員のピアノの先生などには朗報ですね。(生徒さんで正会員っているのでしょうか?)
PTNAのコンペで頑張る子ならプレ・インヴェンションなどはせいぜい小学校低学年で終えてしまうことでしょう。
この曲は有名なので試聴音源は多いのかもしれませんが、クリーガーのメヌエット同様、元の曲にあたろうとしたら意外と見つからないのかもしれません。
私のようにNAXOSで発見・・・ということもあると思いますので、大いに活用していただきたいものですが・・・
プレ・インヴェンションの後書きとして日下部憲夫さんが次のように述べていらっしゃいます。
この曲集を終了した後、J.S.バッハを中心にバロック音楽に対する「音の感性・知識の感性」が習得されていることがこの曲集を行った意味です。次の内容を確認しながら練習をしましょう。
◇複数の旋律を聴き分けられる聴覚の能力
◇複数の旋律を弾き分けられる技術の能力
なるほどなあ、と思うのですが、よく使われているこの教材で目標とするこの力をきちんとつけられる先生はどれだけいらっしゃるでしょうか?
クリーガーのメヌエットだけでなくこの曲集にはリコーダーの曲集にも入っているような小品がたくさん収められています。
複旋律を聴き分けるというのは、リコーダー・アンサンブルなどを経験してわかりやすくなると思うのですね。(それをしなくてもできる人を尊敬します。)
上で書いたようにPTNAコンペでで頑張る子などはこの曲集などさらっと終わらせてしまうのでしょうし、学校でも余程意識のある先生でないとこのあたりの曲をリコーダーで吹くこともないのでしょう。(最近は音楽の授業でも流行の曲ばかりやっていますから・・・。)
ピアノで精一杯の子達にリコーダーでも吹いてみなさい・・・というのは大変なことでしょうけれど、グループレッスンなどでそのようなことができたら贅沢でしょうね。(低学年の子にはできませんね・・・。)
小さな子供が自分からチェンバロ曲集を聴くのもあり得ない話ですから、やはり教える側が意識して勉強することが必要でしょうね。
私もこの曲がチェンバロ曲だとは思っていませんでしたので勉強になりました。
それにしてもうちの娘達が以前お世話になっっていたピアノの先生は何度も何度もこの楽譜のことを「プレインバッハ」とおっしゃっていました。
テレマンだろうがモーツァルトだろうが「この曲はバッハだからね・・・」と説明していらっしゃいました。
先生にとってはPlaying Bachだったのでしょうか?
Pre Inventionは楽譜にあるようにバッハ・インヴェンションの前に・・・という意味なのに・・・。
もちろん、私もいちいち訂正はしませんでした。(家で子供には正しく説明しなおし、先生の間違いに関するフォローはしておきました。)
ピアノの先生・・・実はこういう方々が多いです。
勉強してくださいね~!!
それにしてもたとえ小品とはいえ、この中の素晴らしい曲の数々がピアノレッスンで「簡単な曲」としてさらっとしか扱われないこの現状・・・バロック音楽好き・古楽好きの私としては非常に悲しいものがあります。
舞曲について・・・つれづれなるままに・・・ [ピアノ]
前回の記事でMenuetのことを書きましたが、メヌエットやガボットというのは学校音楽教育で馴染み深い名前です。
私の記憶では小学校の一年の時にゴセックのガボットを音楽鑑賞で聴いたし、ボッケリー二のメヌエットもたぶん二年生くらいで聴いたのだと思います。
だから私はガボットといえばゴセック、メヌエットといえばボッケリー二がまず第一に浮かんできます。
ピアノを習っていたので、練習する曲の中でも踊りの名前はよく目にしました。
しかし多くの人がそうであったように踊りの曲だと意識して練習したことはないですし(自分では何となく意識していたつもりかもしれませんが)、ピアノの先生もそういった指導ではなく、音の間違い、指使いの間違いを正すだけだったように思います。
自分が習った曲、娘達が習った曲で言えば、まずベートーヴェンの「ト長調のメヌエット」も思い出します。(これよく「ト調のメヌエット」と書かれているのが気になります。)
・・・ということはベートーヴェンの頃もメヌエットがあったということなのでしょうか?
そしてベートーヴェンの舞曲・・・といえば「ドイツ舞曲」というのもありました。
非常に気になっているのですがドイツ舞曲とアルマンドは同じなのでしょうか?(アルマンドはドイツ風の舞曲なのですよね?)
アルマンド・・・バッハの「フランス組曲」で馴染みになる曲ですよね。
(話はメヌエットに戻りますが、メヌエットといえばバッハ作と言われていたメヌエットも忘れてはいけませんが、この曲はクリスチャン・ペッツォルトの曲でしたよね。)
「フランス組曲」ではアルマンド、クーラント、サラバンド、ガボット、ルーレ、ブーレ、ジーグ、ポロネーズ・・・などが出てくるのでこの曲でそれらの舞曲の名前を知ったという方も多いのではないでしょうか?
サラバンドといえばヘンデルのいくつかのサラバンドはリコーダーの曲集などにも入っています。(ピアノの曲集にもありますが。)
ブーレといえば、私はジョルジュ・サンドの「愛の妖精」で初めて知りました。
薄汚い格好をした「こおろぎ」のファデットがランドリーと踊る場面があるのですが、彼女は非常に踊りがうまくブーレが得意・・・とありました。(これも初めて読んだのは小学生の時でした。)
そしてポロネーズ・・・といえば、ジョルジュ・サンドと関係の深いショパンしか浮かんできません!
ショパンがワルツやマズルカ、ポロネーズ・・・などの舞曲をたくさん作曲していることは言うまでもありませんよね。
そういえば小学生の頃、ピアノで練習した曲にモーツァルトのレントラーがありました。
レントラーは「ワルツの前身」と解説が書いてあって、「前身」と言う言葉もそれで知りました。
長々と思い出話を書きましたが、こうしてみると基礎的な教育を受けている期間に実に様々な舞曲を知るのですね。
メヌエット、ガボット、レントラー、ワルツも明確な違いなどわからずに練習していて、今でもそれほどわかっているわけではありません。
調べれば定義はわかりますけれど、やはり踊ってみないとわかりにくいのでしょうね。
上で述べた舞曲について興味深いことがこちらのサイトでたくさん書かれています。
そういえば急にロンド・・・というのも思い出しました。
ロンド・・・「輪舞曲」と書いてあてることも多いですよね。(余談ですが何年か前に東海テレビの「冬の輪舞(ロンド)」というドロドロ路線の昼ドラ・・・結構はまりました!)
小学校で歌った曲で「秋風のロンド」(「そよ風のロンド」だったかも・・・)とかいう曲があったのでずっと気になっていました。
踊りのロンドとロンド形式のロンドが同じなのかずっと疑問だったのですが、前者はronde(仏)、後者はrondo(各国共通)ですね。
そしてrondoはクラヴシニスト(クラヴサン奏者のこと?)のrondeau(仏)から生まれた言葉らしいですね。(リュリやクープランなどによってクラヴサンやオペラやバレエなどのために盛んに作られたrondeauはabaca・・・・aのような形の器楽曲だったと音楽辞典にあります。・・・rondeauはもともと13~15世紀におけるフランスの重要な詩と音楽の形式の一つだったそうです。)
またまた余談ですが、娘達がバレエで”ロンドジャンブ”というのをした時、私はロンド・ジャンプだと思っていました!
正しくはロン・ド・ジャンブ(rond de jambe)でした。(ジャンプしません!)
本番が終わりました。 [ピアノ]
昨日は長女の本番でした。
結論から言うと、本番は非常にうまくいって、代表の方からも「本番が一番良かった!」と褒めていただきました。
でも本番まで、気が気ではありませんでした。
・・・というのも前から書いているように、合わせ練習は10月末と11月末の二回しかなく、しかもそれぞれ10分程度。通しではそれぞれ一回くらいしかしていません。
いくら長女が場慣れしているとはいえ、非常に不安なものがありました。
しかも有料のコンサートですから。
たとえ失敗したとしても、それを想定して慣れていない子供に体験させてくれるわけですから、心配しなくても良いだろう・・・との思いはありましたが、本人がのほほんとしているというのがどうもね~という感じで、毎日の練習を見ている親としては内心いらいらしていました。
これがもっと貪欲な子ならよいのですけれど・・・。
今回は二回目の練習と違って、リハの時に音が鳴りすぎると言われました。
さすがに一回目の時とは違い、何度も止められて指導されていました。
そこでもかなり焦っていた私ですが、お昼休みの後一人で練習させていたら、代表のホルンの方がやってきて臨時レッスンのようになりました。
アルペジオの部分で(しっかりした音を出そうと)ガタガタに弾いていた部分を、ベースの音の倍音の響きを感じて柔らかく弾くように・・・と言われました。(そうすることで他の楽器と合いやすくなる・・・ということで。)
他にも注意されたことがいくつかあるのですが、こんなに本番直前に言われたことが本番で発揮できるのだろうかと非常に不安でした。
以前も書きましたが、長女は割と言われたことはすぐに直せるのですが、何と言っても今まで経験したことのない種類の演奏会でしたから。
私は長女がパニックしていないか、気になっていました。
本番前、楽屋のほうで「緊張する~」と私に言っているのを聞いたホルンの方が「緊張する?」「それはどうして?」と聞いてこられました。
「いや、失敗したらどうしようかと思って・・・」と長女。
ホルンの方は「人が合わせている以上必ず間違いや失敗はあるし、間違えないようにすることは機械に任せればよい。・・・大事なのはそのなかでいかに自分がしたいように演奏できるかということなんだ。自分がしたいようにできたところがところどころでもあれば、たとえ失敗したとしてもそれは成功なんだ。たとえ間違えずに弾けたとしても、自分がしたいことが出来ていなければそれは失敗だよ。」とおっしゃいました。
本番直前でガタガタの長女も感じることがあったのではないでしょうか?
私はといえば、咳対策に咳止めを飲み、飴も口に入れていたのに、間際になって咳が・・・。しかも楽屋まで飴を持っていくのを忘れました。
譜めくりをするのに咳込んだらどうしようと心配になりました。(見渡してもどこにも飴がないし・・・!)
結局本番では直前に言われていたこともちゃんとできて本当にそばで聴いていて感動でした。(私も咳が出なくてホッとしました。)
終演後にクラリネットの方からも、これだけ合わせられてすごいと褒めていただきました。
ピアノレッスンで思うこと [ピアノ]
長女の本番も近づいてきました。
先月末に二回目の合わせ練習があったのですが、一回目同様、10分程度で、後は本番前にちょこっと合わせる程度になりそうです。
二回ともICレコーダーで録音しました。
一回目は慣れていなかったこともありピアノの上で録音するしかなかったのですが、二回目は次女に客席で録ってもらいました。
二回目の時は長女も体調不良で元気がなかったこともあるのですが、音が小さいので管楽器の音色に埋もれてしまう感じです。
当然そのことは指摘されましたが、管楽器の方々とピアノの先生の間で悩むことが多いです。
・・・というのは、普段のレッスンでは当然先生のおっしゃるようにするわけですが(うちの娘は指示通りの練習をしていかないことが多いのですが・・・)、先生の思いが管楽器の方と違うのです。
先生は一度目の練習に来てくださって、二回目は録音を聴いただけです。
初めのころから「ガツンと弾かないように。」ということで、柔らかい音色を出すためのテクニックを教えられていました。
長女はもともと大きな音で弾かないタイプの演奏です。(次女は体格が良いので努力しなくても大きな音が出てしまう。)
もともとそうである上に、「優しい感じで弾くように。」との指導。
レッスンでは細かく細かく指導されています。
合わせ練習はめったにないので、どうも緊張するせいか、ソツなく弾けるものの萎縮した感じです。
管楽器の方々も「指導者」としての顔があり、見ていると完璧に弾くことよりもむしろ「楽しんで伸び伸び弾いてほしい」という感じがします。
私なら「やった~」という感じで好きなように弾くと思いますが、長女は普段は偉そうにしていてもこういうところではおとなしくなってしまうのですね。
とにかくもっとガンガンやって~という感じです。
管楽器4本(クラリネット・オーボエ・ファゴット・ホルン)は思いのほか音が大きいです。
録音をお聴かせして、皆さんから言われたことをピアノの先生に伝えたら、先生、何だか焦り始めたみたい。(たぶん連絡係のフルートの先生からも報告があったはず。)
先生も音量のことはきっと考えていらっしゃらなかったのだと思います。
先生も私も普段はCDでその曲を聴いているわけで、非常に優しくゆったりしたイメージを持っていたのですが、合わせてみたらそうではないことがよくわかるのですね。
後、ピアノの先生がご自分の考えにこだわっていらっしゃってそこから抜けられない・・・ということにも気づいてしまいました。
それは一回目の合わせ練習の後からなのですが・・・
あるところで長女はリーダーの方から「そこはガツンと弾いて。」と言われました。
・・・ということで他の部分は柔らかい感じで弾いても、その部分はガツンと弾く練習をしていたわけです。
ところがピアノレッスンでは何度やっても「そこはガツンと弾かないように、と言われたでしょ。」と言われてしまうのです。
そう言われると、長女は「ガツンと弾きなさい、と言われました。」とは言わないのですよね。
私も基本的にレッスンについて行くだけなので、レッスン内容に口を出すことは控えています。
歯がゆくても子供の代弁はしません。
・・・で家で長女と語り合った内容ですが・・・
私:「ホルンの人(リーダー)からは、ガツンと弾いて・・・って言われたよね~?」
長女:「うん。そうだよね~。」
私:「ピアノの先生、違うこと言っているよね~?」
長女:「でしょ~?」
私:「何で反論しないのよ~?」
長女:「いや、自分が間違っているのかな~と思って~!」
私:「先生でも間違いはあるんだから、言わなくちゃ。」
長女:「だって言いにくいんだもの。」
私:「ピアノの先生はきっとガツンと弾いてほしいところでも柔らかい感じのガツンで弾いてほしいのだろうから、先生の前では柔らかく弾いて、合わせる時はもっと強く弾けば?」
長女:「使い分けろってこと?世渡りの術だね~!」
・・・とこんな会話になるのです。(苦笑)
ピアノの先生の指導法は悪くないと思うのですが、この先生の指導はたぶんPTNAのコンペには向かないと思うし(先生もPTNAが好きではなさそう。)、長女の性格にも合わないな~ということが最近わかってきました。
この先生に決めたのは私ですが、引っ越してからこの先生に決めたのはよかったと思うのです。
今度の演奏会もその人脈で話が来たようなものですし。
・・・しかし、今後どうなのかな~?
堅実で地道な指導法・・・私は好きなのですが、長女にはもっと「音楽の楽しさ」という面でピアノで遊ばせてくれるような先生が必要なのかもしれません。
逆にもっとスパルタな先生がいいのかも。
以前子供のピアノの先生を探した経験の記事で書いたPTNAの指導者賞を受賞しているバリバリの先生とか。
あの時はあとあとキツクなることを恐れてやめましたが、長女は珍しく「私は先生につきたい。」とその先生の前で言っていましたから。
とにかく今の先生は非常に人間的に良い方ですし、指導者としても優れた先生なのですが、上で書いたように、「モーツァルトの音はこうあるべきだ。」などご自分の思いが強すぎること、意外と感情の起伏があってのんびりモードでやっていたかと思うと、急に焦りだすことが多いこと・・・など、時々「えっ?」と思うことがあるのです。
まあ人間なのだから仕方ないのですが。
それとこの先生を選んだ理由の一つに、住んでいる地域のしがらみを気にせずにレッスンを受けることが出来るだろう・・・という思いがありました。
なのでわざわざ車で片道40分もかけて通っているのですが、この辺の地域のピアノの先生や音楽家が思いのほか繋がっているということも後になってわかりました。(隣の隣の市なのですけれどね。)
私が住んでいる地元の演奏会に「子供を出したい。」と言ったら、先生は難色を示されました。
オーディション(大したことないですが)があるので、「下手なことをしてほしくない。」というお気持ちだったようです。
ピアノの先生でこういう感覚の先生は結構多いですよね。
私がついていた声楽の先生達は「出れるものにはどんどん出て・・・」という先生ばかりだったので、驚きでした。
音楽をやっていると多かれ少なかれこのようなしがらみを気にしなければならないことも多く、嫌ですね。
のだめカンタービレ・・・便乗商法がすごい! [ピアノ]
11月も今日で終わり。
早くからクリスマス記事を書いていましたが、これからは堂々と書けますね。(??)
11月はかなりまめに更新しましたので、サイドバーのカレンダーがもしかしたら全部埋まるかも・・・と思ったのですが、やっぱり無理でした。
これだけ書いても書いても、まだまだ書きたいことは山のようにある・・・というのも不思議です。
今日はライト感覚な話題。
昨日は娘達のピアノレッスンの日でしたが、レッスン前に本屋さんでこれを購入しました。
ドラマ 「のだめカンタービレ」 ミュージックガイドブック 2006年 12月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: 雑誌
たまたまあったので購入したのですけれど、昨日が発売日だったのですね~!
全く知りませんでした。
娘達のレッスン中、二時間かけてしっかり読みましたよ~。
すごくおかしいのは後ろから見ると「クラシック音楽の月刊情報誌・Classic Life」になっていて、のだめファンの皆様はご存知でしょうけれど、評論家佐久間学の文章の記事(!)、特別付録としてシュトレーゼマン監修(!)によるスコア譜が載っていること。
「ラプソディー・イン・ブルー」やラフマニノフのピアノ協奏曲の連弾楽譜があるので、娘達とこれから遊ぼうか・・・ということにしています。
漫画のほうはうちにはまだ10巻までしかないのですが、ちょっと前にピアノの先生のところで17巻までは読みました。
1月からアニメ放送もされるそうで、プリごろ太のアニメがかなり気になります。(二宮さんが新たに書いたそうなのですが。)
なんで夜中の放送なの~と抗議したくなります。
又娘達の夜更かしの原因になってしまうではありませんか。
せめて11時くらいなら良いのですけれど。
アニメはどうなるかわかりませんが、ドラマ・・・本当におもしろいですね。
私はフジテレビ・・・あまり好きではなかったのですが、このドラマはいいです!(・・・と言いながらフジ系列のドロドロ路線の昼ドラマは結構見ていましたが・・・。★去年の記事です。)
みんなのファッション、音大生の部屋(のだめと千秋さまの部屋だけですが)、・・・・いろいろな点でおもしろいです。
うちで人気なのは真澄ちゃん。漫画もいいのですが、ドラマの真澄ちゃん、可愛いし、演技力もなかなかだと思いませんか?
あとハリセンも人気です。
後のメンバーは漫画で好きなキャラだったりなので、あえて書きませんが、漫画のイメージが損なわれることなく、毎回楽しみ♪
ただ、ストーリーが削られているのは仕方ないとしても残念!(特に「もじゃもじゃ協奏曲」)
ドライブをすると、必ずと言って良いほどコンビニに寄ります。
こちらのほうにはセブンイレブンがあまりないので残念です。
多いのはサークルKですね。
時々ファミリーマートがあって、一番気に入っているのはそこなのですが、お惣菜コーナーでのだめ関連商品で「クラブハウスサンドイッチ」があって思わず買ってしまいました。
「麻婆丼」もありましたが、さすがに車の中では食べにくいのでやめました。
12月5日くらいから、千秋さまのメニュー(名前忘れました。)も発売されるそうです。
もう、すごい便乗商法!(そういえばファミマではハイジの菓子パンなどもありましたね~!)
のだめカフェ・・・というところにも行ってみたいものですが・・・
商品化されているのなら欲しいものは、ドラマで出てくる♪柄のコタツカバー。
ほかの方の記事を拝見すると、皆様コタツを使わないのですね。
うちでは欠かせません。
あとのだめのレッスンバックは去年から話題になっていましたが、意外とレッスンバックってこれは・・・というものがないと思いませんか?
のだめのあの鍵盤柄のレッスンバックは手作りできそうですが、使い勝手を考えると難しそう。
売られているものは使い勝手が良いのでしょうか?
のだめのCDもかなり売れているようですが・・・うちには約一年前の記事で書いた義兄の手作りの「のだめCD」があります。
大竹さんのCDが出ます! [ピアノ]
カスタムペイン1に大竹道哉さんのHPのリンクを載せていますが、今度バッハのCDを出されることになったそうです。
HPを開くと「ブログはじめました。」と出てきますがそこをクリックすると大竹さんのブログが出てきます。
そこに書かれていますが、初めてのCDだそうで全曲バッハ、しかもライブ録音だそうです。(過去の音源のようですね。)
画像を見るとブリュートナー・・・とあるので、使用楽器はブリュートナーなのでしょう。
私がはじめて大竹さんの演奏を聴いたのもブリュートナーでした。
早速申し込みのメールを出しましたが、ナント私が一番の申し込みだったそうです。
詳しくは大竹さんのブログをご覧下さい。
なおPTNAのHPで大竹さんの演奏が聴けます。(バッハ・ベートーヴェン・ドビュッシー・ラベルなど。たくさん聴けます!大竹さんのHPからも行けます。)
非常にご多忙な方だと思うのですが、このブログもよく見てくださっているそうです。
演奏家として、大学講師(大阪音大)として、PTNAの審査員としてご活躍ですが、疑問などに丁寧に答えてくださいます。
それと大竹さんも猫好きのようで、HPから大竹さんの猫ちゃんを見ることができます。
ブリュートナーというピアノについては同じくPTNAのHP(ピアノの広場というコーナー)で詳しく書かれています。大竹さんの演奏もここで聴けます。
次女の伴奏 [ピアノ]
先日次女の伴奏の本番を聴きのがした・・・と書きましたが、担任の先生にDVDをいただきました。
家での練習よりはるかにうまく出来たし、本人の姿が映っていないので、ブログに動画のアップを・・・と思ったのですが、よくわかりません。
サイズが大きいので小さくしなければいけないのでしょうか?
それとmp4でないといけないようなので、変換しなければいけないのでしょうか?
Movie Casterに登録するのには成功したようです。4:00
やっとここまでこぎつけました。
途中からの映像ですが、よろしければごらん下さい。(本人は映っていません。)
(追記:11月18日) 画面を出すことに成功しました。
↑
(追記:11月20日)
音声が出てしまうのでこちらはとりあえず削除しました。登録の時に気をつけなくてはならないのですね。
娘達の伴奏の本番 [ピアノ]
昨日は長女の合唱祭でした。
そしておとといは次女の伴奏の本番でした。(学校にエライ先生方がいらして、合唱の取り組みをご覧になったそうです。)
親も行けたらしいのに、次女がプリントを見せ忘れていた上、私もチェックしていなかったので行けませんでした!
とてもショック!
次女は長女に比べると伴奏体験が少なく、めったにないチャンスだったのに・・・!
昨日他のお母様からビデオで音を聴かせていただき、よく出来ていたのがわかりホッとしました。
長女も今までよりもヴォリュームのある音が出せて、しっとりとした情感も出せてよかったと思います。
でも見ているとやっぱり男の子は得だなあ~と感じました。
「ピアノをやっている男の子」というだけで注目されるし、迫力のある音が出せるので。
合唱に関して言えば、うまいかどうかよりも、一生懸命さが伝わるクラスが金賞を取っていましたね。
学校なのでそれが当然なのですが、担任の関わり方も大事ですね。
「○回練習しました。」と言うクラスが多かったですが、一生懸命に歌いすぎて、ハーモニーが損なわれているかな、と感じるクラスも。(体育会系のノリですね。)
力の抜き方を教えてあげることも大切では・・・と感じました。
そうそう・・・三年生は「金賞該当クラスなし」という結果でした。
今日娘に聞いたら、「負けたクラスにいい思い出が残らないからじゃないの?」・・・と。
だったらはじめからコンクール形式にしなければよいのに・・・と思ってしまいました。
(今年からコンクール形式になったのです。)
勝敗をめぐって喧嘩になることを恐れてのことでしょうか?
どのクラスも頑張っていたと思いますが、同等の力ではなかったと思うので、きちんと結果を出してほしかったですね。
すっきりしない結果報告でした。
初合わせ練習 [ピアノ]
週末は長女の音楽関係で忙しかった上、PCの調子がおかしく、記事のアップ、お返事・・・できませんでした。(いつもならコメントだけでもするのですが、あまりにも重いので画面がなかなか変わらない上、すぐにエラーがでてしまったのです。)
今朝になってあまりにもブンブンうるさいので、一度電源を切ってから再起動したら非常に快調になりました。(何かのインストールかクリーンアップ作業があったのでしょうか?用語がいまひとつわからない私・・・。光プレミアムに変えてからこういうことが頻繁にあります。ウィルスチェックとかしてくれるのですが・・・)
昨日、長女は例のモーツァルトのクインテットの初合わせに行きました。
皆様プロなのでお忙しく、「せいぜい30分くらい」と言われていましたが、本当に通しで合わせたのは一回でした!
しかも昨日は某中学の創立記念式典の演奏直前という限られた時間でしたので、こちらも貴重なその時間を無駄にするのは申し訳なく、長女には「他のパートのことも完全に頭に入れて、覚えるくらい練習してね。」「どんな速さにも対応できるようにしてね。」と言っていましたが・・・、何せ反抗期の娘。しつこく言うと、「うるさいなあ~」という態度になるので、あまりしつこくも言えず、ほとんど本人任せでした。
状態の悪いMDプレイヤーでホルンの方がイタリアで演奏した・・・という録音をしっかり聴いておくように・・・と言い渡したものの、それをどれだけ聴いているのかまったくわかりませんでした。
暇さえあればモーツァルトではなく、椎名林檎ばかり聴いていましたし、この合わせ練習を録音するために購入したICレコーダー・・・思いもよらないことに使われているんですよ!
最近では椎名林檎熱も落ち着いてきて、プレイステーションの「ポップン」とかいうのにはまっているのですが、このゲームいろいろな音楽が楽しめます。CDも出ているらしいですが、「お金がもったいない」とかでICレコーダーに録音して、それを聴いているのです!(録音中静かにさせられた私たち!)ちなみにクラシック曲もたくさん入っていて、クラシック曲の時のほうがゲームのレヴェルが高くて難しいです。
ともかくこのICレコーダー・・・購入してよかったです。
昨日のたった一回の合わせ練習・・・録音しましたよ。
長女もなかなか良い感じで合わせられたと思います。
ホルンの方にも「言うことないじゃない!」と言われてしまいました。
この方はある大きなオーケストラに所属していらっしゃった方で、見かけは無愛想な感じでこわそうなのですが、実はすごくシャイな方らしいです。
長女もこのような方々とやるのは初めてなので「半年分ぐらい緊張した!」と言っていましたが、オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴットの柔らかい音色の中で、気持ちよく弾いているのではないかなあ・・・と譜めくりをして感じました。
長女は非常に気が強い子で、こういう優しい感じの曲はどうかなあ・・・と思っていたのですが、意外と向いているかなあ・・・という気がしてきました。
たった一回の合わせ練習でも、他の方々の音色によって長女のピアノの音色が大きく変えられている・・・という感じでした。
やはりこういうことは口で説明してもわからないし、音楽の力はすごいですね。
タイミングよく前日に「世界不思議発見」でモーツァルトの特集をしていて、その時代は楽器が大きな発展を遂げた時代であるということも出ていました。クラリネットも出ていましたね。
少しだけ注意がありました。
テンポがゆっくりになってしまうので、もう少し速めにどんどん先へ進むように・・・とのことでした。
これはピアノの先生の指導の一環で、長女がガツンという感じで弾いているのを矯正するために弦楽器を意識したゆっくりのテンポで練習するように言われていたせいなのです。
しかも彼女は「皆に合わせなければ」・・・という感じで演奏していました。
そのことと、一箇所「もっとガツンという感じで弾いて。」と言われました。
でもその二件とも「すぐに直せました。」とホルンの方が先生におっしゃっていました。
ピアノに関して、言われたことがその場ですぐに直せる・・・というのは彼女の長所で、これはいろいろな先生から評価されていることです。
音楽センスも評価されています。
欠点も多いですが、とりあえず音楽の道に進むわけではないし・・・、この機会を楽しんでほしいですね。
次の合わせ練習は約一ヵ月後です。
そういえば・・・上で書いた椎名林檎・・・曲の中でモーツァルトのソナタも使っています。(本人が弾いているのでしょうか?)
記念すべき500記事目でした!!
読んでくださっている皆様、いつもありがとうございます!
In dulci jubilo・・・Weihnachtsbaum(リスト) [ピアノ]
- アーティスト: Eteri Andjaparidze
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 1999/07/26
- メディア: CD
ナント!リストもIn dulci jubiloをピアノ曲にしていました。(上のCDは試聴できます!)
このCD、見かけは子供っぽいのですが、リスト作曲のピアノ曲(Weinachtsbaum)やバッハのクリスマスオラトリオなどが入ったCDです。
Weinachtsbaum=Christmas Treeですね!
リストの編曲によるIn dulci jubiloは想像していた華麗なものではなく静かなものでした!!
・・・というかWeinachtsbaumの中のはじめのほうの一曲なので、この曲はクリスマスの静かな夜を表しているのでしょうか?
最後のほうは華麗ですから。
アンダースンの有名な「橇すべり」のピアノ演奏も入っています。(カッコイイ!!)
Weihnachtsbaum
- Psallite
- O Heilige Nacht!(O holy Night!)
- Die Hirten an der Krippe(The Shepherds at the Manger) ←In dulci jubilo
- Adeste fideles
- Scherzoso:Man zundet die Kerzn des Baumes an(Lighting the Tree)
- Carillon(Chimes)
- Schlummerlied(Berceuse)
- Altes Provenzalisches Weihnachtslied
- Abendglocken(Evening Bells)
- Ehemals(Old Times)
- Ungarisch(Natale ungharese)
- Polnisch(Natale polacco)
- アーティスト: Johann Sebastian Bach, Ferruccio Busoni, Franz Liszt, Olivier Messiaen, Stefan Pontinen, Max Reger, Roland Pöntinen
- 出版社/メーカー: BIS
- 発売日: 2000/11/21
- メディア: CD
こちらは試聴できませんが、リスト以外にはバッハのBWV608のIn dulci jubilo(先日記事にしました。)やレーガー、メシアンも入っています。
Weihnachtsbaum / 2 Episodes From Lenau's Faust
- アーティスト: Liszt, Tusa, Lantos
- 出版社/メーカー: Hungaroton
- 発売日: 1994/04/18
- メディア: CD
こちらは画像もないし、試聴もできませんがNAXOS MUSIC LIBRARYで聴けました。
伴奏のオーディションと実力テスト [ピアノ]
例の合唱祭のオーディション、長女は通ったそうです。
前々記事で書きましたが、「今年は歌うから!」と宣言していた長女。
歌うのも好きなのでどちらでも良い・・・とは確かに思っていたようですが、本音はやはり「伴奏したかった。」ようですね。
オーディション、今回は先生だけでなく、クラスメイトの投票によるものでした。
課題曲は降りた子がいたため、結局希望していた子が一人になり、一応演奏はしたそうです。
自由曲の希望者が娘を含めて三人。
ピアノは音楽室の後ろにあるのですが、全員前を向いて、演奏者が見えないようにして投票したようです。
単なる人気投票にならないように・・・という配慮なのでしょうね。
ちなみにこの方式になるかもしれないと予告されていたようですが、今日いきなり決まったそうです。
長女はそのこともあって、「無理かな~?」と思っていたようですね。
とにかくめでたく決まって晴れ晴れとしていました。
私もちょっと歌うのにつきあったことがありますが、今回はレッスンでもまだ見ていただいてないし、私もほとんどノータッチ。
放っておいてもオーディションが受けられるようになったというのはうれしいことです。
いろいろと課題はありますが、それは置いておいて・・・
もう一つ非常にうれしいことがありました。
夏休み明けの実力テストが返ってきたのですが、数学がナント100点!!
久しぶりに見る点数でした。
しかも他の教科も良くて、国語が96点、理科が95点、英語が90点、社会が(ちょっと悪くて)83点でした!!
二人で「うそみたいだね~!」と言い合いましたよ!
長女の力から言えば、実力テストとはいえ、公立校レヴェルですから、それほど頑張らなくても高得点は取れるのですが・・・(自慢しているわけではありません!)・・・今後のことを考えると常にこれくらい取って欲しいし、取れて当たり前くらいでいて欲しいのですが、いろいろあってこの点数がキープできていなかったのです。
夏休みに塾の夏期講習に行って、かなり刺激を受けたせいだと思いますが、理解力はあるので、できれば塾に頼らないで、この点数をキープし、更に上を目指して欲しいのです。
しかし、長女に私の思いは伝わらず、「なかなかほめてもらえない。」とか「これだけやっても、まだやれと言われる。」・・・という感じで、やはり塾が必要なのか・・・と思っていたところでした。
私としてはそれほど彼女の力とかけ離れたことを要求していたわけではないのですが、非常にプレッシャーを感じていたようです。
久々に良い結果が出て、非常に前向きなよい感じになっている長女です。
夏休みに書いた読書感想文は今県のほうに出されているようです。
これも私はノータッチでした。(義務ではなかったし、期待もしていませんでしたし・・・。そもそもいままで、まともな感想文が書けたためしがないです。)
全く見ていないので、どんな感想文か知りたいのですが、このように2学期は好調な滑り出しです。
もうすぐ14歳の誕生日。
金木犀の香りは、誕生日が近いという合図です。
本当に思い通りにならないことが多い子育てですが、見守り続けたいなと思います。
学校の音楽会・・・親達の思惑 [ピアノ]
小中学校での音楽会シーズンに向け、どこでも伴奏のオーディションがあるようです。
長女も明日オーディションらしいです。
次女の小学校は音楽会がありません。
交流させていただいているサンラブさんのところで、学校のオーディションがいかにひどいか・・・ということで盛り上がりましたので、今日は学校の音楽会の伴奏についての話題です。
実は去年、中学の音楽会前に伴奏の思い出(子供編)という記事を書きました。
ご覧いただければわかりますが、長女の小学校のコーラス部の伴奏に関する記事で、コンクールに向けていかに苦労したか・・・というものです。
その小学校の音楽の先生はコーラス指導ではかなり力のある音楽専科の先生でしたので、伴奏譜も含め、子供に合った選曲をしてくださっていたと思います。(たとえ子供でも、実際に伴奏する子達の力に合わせた譜面だったと思います。)
譜面を渡されてからオーディションまでは適度に日数がありましたし、もちろんオーディションに通った後に降ろされる・・・なんてことはありませんでした。
常識的な先生で、音楽専科の先生としてまあまあだったのではないでしょうか?
オーディションをめぐって、母親達の間でいろいろ噂はありました。
例えば、年の近い3姉妹がいたのですが(末のお嬢さんが長女より一つ上。)、三人とも違う先生にピアノを習っていて、それぞれがかなりな実力者。何でも朝登校前に練習してから来るのでいつも遅刻寸前と聞きました。皆、当然のようにコーラス部、音楽会の伴奏をしていましたが、そのうちの誰かが(私は知りませんが)、選ばれなかった時に、お母様が「どうしてうちの娘が伴奏じゃないのですか!?」と怒鳴り込んだ・・・ということです。(三人ともピアノがうまく、お習字もうまく、中学受験しています。お母様はかなり教育熱心でした!)
そういうことが噂になるので、私は親としての欲望〈わが子を目立たせたい、という)をさらけ出すのは恥ずかしいなあ、と感じていました。
でも、実際のところどうなんでしょう?
私だって娘が伴奏者になればうれしく、誇らしいわけですし、他の親も音楽会でリコーダーやピアニカなどの「その他大勢」になるより、鉄琴や木琴などの「目立つ楽器」になってほしい・・・と思うものです。
私自身は、中学の時は伴奏を三年間しましたが(習っている人が少なかったのでオーディションなどありませんでした。)、合奏では常に「その他大勢」でした。
特に小学校の「鼓笛隊」(運動会)では・・・5~6年生がやるのですが・・・私は5年の時はリコーダー、6年の時はピアニカでした。(ピアノが弾ける・・・という理由で。)
バトンガール、憧れでした!(運動神経が鈍かったので、候補にもあがらなかったのでしょう。)
せめて「ベルリラ」をしたかったのですが・・・。
まあ、それは置いておいて・・・運動が得意な子の親はわが子が選手リレーに選ばれて欲しい・・・と思うものですし、運動会で人目も憚らず応援するものです。
そう思えば、あとあと恥ずかしいと思ったとしても、「わが子を目立たせたい!」「一番良く見える最前列でわが子の晴れ姿をビデオに収めたい!」と思うのは親として、ごく当たり前の感情なのではないでしょうか?
そんな親達が「是非ともわが子を伴奏者に・・・!」と思うのです。
長女は幸いなことに、小3の時から伴奏者としてのキャリアを積んできました。合唱コンクールの伴奏もしたので、いろいろ勉強させていただいた、と感謝しています。
小6で転校した時は、正直言って子供より私のほうががっかりしていたと思います。
あのまま行っていたら、「伴奏者としてのキャリア」を更に積むことになっていたからです。
田舎でしたし、中学に行っても「伴奏ができる○○ちゃん」としてやっていけるだろうし。
転校先の学校の音楽会やコンクールで「伴奏したい。」と思っても、その学校の「うまい子」がいて、とても無理ではないだろうか、と思いました。
勝手にその「うまい子」と伴奏をめぐってトラブルになるシチュエーションを想像したりしていましたが・・・こちらの小学校、音楽会もコーラス部もありません。
拍子抜けしました・・・。
しかし、長女は他にライバルになるような子がいなかったおかげで、小学校の学習発表会の学年合唱と卒業式の伴奏をすることができました。(卒業式は体育館が非常に寒く、式典だったこともあり手袋もしていなかったので、手がかじかんでひやっとするミスがありました。)
ちなみに次女は同じクラスに音楽の時間に常に伴奏を任されている子がいたりして、なかなか大役はまわってきません。この小学校には音楽専科の先生がいらっしゃらないのですが、授業中の伴奏を子供がしたりします。次女は伴奏体験があまりなくて、気の毒です。
再び長女ですが・・・去年の中学の合唱祭、伴奏はさすがに慣れたもので、ソツなく安心できる弾き方ではありましたが、初々しさがありませんでしたねえ!
他の子たちは、長女と比較して(上級生でも)それほどうまくなかったりするのですが、「一生懸命弾いている」というひたむきさが素敵だなあと感じさせられました。
又、ベースをしっかり弾けている子は(たとえ下手でも)「うまい」と感じました。
うちの長女はいつもそうなのですが、音にヴォリュームがありません。
ソツないけれど、物足りないのでそこのところが今後の課題でしょう。
しかし、途中で失敗して止まってしまうと歌い手は不安になるので、たとえ失敗しても(大きな失敗は滅多にないのですが)適当にごまかして弾き続けるその才能は、わが娘ながらあっぱれです。
さてここからが今日の本題・・・・
このように伴奏者としてのキャリアを積んできた長女・・・
一学期から伴奏に燃えていました。
一学期は合唱祭ではなく、小規模の音楽会みたいな取り組みがあったのですが(今年初めてだそうです。)、一生懸命に練習していました。
お友達のお母様に聞いた話では、他の子に負けないように頑張っているらしかったです。
これは意外!
気が強い子ではありますが、何が何でも伴奏したい・・・という感じではないからです。
何が何でも伴奏・・・という子も結構いますよね。
合唱祭のオーディションに向け、一学期に楽譜をもらい練習していましたが、最近「今年は歌うから!」とわざわざ宣言していました。
私が「伴奏者になれるように頑張りなさい!」と言ったことなど一度もないのですが、心の中で思っていることが娘にも伝わっていたのか・・・と思い焦りましたが・・・、アルトパートが非常に弱いので、自分がアルトを歌いたいのだそうです。
今年からコンテスト形式になるので、勝ち負けがあります。
体育祭には燃えない長女ですが、合唱祭には燃えるのですね~!
冷めているような娘でも燃えるものがあるのはいいことです。
長女はコーラスでもソプラノよりアルトのほうがおもしろくて好きだそうです。
振り返ってみると、私は高校からは「目立つパート」にいることが多かったです。(オケでは1stViolin。コーラスではソプラノ。)
様々な音楽活動を振り返ると、一緒に音楽をやっていて頼もしいと思えるのは、低音パートで支えてくれる仲間でした。
「音が取れないからソプラノ」「主旋律で楽だからソプラノ」・・・コーラスをやっていてもリコーダーをやっていてもソプラノをやりたがる人は多いです。
「高い声が出ないから・・・」と本来はソプラノでもメゾやアルトにまわる人もいます。
前にもコーラスの人間関係の大変さ、特にソプラノの人の気の強さについて書きましたが、音楽仲間としてどちらが楽しいか、と言ったら低音パートの方々です。
長女もそういう楽しさに目覚めているとしたら、たとえ伴奏者のような「目立つ存在」でなかったとしても、それはすごく喜ばしいことなのではないかなあ、と感じています。
・・・とそのように感じ始めていた矢先・・・、「やっぱり声の調子が悪いから伴奏のオーディション受ける!」・・・と長女。
昨日の「エレキギター」の記事で書いたように、このところ椎名林檎を歌いすぎて(かなりハードです!しかし難しい音程を取れる上、巻き舌がうまくて感心します。)、声がハスキーになりかけたようです。
長女のコンサートの心配 [ピアノ]
以前、長女にコンチェルトの話がある、と書きましたが、そろそろ本腰を入れなければならなくなってきました。
プロの方々と共演させていただけることになり、長女にとっては二度と経験できないであろうチャンスです。
ピアノの先生が「コンチェルト」とおっしゃっていたので、ピアノコンチェルトを想像していましたが、正確にはピアノと管楽器のクインテットです。
曲目はMozartのクインテットK.452で娘が弾くのは2楽章です。〈9分近くかかります!)
MDをお預かりしているのですが、再生できるものをいまだに購入していないので聴いていません。
でもNAXOS MUSIC LIBRARYでいろいろな音源を聴くことができ、助かっています。(・・・といっても本人はほとんど聴いていません。)
昨日聴いたのはこちら。
Mozart: Piano Quintet, K452; Adagio and Rondo, K617; Beethoven: Quintet for Piano and Winds, Op. 16
- アーティスト: Jozsef Vajda, Tamas Koo, Bela Kovacs, Ludwig van Beethoven, Wolfgang Amadeus Mozart, Imre Kovacs, Jeno Kevehazi, Jozsef Kiss, Jeno Jando, Gyorgy Konrad
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 1994/02/15
- メディア: CD
Mozart: Music for Piano and Wind Quintet
- アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart, Berlin Philharmonic Wind Quintet, Stephen Hough
- 出版社/メーカー: BIS
- 発売日: 2000/10/17
- メディア: CD
- アーティスト: James McKay, James Campbell, Ludwig van Beethoven, Wolfgang Amadeus Mozart, Friedrich (composer) Witt, James Sommerville, James Mason, Anton Kuerti
- 出版社/メーカー: CBC
- 発売日: 2000/12/26
- メディア: CD
こちらはi Tunes Music Storeで試聴したものです。
Mozart: 16 Lieder; Piano Quintet K. 452
- アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart, Philharmonic Wind Orchestra, Walter Gieseking, Elisabeth Schwarzkopf
- 出版社/メーカー: EMI
- 発売日: 2006/06/06
- メディア: CD
昨日はコンサートのチラシをいただいたのですが、リトルピアニストとして長女の名前が出ていました!(リトルピアニストというには老けすぎています!もうかわいい感じではないし。)
しかもこのコンサート有料なんです!(大人2000円、高校生以下1500円!)
チケットが10枚くらい同封されていましたが・・・これはノルマということでしょうね、きっと・・・。
市外で開かれる演奏会で、ここから車で1時間はかかる場所。
よほど好きな人でないと来てくれそうにないし、お友達を誘おうにも子供だけで来てくれとは言えないし・・・、おまけにここでの暮らしはまだ3年目なので知人もそんなにいないしね~!!
ノルマだとしても売るわけにはいかないですね~!
今考えているのは担任の先生や部活の先生をご招待する、ということ。
後は母と義母を呼んだりすること。(本番前に家に来られると困りますが・・・。←練習にならないため。)
昨日姉に言ったら、「行こうかな。」と言ってくれましたが、遠くから来てもらうので姉とはいえ売れませんねえ!!
ああ、何だか音大を出た後にリサイタルを開く人の親になった気分です~!(大袈裟??)
それと衣装も気になりますね~!!
クリスマスの日なので何がいいかな~?
夏の発表会やコンクールで着ていた黒いドレスでも良いでしょうけれど、大人っぽさが強調されてしまうので(ただでさえ同級生の中でも大人びた表情の子なのに、それを着るともう大学生くらいに見えてしまうのです!)
リトルピアニスト・・・というからには、ちょっと可愛い感じにしないとねえ!
又共演する方々はプロの方々で、本当に滅多にないチャンスなのですが、皆様お忙しいので、そうそう合わせる時間は取れないようなので、家での練習・・・私が他のパートを演奏して付き合うしかないかなあ、と考えています。(それを何の楽器でやるかが問題なのですが・・・。リコーダーでも出来そうですが音域が足りなくなりそうなのでヴァイオリンでやることも考えています。まあ、歌ってもいいですが。)
今はいいのですが、直前になったら気を揉まなくてはならなくなるのでしょうね!
Pavan to The Earl of Salisbury(William Byrd) [ピアノ]
私が行っていた高校の音楽室は独立した建物です。
現在の建物は私が在学中(3年生の時)に新築されたものでそれもすごかったのですが、母が在学していた頃からあった音楽室もなかなかよかったです。これも独立した建物でしたが、ピアノ練習室がいくつかあり、音大に進学する子以外も休み時間に練習していました。
しかし、肝心のピアノ自体はボロくて、音大進学希望者はそんなに使っていなかったように記憶しています。
その中でも一番古くて小型のピアノがありました。
色も茶色で、彫刻が施されていて、何となく優雅な感じでした。
音はあの古いピアノ特有の音で、良い状態とはいえなかったのだと思いますが、私は愛用していました。
そのピアノを弾く時に、決まって弾いていた曲があります。
それはWilliam Byrd(ウィリアム・バード)の"Pavan to The Earl of Salisbury"(ソールズベリイ伯爵に捧げるパヴァーヌ)という曲でした。
この曲は当時家にあった姉の楽譜で知りました。
今でも出ていますがカワイのグレードにも使われる「ピアノのステージ・Bです。
この楽譜の素晴らしいところは、選曲だけでなく、音楽史を曲を通して実感できる点にあると思います。
この曲を、その古ぼけたピアノで弾きながら、私の心はエリザベス王朝にトリップし、ヴァージナルを弾いている気分でした。
当時ヴァージナルの音を聴いたことはありませんでした。
楽譜に載っている写真を見て、思いを馳せていたに過ぎませんが、古ぼけたピアノはそのイメージに近かったのです。
こちらのCDではハープシコードのようですが、雰囲気は出ていると思います。♪(試聴できます。)
又こちらのサイトではピアノ楽譜を見ることが出来、MIDIとMP3の演奏を聴くことができます。 ♪
こちらからは金管五重奏の楽譜とそのMIDI演奏を聴くことができます。 ♪