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「ミニヨンのガヴォット」・・・ピチカートが成功してうれしい! [ヴァイオリン]

いつもと違うカラオケに行きました。最寄駅から4つ目の駅の近くですが、今日はいつものカラオケが混んでいてあきらめていたところ、たまたま行った家電量販店の近くにあったため寄ってみました。
平日昼間600円でフリードリンク付き3時間コースです。3時間で終わるならいつものカラオケよりちょっと安いですが、いつものところは11時から20時までやっても670円(300円+フリードリンク470円)ですからやはりこちらのほうが安いです。ただ、実際そんなに長時間利用することはないし、どんなに長くても4時間でしょうか。大抵は2~3時間です。電車に乗ってまで今日のところに行くことはないですが、壁のポスターを見たら平日開店の10時から11時の間に入店したらフリードリンク付き3時間で450円とあり心惹かれました。いつものぼろいカラオケと違いドアもしっかりしていてまったく雑音が入らず、何しろ明るいため楽譜をしっかり見ることができます。かなり街中ですが、おんぼろカラオケと違ってガラガラでした。他にお店がたくさんあるせいでしょうか?そこはパチンコ店とかボーリング場が入った複合娯楽施設の中にあります。

カラオケの話からしましたが、実はレッスンの後でした。レッスンは某音大の音楽教室のため、そこの練習室を借りることもできます。30分で500円。よく調整されたグランドピアノが各部屋にあってピアノの練習に借りたいと思ってきましたが、いざ会員になって(レッスン生は自動的に会員になる)使えるようになってみるとそこまでしてグランドピアノを借りるほどのことはないので、まだ2回しか借りていません。30分で500円は高いようですが、よく調整されたグランドピアノを借りることができてこのお値段は安い方だと思います。
本当は住んでいる地域の文化会館やコミュニティーセンター(公民館)の音楽室を借りてみたいのですがこれがハードルが高いのです。何かのグループで登録しないと借りることができなかったりしますし個人には貸してくれないところが多いです。借りることができても「急に思い立って・・・」は無理。
ピアノを使うならともかく、ヴァイオリン練習にはカラオケで充分、というかカラオケが良いです。
私がいつも使っているところはほとんどの部屋が鏡張りで、フォームの確認ができます。
ただ、やはり音の確認のために鍵盤楽器があったほうが良いですが、私の場合楽器+譜面台+楽譜で大荷物になるため、小さな鍵盤楽器(ピアニカとか)ですら持って行くことは不可能です。そんな時はスマホのアプリを使えば良いのでしょうか?

話が長くなりました。頑張った甲斐あって今日はレッスンもなかなか良かったのですが、その後練習したカラオケの音響が良くて気分よく弾けました。何曲も録音してしまいましたが、今日一番の難曲トマの「ガヴォット(ミニヨン)」のラストのピチカートが奇跡的にうまくいきうれしくなってしまいました。とにかくスタッカートの練習が厳しかったのですが最後の最後に出てくるピチカート、弓を持ったままリズムを崩さずに(また勝手に休符を入れたりせずに)ピチカートモードに入って、しかも分散和音で弾くのは大変でした!高校のオケでやったピチカートははじめから最後までピチカートだったし、単音だったので楽ちんでした。今回の「ガヴォット」のピチカート演奏時、弓の毛箱(フロッグ)がヴァイオリンの表板に当たりそうで怖かったです。




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薄暮 [映画]

早く目覚めてしまいAmazon Primeのprime videoで面白い動画を探していて素敵なアニメを見つけました。
一覧に出てきた画像(夕暮れの風景)が大変美しく、ポインターを合わせたら紹介文のトップに「福島県いわき市の女子高生・・・」と出てくるではありませんか!これは気になる、ということで紹介文を更に見てみたらヒロインの女子高生はヴァイオリンをしている様子。52分とそんなに長くないこともあって早速視聴してみました。

薄暮

薄暮

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2020/03/07
  • メディア: Prime Video



あらすじは書きませんが、私がヒロインと同じ年齢だった高校一年の時を懐かしく思い起こさせる描写が多く大変共感できました。タイトルの「薄暮(はくぼ)」はヒロインが大好きな夕暮れの風景。下校時音楽部の友達と別れた後、一人になってバス停までの道を歩くのですが(周りは田んぼばかり)、刻々と変わる夕暮れの空を眺めて幸せな気持ちに浸ります。
私もこれくらいの年齢の時、下校時に実家の近くの川にかかる橋の上の空を見上げ赤から薄紫(微妙な色合いで言葉で表現するのが難しいですが)に変化していく様子が好きでした。正直高校の時はバス通学のほうが時間節約になったと思うのですが(本数は少ないですが)、「バスは高い」という親の考えで電車通学でした。家から最寄駅まで徒歩30分、高校からその最寄駅まで徒歩20分(しかも大変な坂道!)で、バスなら徒歩の時間が片道20分くらいで済むのに・・・と卒業してから思いました。高いと言っても大したことなかったように思うのですが(定期ならなおさら)。
あの頃は今と違って皮のカバンを手にぶら下げていましたし(肩掛けタイプでもリュックタイプでもなかったので)、同級生の多くがわざとカバンをつぶしていた中、私は分厚いカバンを持つことにこだわり、教科書と辞書はすべて持ち歩いていました。なので常に掌にマメができていました。
サブバックも持ち歩いていたのですが、高校の備品のヴァイオリンを自宅練習のために持ち歩いていた時もあり、そんな時はどうしていたのだろうと思います。当時のヴァイオリンケースは手提げタイプでした。自分の楽器を持っている人は肩掛けタイプでした。
とにかくそんな大荷物で毎日毎日結構な距離を歩いていたわけです。今思うとそれだけで疲れてしまいますが、歩きながら歌ったりぼんやり空想していた時間は大変贅沢なひと時だったように思います。

ヒロインは高校の音楽部(弦楽部)でベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番などを演奏していますが、ハイレベルな感じがします。自宅ではディーリアスを聴いていて音楽の趣味はマニアックです。(「ディーリアスを聴いて浄化しよう。」みたいなセリフがありました。)ディーリアスは鼻歌しか出てきませんでした。
ディーリアスについて詳しくはありませんが、大学時代にヴォーン・ウィリアムズの曲と一緒にラジオで流れていたのをエアチェックし結構はまった曲(曲名忘れましたが)がありました。

ヒロインは東日本大震災で心に傷を負っていて人と距離を置いているという設定ですが、全体にほのぼのした穏やかなストーリー展開です。夕暮れの風景を絵に描いている少年との心の触れ合い(ざっくり言ってしまえばラブストーリーですが)も美しく、二人とも大変真面目できちんとしているせいか、大変好感が持てます。

最初から気になったように絵が大変美しく、良い作品だと思いました。
何より私の実家と似た風景にノスタルジーを感じました。(実際比較的近いですし)
方言が出てこないのがちょっと残念だったでしょうか?(笑)






公式サイト




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