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懐かしい曲・・・「リュートのための古風な舞曲とアリア」第2組曲 [音楽鑑賞]

以前書いたことがあるのですが、私は高校の部活でヴァイオリンを始め、約3か月後の定期演奏会でレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」を演奏しました。今思うとまったくの初心者でこの曲が演奏できたことに驚きます。私のヴァイオリンのレヴェルは最近の記事でおわかりいただけるかと思いますが、高校の頃は今よりも更に下手糞でした。弦楽器は各パート10~15人だったでしょうか?習っていた人は学年にせいぜい一人でしたし、私の学年にはいませんでした。初心者集団でよく演奏できたと思います。管楽器の子たちは中学ですでに経験していてMy楽器を持っているレヴェルの高い人ばかりでしたが。ちなみに私は第1ヴァイオリンでした。

第2組曲Laura Soave




ほとんどピチカートだったため楽でした。この動画ではハープが入っていますが、もちろん高校のオケにはありませんでした。

第2組曲Bergamasca



この動画の演奏(46秒くらいから始まります。)は弦楽器のみの編成でアレンジされている部分があるので私が演奏したものと違いますが雰囲気は味わっていただけると思います。下の動画のほうが私が演奏したものと近いですね。(近い、というのはおそらく私たちのほうも指導者の編曲があったはずなので。)Bergamasca、速いテンポの曲ですがよく弾けたなあと思います。第1ポジションと第3ポジションを行ったり来たり・・・今思うとすごいことをしていました。





この2曲を聴くと当時の夏の気分が蘇ってきます。楽譜は先生の手書きで各パート、コピーを切り貼りしていましたね~。

過去記事では「リュートのための古代舞曲とアリア」、今回の記事では「リュートのための古風な舞曲とアリア」と書きました。”古代”は当時の楽譜にそう書いてあったからで、”古風な”は最近そのような訳で見かけるためです。やはり”古風な”のほうが適切かと思いますね。”古代”だとなんだか紀元前のような印象になりますので。
この2曲を演奏した時の定期演奏会ではほかにヴィヴァルディの「四季」から”春”の1楽章と3楽章を演奏しました。これも初心者には難しかったですが、ソロヴァイオリンの難しいところはフルートが担当していましたので1stヴァイオリンもそれほど難しくはありませんでした。

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ア・カペラ二重唱 [声楽]

女声二部(同声二部)のア・カペラ(無伴奏)合唱の楽譜を探しています。合唱と言っても二人で歌うため二重唱ですね。
伴奏がついている楽譜でも良いのですが伴奏がなくても形になる楽譜がほしいです。
ア・カペラの楽譜を先日大きな書店で探してみましたが意外と少なかったです。大手楽器店でも確かあまりありませんでした。しかも私が求める楽譜はまったくありません。
私が求める女性(同声)二部ア・カペラ合唱の楽譜とは、なじみ深い抒情歌(日本の曲と外国の曲)で新しい雰囲気の”オサレ”なアレンジではなく、昔ながら?のアレンジのものです。
とりあえず今は手元にあるこの楽譜を使用しています。


愛唱名歌 増訂版

愛唱名歌 増訂版

  • 出版社/メーカー: のばら社
  • 発売日: 2006/01/30
  • メディア: 楽譜



この楽譜は伴奏のために購入したものだったのですが(コード譜です。)、二重唱用の楽譜を探していた時にたまたま見ていたらこの楽譜の何曲かが二重唱になっていることを発見。これはいい!としばらくこれで楽しむ予定です。

この楽譜で同声二部(混声四部のものはカッコ書きで記載)になっている曲を挙げてみます。(同声二部用の楽譜ではないので同声とは言えないと思いますが)
※野ばら(三木露風作詞・山田耕筰作曲)
※赤とんぼ
※花(武島羽衣作詞・瀧廉太郎作曲)
※荒城の月
※浜辺の歌
※花嫁人形
※出船
※叱られて
※浜千鳥
※花の街
※春の小川
※茶摘
※夏は来ぬ
※故郷
※海(作詞・作曲者不詳。♪まつばらとおく~♪)
※うみ(林柳波作詞・井上武士作曲)
※紅葉
※どじょっこふなっこ(混声四部)
※人形
※十五夜お月さん
※きよしこの夜
※アルプス一万尺
※ピクニック
※森へ行きましょう
※山のロザリア
※庭の千草
※故郷の空
※野なかの薔薇(ウェルナーの「野ばら」)
※故郷を離るる歌
※ローレライ
※フニクリフニクラ(最後だけ二部)
※おおスザンナ(後半が混声四部)
※オールドブラックジョー(後半が二部)
※大きな古時計
※故郷の廃家
※星の界
※ドナウ川の漣

結構たくさんありますね。「ドナウ川の漣」とか「フニクリフニクラ」などのように伴奏がほしい曲も多いですが・・・。またこれ以外の曲も二重唱で歌いたいものは多いです。やりたければ自分でアレンジするしかないですね。
最近一緒に二重唱をする方はピアノを弾く方なのですが、二重唱をすると無伴奏にするしかないのです。私より声が低い方(本来ソプラノかメゾだと思いますが、昔合唱団ではアルトだったそうです。)ですが、伴奏弾きながら下のパートは難しいです。(簡単な伴奏なら遊びで歌えています。)
逆に私が簡単な伴奏を弾きながら上のパートを歌うのもありですが、とにかくしばらくア・カペラ二重唱をすることになりました。そんなに練習もできないので月一回一曲のペースですが。


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「ロングロングアゴー」ベイリー [ヴァイオリン]

購入したばかりの楽譜(鈴木慎一ヴァイオリン指導曲集第3巻)を早く弾いてみたくてうずうずしていたので弾いてみました。課題はいろいろあるのですが、初見で全曲弾けました。ピアノでおなじみの曲(「バッハのメヌエット」として知られているペッツォルトの「メヌエット」など)もありますし、高校のオケでも弾いていたバッハの管弦楽組曲第3番のガヴォット(「まっかな秋」に似た曲ですね。)もあります。この楽譜で一番難しいはずのバッハの「ブーレ」も弾けてしまいました。
なのでさくっといけそうです。もう第4巻を購入しておいたほうが良いかもしれません。第2巻を購入した時はヴァイオリンを再開したばかりで課題が多すぎて簡単な曲を弾くのも大変でしたが、それでもレッスンではほぼ一発で合格していました。まあさくっと進んでいたと思います。
カイザーのほうは曲にもよりますが今練習している4番は先日も書いたように大変難しいです。簡単な曲から難しい曲へ、という順番になっているとは思えません。練習は音階練習とカイザー中心に時間をかけて行い、”曲”のほうは気分転換に行っているような状況です。宿題の”曲”は鈴木第2巻の「ガヴォット(リュリ)」「メヌエット(ベートーヴェン)」「メヌエット(ボッケリーニ)」ですが、先生にも「どんどん譜読みしてください。」と言われていることもあり、ほかにも練習しています。
練習できる日や時間が限られるので宿題中心にせざるをえませんが、可能ならいくらでも練習できそうです。練習できる日でも2~3時間ですが、たまに4時間練習してもまったく苦になりません。もちろん音階練習やカイザーは疲れますが・・・。

自分にもっと音感があると良いとは思いますが、少しは初見視唱で鍛えたことが役に立っていると思います。カイザーはYouTubeで聴いていますが、何度も聴いているわけではありませんし、練習場所にはピアノがないので(ピアノでの)音の確認はできません。
そういえばカイザーももしかしたらNAXOS MUSIC LIBRARYで聴けるかも?と調べてみたら聴けました。今やっている4番は練習曲ではなく普通の曲のような感じで演奏されていますね。かっこよく弾けたら素敵な曲だと思います。毎日練習できないのは残念ですが、カイザー4番は左手で指板を音がするくらい押さえる(叩く?)ように言われていますので、自宅で左手だけの練習をすれば良いと思います。(まだやっていませんが。苦笑)

限られた時間で効率の良い練習をするように心がけていますが、子供時代は時間を気にせず練習できていました(ピアノ練習ですね)。練習のポイントを押さえていなかったので効率が悪かったかもしれませんが、”宿題”以外の曲をたくさん弾いていたのはレッスンには直接役に立たなかったかもしれませんがこれはこれで良かったと思っています。譜読みは正確ではありませんでしたし、いい加減に弾いていたことがあとあとまで影響していたのも事実ですが。自分で勝手に弾いていた曲の数々、レコードなどで聴いていたわけではなく、自力で譜読みして曲想を考えていたわけです。そのうちの何曲かは姉が弾いていたのでそれを聴いたうえで譜読みしていましたが、曲名に惹かれて練習していたものも多かったです。またピアノピースなどの楽譜をお小遣いで購入していました。バッハインヴェンションも子供時代のレッスンでは弾いたことがなかったのですが確か小4の時に購入しています。理由は”インヴェンション”という言葉がかっこよかったから!(笑)
母からは練習内容について「あんたの弾き方はまったくいいとは思わない。」と言われただけで細かいことを指摘されるわけではなく、とにかく心の赴くまま自由に弾いていましたね。娘たちには練習内容にたくさん口出ししてしまいました。その結果効率的に上達したかもしれませんが、自分から楽譜を購入するようにはなりませんでした。

話は鈴木の教本に戻ります。噂によると4巻あたりからだいぶ難しくなるようなのですが、割と好きな感じの曲が多いようなので(特にバロックの)楽しみです。”名曲集”とは違って今の自分にとって弾きやすい曲が続くので楽ですね。”名曲集”は弾ける曲もあるけれどとても無理な曲のほうが多いですから。

こちらは第2巻の「ロングロングアゴー」です。以前この曲のことを記事にしたことがありました
鈴木の教本第1巻にも載っているらしいのですが(私は第1巻を持っていません。)、第2巻の「ロングロングアゴー」は変奏付です。





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「狩人の合唱」ウェーバー [ヴァイオリン]

ウェーバーのオペラ「魔弾の射手」の中の「狩人の合唱」。鈴木慎一ヴァイオリン指導曲集2巻に入っています。
「魔弾の射手」の中のエンヒェンのアリア"Kommt ein schlanker Bursch gegangen"は昔声楽レッスンで歌ったことがあります。この頃はこの曲のCDやビデオなど持っておらず、自分でピアノを弾いて音取りをしていたのでちょっと苦労しました。今はYouTubeですぐに確認でき、便利ですね。
レッスンから何年か経って、NHKBSでオペラを見ることができました。日本語だったのでドイツ語の勉強にはなりませんでしたが、それでも何とか感じをつかむことができました。
このオペラの序曲は讃美歌にもなっていますが大変ポピュラーですね。「狩人の合唱」もポピュラーだと思いますが私自身はこの部分だけを聴いた経験はほとんどありません。この記事を書きながらはじめてまともに聴きましたが男性合唱(狩人だから)とホルンで景気良い雰囲気の曲ですね。”狩りのホルン”を思い浮かべて練習していました。”狩りのホルン”が出てくる曲(ブルグミュラーのピアノ曲「狩り」とか)、結構好きです。

小学校の音楽室に貼られていたウェーバーの肖像画は私の亡父にそっくりでした。それと似た肖像画もありますが、それほど父に似ていません。それでもウェーバーというと何となく父を思い出してしまいます。(父はクラシック音楽とは縁がない人でした。)

ヴァイオリンでの「狩人の合唱」、鈴木教本の第2巻の最初のほうですが意外と難しいです。後半の景気の良いところで「レドラ、レドラ、レドラ、レドラ」と続くのですが、指がもつれそうになりました。





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ヴァイオリン関連の買い物と「妖精の踊り(パガニーニ)」 [ヴァイオリン]

目が覚めたら雨が降っていました。今日はヴァイオリン練習に行こうと思っていたので残念です。
梅雨のシーズンが憂鬱ですが、ついにヴァイオリン用レインカバーを購入しました。(正確にはヴィオラ用)

バイオリンケース用・Vn-02 レインカバー三角(グレー&グレー)

バイオリンケース用・Vn-02 レインカバー三角(グレー&グレー)

  • 出版社/メーカー: 日光商事株式会社
  • メディア:



私が購入したものと生地が違うのですがこんな感じです。表のグレーの部分がチェック柄でサイドが黒、f字孔と縁取りは茶色に近いピンクです。f字孔の部分は反射素材が使われています。
他の方の感想からヴァイオリン用では私のケースには小さいかもしれないと思いヴィオラ用を購入しましたがそれで正解だったようです。もしかしたらヴァイオリン用でもいけたかもしれませんが、意外と厚みがあるケースなのでヴィオラ用にしてみました。
カタログが同封されていましたが共布の楽譜用トートバッグがほしくなりました。雨の日に楽譜が濡れないようにするのも面倒ですね。
ヴァイオリン用レインカバー、一体型ポーチ付きでくるっとまとめることができますが、たぶんそれは濡れた時しか使わないと思います。乾いた状態で持ち歩くときは私のケースの収納部分(ケースと同じ面積の表の部分で薄いものなら入るため今は弦のみ収納しています。)に少しだけ折りたたんで入れ、外出先で濡れたらポーチに入れる予定。
いずれにしても大雨の日は練習に出かけることは避けますし、小雨の時や急な雨の時、そして雨の日のレッスンの時などに使うことになるでしょう。
レインカバー、もっと早く購入したかったのですが、デザインやサイズのことで悩んでいました。満足できる可愛いものが手に入りうれしいです。

もう一つAmazonで購入したのが鈴木の教本の3巻。


スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(3) 新版[CD付]

スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(3) 新版[CD付]

  • 作者: 社団法人 才能教育研究会
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2009/09/15
  • メディア: 単行本



ガヴォットが4曲も入っています。(バッハが2曲、あとはマルティーニとベッカー)2巻でも2曲入っていました(トマとバッハ。バッハは例の「ミュゼット」ですが本来ガボットの中の曲ですね。)
ガヴォットについて学ばせる意図でもあるのか、と感じますがどうなのでしょうか?

さて今日の録音は鈴木教本の2巻にあるパガニーニの「妖精の踊り」。パガニーニというと超絶技巧の難しい曲を連想しますが、これは簡単に編曲されたものです。”妖精の”というと何やら美しいイメージですが、曲想はそのイメージとはかけ離れていますし、「魔女の踊り」のほうが正しい訳になると思います。イタリア語ではLe Stregheという曲名で7分以上ある超絶技巧の曲です


今後もう少し上達したとしても超絶技巧には縁がないと思います。パガニーニでもほどほど簡単な曲もあるのでしょうか?










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二人の擲弾兵 [ヴァイオリン]

このブログ、すっかりヴァイオリンブログのようになってしまっています。
ブログ名の近くに記載しているように私にとって一番長く関わっているのは声楽なのですが、このところヴァイオリンがメインになっています。自宅で充分な練習ができないのはどちらも同じなのですが、ヴァイオリンのほうが長時間の練習が可能で、今のところ練習すればするほど確実に上達するため、今はどうしてもこちらに偏ってしまいます。
ここ何年か軽い曲を除いて声楽らしい曲?をあまり歌ってこなかったこともあり、高音が厳しくなってきました。”更年期”と呼ばれる年齢なのですが、この時期にさしかかることをずっと恐れてきました。”更年期”になると高い声が出なくなると思っていたのです。でも今の私が声が出ないのは”更年期”だからではなく、努力(練習)を怠ってきたせいです。自宅で充分な練習ができない環境ではやむを得ないと割り切っています。同じく”更年期”の知人や友人でも合唱などを通して練習を重ねてきた人たちは高音がきれいに出せています。
声楽のほうも何とかしたいのはやまやまですが、今はヴァイオリンにいろいろな意味でエネルギーを割いていますし、またおいおいとヴォイストレーニングを受けたいものだと思っています。

今カイザー4番と5番を練習しています。5番は演奏しやすいのですが4番は非常に難しいです。特に左手の音程の取り方が難しいです。薬指(3の指)と小指(4の指)の間をめちゃくちゃ広げる音程がたくさん登場し指がどうにかなりそうです。第1ポジションの基本の指使いのままではあるのですが、何か所も無理な(?)音程が登場します。しかも何回も転調し音の取り方が難しいところが多いです。
一六分音符の連続ですが一小節スラーになっていますし、ところどころアクセントをつけないといけません。今はゆっくりめでスラーは1拍分或いは2拍分にして練習しています。この練習曲を克服したら大変な実力が身に付きそうです。
先生には「エチュードだけでも構わないです。」と申し上げています。カイザーのほかに音階練習(小野アンナの音階教本)をやっていて3月はC-durとa-moll、今はF-durとd-mollですが、これをめちゃくちゃ丹念に行っているのですね。正直今やっているレベルの”曲”のほうは自分で解釈して練習可能なため、技術的なことを教えていただく必要のあるエチュードを中心に見ていただくほうが良いと思っています。”曲”をなしにするわけではありませんが、エチュードをどんどん進めて行くことになりました。
また”曲”のほうですが、私は鈴木の教本(第2巻)をレッスン前に購入していたので現在はそれを使ってレッスンを受けています。購入理由はピアノ伴奏がついているからで、ピアノの人と組むのに好都合だったからです。2巻終了が見えてきたので次をどうしたら良いかお聞きしてみました。他の生徒さんにも鈴木の教本を使っておられるとのことで第3巻を購入することにしました。やはり初心者が無理なく進めていくのに最適な教本だと実感しています。

さて、今回の録音ははじめての体験レッスンで見ていただいた曲、シューマンの「二人の擲弾兵」です。前回の「ブーレ(ヘンデル)」同様、社宅の友人とヴァイオリンを弾いて遊んだ時に友人が弾いていて知った曲です。恥ずかしながら割と最近まで声楽曲だという意識もなくヴァイオリンの曲だと思っていました。シューマンの声楽曲と言えば「詩人の恋」「女の愛と生涯」「ミルテの花」・・・などで「二人の擲弾兵」は手持ちのCDにもなく、歌う機会もなく、コンサートで聴く機会もなく、楽譜もなく・・・という状況でした。最近よく組んでいる方の楽譜にあったので遊びで歌ってみましたがヴァイオリンの楽譜にないメロディーが登場し初見では無理でした。その時はヴァイオリンの楽譜も持っていませんでしたし、ヴァイオリンの友人の楽譜(鈴木第2巻)を見せてもらったのも今から20年くらい前のことでした。簡単になっていたためヴァイオリン譜のメロディーはほぼ覚えていましたが、さすがに原曲は難しいです。
「二人の擲弾兵」はハイネの詩による歌曲で曲中にフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が出てきます。
体験レッスンから4か月後久しぶりに弾いた演奏です。


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再びヘンデルのブーレ(HWV363)の話題 [ヴァイオリン]

前の記事同様子供用(初心者用)教材のような扱いを受けているバロック曲の話題です。

もう12年も前になるのですがヘンデルの「ブーレ(Bourree)」に関する記事を書きました。
コメント欄でこの曲はHWV363a(オーボエ・ソナタ ヘ長調)またはHWV363b(フルート・ソナタ ト長調)の第4曲であることを教えていただきました。
記事の中で鈴木メソードの楽譜について触れましたが、やはり鈴木慎一ヴァイオリン指導曲集第2巻に入っていました。レッスンを受け始める前にこの楽譜を購入した理由の一つにこの曲が挙げられるくらい好きな曲です。鈴木メソードで使われていることを知ったのは、以前住んでいた社宅の友人(鈴木メソード出身)とヴァイオリンを一緒に弾いた時に楽譜を見せてくれたからです。
あらためていろいろな演奏動画を見ていますが、ピアノ独奏やヴァイオリン独奏(ピアノ伴奏付)はゆっくりめの演奏が殆どで、オーボエソナタ・フルートソナタとして演奏される古楽演奏はすっきりとした快速の演奏が殆どです。
ピアノはともかくヴァイオリンの場合音作りが大切になってくるので、初心者のゆっくりの演奏は仕方がないのかもしれませんが、プロの演奏でも非常にゆっくりとロマンティックに演奏しているのを聴きました。
音作りができていない私がレッスン(体験レッスン後初めてのレッスンで見ていただきました。)で速めに弾こうとしたら先生に「ゆっくり」と言われました。でもおそらく先生も原曲を聴いておられないかな?と思います。バロック曲のアンサンブルを数多くこなされているようですが・・・。

レッスンから3か月経って久しぶりに弾いた演奏です。(ヴァイオリン)鈴木メソードの一般的な演奏よりは速めですが、本当はもっと速くしたいです。


鈴木慎一ヴァイオリン指導曲集第2巻(全音)の楽譜はプレ・インヴェンション(全音)のピアノ譜より簡単になっているので後半がちょっと違います。

12年前のピアノ演奏です。古楽演奏はこれくらいの速さが普通です。



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イギリス組曲第3番ガヴォット~ミュゼット [ヴァイオリン]

タイトルの曲をグールドの演奏で初めて聴いたと思います。

リトル・バッハ・ブック

リトル・バッハ・ブック

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1993/10/10
  • メディア: CD



さんざん聴いたのでこのCDに収録されているのは確かだと思います。(CDをしまいこんでいてすぐに確認できませんが・・・。)なので私にとってこの曲はグールドが基準になっています。イメージはキレのある速めの演奏です。

私は「イギリス組曲」の楽譜を持っていませんし、「フランス組曲」のように通して聴いたり弾いたりしたこともないのですが、とにかくグールドの演奏で第3番のガヴォット(IとⅡ)を聴いていました。”大人の曲”のイメージだったのに、某音楽教室のピアノ教材で「ミュゼット」を見かけた時は驚きました。しかも歌詞がついていたのです。(素敵な音楽~みたいな内容)ピアノを始めたばかりの幼児用の教材で、だいぶ簡単になっていたと思います。幼児用とは言っても音感教育で有名な教室の教材ですしその時期にこの曲を使うということに意味があるのでしょう。
その後何年か経ち子供用発表会用のピアノ曲集(ソナチネ後半程度)でまたこの曲(ガヴォット~ミュゼット)を見かけました。(上の教材もこのピアノ曲集も娘が使うために購入)私が今使用している鈴木慎一ヴァイオリン指導曲集第2巻にも「ミュゼット」が掲載されており、子供用・初歩の曲みたいな扱いを受けている気がしてきました。もちろん子供時代や初歩の時期に”名曲”に触れるという意味で重要なのかもしれません。しかし私にとってはグールドを通して”大人の曲”のイメージができあがっていたので、ちょっと意外な感じがしています。

この曲の中の長調の部分がです。第3番は全体がg-mollでミュゼットの部分はG-dur、ガヴォットを通して聴くと(弾いてみると)Andante pastoraleでほっとできる部分ですね。ガヴォット~ミュゼットの部分だけ子供用のピアノ譜が手元にあるので確認しながら書いています。ミュゼットが終わるとまたg-mollのガヴォットに戻るという構造です。
ミュゼットとはふいごのついたバグパイプのような楽器らしいのですが、曲の中でもG音のドローンがバグパイプを思わせますね。
この子供用ピアノ譜(子供用と言っても特に簡単になっているわけではありませんが)では曲名が「ガヴォットト短調」になっていて、ミュゼットの部分にはAndante pastoraleとあるだけで「ミュゼット」とは書いてありません。

前置きが長くなりました。
鈴木慎一ヴァイオリン指導曲集第2巻は初歩の曲集ですが(第1巻は「きらきら星」とか)、2曲目に「ミュゼット」が登場します。曲名は「ミュゼット」になっていて「ガヴォットト短調」とは書いてありません。
上に書いたピアノ曲にも鈴木の教本にも作品番号や「イギリス組曲」の記載はまったくありませんが、どこかに書いてほしいですね。他にもガヴォットやミュゼットはありますし。

私の演奏による「ミュゼット」ですが、レッスンでは”美しい音”を出すのが先なのでゆっくりのテンポで弾いています。レッスンのポイントとしてはフォルテとピアノの差を出すこと、そのための弓の使い方が第1に挙げられます。私としてはアウフタクトを意識してより舞曲らしく演奏したかったのですがあまり反映されていません。(苦笑)
この録音はつい最近のものでレッスンから2か月後の演奏です。この「ミュゼット」はヴァイオリン初心者にとって弾きやすいようになのかD-durとなっています。上で”G音のドローン”と書きましたがD-durなので”D音のドローン”になりますが、その部分はピアノ伴奏が担当するためこのヴァイオリン演奏(無伴奏)には出てきません。


この記事を書くことによってあらためて「イギリス組曲第3番」を通して聴いています。
NAXOS MUSIC LIBRARYで手始めにに鈴木雅明、グスタフ・レオンハルト、セリーヌ・フリッシュの演奏を聴きました。
NMLの画面ではⅤ Gavotte Ⅰ-Ⅱと出てくるだけでMusetteの記載はありません。CDの目次には記載されているかもしれませんが。Ⅱが「ミュゼット」なのでしょうか?

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「ミニヨンのガヴォット」・・・ピチカートが成功してうれしい! [ヴァイオリン]

いつもと違うカラオケに行きました。最寄駅から4つ目の駅の近くですが、今日はいつものカラオケが混んでいてあきらめていたところ、たまたま行った家電量販店の近くにあったため寄ってみました。
平日昼間600円でフリードリンク付き3時間コースです。3時間で終わるならいつものカラオケよりちょっと安いですが、いつものところは11時から20時までやっても670円(300円+フリードリンク470円)ですからやはりこちらのほうが安いです。ただ、実際そんなに長時間利用することはないし、どんなに長くても4時間でしょうか。大抵は2~3時間です。電車に乗ってまで今日のところに行くことはないですが、壁のポスターを見たら平日開店の10時から11時の間に入店したらフリードリンク付き3時間で450円とあり心惹かれました。いつものぼろいカラオケと違いドアもしっかりしていてまったく雑音が入らず、何しろ明るいため楽譜をしっかり見ることができます。かなり街中ですが、おんぼろカラオケと違ってガラガラでした。他にお店がたくさんあるせいでしょうか?そこはパチンコ店とかボーリング場が入った複合娯楽施設の中にあります。

カラオケの話からしましたが、実はレッスンの後でした。レッスンは某音大の音楽教室のため、そこの練習室を借りることもできます。30分で500円。よく調整されたグランドピアノが各部屋にあってピアノの練習に借りたいと思ってきましたが、いざ会員になって(レッスン生は自動的に会員になる)使えるようになってみるとそこまでしてグランドピアノを借りるほどのことはないので、まだ2回しか借りていません。30分で500円は高いようですが、よく調整されたグランドピアノを借りることができてこのお値段は安い方だと思います。
本当は住んでいる地域の文化会館やコミュニティーセンター(公民館)の音楽室を借りてみたいのですがこれがハードルが高いのです。何かのグループで登録しないと借りることができなかったりしますし個人には貸してくれないところが多いです。借りることができても「急に思い立って・・・」は無理。
ピアノを使うならともかく、ヴァイオリン練習にはカラオケで充分、というかカラオケが良いです。
私がいつも使っているところはほとんどの部屋が鏡張りで、フォームの確認ができます。
ただ、やはり音の確認のために鍵盤楽器があったほうが良いですが、私の場合楽器+譜面台+楽譜で大荷物になるため、小さな鍵盤楽器(ピアニカとか)ですら持って行くことは不可能です。そんな時はスマホのアプリを使えば良いのでしょうか?

話が長くなりました。頑張った甲斐あって今日はレッスンもなかなか良かったのですが、その後練習したカラオケの音響が良くて気分よく弾けました。何曲も録音してしまいましたが、今日一番の難曲トマの「ガヴォット(ミニヨン)」のラストのピチカートが奇跡的にうまくいきうれしくなってしまいました。とにかくスタッカートの練習が厳しかったのですが最後の最後に出てくるピチカート、弓を持ったままリズムを崩さずに(また勝手に休符を入れたりせずに)ピチカートモードに入って、しかも分散和音で弾くのは大変でした!高校のオケでやったピチカートははじめから最後までピチカートだったし、単音だったので楽ちんでした。今回の「ガヴォット」のピチカート演奏時、弓の毛箱(フロッグ)がヴァイオリンの表板に当たりそうで怖かったです。




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薄暮 [映画]

早く目覚めてしまいAmazon Primeのprime videoで面白い動画を探していて素敵なアニメを見つけました。
一覧に出てきた画像(夕暮れの風景)が大変美しく、ポインターを合わせたら紹介文のトップに「福島県いわき市の女子高生・・・」と出てくるではありませんか!これは気になる、ということで紹介文を更に見てみたらヒロインの女子高生はヴァイオリンをしている様子。52分とそんなに長くないこともあって早速視聴してみました。

薄暮

薄暮

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2020/03/07
  • メディア: Prime Video



あらすじは書きませんが、私がヒロインと同じ年齢だった高校一年の時を懐かしく思い起こさせる描写が多く大変共感できました。タイトルの「薄暮(はくぼ)」はヒロインが大好きな夕暮れの風景。下校時音楽部の友達と別れた後、一人になってバス停までの道を歩くのですが(周りは田んぼばかり)、刻々と変わる夕暮れの空を眺めて幸せな気持ちに浸ります。
私もこれくらいの年齢の時、下校時に実家の近くの川にかかる橋の上の空を見上げ赤から薄紫(微妙な色合いで言葉で表現するのが難しいですが)に変化していく様子が好きでした。正直高校の時はバス通学のほうが時間節約になったと思うのですが(本数は少ないですが)、「バスは高い」という親の考えで電車通学でした。家から最寄駅まで徒歩30分、高校からその最寄駅まで徒歩20分(しかも大変な坂道!)で、バスなら徒歩の時間が片道20分くらいで済むのに・・・と卒業してから思いました。高いと言っても大したことなかったように思うのですが(定期ならなおさら)。
あの頃は今と違って皮のカバンを手にぶら下げていましたし(肩掛けタイプでもリュックタイプでもなかったので)、同級生の多くがわざとカバンをつぶしていた中、私は分厚いカバンを持つことにこだわり、教科書と辞書はすべて持ち歩いていました。なので常に掌にマメができていました。
サブバックも持ち歩いていたのですが、高校の備品のヴァイオリンを自宅練習のために持ち歩いていた時もあり、そんな時はどうしていたのだろうと思います。当時のヴァイオリンケースは手提げタイプでした。自分の楽器を持っている人は肩掛けタイプでした。
とにかくそんな大荷物で毎日毎日結構な距離を歩いていたわけです。今思うとそれだけで疲れてしまいますが、歩きながら歌ったりぼんやり空想していた時間は大変贅沢なひと時だったように思います。

ヒロインは高校の音楽部(弦楽部)でベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番などを演奏していますが、ハイレベルな感じがします。自宅ではディーリアスを聴いていて音楽の趣味はマニアックです。(「ディーリアスを聴いて浄化しよう。」みたいなセリフがありました。)ディーリアスは鼻歌しか出てきませんでした。
ディーリアスについて詳しくはありませんが、大学時代にヴォーン・ウィリアムズの曲と一緒にラジオで流れていたのをエアチェックし結構はまった曲(曲名忘れましたが)がありました。

ヒロインは東日本大震災で心に傷を負っていて人と距離を置いているという設定ですが、全体にほのぼのした穏やかなストーリー展開です。夕暮れの風景を絵に描いている少年との心の触れ合い(ざっくり言ってしまえばラブストーリーですが)も美しく、二人とも大変真面目できちんとしているせいか、大変好感が持てます。

最初から気になったように絵が大変美しく、良い作品だと思いました。
何より私の実家と似た風景にノスタルジーを感じました。(実際比較的近いですし)
方言が出てこないのがちょっと残念だったでしょうか?(笑)






公式サイト




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