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緊急事態宣言とヴァイオリン練習 [ヴァイオリン]

緊急事態宣言のためカラオケでのヴァイオリン練習ができなくなりました。宣言直前には毎日のように練習に通っていましたが、この日々も終わりです。再開はいつになるかわかりません。レッスンもお休みなのでちょうど良いのですが、せっかく先生から「どんどん進めて。」と言われていたのに残念です。自宅では音出しができないので左手のみの練習に励むしかありません。(左手の指でしっかり弦を押さえると音が出るため音取りの練習は可能です。音が出ると言っても大した音ではありません。)私の場合はどちらかというとボウイング(右手の弓の扱い方)を頑張らないといけないのですが。
カラオケが使えないとなると、去年何度か利用した音楽スタジオ(以前の記事で書いた1時間500円の部屋が暗いスタジオ)はどうかなあと思います。公共施設の練習室は使っている人が多そうですね。何より予約を取るのが面倒そうですし、その日が雨だと困ります。楽器店の練習室も検討する必要がありますが一時間1000円程度なので使っても1~2時間でしょうか。
このところヴァイオリンの練習ブログ(主に大人から始めた方とか再開された方のブログ)をよく拝見しているのですが、カラオケで練習されている方も結構いらっしゃるように感じました。休業になると困りますよね。私が購入したゴムの消音器では大して消音できず、金属の消音器ならどうかと思いますが弾いてみないとわかりません。使ったとしても気を遣いながらの音出しでは大した練習はできないと思います。
サイレントヴァイオリン(ヤマハ)のことが頭をよぎりましたが、希望小売価格10万~18万程度。この予算があったら良い弓がほしいです。同じヤマハの音レントというレンタルシステムがあって、それを見ると1か月4,840円か25,080円でレンタルできると出てきました。大幅に値段が違いますが古さの問題でしょうか。4,840円なら借りてもいいかも、と思いました。でもこれも左手練習にしかならないでしょうか。ボウイングの上手下手が音に影響することはないのでしょうね。体験のために借りるかもしれません。
ヴァイオリン練習をしていて思いますが、”共鳴の1点”(同音やオクターブなどで片方が開放弦である場合、それを共鳴させる位置のこと)をうまくとらえて鳴らすことができたかも~という時は大変幸せな気持ちになります。”共鳴の1点”でなくても、正しい音で弾いた時はやはり鳴りが良くなるようです。こういうことはサイレントヴァイオリンでは経験できないことですね。

さて、このところ一番真剣に取り組んだのがカイザー4番です。左手の4の指を伸ばす課題が多く大変でしたが、同時にボウイングも大変で16分音符を4拍分をスラーで弾く上、ところどころアクセントを入れるというものです。スラーにアクセントを入れる課題は後述しますがベートーヴェンの「メヌエット ト長調」にも出てきます。とにかく左手の音取りが大変なのですが右手も大変ですがカッコよく弾けたらいいなあという練習曲です。
でもこれだけでなくもう一つ宿題になっている5番とそれ以降の曲(12番まで)も譜読みしましたし、小野アンナ音階教本も宿題以外に全調のスケール(普通のスケールで)に取り組んでみました。
鈴木の教本もさっさと第2巻を終わらせて第3巻に行きたいために合格目指して頑張っていたのに、レッスン休講!残念です。

鈴木の第2巻、「リュリのガヴォット」(前回の記事)、「ベートーヴェンのメヌエット(ト長調)」「ボッケリーニのメヌエット」で終了です。
「ボッケリーニのメヌエット」は昔から”名曲集”で良く弾いていましたが、鈴木の教本では最初の前打音はなしです。なのでとても簡単、なはずなのですがなかなかきれいに弾けません。

「ベートーヴェンのメヌエット(ト長調)」、実はこの曲はそんなに好きではありません。ベートーヴェンが好きという方はこの曲が好きでしょうか?私はベートーヴェンの曲には好き嫌いが結構あって、基本ピアノ曲が好きでオーケストラ曲・歌曲・オペラは嫌いです。
「メヌエットト長調」は宿題だからやりますが積極的には弾きたくない曲です。昔”名曲集”を見て結構弾いていましたがそれは他の曲が難しく、弾きやすいほうの曲だったからです。でも合格したい(=早く終わらせたい)ので頑張って練習しました。・・・とは言っても、前回のレッスンから4月23日(緊急事態宣言前最後の練習日。ついでに言うと4月のレッスン予定日でした。)まで限られた練習時間で真剣に「リュリのガヴォット」「ベートーヴェンのメヌエット」に取り組んだのは最後の3日間くらいだったでしょう。カイザーと音階に明け暮れていたし、第3巻のほうに夢中になっていたのもあります。
「ボッケリーニのメヌエット」は宿題というわけではなく、第2巻を終わらせたいので早く合格したい曲です。なのでこれも練習はしていましたが真剣には取り組んでいませんでした。

「ベートーヴェンのメヌエットト長調」、ブログに録音をアップロードするにあたってちょっと真剣に練習してみたところ、思った以上に難しいことがわかりました。上でも書きましたが、まず最初にスラーの中にアクセントを入れる課題が登場します。これはまだレッスンでもやったことがないもので自己流で頑張っているだけの状態です。
後半のTrioの部分に登場する減5度音程で2本の弦にまたがって半音と同じように指と指をつけて押さえるという指示の箇所があるのですが今までテキトーに弾いていた癖があるのと、その箇所が長丸で囲まれているのにちょっと見にくいというのもあって(しかも上段下段で違う指遣いが書かれている。指示通りなら下の段の指遣いを見なければなりませんが、他は上の段の指遣いなので、うっかりしてしまいます。)
あまり好きな曲ではありませんが、有名な演奏(どなたのかはわかりませんが)が耳に残っていて、”つややかな音色”で弾かなければ・・・とは思います。でもその音色にはほど遠いです。
最近自分の楽器の音がざらついて感じます。楽器や弓を変えるのは難しいので、技術を磨くしかないですね。

今回の録音は他の部屋の音がばっちり入っていますね。それまでほとんどお客がいなくて静かだったのに・・・。繰り返し記号省略して演奏しています。細かいところに不満がたくさんありますが、完璧な演奏をアップロードするために何度も録音するのは時間の無駄なので、この程度で失礼します。もっともどんなに頑張っても完璧な演奏は無理ですね。(苦笑)4の指で取った音が不安定なところが何か所かあり、音を変にふくらませているところがあったりします。スラーの中のアクセントはしてるはずなのに聴くとまったくわからないです。

あと素朴な疑問なのですが”ト長調”を”ト調”と言っていることがよくありますが、”ト調”でも”ト長調”と”ト短調”がありますよね?今調べたらやはりそのようですが、最近の楽典にも載っているのでしょうか?本が出てきませんのでちょっと確認ができません。よく「ハ調で弾ける~」とある大人向け(シニア向け?)ピアノ楽譜がありますが、そのイメージのせいか”ト調”とか”ハ調”には素人くさいものを感じてしまいます。だって”変ホ調”とか”嬰へ調”というのは聞いたことがありませんから。
”ピアノの黒鍵を(ほとんど)使わなくて済む調”の時に使う言い方のように思います。ヴァイオリンの場合は黒鍵があるわけではないので、調号が多いから難しいということもないように思うのですがどうなのでしょうか。音階練習に限定して言えば、調号の数が変わったり長調であるか短調であるかによって全音半音の位置が変わったり、変ホ長調のように基本の位置(ハ長調の)から半音下げた位置に指を置いて弾きはじめるだけなので、そんなに難しくはないのですが(語弊があるといけませんね。課題があるからこその音階練習なので。調号が多い=大変難しいというわけでもない、という意味です。)







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