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さくら横ちょう(中田喜直) [声楽]

新しく手に入れたCDをじっくり聴きたいけれど、歌の本番のために意識を集中しなければならなくなってきました。
ものすごく難しい曲というわけではなくても毎月のように日本歌曲の新曲というのは結構きついものが・・・。
楽譜を見ても良いのですが、気分的になしで歌いたいです。

今回歌うのは「さくら横ちょう」。
”桜横丁”でも”さくら横丁”でもなくて、”さくら横ちょう”なのですね。
なぜ”丁”がひらがななのだろう・・・と思ったりして・・・。
この曲は中田喜直と別宮貞雄の2曲が有名ですが(他にもあるかも?)、今回歌うのは中田喜直のほうです。
詩は加藤周一のものです。

別宮貞雄のより中田喜直のほうが歌いやすいと思っていましたが、いざ歌ってみるとこちらもなかなかくせものです。
♪・・・その後どう、しばらくねと言ったってはじまらないとこころえて、花でも見よう~~~♪の♪花でも見よう~~~♪の伸ばすところ、私の楽譜ではミ-ド-ミ♭-ド♭-レ-シ♭-ド♯-ラ-ド-ラ♭-シ-ソ-シ♭-ソ♭と下降してくるのですがここは特に練習が必要ですよね。
気がつくと違うはずの音が同じに聞こえてしまうこともあって・・・。
ここの部分は無伴奏なのですが、ちゃんとソ♭で終わらないと、次の伴奏ありの♪・・・春の宵~♪も同じソ♭で始まるのでかっこ悪くなってしまいます。
ほぼソ♭で終わることはできているのですが、よくよく聴くと怪しいです。
とにかくソ♭で着地(?)できれば途中はご愛嬌かなあとは思いますが(いい加減??)正確な音で歌いたいですね~。
それにいかにも正しい音にはめようと四苦八苦しているところは見せたくないですね。
ここは桜の花びらがはらはら落ちてくるイメージでしょうか。

この曲を初めて聴いたのはある音楽セミナーでした。
高校生の子が歌っていました。
同じセミナーでその子は前の年には声楽を始めたばかりでイタリア古典歌曲から"O cessate di piagarmi"をえっちらおっちら歌っていました。
次の年は音大受験勉強が本格化していて(この時はもう高3だったでしょうか。)、かなりうまくなっていましたが、「さくら横ちょう」は四苦八苦して歌っていましたね。
東京藝術大学をめざしているようでしたが、(かなり無理っぽい)と正直思いました。
その後どうなったか知りませんが、藝大は無理でも有名音大には入れたと思います。

・・・でCDもなかったし、自分も歌う機会がなくてその子が歌った「さくら横ちょう」で長いこと耳に焼き付いていました。
別宮貞雄のほうは最初から鮫島有美子さんで聴いていましたので良かったのですが。

一番参考になるのは米良さんのこちらのCDですが、米良さんが歌っている調は私のより半音低いです。
(「さくら横ちょう」も2曲入っています。)

うぐいす~ 米良美一 日本を歌う

うぐいす~ 米良美一 日本を歌う

  • アーティスト: 團伊玖磨,早坂文雄,林光,中田喜直,北原白秋,佐藤春夫,谷川俊太郎,加藤周一,小倉貴久子,バール(グニラ・フォン)
  • 出版社/メーカー: キング・インターナショナル
  • 発売日: 1997/07/16
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

聴けば聴くほど(うまい~!)とうなってしまいます。

この曲、加藤周一の詩ですが、男性の気持ちを歌ったものなのでしょうか?
何となく女性の気持ちかなと思っていましたけれど。
♪その後どうしばらくね♪と言うのは女性っぽいような気がするし。

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唱歌「富士山」はヘンデルっぽい! [声楽]

前も気になっていたことを最近思い出しました。
そのことが気になって気になって仕方がありません。

唱歌「富士山」(正しくは「ふじの山」らしいです。)の最後がヘンデルっぽいということです。
わかりやすい例で言えば得賞歌(この字で良いですよね?)で有名なあの「ユダス・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の最後が同じなのです。
調性は違うのかもしれませんが(確認しないと書けないのですが。)両方とも♪ファミレードド~♪みたいなパターンですね。
私の手持ちの楽譜のピアノ伴奏の和声がよりヘンデルっぽいように感じるのです。
わかりやすく動画を貼り付けようかと思ったのですが、今のところカラオケ伴奏みたいなものばかりです。
ヘンデルの曲ではほかに"Ombra mai fu"の後奏も同じようなパターンです。
・・・でそこがヘンデルらしさの一つかなあなんて思います。

「富士山」は私の母が大好きな曲なのですが、私は長年この曲に抵抗がありました。
いかにも”国威昂揚”の曲と言う感じがして。
今はヘンデルっぽいところから結構好きかもしれません。
この曲は作曲者不詳ですが、作詞は巌谷小波だったのですね。
唱歌は讃美歌の影響を受けているものが多いのですが、「見よ勇者は帰る」も昔から讃美歌として歌われていますので「富士山」に影響を与えているのかもしれません。
このあたりのことは研究書がありそうですが、インターネット上では今のところまったく情報がないと思います。


どなたか「富士山」をよりヘンデルらしく編曲してくださらないでしょうか?(笑)



2013.2.14追記

動画を二つ貼り付けていましたが、削除されていたためこの記事から削除しました。





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Pie Cantiones~Gaudete [声楽]

前の記事でPie Cantionesの"Gaudete"が話題になりました。
2年前のクリスマス特集の時に私がはまった曲です。
YouTubeからどれを選んだら良いか悩みましたが、混声合唱版を載せることにします。


これも悪くはないし素敵ですが、もっと小編成の声楽アンサンブルでノリノリの古楽バンドの演奏で楽しみたい曲です。
そうそう、Liberaファンの皆様、Liberaもよく歌っていますよ。
私が今のところ一番気に入っているのはThe Sixteenの演奏です。(リンク記事から試聴できます。)

歌詞を検索したらこちらにありました。
とても古い曲ですが、中世のハーモニーが病みつきになりますし、プログレッシブ・ロックがお好きな方にも気に入っていただけそうなリズム感のある曲だと思います。
上のYouTubeは”大真面目に”演奏しているヴァージョンで特にノリノリの団体ではないのですが、それでも自然にノレてしまえるところがありますよね。

一般の人が演奏したいなあ・・・と思う場合は仏壇のお鈴とか念仏に使う鉦などもなかなか良い感じで使えるのではと本気で考えています。
冗談ではなくて本気です。

実は太鼓が欲しい私です。(いろいろと使い道が・・・)
夫のスネアドラムもあるのですが、私が欲しいのは中世(ルネサンス)の太鼓とかフォルクローレの太鼓みたいなやつです。
まあ予算の関係で当分買えませんが、安いうちわ太鼓(日蓮宗や天理教などで使うらしいです。)ならすぐにも買えるので考えています。
その手の太鼓もGaudeteの演奏によいかもしれません。



ところで風邪のほうですが、飛躍的に声が出るようになりました。
一昨日耳鼻咽喉科に行ったのですが、やはり内科とは違いますね~。
症状を説明して、内科でいただいたお薬を言ったのですが、薬の名前で覚えていたのが漢方薬だけだったので、漢方しか処方されてない印象を与えたのでしょうね。
「え、漢方?なぜ漢方を?」と言うように言われました。
そこには3年ほど前に行ったきりなのですが、アレルギーテストを受けていたこともあって、今回の症状も風邪だけではなくアレルギーが関係しているとのことで薬を処方されました。
この先生はお薬が強い・・・ともっぱら評判の方です。

クラビット錠、エンピナース・P錠、ムコソルバン錠、セレスタミン錠、リン酸ジヒドロコデイン散・・・と5種類も出ています。

今回耳鼻咽喉科に行ったのはさっさと声を使えるようになりたい、歌える声を使えるようになりたいためなので、先日の内科に不満があるせいではないです。
内科に行ってもそれなりの処方に変えてくれたと思いますが、今回は風邪の症状はかなりよくなったのであとは声のために・・・ということで選びました。

今回はついに言ってしまいましたよ~。
「歌わなければならないので・・・。」って。
先生は怪訝そうでした。
「まあ一週間もあれば治るだろう。」とのことでしたが、普通に歌えるようにというレベルの話ではなく高い声もコントロールできる歌い方ができる状態になれるかどうかは微妙ですね。
何しろ普通の耳鼻咽喉科の先生なので。
まあでも飛躍的に改善していますので期待はできますが・・・。
咳はおさまってきていますがまだまだです。

今週末は予定を大幅に変更して休養します。















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Corde natus ex Parentis(Of the Father's love begotten) [声楽]

朝方とか就寝前の咳はひどいのですが、昼間は大したことがないような気がします。(家の中では)
昨日はまだ薬が残っていたので結局家でゆっくりしてしまいました。
今日こそはクリニックに行きます!

それと春に参加しようと思っていたコンサートが初夏に延期になったようで内心ほっとしています。
今度の春はいろいろあるので準備をする気分になれるか心配でしたので。
でも初夏の頃もまたいろいろあるので忙しいです。

さて・・・とうとう12月になってしまいました。
もうおとといからAdvent(待降節)ですが、私の頭の中を流れているのは"Corde natus ex parentis"というグレゴリオ聖歌。
私の手持ちの讃美歌だと古いほうにはグレゴリオ聖歌とあるし、新しいほうには単旋律聖歌とあるのですが、グレゴリオ聖歌と言い切って良いのでしょうか?
Aurelius C. Prudentius(348-413?)による詞で、以前この曲についての記事を書きました
英語では"Of the Father's love begotten"でこちらでラテン語と英語の歌詞の比較ができます。
日本語だと「世の成らぬ先に」という題なのですが(讃美歌に載っているものは)、私はラテン語が一番好きですね。
静かな明るい喜びに満ちた曲で何度聴いても歌っても好きですが、プロテスタント教会ではどこでも歌うわけではないし・・・私は昔聖歌隊でよく歌いましたが・・・日本のカトリック教会ではよく歌われるのでしょうか?
・・・というわけで、日本では教会やキリスト教主義の学校でも一般的ではないクリスマスの曲だと思います。
ましてやそういうところと接点のない方には聴いたこともない曲のはずです。

私のイメージでは修道士ばかり(当然男性)の無伴奏の一糸乱れずのユニゾン(斉唱)で聴きたい曲ですが、そういう動画はなかったのでイメージに近い演奏を・・・。



高校の合唱のようです。
しかも混声です。
でも出だしのところがイメージに合っています。
混声になっても良い感じ。
英語ヴァージョンですね。



こちらはイギリスの教会(BBCで放送されたものなので英国国教会かと思いましたが、アッシジの聖フランチェスコ教会という字幕が出てきたのでカトリックかも?)での市民コーラスみたいなものでしょうか?
オーケストラの伴奏がついて華やかですが、これもなかなか良い感じです。
会衆と共に歌っているところ、コーラスだけが歌っているところがありますね。(コーラスのみのところは無伴奏ですね。)

YouTubeではたくさん出てきますね。
このように欧米ではお馴染みのクリスマスの曲なのです。









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また風邪をひきました。 [声楽]

ひとつ本番が終わったと思ったらまた風邪をひきました。
随分気をつけていたのですが。

朝起きたらいきなり気管支がむずむずしていたし、喉の辺りがバリバリになっていました。
痰が絡んでいるのですね。
今日のすとんさんののど飴の記事のコメント欄でも話題になっていますが、私たち歌う人にとっては新型インフルエンザよりも声帯がやられたり気管支炎になるほうが怖いです。
今日も忙しいので”朝一”でクリニックに行ってきましたよ~。
最近行きつけにしているところなのですが(・・・と言ってもせいぜい年に1回程度なのですが。でも今年はすでに2回目!)、ここの先生に診ていただくとすぐに治るような気がします。
雰囲気的に”医学オタク”(医者なのだから当たり前でしょうか。)みたいな感じでよく喋る先生です。

さすがに今回は次の本番が近いこともあって「歌わなければならないのでさっさと治したいのです。」と言ってしまいました。(笑)
こういう状態だと(耳鼻咽喉科のほうが良いかな?やっぱり内科かな?)と悩むのですが、やはり(風邪のほうがメインだろうから内科にしよう。)ということでそこに行ったのですね。

今回は前回も処方してもらった漢方薬(ツムラ麻黄湯)と鼻水に効くアレグラ錠に加え、痰を切るためのムコダイン錠を処方していただきました。
のどにばい菌がついているわけでもないし、まだ軽症のようなので、これで様子見ですね。
熱も35.2度で平熱です。

漢方薬って即効性がないという話ですが、案外早く治っているように感じます。
同じ漢方薬でも以前別な病院で別な漢方薬を処方された時はそうでもなく治るのに時間がかかりましたが。
この麻黄湯って体を温めてくれるのですが、今年は生姜を使ったお料理(主に豚汁)をしょっちゅう作っているような気がします。(体を温めたいので)
同じ理由で美味しいオニオングラタンスープを毎日でも食べたい気分です。(カロリー高いけれど。)

特に大きな本番というわけでもないけれど、自分にとっては大きな本番ですし、しかもそのひとつは依頼されているものなのでばっちり治さなければなりません。
明日は練習日ですが、歌うのを控えないといけないし、皆にも染すわけにはいきません。
まあ今までばっちり練習に参加していましたので皆に迷惑はかけずに済むという自信はあります。
風邪さえ治れば・・・。

それにしてもこの程度だったら昔は合唱の練習に参加していたのですが(とりあえず歌えないことはないので)、今はそんなことは恐ろしくてできません!








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クリスマスらしい歌 [声楽]

もう11月も終わりになってきましたね。
気分は年末に向かっています。
先日ある方からメールで「Ceciliaさんのブログはそろそろクリスマス特集に入るのでは?(笑)」というようなことを言われました。
それは10月の段階だったかもしれません。

NMLで聴けるクリスマスのCDは去年から更に増えていてもうどれを聴いたらよいのかわからない状態に。
国ごとに愛されているクリスマスの曲の微妙な違いなどがわかって楽しいし、伝統的なコラールを有名な作曲家たちがどのようにアレンジしているのかを見るのも楽しいです。

そろそろいろいろ聴いて記事を書きたいです。
・・・ですが、いろいろと忙しくてじっくり聴く暇がありません。
聴くには聴いても一曲を繰り返して聴いたりが多く、去年一昨年のように1日につき1枚を聴いて毎日記事を書くのは難しいですね。
12月後半はもう少し暇になるのですが。

今までさんざん記事で触れてきた"In dulci jubilo"です。
日本だと教会とかキリスト教主義の学校くらいでしか聴く機会がない曲だと思いますが、バッハもブクステフーデもシャイトもリストも・・・とにかくいろいろな作曲家がアレンジしていてヨーロッパでは広く親しまれているキャロルです。



King's College Cambridgeの聖歌隊の演奏ですね。


ところで高齢者施設でクリスマスらしい雰囲気の曲を1曲歌ってと言われたのですが、何にしようかと悩んでいます。
先日から言っている慰問とはまた別口なのですが・・・。
曲は「アメイジング・グレース」でも「アヴェ・マリア」でもいいと言われたので、"O Holy Night(さやかに星はきらめき)"でもいいかなあと自分では思うのですが・・・。
「アメイジング・グレース」って私としては結構歌いにくくて難しいし(崩した感じにするのが難しい!)。
この手の曲は原語(または英語)でもいいですよね~?
クリスマスとは無関係でももちろんよくて日本歌曲なら「ペチカ」など・・・というお話です。
悩んでしまいます!







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生徒に自信を持たせてくれるレッスン [声楽]

昨日はピアノのペダルに関して自信がないということを記事にしました。

自信がないと言えば自分がやっている音楽はすべて自信がないですけれど(それでもある程度は自信があるけれど・・・)、声楽の先生はたぶんほとんどの方が生徒に自信を持たせてくれるような指導をしてくださるのでは・・・と思っています。
少なくとも私が指導していただいた複数の先生は皆そうでした。

まずピアノの先生から言われたような「汚い音!」というようなことは言われたことがないです。
私は自分の声には自信がないですけれど「もともときれいな声なのね。」というように言われました。
まあ別な視点から解釈すると「もともと持っている良い声に頼りすぎて使うべき機能を使って発声していない。」ということになるのですが。
基本的にどの先生からも「きれいな声だ。」と言っていただいたように思います。
「汚い声」なんて言われたら、萎縮して歌えそうにもありません。
「なにくそ!」と思う人は思うのでしょうか?

また「うまい。」と言っていただいたことも一度や二度ではありません。
本当に私はうまかったのかどうかわかりませんが、こう言っていただけると本来の自分以上になれるような気がします。
やっぱり褒め言葉って大切ですね。
上手に褒めた上で指摘すべきところを指摘できる先生が良い先生なのだと思います。

そういえば「君はきれいに歌おうとするところはあるけれど・・・」ということを言われたことはありますね。
その時は意識が発声にしか向いていなかったのですが。

でも声楽レッスンでボロクソに言われたことがないので皆そういうものなのかと思っていました。
そうでもないのかもしれませんが、ピアノレッスンほどではないと思っています。

このあたりのことは声楽の先生いろいろ・・・という記事を以前書いたことがありますね。
同じようなことを書いているのですが。
ついでにピアノの先生いろいろ・・・という記事も書いていますが。


もちろんピアノレッスンでも自信を持たせてくれるレッスンはたくさんあると思いますが、私が経験する限り(自分が受けたレッスンと娘達が受けたレッスン)声楽とピアノを比較するとこういうことになるのです。



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パート決めの判定は大変 [声楽]

指導者のいる合唱団なら「あなたはソプラノ」とか「あなたはアルト」・・・などのように決定してくれるのである意味楽ですよね。
本当はソプラノが歌いたいのにメゾやアルトと決定されてがっかりする人も多いのだと思いますが、指導者の言うことには普通は逆らえない(?)ものなので、全体から見るとそれで良いのだと思います。
ただ実際問題、その指導者が声のことを本当によくわかっていて決定してくれるなら良いのですが、本来ソプラノなのにメゾやアルトにまわってもらう・・・なんていうこともよくあることなのですよね。
こういう場合「あなたの声は本当はソプラノなのだけどアルトにまわってもらえませんか?」みたいに言われればまだしも、問答無用で「あなたはアルト」と言われてしまうことも多いのでは?
昨日聞いた話では「体格の良い人は低い声で小さい人は高い声・・・」・・・本当??
そんなことはないような気がするけれど・・・。
もちろんソプラノが良くて、アルトやメゾはつまらないというわけではないし、主旋律よりそちらのほうが好きという”合唱人”の方も多いですよね。
”合唱人”であることに生きがいを感じている人ばかりなら良いのですが、日本ではは”本来ソプラノ”の人のほうが多いし、指導者がいない場合はパート決めに苦労しますよね。
しかも合唱慣れしてない人なら「主旋律を歌いたい。」と思うのが普通ですから。
なぜかと言えば主旋律はわかりやすいからですよね。
これも合唱の編曲によりますが、主旋律を各パートに振り分ける場合と、最高音パートであるソプラノだけ(あるいはテノールだけ)に担当させる場合があります。
「主旋律を歌いたい。」人には高すぎる編曲もあったりしますよね。

・・・ということで合唱での話をしましたが、合唱なら普通はどのパートもある程度人数がいるので音がわからなくても皆と練習ができますが、私がやろうと思っている少人数アンサンブルでは各パートが一人・・・多くても二人です。
「パート練習は家でやってきてね。」で済めば良いのですが、中には声楽・合唱経験のない方もいて、その方に配慮する必要もあるのです。
それに他の歌のメンバーは基本的にソプラノ・メゾに偏っています。
・・・で経験のない方にアルトを歌っていただければありがたいのですが、まず誰も頼らずに音取りできるレヴェルになるまで一人でそのパートを担当するのは無理でしょう。
しかもそれぞれが「こんな曲やってみたい!」と持ち寄って練習しているのですが、いきなり歌いだすところは皆ソプラノ!(爆)
私は面白半分でアルトパートやメゾパートを初見で歌ったりはしますが、内心(私も自分のためにはソプラノ歌いたい。)とか思っていますからね。(笑)
一体誰がパート決めの判定を下すのでしょうか?(笑)
私は・・・嫌だなあ・・・。
リコーダーアンサンブルの時もソプラノ・アルト・テナー・バス・・・を決めるのが大変でした。
こちらの場合は持って生まれた声の質は関係なかったけれど、手が小さいので・・・と言われればソプラノになってもらうしかないし、「アルトの指使いに慣れるのが大変・・・忙しいし・・・。」と言われればそれまででした。
こちらも皆で合わせるレヴェルになるまでが大変でしたが、今の少人数アンサンブルはぱっと見て歌える人とそうでない人がいるので練習方法を考える必要があります。
楽器経験があったとしても楽器と歌とでは勝手が違いますよね。
かと言って毎週毎週練習できるわけでもないので、短期間に効率よく練習する必要もあり、音取りにばかり時間を割くわけにはいきません。
とりあえず、昨日は主旋律以外の2パートを全員で音取りしました。
誰が欠けても本番に臨めるようにする必要もあるし。

それとこのグループは独唱もするし楽器もするし・・・になる予定です。



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中山悌一さん [声楽]

中山悌一さんが亡くなったそうです。

彼については新聞などに出ていることくらいしか知りませんが、私の先生のお一人は中山さんのお弟子さんなので、私も”孫弟子”になるわけで親近感を感じていました。(勝手にですが。)

朝日新聞の訃報欄を見るとゲルハルト・ヒッシュに師事・・・とあるので、私はその”ひ孫弟子”になるのでしょうか?

(中山さんに師事した人は結構多いので書いています。孫弟子も相当な数でしょうね。)

更に訃報欄で故三宅春恵氏と共に二期会を創設・・・とありました。
二期会の偉い方だとは思っていましたが創設した方だったのですね。
しかも三宅春恵さんと言えば米良さんに日本歌曲を教えた先生ですね。
米良さんを知るまで三宅春恵さんのことも詳しくは知らなかったのですが、米良さんを通してより深く知りたいと感じている方です。
・・・で中山さんの話に戻りますが、私が素晴らしい声楽家だと感じている方(先生も含め)で中山門下は多かったですね。

ご冥福をお祈り申し上げます。


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ピアノが使える練習室 [声楽]

音楽関係の友人が私の住む市内に来る用事があったのでついでに練習できたらいいかなあと思って練習室を予約しようとしました。

先日使った楽器店の練習室を借りるには30分500円が10枚の券を5000円出して買わなければならず、あれば今後使うけれど痛い出費なのでそれはやめました。
しかも二人で行ったら2倍の金額になりますしね!(要するに一人の負担が減るわけではないのです。)

友人達と市外(私の住むところから遠い!)で合わせる時、楽器店の練習室ではなく、当然のように公共の施設を借ります。
それに数ヶ月前の本番のためにはやはり離れた市の練習室を個人で借りました。

以前住んでいたいろいろな市で公共の施設の練習室を個人で借りていたことはありましたが、今のところでは個人で借りたこともなく、ちょっと借りてみようと行ってみました。
もっとも借りようとしたのは初めてではなく電話で問い合わせたこともあったのですが、「当日に言われてもだめ。前日まで言ってくれ。」という話でしたので、今回は前もって行ってみたのです。

最初に行ったのは市の中央公民館ですが、ピアノが使えるのは大きなホールともう一部屋。
もう一部屋のほうはコーラスで使ったことがありますが電子ピアノです。
別に電子ピアノでも良いのですが、個人には貸してくれないのだそうです。
グループであることが要求され、しかも館長と話し合う必要があるとか。
こんな話は初耳です!

・・・というわけでもう一箇所の候補である文化会館に行ってみました。
ホール以外にピアノがある部屋は一部屋ですが、サークル活動が入る中央公民館と違い、その部屋を練習に使う団体があるとは思えません。(聞いた限りでは。)
でもここもグループではないとだめということでした。

そしてもう一箇所・・・そこはだめだということが明らかでしたが(ピアノは確かホールとロビーにしかないので。)、ダメモトで行ってみました。
やっぱりだめでしたけれど。

私の住む市にはほかにも公民館(最近はコミュニティーセンターとか言っています。)があるのですが、行ってみないとわかりませんが、ピアノがあるところとないところがあり、やっぱりグループでないとだめなのだろうと思います。(コーラスで使ったところが二箇所ほどありますが。)

・・・というわけで二人や三人程度でちょっと合わせたい時に使える場所というのがなくて困る・・・という話題なのですね。
先日使った5000円チケットのところではなく、市内の近場にある楽器店のほうは最近会員登録が必要になってしまって2500円払わないといけないのですね。
まあ一度払えばずっと有効なのですが、自分は仕方がないとして、遠くの人を呼んで練習したい時に困るのです。
一人が会費を払っていれば良いというわけではなく、全員が会員である必要があるそうなので。
滅多に使わないかもしれない練習室の会費を払いたいと思う人はほとんどいないでしょう。
ちなみに平日は1時間1200円、土日祝は1時間1800円です。
個人練習は1時間800円と安いですが、伴奏者がいたら個人扱いにはならないでしょうね。

家で練習できたら良いのですが、もろもろの理由から家を使いたくないのですね。
音量の問題もあるし、家が片付いていないと嫌だな・・・というのもあるし(笑)、家族が家にいたら難しいですよね!
離れみたいな部屋で、家族にも気兼ねなくできて・・・というのなら良いですが。

1200円、1800円というと公共の施設の練習室なら3時間~4時間は使えるところもありますよね。
今友人達と練習で使っているところは900円で4時間使えるのですが、それは激安の部類だとしても、使えるところがあるのなら楽器店よりは公共の施設のほうがお得です。(当然でしょうけれど。)

それにしても・・・私の住む市で何か小規模のアンサンブルをしたいと思っても難しいのだな・・・と思い知らされました。
サークルとして立ち上がってしまえばよいのかもしれませんが、それまでは?
以前住んでいた市では個人でも借りることができたのですが、リコーダーサークルを立ち上げる際、しばらくは有料で部屋を借り、何ヶ月か(一年だったか?)実績を積んでサークル登録をして部屋代がただになったのでした。

電話一本で他市の人間にも個人で使わせてくれる市、市内の人間でもいろいろとうるさい市・・・なんだかいろいろ考えてしまいます。

ついでに言うと、立派なホールがあるところには練習室が充実しているのでは・・・とついつい思いますが、リハーサル室(個人では借りにくい金額)にしかピアノがなかったりします。
私の住む市内の立派なホールのリハーサル室にはピアノもありません!
コンサートがある時はホールのピアノを使って練習してください・・・ということですね。
ロビーに立派な自動演奏できるグランドがありますが、自動演奏すら滅多にしてないかも?
ロビーコンサートという企画もないし・・・。


ところで伴奏者がいたら個人?グループ?
細かく確認すればよかった・・・。
きっと楽器店ではグループ扱いで(娘と二人で行ったときは二人分取られましたので確実にそうです!)、公共の施設では個人扱いになるのでしょうね~。
3人ならグループ扱いされるかも?


それと問い合わせて疲れました。
電話だとだめなことが多いのでわざわざ足を運んだのですが、当然のように「グループでないとだめです。」と言われ、聞いたこと自体が馬鹿なことみたいな感覚になってしまったのです。
きっと会館の人は他の地域のことを知らないのでしょう。
「そういうところもあるかもしれませんが、申し訳ありませんがうちは・・・」とか、もっとやわらかく言ってくれれば良いのに・・・と思いました。


そうそう・・・思い出しましたが、うちの市、グループだったとしても会場費はただになりません!
一応所属しているコーラス(現在休会中)で毎月”月謝”として徴収されていますが、会場費と指導者・伴奏者への月謝なのですね。
以前住んでいた市なら、このコーラスほど公民館を使って練習して市内の代表的なグループであれば公民館の”登録サークル”になっているのが普通でその場合は上で書いたように会場費がただになるのです。
それが一般的なのだと思っていましたが、うちの市みたいにしょっちゅう公民館を使っている団体でも”登録サークル”になるような制度がないところも多いのでしょうか?

私の個人的な印象では、やはり前に住んでいた市のほうが音楽活動(合唱にしても合奏にしても、また個人の演奏活動も)が活発です。
市の規模は同じようなものだと思うのですが・・・。
あまり財政的に豊かではないのだと思いますが、でももうちょっと何とかしてほしいものです。
ピアノが使える部屋を増やしてとは言いませんが、使える部屋をもっと自由に使えるようにしてほしいですね。







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お手玉唄 [声楽]

ある方から”お手玉唄”として「舌切り雀」の内容の歌を教えていただきました。
正式な曲名はわかりませんし、今まで聴いたこともない曲で、歌詞で検索しても出てきません。
歌詞は大体このような感じです。

♪糊をばなめた小雀は、舌を切られてちゅんちゅんちゅん。・・・・私のおうちはあれあそこ。・・・雀踊りはちゅんちゅんちゅん。・・・軽い葛篭のお土産をしょって帰るおじいさん。・・・♪
(♪糊をばなめた小雀は、舌を切られてちゅんちゅんちゅん。♪で1番になります。他のところは全部聴き取れなかったり、歌われた方の記憶がはっきりしなかったりでした。♪ちゅんちゅんちゅん♪は歌われた方は♪ちゅうちゅうちゅう♪と記憶していましたが、雀なので♪ちゅんちゅんちゅん♪かなあと思います。)

歌われた方の年齢は80代かなあ・・・と思います。(90代かも?)
小学校1年生の頃に歌ったそうです。

「舌切り雀」の曲と言えば、私が子供の頃に聴いて歌ったのは♪雀、雀、お宿はどこだ。ちちち、ちちち、こちらでござる。・・・♪の歌ですが、昨日検索していたら北原白秋の詞の別な曲と他にもいくつかあることを知りました。

この方から聴く前にたまたま他の件でお手玉唄などについて聞く機会があって頭の中にあったのですが、聴いたことで更にお手玉唄というのがマイブームになっています。
お手玉唄と言えば、私は歌いながらお手玉をしたことなどないのですが、♪おひとつおひとつ・・・♪というのを母がやって見せてくれたことがあります。
日本各地にいろいろなお手玉唄があるようですが、”わらべ歌”風のものはいかにも・・・という感じですね。
でも以前ご紹介した「水師営の会見」みたいな日露戦争のことを歌った歌なども”お手玉唄”として歌われていたようですし、「桜井の訣別(わかれ)」などもそうだったそうでかなり驚きの発見でした!

とにかく聴かせていただいた曲は検索しても出てこないかもしれない貴重な曲なので採譜しておこうと思っています。(何とかメロディーを覚えました。)


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動画を見て [声楽]

ある方がブログで日本人演奏家のことをブログで書くときには”さん”をつけないといけないような気がする・・・というようなことを書いていらっしゃいましたが、まったく同感です。

最近は敬称略にしたこともあるのですがどうも落ち着かないのですよね。
でも日本人演奏家に”さん”を付けて海外の演奏家に”さん”を付けないのは不公平な気もするし、深く考えるといろいろ悩んでしまいます。
演奏家に限らず、有名人(作家・芸能人・政治家・・・など)すべてに言えますね。
今後ブログでどう書くか思案中です。

それと同様のことかもしれませんが、たとえば海外の演奏についてはいくらでも厳しく批評できるのに、日本人の演奏は批評しにくいような気もします。
自分の批評が批評になっているのかというのは疑問ですが、演奏の良し悪しはきちんと見定めたいと思います。
でも日本人演奏家の場合は直接ではないにしてもどこかで自分と繋がっていることが多いし、下手な批評を書いたらその演奏家と繋がっているかもしれないブログの友人達に申し訳ないような気がするのです。



観たいと思っていたあるオペラを某動画サイトで見ました。
日本の団体です。
感想は想像していたよりもずっと良いものでした。
タイトルロールに関して思うことがいろいろあったのですが、概ね良かったと思います。
しかし同じオペラを海外の演奏家のものと比較してみて顔の筋肉を使っているのが見え見えになってしまうというのは非常に気になることだなと感じたのでした。
これは日本人だからとかは関係なくて、たまたまなのかもしれませんが、特にその演奏家には気になることだったのですね。
私たちもよくやりますが、歌うときにかっと目を見開いて、眉毛を上げて、上唇に力を入れて・・・その海外の演奏家はまったくやっていませんでした。
そのため演技がすんなりと受け入れられたのですが、その日本人演奏家は演奏も演技もなかなか良い出来なのにかっと目を見開いて・・・という歌い方が気になってしまったのでした。
これがソロリサイタルなら特に気になりはしないのでしょうけれど、オペラだと非常に気になりますね。
歌が良ければそれで良いという意見も多そうですが、悲しげな場面、シリアスな場面でニコニコ顔だったらやはり気になります。
「歌うときは笑顔で。」・・・と言われますし、「ほほ骨を上げて。」・・・とか言われますよね。
ほほ骨を上げたら笑顔に見えますし・・・。
それと本人にしてみれば特に笑顔にしているわけではないのでしょうけれど、本来親しみやすい顔だったり、普段から笑顔が身についている人には演技とは言え、シリアスな表情をするのは難しいかもしれません。
いろいろ大変だと思いますが、気になってしまうなあ・・・という話題でした。









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声楽曲の暗譜 [声楽]

ピアノと違って歌の暗譜は苦じゃないと思っていましたが・・・、短期間で暗譜するのは難しいですね!
発表会などで歌うときは、ある程度の期間があるのでレッスンに通ううちに自然と暗譜できていたのですが。
こんなことはプロには許されないと思いますが、イタリア語やドイツ語だと間違えてもわかりにくいですものね。
適当に誤魔化したことは何度もあります。(苦笑)
もちろんわかる人にはわかるし、歌詞を間違えたままいい気になるのは良くないとは思います。
でも私の先生の一人が本番で歌詞を間違えられたことがありましたが(シューベルトの「鱒」でした。)、さんざん歌われているはずの曲で、しかもその先生の旦那様はドイツ語圏の出身者でドイツ語をかなり話せる方だったのですが・・・それでも間違えられるのですね。
コンサートでは曲を中断してやり直しされましたが、そういえば最近話題にした山路芳久さんもコンサートの動画を見たら「小さい秋」の歌詞を間違えてやり直しをしていらっしゃいました。(笑いを誘うトークを入れてやり直しをしていらっしゃって、会場の雰囲気が和んでいました。)

ピアノの発表会などで暗譜が不十分なために、途中でつっかかって悲惨な目に遭うことはよくありますよね!
私も何度もありました。
声楽での失敗はピアノとは事情が違い、やり直さない限りそこで音楽が止まることはないですね。
間違えても平然と続けるか、やり直すか・・・。
会場の人が知らないような外国語なら平然と続けてもわかりにくいですが、日本語だと曲を知らない人にもばればれですからね~!(ここをご覧になってる外国人の方がいらっしゃるとは思えませんが、一応日本人が日本で演奏することを想定して書いています。)
しかも曲を知らない人にとっては”メロディーよりも歌詞が命”でしょう!
だから歌詞が聴き取りにくいのは困るし、間違えてとんでもない歌詞で歌うなんて問題外ですね。

こんなことを書くのは暗譜に苦しんでいるからです。
歌詞は何とか頭に入ってきましたが、同じような言葉の繰り返しの部分でのメロディーが微妙で似たような雰囲気では歌えるけれどなかなかばっちりにならないです。
まあ暗譜で歌わなければならないわけではないので最悪の場合は見て歌いますが、目線が楽譜に落ちてしまうのでなるべく暗譜で歌いたいです。

そういえば以前NHK紅白歌合戦で、某大物演歌歌手がさんざん歌ってきた曲の歌詞を間違えていました。
さんざん話題になった記憶が・・・。


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楽しい声楽アンサンブル [声楽]

新しくできた音楽仲間と楽しく合わせてきました。
それぞれの音楽背景の違いもあるのですが、基本的に声楽アンサンブルの会みたいな感じです。

今のところ1パート一人か二人で、昨日は主にこの曲を合わせてきました。

久しぶりに歌ってすっきり!!
もう一人バッハ好きのメンバーがいるのと、まったく初めての人も気に入ってくれたのとで、不完全ながらも楽しいアンサンブルになりました。
苦しくなったら適当に抜けることができる合唱と違ってそれができない大変さはあるのですが、重唱というのはあまり経験していないので非常にうれしいですね。
みんなバッハのカンタータが似合う声でした。
ドイツに住んでいた経験がある人、ドイツ語を学んでいた人がいるため、いろいろ教えていただけそうで今後が楽しみです。
これからイタリア歌曲などにも取り組んでみたいという人もいるので、重唱だけでなくそういうソロの曲もやってみたり・・・。
そもそも歌だけ・・・というわけでもなく自由にいろいろやってみようという会なので、それぞれができる楽器でのアンサンブルもできると思います。



今回合わせた二重唱、初音ミクが歌っている動画がありました!(笑)



ミクは楽々歌えていいな~!
声の雰囲気のせいか非常にのんきで楽しい曲に聴こえます。(本来楽しい曲ではありますが、のんきな曲ではないですね。笑)













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Kósçak Yamada [声楽]

日本楽劇協会監修の「山田耕筰歌曲選集~AIYANの歌」を取り寄せました。

手元に「曼珠沙華」の楽譜がなかったのですが、いろいろな曲が入っている楽譜より安いし(800円)、山田耕筰設立の日本楽劇協会の監修ということで選びました。

米良さんの歌を聴きながら見ると楽譜に忠実な歌い方だなあと感じると共に微妙に違うところもあるので、音の扱いをどうしたらよいのか考えるところもあるのですね。
米良さんの歌い方のほうが良い感じなのでそちらで歌ってしまうかもしれません。
春秋社版などの楽譜ではどうなっているのか知らないのですが・・・。

それにしても山田耕筰ってローマ字(?)表記だとまるでハンガリーとかフランスの人みたい・・・。
Kósçak Yamadaですって!!

それと米良さんの名前のローマ字表記って公式にはYoshikazu Melaになっていますよね。(Meraじゃなくて・・・)



話は変わりますが山田耕筰作曲の「何だ空襲」(大木惇夫作詞)・・・いろいろ考えさせられるけれど、かなり笑える歌詞で妙に陽気な曲だと思いました。(詳しくは某動画サイトをご覧ください。)
まあこういう曲も作っていたんだなあ・・・という感じですね。
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「柳河」(北原白秋詩・多田武彦作曲) [声楽]

「AIYANの歌」絡みで柳河地方の方言を調べようと思って検索中に発見がありました。

昔、私が通っていた女子高の隣の男子高の合唱部の定演に行って一度聴いただけで強烈に頭に残っている曲があるのですが、前の記事の曲と同じ北原白秋詩で多田武彦作曲の「柳河」という曲でした!(合唱組曲「柳河風俗詩」の中の一曲で合唱に関わっている人にはポピュラーな曲のようですね。ちなみにここで聴けます。MIDI演奏はこちら。)

 

「柳河」 

もうし、もうし、柳河じや、
柳河じや
 鐘の鳥居を見やしやんせ、
欄干橋を見やしやんせ。
 
(馭者は喇叭の音をやめて、赤い夕日に手をかざす。)
 
薊の生えた
その家は、……
その家は、
旧いむかしの遊女屋(ノスカイヤ)。
人も住まわぬ遊女屋。
 
裏のBANKOにゐる人は、……
あれは隣の継娘、
継娘。
 
水に映つたそのかげは、
そのかげは
母の形見の小手鞠を、
小手鞠を、
赤い毛糸でくくるのぢや、
涙片手にくくるのぢや。
 
もうし、もうし、旅のひと、
旅のひと、
あれ、あの三味をきかしやんせ、
鳰(にほ)の浮くのを見やしやんせ、
(馭者は喇叭の音をたてて、赤い夕日の街にはいる。)
 
夕焼小焼、
明日天気になあれ。

 

高2の時に聴いたのですが、その後修学旅行で大原の里を歩きながら合唱をやっている友人と”男の声”で歌いましたよ~。♪あ~かい毛糸でくくるのじゃ~♪

本当に一度しか聴いてないのですが、♪馭者は喇叭の音をやめて、赤い夕日に手をかざす♪というソロの歌声も良く覚えています。
高校生だけどなかなか素晴らしいテノールでしたねえ。

男性だったら是非この曲の合唱に参加したいくらいですが、残念です。

その定演で聴いた同じ多田武彦の曲で草野心平の「富士山」も印象に残っています。



 


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AIYANの歌~曼珠沙華(北原白秋詩・山田耕筰作曲) [声楽]

うぐいす~ 米良美一 日本を歌う

うぐいす~ 米良美一 日本を歌う

  • アーティスト: 團伊玖磨,早坂文雄,林光,中田喜直,北原白秋,佐藤春夫,谷川俊太郎,加藤周一,小倉貴久子,バール(グニラ・フォン)
  • 出版社/メーカー: キング・インターナショナル
  • 発売日: 1997/07/16
  • メディア: CD

NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

 

何度もご紹介しているCDですが(最近Amazonの画像が横長になるので、米良さんの顔が・・・)、北原白秋作詞・山田耕筰作曲の「AIYANの歌」という歌曲集から「曼珠沙華(ひがんばな)」を歌うことになりそうなので。

本当にこの歌の米良さんは凄みがあります。
こういう妖しさはなかなか出せそうにないですが、たぶん歌うことになると思うので楽しみです。
ちなみに先日歌ったのも米良さんの日本歌曲のCD3枚の中にある曲でした。

音域的には難しくないのですが、難しそう・・・。
まずは楽譜を手に入れなくては・・・。(日本歌曲にまともに取り組んだことがないので楽譜をあまり持っていません。)

最新日本歌曲選集 山田耕筰歌曲集(2) (最新・日本歌曲選集)最新日本歌曲選集 山田耕筰歌曲集(2) (最新・日本歌曲選集)
  • 作者: 音楽之友社
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2005/10/25
  • メディア: 楽譜

「AIYANの歌」はこちらにありますね。

歌詞はこんな感じです

CDのブックレットを見ると死んだ子とは良家の娘(GONSHANとは柳河言葉で”良家の娘”の意味)が好いた男との間に出来た子を家風にそぐわないか堕ろさせられたか水子だったのだろうとあります。(そうそう・・・今気が付きましたが、ブックレットで曲目解説をしている小山晃さん、私昔電話で話したことがあります。私が所属していた聖歌隊に取材依頼があったのですが、たまたま電話当番だったのが私でした。それ以来、小山晃さんの名前を見るとついついいろいろなコンサート批評を読んでしまいます。この方は声楽の批評が多いですよね?)

♪手折りに来たわいな~♪・・・”~わいな”とあるとどちらかというと芸者とかそういうイメージに聴こえてしまいます。(何となくです。)

とにかく情念とか怨念の濃い歌ですね。

 

 

 


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演奏効果を上げるための高音・・・日本歌曲の場合は? [声楽]

ちょっとした場所でちょっとだけ日本歌曲を歌ってきました。

思いのほか好評だったため、これからも機会をいただけそうです。(というかお願いされました。)

でも本当に日本歌曲は歌詞を間違えるとすぐにわかってしまうし、発音の点で外国語以上に難しいと感じてしまいます。

本格的に学んだこともないですし、私の中では外国語の歌曲以上に難しいものという位置づけです。

日本語の有節歌曲でも演奏効果を上げるために、楽譜に書いてある音を上げて歌うことがありますが(主に最後のところ)、指定がない場合どうなのか・・・とちょっと悩みましたが上げて歌いました。
結果的にはそれで良い反応が得られたので、まあいいかな・・・という感じですが、高くしたからと言って思いっきり響かせるのも・・・と思っています。
歌詞の世界を損ないたくないというのが第一の理由でしょうか。
だから響きを抑えて高音を出しました。
(まあ今日の曲の場合は少しだけ歌謡曲っぽいところもありますので高くするほうが良いのかなとも思います。)

それと会場も小さかったし、お客様が少人数だったのでやはりホールで歌うのとは変えないといけないなと思いました。

ピアノ伴奏もキーボードでしたしね。

でも気持ちよく歌えましたし、「歌わせてくれてありがとうございます。」という気分になれました。

朝早く起きすぎてちょっと喉が充血しているような感じでしたが、まったく影響はなかったです。

公の場で歌う機会が少ないせいか、こんな小さな本番でもドキドキしてしまいますが(終わるまで落ち着かないし)、でもこういう気持ちは忘れたくないです。

 

この前ちょっと記事で触れたら音源アップというお声があったのですが、ICレコーダーを次女が使っていてどこにあるか聞いていなかったし、あったとしても録音できる状況ではなかったと思います。
自分では特に発音を確認したかったのですが、そこが残念です。

それとわざと曲名を書いていませんが、先日の記事のYouTubeの知人の件があるせいです。
曲名、書きたいですけれど。(笑)

 


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楽しい計画 [声楽]

昨日ある方と初めてゆっくり話す機会があったのですが、実は声楽をやっていらっしゃって、しかも音楽の趣味が近い方でした!(バッハとかヘンデルとか)
その方はメゾなので「デュエットとかしたいね~!」ということで非常に盛り上がったのでした。
同じ時に話をしていたメンバーには合唱やピアノで演奏の機会を欲している人もいらっしゃったので、今後が楽しみになってきました。

ただしネックなのは皆住んでいる場所が遠いということです。
都合を合わせるのも大変ですし、適当な練習場所を探すのが大変そう。

でもしばらくの間好きな曲の話で盛り上がれた幸せなひと時でした。

 

 


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お菓子と娘 [声楽]

自分が忙しいせいもありますが、家族が夏休みで家にいる時間が長く、なかなかゆっくり書けません。
しばらくは緩やかな更新になると思います。
コメントへのお返事やご訪問はできる限りしたいと思っています。
大昔の記事へもコメントいただけるとうれしいです♪

今は早く目が覚めたので書いています。

お菓子ネタが続いていたのでついつい「お菓子と娘」の歌を思い出してしまいました。
この曲については以前も触れました

西条八十作詞・橋本国彦作曲で、メロディー及び歌詞はこちらでわかります。
昭和3年の作曲で、作詞は昭和2年ですね。

大好きな曲なのですが、昭和初期の日本人は今よりずっとお行儀が良かったでしょうし、(発表当時)”パリ娘”はどんなにかお行儀が悪く思えたかもしれませんね。
エクレール(エクレア)が出てきますが、エクレアなんて見たことも聞いたこともない人がほとんどだったでしょうし、とてもハイカラな感じの曲だったのでしょうね。

”空は五月の水あさぎ”とか”ラマルチーヌの銅像の肩で燕の宙がえり”のあたりが伸びやかな気分になれて大好きです。

ラマルチーヌってロマン派の詩人アルフォンス・ド・ラマルティーヌだったのですね。
私はてっきり”ラ・マルチ(ティ)ーヌ”だと思っていました。
どんな詩を書いている詩人か知りませんが、私のイメージでは”自由・博愛・平等”ですね。
ずっとフランス革命イメージがありましたが(何かで調べたわけではないです。)、まんざらはずれてもいなかったようです。
リストとも交友があったようですし、グノーの「アヴェ・マリア」のフランス語の歌詞は彼の作詞だったのですね!(グノーの「夕暮れ」という歌曲の詩も彼が書いたものです。)
まったく知りませんでしたが大詩人らしいですし、知らないでは済まされない人のように思えてきました。

余談ですが上で”ラ・マルチ(ティ)-ヌ”だと思っていたと書きましたが、その根拠はおそらく「ベルばら」のポリニャック夫人の名前(マルティーヌ・ガブリエル)です。(笑)

それにしても”パリ娘”の階層が気になります。
どう考えても上流階級とは思えませんが、エクレアを買い食いできるくらいだから貧しくはないのでしょうね。
エクレアが当時どれくらいのお値段で売られていたのか知りませんが。
周りの人々がお菓子をむさぼっている姿を見て嘲笑(笑うというのはこういうニュアンスですよね。)しているのだから、やっぱり褒められた姿ではなかったのでしょうし。

今ふとエディット・ピアフの少女時代とこの曲が作詞作曲された時代が重なることに気がつきました。
彼女が12~13歳くらいの年に作詞作曲されているのですね!
”パリ娘”を想像したかったら映画の「エディット・ピアフ」をご覧になるとよいかもしれません。
(以前この映画を見た記事を書きました。こちらです。)


小学生の頃ピアノレッスンで歌った時は”リセエンヌ”みたいなパリ娘を想像していましたが、あの映画の中のピアフとお友達がパリの街中を歌いながら歩き回っている姿がこの歌詞の世界にぴったりのような気がしてきました。

・・・というようなことを書きながら考えていました。(笑)

 


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ポルタメント [声楽]

二つ前の記事で書いた「森の教会」の合唱をしたときの音楽の先生(その小学校では音楽専科の先生がいらっしゃったのですね。)の授業では、歌を歌うときに「島田祐子さんのように歌いましょう。」と言われていた記憶があります。
当時の私(小5)は声楽にはまったく関心がなかったのですが、NHKの歌番組などでよくお見かけした記憶があります。
後に声楽を始めたばかりのころ、NHK-FMで気になるものはエア・チェックしまくった時期があるのですが、島田祐子(敬称略)の”愛唱歌”もありました。(記憶に残っているのは「心の窓にともしびを」なのですが・・・。)

昔からそれほど好きだったわけではありません。
もちろんうまいとは思うのですが、どんなときでもニコニコして歌っているのが苦手だったのかも。
以前記事に書いたのですが、彼女がユーリディスを演じたオッフェンバックの「天国と地獄」のオペレッタを生で観ています。
この時は非常にはじけた感じが印象的でそれまでの優等生的なイメージとは違って感じられて結構良い印象を持ったように思います。(ストーリー自体が面白かったというのもあります。)

思い出すために動画サイトで見てみました。

「早春賦」の演奏を聴くことができたのですが、伴奏はあの羽田健太郎!
二人ともニコニコしていますね~。(笑)
その演奏は阪神淡路の大震災のころのもののようですが、私が「天国と地獄」を観た数年後で、彼女はもう結構な年齢だったと思います。(って何年生まれかまったくわかりませんが。)
たしかに年をとったかなというのは感じましたが、声の艶はまだまだ素晴らしいものがあります。
昔の演奏を聴いても声の艶とか安定感、日本語のわかりやすさが素晴らしい歌手だと思います。
NHK向けという感じですね。

・・・で気になったのは、マイクを持っていることとポルタメントです。

マイクは米良さんもどんどん使っているし、今やクラシック歌手だからと言って生声にこだわっている人も少ないと思います。(追記:米良さんは場合によってはマイクを使うこともありますがいつも使っているわけではありません。マイクを使うほうがより効果的な場合です。言葉が足りなくて誤解を招きそうでした。noripさん、にゃんさん、ご指摘ありがとうございます。)

 

・・・でマイクですが、これを握るとポピュラー風に崩したくなるような気がします。(自分のことです。)
なんか、クラシック風にかっちりと歌うのがダサいような気がしてくるのですね。

ポルタメントと言えば、私はトスティ歌曲でテノールの先生から教わりました。
ほかの先生からは教わっていません。
どうも苦手です。
クラシックっぽくない・・・というのが自分を抑えてしまうのかできませんね~。
ご存じない方のために解説します。
ポルタメントとはたとえばミ~ド~と下がるとき、ミの音とドの音だけでなく、その間の音を使ってなだらかに降りていく歌い方です。(下降形で使うことが多いかな?)
マイクを使えばより歌いやすいかもしれません。
トスティ歌曲とかカンツォーネとかナポリ民謡みたいな曲でよく使いますね。

でも私は「早春賦」では使いたくないですね~。
でも伴奏も羽田健太郎だし、あの番組の中では使ってしまうほうが良いかもしれませんね。
ぐっとくだけた「早春賦」になります。

7月19日追記

noripさんのこちらの記事で生声とマイクの件について書かれてあります。
特に米良さんがどのようにされているのかよくわかります。

 

 

 


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貝がらのうた(三善晃) [声楽]

学校で歌った合唱曲の話題が続きますが、今度は中3の時に歌った曲です。

ずっとずっと気になっていた曲の曲名と作曲者がわかりました!
「貝がらのうた」で三善晃の作曲です。
中3の校内合唱コンクールの課題曲で確か教科書にあった曲だと思います。

歌詞は♪海、私のふるさと 波、それは揺りかごだった 今、遠いふるさとの 唄を思い出しているよ~♪・・・ですね。

三善晃と言えば以前アニメの「赤毛のアン」の曲の話題で出てきましたよね!
あの時も「え~、三善晃がこの曲を!?」と驚いたものですが、今回も驚きです。
素敵な曲が多いのですね。

合唱の時は私は伴奏だったのですが、指揮者は当時大好きだった男の子でした。
でも失敗した記憶があるので(この曲ではなく自由曲の「オブラディ・オブラダ」だったと思います。)、ほろ苦い思い出なのですが、とにかく当時から大好きな曲でした。
どうも「貝がらのうた」と「桜貝の唄」がごっちゃになっていたようです。

やっと思い出せてうれしいです。
確認するために試聴したのは鮫島有美子さんの歌です。(試聴できます。)

 
日本歌曲選集3

日本歌曲選集3

  • アーティスト: 畑中良輔,高田敏子,三善晃,谷川俊太郎,萩原朔太郎,立原道造,林柳波,北原白秋,深尾須磨子,ドイチュ(ヘルムート)
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/01/21
  • メディア: CD
三善晃は海にちなんだ作曲が多いような気がするのですが気のせいでしょうか?

4年ほど前のPTNAコンペで次女が「海の日記帳」という曲集の「手折られた潮騒」という曲を弾いています。
これもなかなか素敵な曲です。(こちらで試聴できます。)

「貝がらのうた」、中学生とか高校生にぴったりの爽やかな曲ですよね。
鮫島さんの歌みたいなソプラノ独唱も悪くないですが、やはり合唱で聴きたい気がします。

 


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森の教会 [声楽]

突然ピッツ作曲の「森の教会」のことを思い出しました。(←いきなりMIDI音が流れます。)
(こういうことが時々あります。)

この曲、小5の時に学校の合唱で歌ったのですが、確か選抜で全員ではありませんでした。
二部合唱のソプラノのほうでした。(小学生なので男子もソプラノにいますね。)
練習の時一人で歌わされた記憶がありますが、一人で歌う快感を味わった最初かもしれません。
(途中のソロの部分を誰にするか決めるテストだったように思いますが、その後どうなったのか覚えていません。私の歌で皆が「おおっ!」という反応をした記憶はあるのですが。でも私は2~3回あった本番の確か1回は伴奏に回っています。もしかしてソロはなしにして斉唱で済ませたのかも。)

またこの曲、私の母がよく家で歌っていました。
♪オーカムカムカムカム・・・♪がやけに耳にこびりついています。(笑)
内容的に讃美歌というか実際に讃美歌になっていますが、母はクリスチャンではなく”愛唱歌”として歌っていました。
公立小学校で歌ったのもおそらく先生の趣味で、先生が好きな愛唱歌だったからだと思います。
先生は私の母より上の世代でしたが、戦前に生まれ、戦後に青春時代を過ごしている人々にとって懐かしい歌なのかなと思います。
おそらくは女学校とか女子高で歌われていて、男性よりも女性に人気が高いのでは・・・と思います。

讃美歌のほうもある年齢以上の女性に人気がありますね~。
こちらは「サッちゃん」の阪田寛夫が作詞していて「丘の上の教会へ」(讃美歌第二編189番)というタイトルですがこのような感じです。(いきなりMIDI音が流れます。)
ちなみに作詞・編曲共に1967年になります。
私が生まれた年ですね。

たぶんこの讃美歌よりも「森の教会」のほう先に流行していたのかなと思って調べてみたら、訳者の津川主一はフォスター歌曲や有名なアイルランド・ロシア民謡などを訳している人で牧師の息子だということがわかりました。(こちらをご覧ください。)
「森の教会」のほうも讃美歌みたいなものですね。
私はこの曲と共にいつも聖書の”放蕩息子”のたとえを思い出します。

幼い頃母君(ははぎみ)と共に森の中の教会へ通っていた。
素直だった自分も大人になってすっかり世俗の垢にまみれて汚れてしまった。
でももう一度教会へ行ってみよう。(父なる神の元に帰ろう。)

・・・とこんなイメージです。
ですが阪田詞のほうは春夏秋冬の美しさが強調されて津川訳で感じたこのイメージはないですねえ。

原曲は(原曲は讃美歌として歌われているのかどうかわかりませんが)"Little Brown Church in the Vale"(Church in the Wildwood)で、このような歌詞です。(いきなりMIDI音が流れます。)
やはり原曲に近いのは津川訳のほうですね。

 

ところで森の教会と言うと、やはり高原の白い(茶色ではない。)小さな教会を思い浮かべます。
「てんとう虫のサンバ」は♪森の小さな教会で結婚式をあげました~♪でしたね。
吉田拓郎の「結婚しようよ」は森の教会じゃなくて町の教会でした。(白いけれど。これ、歌詞が気になるのでそのうち記事にするかもしれません。)

でも絵に描いたような高原の白い教会ってあまりないし、ある程度の大きさがないと”夢の結婚式”にならないし(せめてブライダル専用の一戸建てチャペルくらいないと・・・)、ただの田舎の教会だとイメージとは違ったりしますよね~。
私の理想は高原の由緒ある歴史的教会でしょうか?(今更理想を抱いてどうする?でも昔は憧れました。高原の白い教会・・・。笑)

津川訳だと”新たなあの教会”・・・って出てきますね。
歌った頃は深く考えたことがなかったのですが、古い教会ではなく新しい教会なのですね。
そこらへんすごく気になります。

 


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歌う時の手の動かし方 [声楽]

歌う時の手の置き場所、深く考えると困ることが多いです。

マイクを持っていたらそんなに困らないでしょうし、ポピュラー歌手は振り付きで歌うことが多いですよね。
クラシックでも振り付きで歌う人がいますが、米良美一さんとか岡本知高さんならともかく普通にクラシックの声楽曲を歌う時に振り付きはないですよね。

以前も書いたかもしれませんが男性でピアノに寄りかかって歌う人もいますが、これはよほどの人なら許されるでしょうけれど、普通の人がやったら偉そうに見えて感じが悪いですよね。
大体女性には合わないと思います。

・・・で手持ち無沙汰状態で歌うのですが、直立不動で歌うわけではなく、体は当然自然に揺れるわけですが、どうしても手も動かしてしまいます。(これ、皆やっていますよね?)
そこで問題なのはついつい普段の癖が出てしまうということです。

たまにしか本番がないと舞台に立った時のことを意識した練習・・・姿勢とか動作も含めた練習が出来てないなあ・・・と思います。

”オペラ歌手”(声楽家)らしいポーズと言えば体の前で軽く手を組んだポーズを思い浮かべる方が多いことでしょう。(笑)
こういうの、やったことがないですね~
でも手持ち無沙汰で変なことをするくらいならこのほうが見栄えは良いかもしれません。

一番困るのは普段の発声の時の手の使い方が出てしまうことです。

発声の時には手はまるでパントマイム状態で、上のほうに引っ張り上げたり、鼻の前でいろいろ動かしたりしてしまいます。
さすがに本番でここまでしませんが、それに近いことはしているかもしれません。

冷静に考えると手の使い方が声に影響するとは思えないのですが、発声の時は使うほうが感覚をつかみやすいと思うから不思議です。(まるで相対音感を養うためのリトミックみたい。←ドレミ体操)

それとソロの時はよほど変なことをしなければ誰からも注意されることがないのですが、自然に体を動かしたり顔の筋肉を動かしたりは当たり前のことで、そうしなければ歌は歌えないと思うのですが、合唱の中にに入ってしまうと一部を除いてほとんどの人が直立不動で歌っているので焦ります。
もしかしたら団員全員が直立不動ではない・・・というところもあると思いますが、少なくとも私が(一応)所属しているコーラスではほとんどの人が直立不動です。
そういう中で自然に動いている私、身内からは「すごく目立つ」と言われてしまいます。
(これまた以前に書いたと思いますが、「皆で揺れようよ。」と一斉に同じ方向に揺れたこともありますが、これは非常に歌いにくいし不自然です。)

この前の歌の本番で次女から「近くの席の子供がお母さんが歌っているのを真似をしていた。」と言われました。(次女はすごく不愉快だったそうですが・・・。)
まあ大人はおかしいと思っても口に出しませんからね~。(苦笑)
まあ確かに声楽の人が歌っている姿はやっていない人から見たら滑稽でしかないでしょうね。
気にしていたら歌えないというのもありますが、出来れば見栄えが良いほうがいいですよね。

これはピアノの人の異常に揺れまくる演奏の姿と共に気になっている事柄です。

まあ演奏がよければすべて良し・・・になるのでしょうか?

 


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響声破笛丸料 [声楽]

ちょっと前に声に良い食べ物の話題をしましたが、そこで私が昔風邪で声枯れした時に飲んだ薬のことを思い出しました。

これは合唱の本番直前に飲んだものですが、漢方薬で”響声破笛丸料(きょうせいはてきがんりょう)”というものです。(”料”を付けないで呼ぶことも。)
どこの製薬会社でもこの名前のようですね。
どこの会社のものを飲んだのか覚えがないのですが、このときの私はすでに風邪が悪化していて黄色い痰が切れず、喉が真っ赤の状態だったので、もっと早めに病院に行くべきだったのです。
気休め程度にはなりましたけれど、もちろん完全にはよくならず、苦しい状態で歌ったと思います。
それでも歌えないということはなかったようなので、やっぱり若いってすごいなあと思います。
大学2年の時だったと思いますがこの状態で3時間歌いました。
今こんなに長時間歌うことはないですからね~。

それにしてもすごい名前ですよね。
響声破笛丸料って!
いかにもすぐに効きそうです。
こちらに成分とか効き目とかのことが書いてあります。

でも飲んだのはこの時だけで、それ以降は調子が悪ければすぐに耳鼻咽喉科に直行していました。
風邪がひどければ内科だと思いますが、歌をやっていると耳鼻咽喉科に行ってしまいますよね。
そんなことないですか?
私の場合本番が迫ってなくて風邪の症状がひどければ内科、ちょっと喉が痛いかな・・・という時に本番が近ければ耳鼻咽喉科、風邪をひいて熱は下がったけれど咳が止まらない時は耳鼻咽喉科・・・とこんな感じでしたが、響声破笛丸料はどの段階で飲めば効くのでしょう?
調べてみると結構即効性はあるようなのですが・・・。
まあ風邪の声枯れというよりは、声を酷使して声枯れした時の薬なのでしょうね。
私は薬局で勧められたので買ってみたのですが。

ちなみに私は葛根湯などが自分にはあまり効かないような気がしています。(緩やかに効くという感じはします。)


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ラムネ(ついでに発声のこと) [声楽]

またしてもお菓子の話題・・・。(笑)
まあ忙しいので気楽なネタしか書けない・・・というのもあります。
峠は越したのですが近いうちにまた忙しくなる予定です。

大人は好き好んで食べないかもしれない”ラムネ”の話題です。
飲み物のラムネではなく、コーンスターチを固めた”ラムネ”です。

”ラムネ”には2種類ありますね。
口の中ですぐ溶ける粉っぽいのと、タブレットと呼ばれるお菓子に近いしっかりとした固いのと。
後者のほうが好きです。
後者はソーダ味アイスキャンディーに入っていることもありますが、こちらは結構美味しいですよね。
特にラムネ瓶のような容器に入っているのが美味しいと思います。
そうそう笛ラムネというのも結構固いです。
この前は娘たちにもらってついついピーピー鳴らしてしまいました。(笑)
・・・ですぐに溶けるほうは私もそれほど好きではないのですが人気がないのでもらっても全然なくなりません。
名古屋などに行くとどこかのコンタクトレンズのチラシだったと思いますがそれにこのタイプのラムネが必ずついていて最初は喜んでもらっていたけれど誰も食べてくれないので無意味になりました。
思えば昔ピアノレッスンでは待ち時間に必ず”ラムネ”をいただいていました!
これは以前書いたかもしれませんが、”ラムネ”が私たちに人気だったから出してくださっていたのでしょうか?
それとも安いお値段だったから?
とにかく菓子皿には”ラムネ”しかありませんでした。(笑)
それを私たちは待っている間にすっかり平らげていたのですが・・・

粉っぽいほうの”ラムネ”・・・甘い味付けをしたコーンスターチをなめている気分です。
それにコーンスターチなんだと思うと、大量に食べる気になれません。
食糧難の時代ならともかく好き好んでコーンスターチをなめるなんて考えられません。
ま好き好んでなめている大人がいるとは思えませんが・・・。

”ラムネ”は子供の駄菓子でしかないのでしょうけれど、時々「なんで”ラムネ”があるのだろう?これを食べる必要性は?」とついつい深く考えてしまいます。

”ラムネ”とタブレットって同じものなのでしょうか?
それと「コアラのマーチ」のタブレット・・・最近見かけないような気がします。


ついでに声楽の話題も・・・(1記事にするほどではないので・・・)

昨日長距離ドライブをしていて、例によって車の中で発声をしていました。
本気で出すというよりは、眠気覚ましも兼ねてテキトーです。
大声を張り上げるのも疲れるので、小声での高音に挑戦してみました。
どこの音まで出たのかピアノで確認しながらできなかったのが残念・・・。
(音感がないとこういうときに困ります。)
そうだ!いずれはi podに発声用の録音でも入れてそれに合わせてやってみようかな?
とにかく昨日はだら~っとした姿勢のまま(背もたれがちょっとうしろに傾いているので。本気モードで歌う時は姿勢をまっすぐにしていますから。)出してみたのですが、鼻腔共鳴とか頭声とかそういうことを忘れて、喉の後ろのほうとか首の付け根のぐりぐりのあたりから出すつもりで出してみたら普段出そうとして出せない高音が出たような気がするのです。(どの音まで出せたのか確認してないのでわかりません。案外低いのかも・・・。)
とにかく私の場合は鼻腔共鳴とか頭声に対する意識が強すぎるのでそれらを忘れるくらいのほうが良いらしいのです。(忘れていてもちゃんとやっているので)
綺麗な声を出そうという気持ちをとりあえず捨てて、ちゃんとした声でなくていいからとりあえず出してみようと思わないと高音の壁を突き破ることができないような気がします。
でもあまり必死になるのも良くなさそうなので、楽な気持ちで・・・。
あとどうしても声に負担がかかることを避けている自分がいますね~。
今レッスンに行ってないので仕方がないですが。


 


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声に良い食べ物 [声楽]

楽器を演奏する人でも健康を維持するためにいろいろな努力をしていると思いますが、声楽の人は声に良いというものはいろいろ試しているのではないでしょうか?

そういう私はあまり試してないですね~。(苦笑)
演奏前に食べないほうが良いとされるものもそんなに気にせず食べているし・・・。
まあ今まで特に影響もなかったし、影響を気にするほどの本番もないし・・・。
さすがに最近は演奏直前の食事のとり方だけは気を遣っていますが、そんなことにナーバスになっている余裕はないので、いい加減です。(案外それがよかったりして・・・。)

昔、ソプラノの先生から聞いた良いもの・・・と言えば大根の蜂蜜レモン漬け!
風邪の予防に良いのでしょうか。
レモンの蜂蜜漬け(要するにレモネード)は大好きです。
これを初めて飲んでみたのは大学受験のときに泊めてもらった親戚宅でしたが、レモンの蜂蜜漬けをど~んと置いてくれたので、それを少しずつコップに入れてお湯を注いで飲んでいました。
これ、当に美味しくてそれ以来何度も飲むようになりましたが(誰でもこれくらいは飲んでいますよね?)、これに短冊切りの大根を入れるとどうなるか?
「おえっ!」となります。(苦笑)
最初のうちは声のためだと思って飲んでいましたが、続きませんでした。
何でも続かないと駄目ですよね。

他には黒豆(の汁)が良いと聞きました。
もともと黒豆は嫌いでしたが、案外こちらは平気で何度でもいけると思います。
ただ、お正月すら黒豆を料理することがない私なので一年中食べるということは考えられません。
売っているものでも良いのでしょうけれど、じっくり煮たものがよさそうな気がします。

最近この件で検索してイタリア人のオペラ歌手の間ではコーラが声に良いということになっていることを知りました。
コーラは大好きで毎日でも飲めますが、体に悪そう・・・。

 

 


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声楽と飴 [声楽]

二つ前の記事で(昨日の記事)、歌う前の咳払いのことを書いたのですが、以前は歌う前にのど飴が必需品だったことを急に思い出しました。

私の愛用品はロッテののど飴でした。(花梨入り)
すご~く辛くてす~す~するのがいかにも効くぞ~という感じで大好きでした。
これを袋で買って常になめているような感じでしたね~。
ある時、教会で歌う前に「これをなめれば百人力!」と言っていたら、よくソロを歌っていたソプラノの女性(当時の私から見れば2倍以上の年齢のおばさまでした。)から「私もその百人力とやらをなめてみようかしら。」と言われました。(その方はプロではないけれどいかにも声楽家という雰囲気の方でしたね~。)
で、良い情報を教えてあげた気になって得意になっていましたが、のど飴って歌う前はよくないらしい・・・と昨日検索で知りました。(苦笑)
私は最近歌う前もそうでないときものど飴が不要になっているのでなめなくなったのですが、たしかに薄荷などの成分がのどを冷やすのでよくなさそうですね。
なめるなら歌の後のほうが良いようです。
こんな”声楽の人の常識”も知らなかった私!(笑ってください。)

ロッテ以外で愛用品だった龍角散のど飴、最初は龍角散の味で「おえっ!」となりましたが、徐々に病み付きになり大好きになりました。
ロッテのほどパワーがないような気もしますが、いかにも薬っぽい味から優しい甘さに変わっていくあの感覚が好き。

私にとってののど飴はこの二つです。

子供向けなどにフルーツ味ののど飴がありますが、これは我が家の娘たちにも不人気ですし、私も嫌いです。
使用されているキャラクターが可愛いので惹かれて買っていましたが、結局ほとんど残してしまうことが多いのでもう買いません。

あとのど関連と言えば、耳鼻咽喉科でももらうトローチ。
昔は大好きでした。
でも今ほとんどなめないなあ・・・。
これってかじらないほうが良いのですよね?
ついついかじってしまうのです。

そしてヴィックス・ドロップ
これも中学生の頃は憧れていましたが(夜のドラマのスポンサーになっていたのでよくCMを見ていました。)、これもかじってしまいますね~。
のど飴でも普通の飴でもついついかじってしまいます。

最近になって痰きり飴というものがあることを知りました。
私はなめたことがないのですが、「痰を切ってくれるのか~!」という名前ですね!
どれほど効果があるのかは知りませんが、姉が声楽の先生にお渡しし、その先生も気に入られたようなので、効果があるのかもしれません。
いろいろな味があるらしいですが、生姜味なら体ものども温めてくれそうですね。(薄荷味はのどを冷やすでしょうね。)

とにかく最近の私は基本的にに飴をなめません。
なめる場合はほとんどがフルーツ系です。
地方のお土産の飴(黒飴とか渋い味のもの)は我が家では全然減りません・・・。


そういえばコーラスの練習の合間に飴を配られることも多いですよね。
声のためというよりは、ちょっとしたおやつ感覚でしょうけれど、昔お世話になった先生には健康上の理由からテイカロキャンディーでした。
低カロリーのキャンディーとかノン・シュガーのキャンディー・・・私にも必要かもしれないけれど、いずれにしても最近は飴が不要なのでそれらをなめる必要もないですよね。
大体、そこまでして飴をなめたくない!
人工甘味料の飴でまあまあ美味しいのもありますが、私にはイマイチです。

そこでついでにガムの話に移ります。
次の記事へ続きます。

※いずれにしても飴をなめると唾液が出ます。
歌う時に口の中が乾燥して困る方には良いでしょうけれど、私のように唾液を抑えたい人にはよくないですよね。
どうしたら唾液を抑えられるのでしょうか?(笑)

 

 

 



 


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女性特有の病気と声の関係は?? [声楽]

咳払いに続いて、また声楽がらみの話題です。(気がついたら1500記事目!)

若いうちはあまり気にしていませんでしたが(一応頭の片隅にはありました。)、女性特有の病気と声の関係ってすごく気になります。

男性の読者の方にはお恥ずかしい話題なのですが、私には子宮筋腫があります。
まあ別に恥ずかしくもないような気がしますが、多かれ少なかれ持っている女性は多いですよね。
長女出産後は2センチ程度だった筋腫が今では結構大きくなっていて、さすがに圧迫感を感じるようになってきました。
毎年健康診断ではドキドキものなのですが、毎年”経過観察”で済んでしまいます。
ひどく困ることもとりあえずないし結局そのままになるのですが、筋腫を取ったら体重もかなり落ちるだろうし、おなかもへこむような気がします。(マジでそう思います。)
あと歌っていて昔よりも長く伸ばせてないような気がするのは筋腫があちこちを圧迫しているせいでは・・・とかいろいろ考えています。(昔から長く伸ばすのは苦手でしたが・・・。)

筋腫を取るだけなら良いですが、子宮嫡出とか乳房切除とか嫌ですよね~。
それだけでも嫌ですが、きっとその時になったら生きているほうが大事だという気分になると思うのでためらうことなく手術すると思いますが、こういう手術をした後の女性ホルモンの働きがどうなるのだろうか・・・と非常に気になります。(卵巣を取らなければ大丈夫?)
医学的知識が皆無に等しいので基礎的なこともわからないのですが声はどうなるのだろうかということが非常に気になります。

私レヴェルでは声が低くなったって大して困りもしないのですが、やはり出来ていたことが出来なくなるのは非常に悲しいですよね。
更年期を過ぎた方でも高音で歌っているのだから(人によるけれど)大丈夫なのでしょうか。
少なくともどう考えてももう老人というソプラノ歌手だって多いのですから、女性ホルモンの働きが低下しても高い声は出せるのでしょう。

ああ、男性はこういう悩みがなさそうでうらやましいです。

こういうことを考えると、やっぱり今頑張らなきゃ・・・という気持ちにさせられます。
まあ以前も書いたかもしれませんが、声が出なくなったら出なくなったで別のことで音楽を楽しむだろうとは思うのですが・・・。

そうそう耳が聞こえなくなるというのも悲しいですね。
そんなことになったら発狂してしまうかも・・・!

追記

更年期を過ぎると子宮筋腫がしぼむ(?)という話を以看護士をしている方(女性)から聞きました。
子宮筋腫が大きくなるのも女性ホルモンの働きが活発だからみたいですが・・・。
何とかして更年期まで持ちこたえたいと思っている私ですが・・・?

 

 


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歌う前の咳払い [声楽]

歌う前に咳払いをする人って結構多いような気がします。

私も以前は必ずしていましたが、いつの間にかしなくなりました。
本当にいつからしなくなったのでしょうか?
ついでに言うと、以前は一年中風邪をひいているみたいに咳き込んでいることが多かったのですが、今はほとんど咳き込んでいません。
そういえば私の姉が今一年中咳き込んでいますが、声を使う仕事をしているとそうなりやすいのでしょうか。(・・・って皆がそうではないですよね?)

・・・で歌う前の咳払いの話に戻りますが、一人で歌う時より大勢で歌う時の前にすることが多かったような気がします。
教会などで讃美歌を歌う時注意して聞いていると、前奏のあたりで咳払いする人が多いのです!(笑)
よくする人は立派な声で歌う人が多く、小さな声の人や歌うことに熱心でない人はたぶんしていません。
やはりより良く聞かせたいと思うと、ついついやってしまうものなのでしょう。
そしてこの咳払い・・・というのも癖になりやすいような気がします。
私も毎回やっていましたから。

教会で讃美歌を皆で歌う時はよいとして、ソロで歌う前にこれをするとみっともないですよね。
やはりせずにいられるのがベストですが、皆どうしてやってしまうのでしょうね。
咳払いをすると確かに声の通りがよくなるような気がするのですが・・・。

 

 

追記

やっぱり癖になっているヴォーカリストも多いようで、こんな記事がありました。

そうそう・・・またまた思い出しました。
声を使う仕事をしなくなってからも私は咳き込むことが多かったのです。
今の住所に引っ越すまで続いていたと思います。
とにかく一度咳き込むと止まらないことが多く、本当に辛かったです。
夫からは「空咳をしないで!」と言われたし。(そのことは今でも恨んでいます。だってしたくてしているわけではないのに・・・。咳が止まらないという経験がないとその辛さがわからないようですね。)
歌う前だけでなく、リコーダーの本番前もこういう状態だとナーバスになって、耳鼻咽喉科にはしょっちゅう行っていました。
そうそう・・・コンサートに行く時も困りますものね~。(これに関しては以前書きました。)

 


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