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Handel's Harp(ATMA) [音楽鑑賞]

昨日は「じめじめしますね」、と書きました。
ですがもう梅雨明けしたみたいにカラッとした天気です。
とにかく暑いですね。
やっぱり暑いと音楽にも爽快感を求めたくなります。
昨日は随分いろいろ聴いていたのですが、今日の記事はやっぱりHandelつながりでいきます。
(本当は違う記事になるはずでした。)

Handelのハープ協奏曲、涼しくなる音楽として挙げる人は多いかもしれません。
この曲、Handelの曲の中では意識的に避けていたかも。
Handelはオペラやオラトリオ・・・有名なアリアも”編曲もの”は避ける・・・という聴き方をしてきました。
つまり歌もの中心に聴いてきたので(演奏も)、器楽曲はほとんど聴いていないに等しいです。
それとハープ演奏というのは”ハープのための曲”よりも”編曲もの”が多いと思いませんか?
ハープは好きですし、前にも書いたように憧れているのですが、聴くのなら”ハープのための曲”を聴くのが王道だというこだわりがある私です。
だけど現代音楽のハープ曲には興味がないですね。
やはり美しい曲でないと・・・。
まあハープなら前衛的な曲でも美しいかもしれませんが。

・・・というわけでHandelのハープ協奏曲ですが、これ最初に聴いたものがいけませんでした。
昔CDを買い始めたばかりの頃(独身時代)、近くの100円ショップ的なところで一枚1000円の安いCDを買ったのでした。
今なら一枚1000円なんて普通ですが、当時は一枚3000円が普通で、1000円のは海賊版みたいなものだったと思います。
ブランデンブルグ協奏曲全曲盤がどうしてもほしくてそれを買いました。
ドイツの室内オーケストラの演奏で悪くなかったと思いますが、ずっと”安いCD”という思い込みが強く、わけのわからないオーケストラの演奏というのが頭から離れませんでした。
今度ちょっと調べてみようと思いますが、まあまあ良い演奏だったと思うのです。

今回聞いたのものは大好きなATMAレーベルでかなり期待を持って聴きましたが、予想した以上に素敵な演奏でした。

Handel's Harp

Handel's Harp

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atma Classique
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

リュートのStephen Stubbsが指揮です。(つまりリュートを弾きながらの指揮ですね。)
ハープはMaxine Eilanderで、演奏しているのはバロック・ハープらしいです。
Handelの頃のハープはどんな音なんだろうかと思っていたところでした。
またこのCDは歌も入っていてCyndia Siedenというソプラノが歌っています。
夜の女王も得意のようですが、声質はリリコっぽですね。
好みの声です。
オケはSeattle Baroque Orchestraです。

1曲目の「エステル」のアリア"Praise the Lord with cheerful noise"ではハープで奏でられる部分が「メサイア」の"For unto us a child is born"のメリスマ部分とまったく同じで驚きました。
11曲目の「オルガン協奏曲第5番」(ハープで演奏していますが)の3楽章はやはり「メサイア」の"How beautiful are the feet of them"を思わせるメロディーですし。
まあ同じ作曲家なのだから当然と言えば当然ですが。
7曲目の「ジュリアス・シーザー」(「エジプトのジュリアス・シーザー」というのもあり混乱しますよね。)の"V'adoro, pupille"もとても美しいですね。
歌いたくなってきました。
8曲目はお馴染み「リナルド」の"Lascia ch'io pianga"。
私の嫌いな編曲物ですね。(笑)
しかも歌手が参加しているのにハープのソロ。(リュートも入っていますね。)
でもStephen Stubbsの編曲が良いのか、聴いていて満足できました。(やっぱり歌のほうが良いですが。)
装飾のつけ方なども納得できますね。(ハープなので音が伸びない分工夫する必要がある。)

pvがありました!
"V'adoro, pupille"で始まっていますね。


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HandelとGeminianiの合奏協奏曲 [音楽鑑賞]

じめじめした毎日ですね。
この時期は爽快な気分にさせてくれる音楽を聴きたくなります。
去年もでしたがやっぱりヘンデルの合奏協奏曲(Concerto Grosso)を聴きたくなり毎日のように聴いています。(去年は5月に聴いていますね。今年はその時期寒かったし・・・。)
NMLでもいくつか聴けますが、その中ではやはりArte dei Suonatoriの演奏が爽快度抜群な気がします。

Handel: Twelve Grand Concertos [Hybrid SACD] (3CD) [Import]

Handel: Twelve Grand Concertos [Hybrid SACD] (3CD) [Import]

  • アーティスト: George Frederick Handel,Martin Gester,Arte dei Suonatori
  • 出版社/メーカー: BIS
  • 発売日: 2008/09/01
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

Arte dei Suonatoriのサイトでも見ることができる動画を貼り付けておきます。


この動画は私が大好きなop.6-11(HWV329)の1楽章なのですが、去年はop.6-11ばかり聴いていたのでほかのも全部きいてみて、「バロックの森」のおわりの曲も同じHandelの合奏協奏曲op.6-10(HWV328)の終楽章だと知りました。
Arte dei Suonatoriの演奏は「バロックの森」でいつも聴いているものよりずっと速いですね。

・・・というわけでいろいろ聴いている中ではこのCDが多いのですが、意識して聴いているのはGeminianiの合奏協奏曲(Concerto Grosso)です。


Concerti Grossi Op 3

Concerti Grossi Op 3

  • アーティスト: Francesco Geminiani,Joël Thiffault,Montreal Baroque Orchestra
  • 出版社/メーカー: Atma Classique
  • 発売日: 1998/09/08
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

これもNMLでいくつか聴ける中から絶対に爽快感が得られそうな演奏が期待できるATMAレーベルを選んで聴いています。
モントリオール・バロック管弦楽団の演奏ですね。
こちらも爽快度の高い演奏です。
GeminianiのCDを持っていたわけではないのですが、これもHandelのと同じく昔自分たちの定演で合奏団の方々が演奏してくださっていて(4年生で就職活動をしていたので実際には後輩たちの定演でした。)、ずっと気になっていました。
・・・で聴いていて思ったのですが、Handelの合奏協奏曲と似ているところがあると思いました。
Geminianiのほうがよりイタリア的な音楽なのですが。
ウィキペディアを見るとCorelliからHandelを繋ぐ存在とありますね。
Aressandro Scarlattiの弟子らしいです。


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O waly, waly(The Water Is Wide) [音楽鑑賞]

昨晩はNHK-FMでカウンターテナーのAndreas Schollのリサイタルを聴きました。
今年3月12日に武蔵野市民文化会館で行われたコンサートでしたが、後半はイギリス民謡(アイルランド民謡・スコットランド民謡)が多くて、日本人受けする選曲だなと感じました。
ヘンデル、ハイドン、パーセル、ダウランドなども歌っていましたが、古楽通でなくても聴きやすい曲ばかりだったと思います。

Schollの歌声を初めて聴いたのは「ロデリンダ」で、何度か繰り返して見ていました
名前を知ったのは最近なのですがあの「ロデリンダ」に出ていた人だったと知って興味が湧きました。
nyankomeさんbonnjourさんのブログでお馴染みの歌手です。
印象としてはJarousskyや米良さんのような”女声のような声”のカウンターテナーとは違い、明らかに男性だとわかるカウンターテナーですね。
厳密にはJaroussyや米良さんも初めて聴く人には女声のように聴こえても、やはり女声とは違うのですが。
カウンターテナーを聴きまくっているせいで、聴いたらすぐにわかるようになってしまいました。
Schollは端正な歌い方の歌手だと感じました。

このリサイタルのプログラムは検索していただければわかると思いますので省略しますが、思わず「あっ!」と思ったのは「おお悲しい」(イギリス民謡)でした。
英語では"O waly, waly"で"The Water Is Wide"という題でも知られています。
"O waly, waly"はちょっと前に結婚式の讃美歌シリーズで記事にしようと思っていました。
讃美歌21で結婚式の讃美歌として使われていますが(讃美歌21の104番「愛する二人に」)、海外では結婚式によく歌われているのでしょうか。

本当は歌の動画をご紹介したいのですが、これと思うものが見つからなかったのでこちらをご覧ください。


歌詞は次の通りです。
O waly, waly up the bank
And waly, waly, down the brae !
And waly, waly yon burn-side
Where I and my love wont to gae !
I leaned my back unto an aik,
And thocht it was a trusty tree,
But first it bow'd and syne it brak,
Sae my true love did lichtlie me.


Schollの歌声も素敵でしたが、この軍楽隊の演奏は力強くて感動的です。
(一応合唱も入っていますね。)
次女がこれを聴いて「アメイジング・グレース?」と言っていましたが、なるほど良く似ています。



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Pekka Kuusisto [音楽鑑賞]

前の記事でヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲イ短調(RV356)の話題をしました。
意識してまともに鑑賞したことがなかったように思うので、早速NAXOS MUSIC LIBRARYで探してみました。
でも案外ないのですよね~。
「四季」同様日本では鈴木メソードで有名な曲なのに(鈴木メソードの人にだけ有名?)、案外録音が少ないのかなと思ったり・・・。(一応有名な曲なのですよね?)
探し方が悪いだけなのかもしれませんが作品番号で探すだけでは難しかったです。
もしかしたらほかのCDの中に入っているかもしれませんが、NMLで作曲者名→協奏曲の順に検索し、作品番号が出てくるCDは良いのですが、アルバムの名前しか出てこないと開いてみないとどの曲が入っているのかわかりません。
やっと見つけたのがこのCDでした。


Four Seasons, Violin Conc in a

Four Seasons, Violin Conc in a

  • アーティスト: Antonio Vivaldi
  • 出版社/メーカー: Ondine
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

ジャケットの若々しい横顔が気になって調べてみました。
Pekka Kuusisto(ペッカ・クーシスト)というフィンランドの若手ヴァイオリニストです。(1976年生まれ)
クラシックだけでなくジャズやロックもやる演奏家で動画サイトでもいろいろ見ることができました。
詳しいことはこちらをご覧ください。
まあ割とハンサムなほうだと思いますが、やっぱり北欧の人・・・という顔ですね。
(以前ローランド・ペンティネンという北欧のピアニストをジャケットでカッコいいと期待して調べてみたらそうでもなかったということがありました。でも演奏はとても素敵です。)

このCDには有名な「四季」もあります。
録音はもう10年くらい前のもののようで、20代前半の若々しい演奏ですね。
グァダニーニ(1752年の)を貸与されているようですが、この演奏もそれでしょうか。
なかなか変わった演奏もする人なのかなあと調べていて思いましたが、このアルバムはあくまでも清潔に演奏していて好感が持てますね。


下の動画(二つあるうちの下のほう)のオープンリハーサルでのクーシストがおもしろいです。
エレキヴァイオリンも使っています。
ヴァイオリンもいろいろな弾き方ができるんだなあという感じです。


(※この部分に動画を貼り付けていましたが動画削除に伴い削除しました。2013.2.14)




追記

Pekka Kuusistoはフィンランドの”ヴァイオリンの貴公子”と呼ばれているようです。(日本で呼ばれているのか、フィンランドでも呼ばれているのかわかりません。)
検索したら”イケメン”ヴァイオリニストという表現もあったし、やっぱりイケメンなのかもしれません。
二つ年上の兄(Jaakko Kuusisto)もヴァイオリニストで二人が作曲・編曲して演奏しているCDもあります。
「四季」に関して言えば以前NHK BS-hiでPekka Kuusistoの番組を放送していたようです。
部分的に見ました。
調べれば調べるほど、音楽が好きで好きでたまらない多才な若手であることがわかり更に知りたくなってきました。
上のCDでも特に「変わったことをしてやろう」という意図は感じられないけれど、どういう方向でやろうとしているのかわかりやすい演奏だし、そのために考えられたボウイングがまるで見えるようだと思いました。
(当たり前のことかもしれませんが・・・)
何といっても冴え渡る音色が素敵ですし、メリハリのある表現、すっきりとした構成が聴いていて気持ちよいです。
清潔に演奏しているので、「”イ・ムジチの『四季』”しか聴けない!」という方もきっと聴きやすいと思いますが、どことなくノリがロックしている感じがします。




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米良美一&塩入俊哉@名古屋Blue Note [音楽鑑賞]

名古屋のBlue Noteに一度行ってみたかったのですが、念願かなって行けました!

米良美一さんと塩入俊哉さんのコンサートがあったので行って来ました。
塩入さんの伴奏は初めて・・・と思っていましたが、よくよく調べてみたら「ノスタルジア」でノエル・カワードの「20世紀のブルース」、武満徹の「うたうだけ」、あと「ヨイトマケの唄」の伴奏をしている人でした。
(お名前は米良さんファンの方々のブログで存じ上げていましたが、失礼ながら同じアルバムで伴奏している山田武彦さんとごっちゃになっていました。)


ノスタルジア~ヨイトマケの唄

ノスタルジア~ヨイトマケの唄

  • アーティスト: ヴァイル,武満徹,フェルネ,ブレヒト,谷川俊太郎,カワード,長谷綾子,山田武彦,塩入俊哉,竹下欣伸
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/09/07
  • メディア: CD



全曲試聴できます。

また、塩入さんの公式な動画(ヤマハ)がありますので貼り付けておきます。(米良さんも貼り付けたいけれど公式ではないので・・・)
この動画20分以上あります。(とても勉強になりました。)



Blue Noteのステージも動画のステージみたいな雰囲気でした。
ピアノもやはりヤマハ。
塩入さんもまあジャズの人と言えるのだと思いますが、ジャズ演奏が多いライブハウスですね。
動画でもそうですがピアノの蓋は一番高い位置まで上げられていておまけにマイクが二つほど向けられていました。
会場のお客さんは何人だったでしょうか。
食事テーブルつきの座席なので、同じ面積のコンサートホールよりも人は少ないのでしょうけれど、満席でしたよね?
私が聴いたのは1stステージで、2ndステージもあり、両方聴かれた方も何人かいらっしゃいます。
こういう場所で聴くのは初めてでしたが、米良さんもコンサートホールよりリラックスしていらっしゃるようにお見受けしました。

米良さんが目的で行ったコンサートで、期待以上の素敵なひと時でしたが、私は塩入さんがかなり気に入ってしまいました。
一番前の席で米良さんに釘付けになりながらも、私は塩入さんの編作曲、即興技術を堪能していました。
塩入さんは小中高と桐朋学園出身でもともとクラシック畑の人なのですね。
大学は国立音大ということです。
塩入さんのリスト、是非聴いてみたいものですね。
ジャズの人には普通なのかもしれませんが、譜面台には楽譜がある時とない時がありましたが、ほとんど見てないと思うし、あっても譜面台はかなり倒れているので、見えないんじゃないかと言う気がしました。
ほとんど即興の世界じゃないでしょうか。
「ヨイトマケの唄」はCDを見てもピアノ伴奏をしていることくらいしかわかりませんが、これのアレンジは塩入さんですよね。
カラオケで歌いたいときには美輪明宏ヴァージョンになってしまうので(ちょっと土臭い)、塩入ヴァージョンでは歌えません。
思えばあの曲が非常に土臭い曲でありながらも”歌曲”として聴けるのは美輪さんの作詞作曲の力や米良さんの歌唱力と人間性によるものでもあると思いますが、塩入さんの編曲に負うところも多いからなのだと思います。
いつも書いているように私は”編曲モノ”は結構嫌いで、”原曲主義””原調主義”なのですが、塩入さんの編曲は心にす~っと入ってくるように感じます。
おしゃれな空間に似合うおしゃれな編曲とも言えるかもしれませんが、ただおしゃれなだけの編曲は好きではないです。
表面的にジャズっぽくしたり、かっこよくしたりしても”曲の命”が伝わらないものは好きではないのです。
どこがどうとは言えないのですが、塩入さんの編曲は米良さんの歌にぴったり寄り添っていると感じました。
また歌についていくだけなく、主張するところも多かったし・・・。
こういう伴奏だと歌っていて刺激的だろうし、安心して歌えるでしょうね。

前半の米良さんはオペラピンク(に見えました)の総レースの布地に同じ色のスパンコールがたっぷりついた華やかな衣装。
私はルビーのような指輪も気になってしまいましたが(まわりにダイヤも付いていた?)。
最初に塩入さんのソロ(曲名はわかりません。)があり、この衣装で米良さんが登場。
歌ったのは次の曲です。

「聞かせてよ愛の言葉を」 「愛の讃歌」 「もののけ姫」
米良さんのフランス語、素敵だと思います。
”r”の発音、真似したいです。
「もののけ姫」は今までと一味違って聴こえました。


「夢のしずく」は塩入さんのソロでしたが、その後に再登場した米良さんは銀色のメタリックな素材のスーツでした。(前半はいつものドレスのような衣装でしたが、こっちはちょっと男性的でした。)
曲は以下のとおりです。

「夜霧よ今夜もありがとう」 「いいじゃないの、しあわせならば」 「四季の歌」 「Sweet Memories」 「遠くへ行きたい」 「世界は二人のために」 「花~すべての人の心に花を」懐かしい昭和歌謡の数々も塩入さんの伴奏で一味違っていました。
女性的な米良さん、男性的な米良さんを堪能しました。

アンコールは3曲でした。

「Watch Me」(コシノジュンコさんのだんな様の詩に米良さんが作曲、塩入さんが編曲したもので、秘かに出されているCDとは違う名古屋ブルーノートだけのピアノヴァージョンの伴奏)
「日和下駄」 「ヨイトマケの唄」

「日和下駄」は初めて聴きましたが、これを聴いて笠置シヅ子の「買い物ブギ」を米良さんに歌ってほしいと思いました。
この日のプログラムでもっともジャズでしたね。
米良さんの作曲の「Watch Me」、なかなかぐっとくるメロディーでした。
以前もポップスアルバムで米良さんの作曲した曲を聴いていますが、塩入さんの助言とかあるのでしょうかね。


素敵な時間はあっという間でしたが、まったく安心して寛げるコンサートでした。

カメラを忘れたのでコンサート前後の会場の様子などまったく写すことはできませんでした。(残念・・・)

(注)プログラムなどは配られなかったので、曲名はまた確認して間違っていたら訂正します。

noripさんにゃんさんも書いておられます。




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Maria Bayo&Capriccio Stravaganteのヘンデルアリア [音楽鑑賞]

昨日の話題は梅雨にぴったりの曲でしたが、今朝聴いているのはじめじめを吹き飛ばすような爽快感のあるヘンデルアリア集です。

歌っているのはMaria Bayo
アンサンブルはSkip Sempe指揮Capriccio Stravaganteです。
有名な"Lascia ch'io pianga(私を泣かせてください)"も収録されています。
Maria Bayoはかれこれ20年近く前から注目していたソプラノでCDを持っています。
Skip SempeやCapriccio Stravaganteも3年ほど前から注目しています。


ヘンデル;オペラ・アリアとカンタータ集 [Import from France] (Haendel: Maria Bayo、Opera Arias & Cantatas)

ヘンデル;オペラ・アリアとカンタータ集 [Import from France] (Haendel: Maria Bayo、Opera Arias & Cantatas)

  • アーティスト: George Frederick Handel,Skip Sempe
  • 出版社/メーカー: Naive
  • 発売日: 2007/08/28
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

Maria Bayoの声は小さな針の穴に糸を通すような感じで細く集めた(声楽以外の方にはわかりにくい表現ですね。)鋭利さがありながらもあたたかみがあり好みです。
しばらく聴いていませんでしたが、あらためて素敵なソプラノだと思います。
すべての演奏が好みではないかもしれませんが、少なくともこのCDと家にあるイタリア古典歌曲集のCDの歌声は好みです。
テレサ・ベルガンサの弟子に当たりますね。

Capriccio Stravaganteのアンサンブルはいつ聴いても清涼感があって気持ちが良いですね。
このアンサンブルでヘンデルの合奏協奏曲が聴きたいかも。



Maria Bayoだけではないですが、ちゃんとした発声の人だとソプラノならどんな低い声でも”ソプラノの音色”だと思います。
私は低い声なら結構出せるのですが(高い声ももっと出したいですが)、”ソプラノの音色”ではありません。
どちらかと言うとアルトとかメゾの音色だと思います。
大体普段の話し声が低めなので私はメゾだと思われたりするのです。
話し声はともかく歌声は低い声でも”ソプラノの音色”になりたいなあと思っています。
ただし日本人ソプラノの”細く集めた声”はイマイチだと感じることが多いです。
なぜかと言うと”細く集める”ことにこだわりすぎて、歌の心が届かない気がするのです。
日本人なのだから日本歌曲なら”伝わる演奏”ができるように思いますが、残念ながらそう感じるものは少ないです。
これはソプラノだけではなくて他の声種でもそうです。
どうしてなのでしょうか。
声作りに必死な段階だからなのでしょうか。
もちろん素晴らしい声だと感じる人も多いのですが、歌の心が届く人というのは稀です。

今の私は何のしがらみもない(わけでもないですが)ので、好き勝手なことを書けます。
もちろん自分の歌の実力は差し置いて。(苦笑)
でも目指すところは高い声を出せるかどうかだけでなくて、言葉がわからない人にも”届く”歌声ですし、そのための技術が欲しいです。







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Cinquecento [音楽鑑賞]

私がネット上で”追っかけ”ているウィーン少年合唱団出身のカウンターテナーTerry Weyはソリストとしても活躍していますが、Cinquecento(イタリア語で15500という意味なのですが16世紀ルネサンス曲のヴォーカルアンサンブルグループです。)のメンバーとしても活躍しています。
Cinquecentoは男性ばかりですが高音はカウンターテナーのTerry Weyたちが担当しているので普通の男性ヴォーカルアンサンブルとは雰囲気が違います。
いくつか宣伝用動画を貼り付けてみます。(上にリンクしたオフィシャルサイトからも何曲か聴けます。)
美しいアンサンブルですが、静かなだけでなく音の渦の中に飲み込まれそうな威力を感じます。


(Terry Weyは一番左端の人です。)


(下にAmazonのリンクを貼り付けましたが、そのCDの中の曲でしょうか。)








Missa Mente Tota / Motets

Missa Mente Tota / Motets

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hyperion UK
  • 発売日: 2010/06/08
  • メディア: CD





Missa Ultimi Miei Sospiri

Missa Ultimi Miei Sospiri

  • アーティスト: Philippe Verdelot,Philippus de Monte,Cinquecento
  • 出版社/メーカー: Hyperion UK
  • 発売日: 2008/05/13
  • メディア: CD



何年歌っていてもピッチの甘さが改善されない私です。
歌っている時には大丈夫だと思っているのですが録音を聴くと穴に入りたくなるような出来だったりします。
考えてみると合唱の時には「もうちょっと上」「もうちょっと下」とか言われて直していましたが、声楽レッスンでは特に言われなかったのですよね。
演奏会でほかの人に指摘されたことはあったのですが。
”支え”が必要なのだと思いますが(・・・と、あるサイトで見かけました。)、合唱曲はともかく、アリアや歌曲で言葉に”命”を吹き込もうとしたり、子音を立てようとしたりいろいろ頑張ってしまうとやっぱりピッチが狂ってしまうように思います。(頑張ってもたいしたことないのですが。)
ちょっとしたことで狂ってしまうという感じです。
ほかの方はそういうことはないのでしょうかね。




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アリス=紗良・オット チャイコフスキー&リスト [音楽鑑賞]

引き続きアリス=紗良・オットのCDを聴いています。


チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

  • アーティスト: アリス=紗良・オット,リスト,チャイコフスキー,ヘンゲルブロック(トーマス),ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2010/01/06
  • メディア: CD


    ↑
全曲試聴できます。

久しぶりにチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を聴きます。
中学生の頃はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、グリーグのピアノ協奏曲イ短調、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が大好きでした。
最近ほかの演奏をほとんど聴いてないので比較のしようがないのですが、文句のつけようがない演奏ですね。
気持ちよく聴けます。


リストのピアノ協奏曲は初めてだと思うのですがどこかで聴いたことがあります。
有名な曲なのでしょう。

ボーナストラックに「コンソレーション」(慰め)がありますね。
昔から家にあった全音の名曲集で知っていましたが、なんとなくとっつきにくくて弾いたことがない曲です。
こうして聴いてみるとなかなか良い曲だと思います。
リストは超絶技巧の作曲家というよりも声楽的要素を取り入れた作曲だと思っています。








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アリス=紗良・オット 2007年ルールピアノフェスティバル [音楽鑑賞]

2007年ルール・ピアノフェスティバルでのアリス=紗良・オットの演奏の話題です。

9枚組で購入できるようです。→HMV

NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

ずいぶん若いというか幼い顔ですよね。
これだと昨日の記事のモナ=飛鳥・オットと双子みたいですよね。
この前取り上げたリストのアルバムの写真だとまったく雰囲気の違う表情になっていますが。
とにかくこのルールピアノフェスティバルのアリス=紗良・オットはドイツ・グラモフォンデビュー前ですね。

派手な曲のオンパレードみたいですが、これ同じ時の録音ではないようです。
HMVのサイトを見てみたらBeethovenは2007年5月30日、LisztとSchumannは2007年7月19~20日の録音になっています。
少なくともBeethovenはライブ録音で曲の終わりに盛大な拍手が聴こえます。

とにかく超絶技巧でがんがん攻めてくるCDです。
彼女は1988年8月生まれなので2007年5月だとまだ18歳でしょうか。
完璧なテクニックですね~。
妹のモナもそうでしたが切れ味の鋭いスカッとする演奏はすがすがしいですね。
聴いていて気持ちが良いです。
Beethovenの「熱情」は土臭い感じがしないのが良いし、Lisztの「パガニーニによる大練習曲」No.6はヴァイオリンの音色が聴こえてくるような演奏だと思います。



この中では最後のSchumannが唯一静かでゆったりとした曲ですが、超絶技巧での興奮を冷ましてくれるような演奏でまた良いです。
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モナ=飛鳥・オット 2008年ルール・ピアノ・フェスティバル [音楽鑑賞]

念願かなってモナ=飛鳥・オットの演奏を聴くことができました!
モナ=飛鳥・オットはアリス=紗良・オットの妹で、1991年生まれ。
・・・ということはうちの長女よりたった一つ年上ということです。
姉のアリス=紗良・オットも1988年生まれでかなりの若手ですが、更に若手ですよね。
アリス=紗良・オットの人気や評判が高すぎるので、妹のほうは「あのアリスの妹」という感じで見られていると思いますが、こちらもなかなか素晴らしいピアニストだと思いました。
確かに似ているかなあと言う面もあるのですが違った魅力があると思います。(具体的にはまだ両者をそれほど聴き込んでいるわけでもないので今は書けませんが。)

メジャーレーベルからCDを出しているわけでもないし、演奏会に行ったことがある人(日本でのデビューはおととしだったようです。)は一握りなので、まだまだ日本で知られていませんね。
例によってNAXOS MUSIC LIBRARYで先日の河村尚子と同じ2008年のルール・ピアノ・フェスティバルに出演した際の演奏です。

こちらで購入できますが、先日書いたように河村尚子たちの演奏とセットで6枚組です。

NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

このCDは聴いた事がある曲が多いです。
まず1曲目のW.A.MozartのロンドK.485。
今まで聴いたものよりずっとテンポが速く切れ味が鋭いです。
それからこの曲をあまりプロの演奏で聴いた事がないせいもあるのでちょっと上手なお子様向けという印象があるのですが、初めて気持ちよく聴けました。

2~4曲目はL.v.Beethovenのピアノソナタ「悲愴」(op.13)。
これを聴いて彼女はBeethoven向きかなあと思いました。

F.Liszt(「巡礼の年」から3曲と「スペイン狂詩曲」)、F.Schubertの「3つの小品・即興曲」(D.946)もなかなかよかったです。

全体的に切れ味が鋭くすかっとする演奏だと思いました。
「悲愴」の緩やかな2楽章も素晴らしかったです。

相当若いし、たぶん苦労はしてないと思うのですが、技術だけでなくて精神も伴っていると思います。
もちろんまだまだなのでしょうけれど。
ピアノの”表現力”に関して(ほかもありますがとりあえずピアノ)思うことは多いのですが、よく「表現力がある」と言われている演奏家で”作曲家不在”の上滑りな演奏に聴こえる人が多いです。
表現力がありそうに見えて実は中身がない演奏です。
そういうはったりだけの演奏家ではないという感じがしますね。
一音一音胸に迫ってくるものがあります。

これから期待できるピアニストではないでしょうか。


ところで、アリスとモナの姉妹はある時期までは同じ先生についていたのでしょうか?
今ついている先生はきっと別なのだろうと思いますが・・・。








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河村尚子・・・ウィーンの謝肉祭の道化芝居(シューマン)・ピアノソナタD.959(シューベルト) [音楽鑑賞]

引き続き河村尚子のCDの話題です。

Schumann: Faschingsschwank; Schubert: Sonata in A major, D 959 [Hybrid SACD]

Schumann: Faschingsschwank; Schubert: Sonata in A major, D 959 [Hybrid SACD]

  • アーティスト: Robert Schumann,Franz [Vienna] Schubert,Hisako Kawamura
  • 出版社/メーカー: Audite
  • 発売日: 2004/10/26
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

このCDには前の前の記事でご紹介したCDにも収録されているF.SchubertのピアノソナタD.959が収録されています。
録音のせいもあるのだと思いますがこちらのほうが力強い打鍵に聴こえます。
こちらは2004年の録音でしょうか。(前の前の記事のほうは2002年。)
2回も録音しているなんてよほど思い入れのある曲なのだろうと思います。
私も前の前の記事を書いてからも更に何度もこの曲を聴いてだいぶ馴染みました。
4楽章を聴いていたらF.Schubertの歌曲もふと思い出しました。

CDの前半はR.Schumannの「ウィーンの謝肉祭の道化芝居」。
Schumannがイマイチな私もこの曲は結構いけます。
たまたまみどりのこびとちゃんがこの曲の記事を書いていらっしゃるので今日の話題はやっぱりこれだということになったのですが、やはり「幻想的情景」という曲名のほうがしっくりくるような気がします。
今聴きなおしたら「ラ・マルセイエーズ」が確かに聴こえました。
それにしても河村尚子、顔に似合わず強靭な打鍵ですね。
それにこのCDのジャケットがピアノの部品の写真というのも渋い・・・。
どんな演奏家か知らずに聴いたら強靭な打鍵のベテランの男性ピアニストかと誤解されそうなジャケットですね。



追記

時間がなかったのであっさりと書いてしまいましたが、もちろん強靭な打鍵ばかりではありません。
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河村尚子 2008年ルールピアノフェスティバル [音楽鑑賞]

またしても河村尚子ネタです。(やっぱり”さん”を付けないと落ち着きませんね~。)

NAXOS MUSIC LIBRARYで意外な演奏家が聴けることが多いのでためしにアーティスト名検索してみたら聴けることがわかりました!!

河村尚子は今のところ2枚聴けます。
彼女は今のところ録音が少ないようで、すでに記事に書いている2枚とNMLで聴ける2枚で”全部”と言って差し支えないですね。

私が聴いたのはこちらのCDです(Amazonでは扱われてないようです。リンク先はNAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。)
2008年ルールピアノフェスティバルでの演奏のようです。
実はこのフェスティバル絡みでアリス・紗良=オットとその妹のモナ=飛鳥・オットの演奏も聴いているのです。
河村尚子とモナ=飛鳥・オットは同じ2008年ですね。
HMVでは他の演奏家のものとセット・・・6枚組で約1万円です。(こちらです。)
NML、ありがたいです。
実はこのCAvi-musicというレーベルはNMLに参加したばかりのレーベルなのですが、ちょうど良いタイミングで聴けるようになってありがたいです。

・・・で肝心の河村尚子の演奏ですが、
R.Schumannの「ユーモレスク」(op.20)、D.Scarlattiの鍵盤ソナタ、C.Debussyの「ピアノのために」、C.Franckの前奏曲・コラール・フーガ(M.21)です。
この中での私のお気に入りはD.ScarlattiとDebussyですね。
D.Scarlattiは小鳥のさえずりのような感じのところが気に入っています。
曲自体が面白いのだと思うのですが(どうもD.ScarlattiはA.Scarlattiほど聴いてないので・・・)、河村尚子の生き生きしたメリハリのある演奏は素敵です。
ピリッとしたところもまた良いです。
Schumannも面白いのですが、その後に続けて聴くとはっとさせられます。
その最初のソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483は有名だと思うのですがどこかで聴いたことがあります。
最近どなたかのところで話題になっていましたよね。
Debussyは私の大好きな作曲家ですが、鋭い打鍵にぐっと来ます。

C.Franckは私の中では「パニス・アンジェリクス」の作曲家でそれ以外はなかなかメロディーを覚えることができないのですが、この録音のコラールというのは”コラール風”なのでしょうか。
それともBachなどのようにあるコラールをもとにしているのでしょうか。
(もとになったコラールがあるとは思えませんが。)
C.Franckのオルガン曲は礼拝堂で瞑想するのに向いた曲というイメージがあります。
ピアノ曲も渋い印象が・・・。




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河村尚子(モーツァルト・シューベルト・プロコフィエフのソナタ) [音楽鑑賞]

河村尚子のCDを聴いています。(偶然門前トラビスさんも関連記事を書いていらっしゃいますね。)
今聴いているのはDiscAUVRESから出ているものでW.A.MozartのピアノソナタKV.576とF.SchubertのピアノソナタD.959、S.Prokofievのピアノソナタop.14です。
商品情報はこちらをご覧ください。

3月にショパンアルバムを聴いていましたが、個人的にはこちらのほうが好きかもしれません。
今はこればかり聴いていますし、2枚を続けて聴き比べないと何とも言えないのですが。
忙しくて何かしながら聴いていますのでいい加減な感想になりますが、まずMozartの明るくて軽快なソナタで始まります。
最近Mozartをあまり聴いていなかったので、出だしからはっとさせられます。
それとこの曲は全体に明るいですが、ところどころKV.457でおなじみのパターンが出てきます。(KV.457はまともに取り組んだことがあるのです。)
このKV.576、うちに楽譜がありました!(有名かもしれないけれど初めて聴きました。)
弾いてみようかな?
Mozartは譜面が見やすいのでとっつきやすいのです。

河村さん、Mozartが合っているなあ~と思っているうちにSchubertのソナタになっているのですが、これはブックレットを見ないとBeethovenなんじゃないかと思うようなソナタだと思います。
歌曲の世界とはまったく違いますし、即興曲とも違うし、古典派の作品のように聴こえますね。

それに続くProkofiev!
まず私の中ではMozartとSchubertはともかくProkofievが組み合わされるのが意外ですが(こういうことはCDやコンサートではよくありますが)、このCDの中で一番はまったかもしれません。
他の曲も良いのですが、今のところProkofievです。
とにかくかっこいいですね~。
Track9のAllegro moderatoとTrack11のVivaceが特に気に入っています。

このCDの曲は何しろ他の人の演奏を聴いてないので比較してどうこうとも言えませんが、ショパンで感じたものとはまた違う魅力がありますね。

Prokofievは娘用に買った高い輸入楽譜があります。
もったいないので弾こうと思います。
結構好きな曲も多いし。
ただMozartと違ってぱっと譜読みして弾けないのが辛いですが。
(もちろん読むには読めるのですが、なかなかよい感じに弾けないのです。)
だからと言ってMozartが簡単と言う訳でもないのですが・・・。
Schubertもやはり娘用の輸入楽譜の即興曲集が・・・。
(即興曲はImpromptuですが”アンプロンプチュ”とカタカナで書くのはどうも抵抗があります。)

久しぶりにこの3人の作曲家に向き合ったかも・・・。


先日、このCDを検索中に青臭い演奏のように書いている批評家がいましたが、私はそんなことないと思います。






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Luc Arbogast [音楽鑑賞]

以前「アンジェリク」に登場する古いシャンソン(Le roi a fait battre tambour)を必死に検索して調べて記事にしたことがあるのですが、当時は必死に試聴できるサイトを探したものですが、さっきある話題から気になってYouTube検索してみたらこんな演奏を発見しました。



この楽器はマンドラではなくてアイリッシュ・ブズーキと言うのでしょうか?
ストラスブールでの演奏らしいです。(どこの国での演奏かと思いましたがやっぱりフランスでした。)
歌っている人、良い声ですね。
カウンターテナーボイスで歌っているところも素敵です。

Luc Arbogastというホームレスシンガー(?)のようでYouTubeではかなり話題になっているようですが・・・??
(CDも出しているらしい!こちらで何曲か聴けますが。)

私、ファンになりそうです~!


追記

くーぷらんさんも最近の記事でこの方のことを取り上げていらっしゃいました!



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無伴奏チェロ組曲(J.S.Bach) [音楽鑑賞]

ちょっときっかけがあって普段は聴かないバッハの「無伴奏チェロ組曲」を聴いてみました。
人気が高い曲ですが、私はバッハは普段カンタータや協奏曲中心に聴いていて”無伴奏”シリーズをそんなに聴いていないのです。
ヴァイオリンの無伴奏曲(ソナタ・パルティータ)のほうは何かしながら聴くことができないということを以前書きました。チェロのほうも何かしながら聴くことができない気がしますがヴァイオリンのほうよりは穏やかな気持ちになれるように思います。

私が聴いたのはWolfgang Boettcherの演奏です。

Bach: Suites for Solo Cello

Bach: Suites for Solo Cello

  • アーティスト: Wolfgang Boettcher,Johann Sebastian Bach
  • 出版社/メーカー: Nimbus
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

昔からそれほど低音に興味がなかった私ですが、しみじみと堪能しました。
Wolfgang Boettcherは草津音楽祭でも講師をしているようですが、カラヤン時代のベルリンフィルの主席奏者なのですね。
カラヤンもベルリンフィルも「すごい」という噂ですごいんだと思っていましたが、カラヤンだからどうとかベルリンフィルだからどうと実感してきたわけではありません。
このチェリストには以前から興味があったのですが、昨日初めて聴いてみて深みのある音色に癒されました。
この曲もそれほど多くの演奏を聴いてないので何とも言えませんし、ヨーヨー・マとかミッシャ・マイスキーなどと比較したらどうなのかもわかりませんが、ぐっときました!
まあ曲が良いからというのもあるのかもしれませんが、この人の演奏は素晴らしいと思います。

それとこういう無伴奏のチェロの曲をピアノで弾いて遊ぶ(チェロの無伴奏の曲なのでもちろん単旋律)というのもなかなか楽しそうだし勉強になるんだあ・・・と感じているところです。(ある講座で聞いた話です。)


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ショパンのエチュードOp.10-4(小林愛実) [音楽鑑賞]

ショパンのエチュードop.10-4は「のだめカンタービレ」のドラマで強烈に印象に残った曲のひとつです。
それまでもこの曲を聴いているはずですがエチュードのほかの曲のほうが気になっていたため、この曲はそれほど印象に残っていませんでした。
のだめが子供時代のピアノレッスンを回想している場面で弾いている曲ですよね。
「もうこんな曲も弾けるんだ~」という賞賛の声もあったと思いますが、先生から殴られた時の恐怖がトラウマになっていることを出したいところで繰り返し出てくる場面です。

最近エチュードで気になるのはこの曲です。
よく聴く(見る)のは天才少女ピアニスト小林愛実ちゃんの演奏です。

この曲を使ったオフィシャルな動画がいくつかありますので埋め込んでみます。

EMIの動画は埋め込み無効になっていますのでURLだけ。

http://www.youtube.com/watch?v=zEeRsFpsJSI&feature=related


こちらはPTNAの動画です。


SonyのREAL MUSIQ(REAL MOVIES×Play You.


よくわかりませんが大体同じくらいの時期の撮影なのでしょう。


小林愛実Debut!(DVD付)

小林愛実Debut!(DVD付)

  • アーティスト: 小林愛実,バッハ,ベートーヴェン,ショパン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: CD



全曲試聴できます。

わざわざ購入することはないかもしれませんが、試聴とは言え、彼女のバッハを初めて聴いたかも?
最初に聴いたのは(見たのは)小4の頃だったでしょうか。
上手な子だなあと思いましたが、ここまで有名になるとは思いませんでした。

小林愛実ちゃんというと演奏の時の独特の姿勢が気になります。
姿勢はどうでも本人が弾きやすくて音楽的に問題がなければよいのでしょうね。
私もブログでさんざん演奏の時の不要な動作の話をしてきましたが、弾けない私が書いても説得力ありませんよね。
これだけ弾けるのだから脱帽するしかありません。
実際音だけ聴いていたら子供の演奏とは思えませんし(最近の子供はすごいので馬鹿にできません。)、単に指が回るだけでなくねっとり歌うように弾いてほしいところはそのように弾いているし、さすがです。
大人のピアニストの演奏でもなかなかこうは弾けない人も多いようなので、すごいところだなあと思います。
でもやっぱり姿勢は気になるかな?
特に椅子から飛び上がってしまうのはどうしてなのでしょうか?
もしかして癖になっているのかなとか思ってしまいます。
特に身長がないわけでもないですよね?

フランス・ブリュッヘンともモーツァルトのピアノ協奏曲で共演しているようですし、今後が楽しみですね。

小林愛実ちゃんについてはyablinskyさんも記事を書かれていますね。


YouTubeと言えば、私のよく知っているある子もデビューのために公式な動画(自分で勝手に撮影して投稿しているのではなく事務所が宣伝のために投稿している)がいくつか出ています。
昔からその子は大物になるのではないのだろうかと思っていたけれど、順調に育っているようです。
演奏はちょっと思うところが多かったけれど(私が知っている子供時代の演奏のほうが未熟だったかもしれないけれど好きでした。)、経歴と言い度胸と言い容姿と言い申し分ないです。
このまま演奏家人生まっしぐらなのでしょうね。
子供時代から成長を追いかけているような演奏家が素晴らしく成長するとうれしいものですね。

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「マゼッパ」聴き比べ~アリス=紗良・オット&Freddy Kempf [音楽鑑賞]

なかなか記事に書けないでいましたが、アリス=紗良・オットのリストをずっと聴いています。(リンク先は公式サイトですが動画も見ることができます。)

門前トラビスさんnyankomeさんも彼女の演奏を高く評価されています。(お二人ともこのCDについても書かれていたと思います。)


リスト:超絶技巧練習曲

リスト:超絶技巧練習曲

  • アーティスト: アリス=紗良・オット,リスト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/11/26
  • メディア: CD



全曲試聴できます。
リストを語れるほどたくさん聴いているわけではないので、一通り聴くだけでは「ああ、リストなんだなあ。超絶技巧なんだなあ。」ということくらいしかわかりません。
私が彼女の曲をはじめて聴いたのは「ラ・カンパネッラ」でテレビから偶然流れてきた演奏にはっとさせられたのですが、可愛らしい(美人だと思いますが初めて見た時は可愛らしいほうが勝っていました。)容姿もさることながらなかなかぐっと来る演奏だなあと思いました。
アリス=紗良・オットの演奏についてはちょっと前にショパンのワルツの記事を書きました。

彼女の演奏を何度か聴いてみてこのアルバムで心惹かれた曲は「マゼッパ」ですね。
彼女の演奏が良いせいか、この曲が良いせいかよくわかりませんが、今はまっています。
ボーナストラックで「ラ・カンパネッラ」も収録されています。


実は以前にもFreddy Kempfの演奏で何度かリストの超絶技巧練習曲を聴いています。
彼のバリバリの超絶技巧も非常に気持ちが良いのですが、やはり若い男性ならではの力強さがありますね。
「マゼッパ」で比較するとアリス=紗良・オットの演奏はもっと滑らかな感じです。(Freddyも力強いだけではないのですが)
どっちが好みかと言えばFreddy Kempfかなあと思いますが、この曲をここまで滑らかに弾けるアリスの演奏技術もすごいですね。
どちらの演奏がより良いのかは知りません。
両方とも甲乙つけがたいほど素晴らしいと思うのですが、求心力のあるのはFreddyのほうかなという気がします。
テーマのメロディーはぐいぐい言わせてほしい気がします。
中間部の美しさはアリスのほうが勝っているような気もしますが、ここのメロディーラインもFreddyのスコーン!という硬質の音色に引き込まれます。
アリス=紗良・オットのほうもけして悪くはないし硬い音色と柔らかい音色を使い分けているのですが、比べるとちょっとだけ物足りなく聞こえてしまいます。
滑らかに弾けるテクニックがあだになっているようにも思えます。

今書いたものはあくまでも「マゼッパ」での比較です。
他は一つ一つ比較しないとわかりません。


「マゼッパ」と言えば私はチャイコフスキーのオペラをすぐに思い浮かべるのですが(テレビで録画して見たことがあるので)、イヴァン・マゼーパのことを表現した曲だとすればやはり力強さがほしいかなという気がします。(曲の背景は詳しくわかりません。)
リスト15歳の時の作品なのですね。
後になって交響詩にもしているようですが・・・。
彼が感銘を受けたというヴィクトル・ユゴーの叙事詩「マゼッパ」を読んでみたくなりました。

ところで上にアリスの公式サイトをリンクしましたが、動画を見たら赤いドレスを着た彼女がグランドピアノの上に座って写真を撮影しているところがありました。
大丈夫だからそうしているのでしょうけれど・・・。


比較したFreddy Kempfの演奏はこちらです。

リスト:超絶技巧練習曲集(全12曲) [Import]

リスト:超絶技巧練習曲集(全12曲) [Import]

  • アーティスト: Franz Liszt,Freddy Kempf
  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2002/09/02
  • メディア: CD


NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク


追記

15歳で作曲と書いてしまいましたが、最初に作曲したのは15歳でもS.139は改訂版ですね。
もとはどんなだったのかが知りたいですが・・・。
今同じリストの交響詩「マゼッパ」を聴いています。(ピアノ版と同じところが多いです。)
有名なメロディーは金管楽器(トロンボーン?)で勇壮な感じですね。







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NMLがiPhoneで聴けるようになった! [音楽鑑賞]

NAXOS MUSIC LIBRARY、PCでしか聴けなくて、ダウンロードもできないのが欠点でした。
私のように家で聴く暇がある人には格安(月1890円)で聴き放題のNMLなのですが(私も最近じっくり聴く暇が・・・)、家で聴く暇がない方も多いですよね。

ところがこのNML、iPhoneで聴けるようになったらしいです。
NMLの登録レーベルはいまや非常に多いし、膨大な演奏が聴けるのですが、iPhoneでどうやって曲を検索するのでしょうか。
目がちかちかしないのかなと心配になりますが、とにかくここまできたのかという感じですね。
私はiPhoneを今後も買う予定はないので無縁の話ですが、NMLに興味はあるけれど家で聴く暇がないという方で、iPhoneを持っていらっしゃる方には朗報でしょう。

まるでNAXOSのまわしもののような記事でした。

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トム・ピリビ [音楽鑑賞]

「トム・ピリビ」という歌をご存知でしょうか。
私は子供時代にピアノレッスンで教えていただきましたが(今思うと案外歌を歌っています。「早春賦」とか。)、日本では”童謡”という位置づけなので大人になってから歌う人はあまりいないのではないでしょうか。
小学校でも歌ったかもしれませんが、はっきり覚えていません。(歌ったとすれば5~6年の頃だと思いますが。)
うちにある鮫島有美子のCDに収録されているのですが、彼女の歌でこの曲がより魅力的に感じられます。


ドレミの歌~子供のために

ドレミの歌~子供のために

  • アーティスト: 山本伸一,石井好子,あらかはひろし,磯部俶,保富康午,谷川雁,音羽たかし,馬場祥弘,佐藤野百合スーパー・ストリングス&室内アンサンブル
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1994/05/21
  • メディア: CD



全曲試聴できます。

童謡唱歌のCDに関して言うと、当時持っていたものは昔の児童合唱団のCD集、歌のお兄さんお姉さんのもの、男性オペラ歌手(バス)のものでした。
それなりに吟味して選んだという記憶がありますが(オペラ歌手のものは別目的で購入していました。)、子供に聴かせる観点から考えるとどうもしっくりこなかったのです。
バス歌手以外は子供に聴かせるのに適しているように思えそうですが、自分も長く聴く羽目になるので自分が何度も聴きたくなるものでないと嫌だなと思いました。
そう思っていたところに鮫島さんのこのCDを発見。
童謡唱歌ではなくて子供の歌として歌われることが多い曲が収録されています。
期待したとおり、何度聴いても苦痛にならずに済みました。
(このCDの収録曲で話題にしたいものは多いのですがまたいずれ・・・。)



”トム・ピリビ”ですが、日本語の歌詞を素直に解釈するととんでもない大ぼらふきの人のようなので、私はお友達になりたくないですが、それでも♪な~かよし~にな~りたい~♪と歌うのですからどれほど魅力的な人なのだろうかと思ってしまいます。

この曲、知りませんでしたが「みんなのうた」で歌われていたのですか?
私がよく見ていた時期ではないようですね。

P・クール作詞、A・ポップ作曲のこの曲、水野汀子の訳詞(ペギー・葉山が歌ったようですね。上で書いた鮫島有美子のCDはこちらの歌詞です。)が有名ですがダークダックスも訳詞をつけていて歌っているようです。
・・・というわけで原曲が聴きたくなり聴いてみました。(聴いたのはずっと前です。記事にしたいと思いながらそのままになっていました。)
フランス語の歌詞で"Tom Pillibi"になっています。
Jacqueline Boyerという歌手が歌っていて、なかなか洒落た雰囲気です。
でも日本語の歌詞だとお子様の歌ですよね。
無難な(?)歌詞では原曲の雰囲気が伝わらないどころか、よく意味がわからない歌でしかないような気がします。
大人も子供も歌えるように・・・との配慮かもしれませんが。
原曲はこちらにも書いてありますが、「嘘をつく悪い癖があったとしても彼を愛してるの。」というような内容です。
ダークダックスのほうの歌詞だとどうも「大きくなったらトム・ピリビのようになりたい。」というような内容になっているようで、明らかにお子様向けですね。

やはり原曲の歌詞のほうが説得力がある内容のように思う私です。
フランス語と英語の歌詞がこちらにありました。
大人の歌です。
なおトム・ピリビとはフランスの子供に親しまれている伝説の(おとぎ話の)人物のようです。

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夜想(ノットゥルノ)~ショパンの世界(河村尚子) [音楽鑑賞]

ちょっと体調を崩しています。
先日の本番の後でよかったですけれど、今回も11月末から1月末まで長引いたアレルギー性気管支炎みたいな感じではじまりました。
先日黄砂が飛んできた日から始まったのでそれも影響しているのでしょうか。
今回はこの前ほどひどくはなさそうですが、だるい感じですね。(熱はないです。)
まだ咳は出てなくて最初から耳鼻咽喉科に行っています。
ちなみに先生からは「風邪じゃないですね。アレルギー性ですね。・・・」と言われました。
アレルギー性気管支炎なのだと思いますが、聞き直せばよかった・・・。
この前も「アレルギー性」と省略して言われましたね。
この前は明らかに気管支炎でしたが、今回はまだ咳がないのですが気管支炎と言ってよいのでしょうか。
横になるといくらでも眠れてしまいます。
(熱はないのに、変な夢を見てどっと汗が出てきます。)


今聴いているのは河村尚子のショパンです。


夜想~ショパンの世界/河村尚子デビュー

夜想~ショパンの世界/河村尚子デビュー

  • アーティスト: 河村尚子,ショパン
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2009/03/25
  • メディア: CD



全曲試聴できます。

このCDについても門前トラビスさんnyankomeさんが記事を書いていらっしゃいます。

細かいことやこの前のアリス=紗良・オットなどと比較してどうかということはまたおいおい書くかもしれませんが、何となく何度も聴いてみての感想としては、非常に良い音の録音だということです。
録音とか会場、ピアノも良いと思うのですが、真珠の粒のような音色が素晴らしいですね。
この方も繊細な表現が素晴らしいピアニストだと思います。
かと思えば大胆なところもありますし。

いろいろ調べてみたらこの方は2005年のショパン国際コンクールでは2次予選どまりだったようですね。
入賞していないというのが意外です(聴いてないのでわかりませんが)。

この方についていろいろなインタビュー記事などを見てみて思ったのですが、普段はピアノ以外の音楽をよく聴いていらっしゃるのかなあという印象を持ちました。
合唱経験もあるようで、モンテヴェルディがお好きというのもピアニストには珍しいかなと思いました。

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Chopin Waltzes(アリス=紗良・オット) [音楽鑑賞]

アリス=紗良・オットのショパンを聴いています。
このCDに関してはnyankomeさん門前トラビスさんが書いておられます。


ショパン:ワルツ集

ショパン:ワルツ集

  • アーティスト: アリス=紗良・オット,ショパン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2009/10/14
  • メディア: CD



全曲試聴できます。

全体の印象として、力任せではない繊細な表現力だと感じます。
この辺は女性ならではなのでしょうか。
彼女を初めて聴いたのはリストの「ラ・カンパネッラ」。
テレビで偶然見たのですが完璧なテクニックに釘付けになりました。
ショパンでも確かなテクニックを感じますが、華やかな曲も抑制して聞こえるように感じます。
非常に若いピアニストですが、若さに任せて勢いで弾いているようなところは見られません。

私もショパンのピアノ曲に関して論じることができるほど聴いてないのですが、一時期ショパン特集をしてNMLで聴きまくっていた時期もあるのです。
ショパンに関しては時々マイブームがやってきますね。
前のブームの頃は主にエチュードを中心に聴いていました。
巨匠よりも若手中心に聴いているかもしれません。

ワルツに関して、特に比較対象としたいのは自分が持っているCDでもお気に入りの(・・・というかワルツはそれしか持ってないです。他はNMLで聴いていますので。)Dmitri AlexeevのCDです。
「華麗なる大円舞曲」(grande Valse brillante Op.18)限定で聴き比べると、ほとんどノン・レガートで軽妙で瀟洒な印象のAlexeevの演奏に対し、オットのはかなりしっとりした演奏でどこか憂いを感じます。
弾いたことのある方はわかると思うのですが、この曲普通は派手になってしまう曲なのですよね。
乾いた感じでパカパカ弾く曲になりがちです。(それ故に嫌いでした。)
名ピアニストの演奏でもそれほど良いと感じるものに出会ったことがなくて、唯一Alexeevの演奏に新鮮さを感じていたのですが、オットの演奏はまたそれとも違っていて驚きです。
上で憂いと書きましたが、ショパンを弾く人にありがちなわざとらしい感傷性ではないように感じます。

わざとらしい感傷性・・・自分自身ショパンを弾く時にそういう傾向がありました。
ショパンをきちんと勉強している人はきっとそうではないのだろうと思います。
それに私自身ショパンを弾く時にどのような思い入れで弾いたらよいのかわかりませんが。
ルバートの仕方とか揺らし方とか、皆さんどう考えているのでしょうか。


アリス=紗良・オットがどのような性格の人なのかわかりませんが、演奏は非常に内省的な感じがしました。
こういうワルツは初めて聴きますね。
こちらの宣伝動画での語り方からしても、物静かで思慮深い人なのではと感じます。
(最初に流れてくるのはボーナス・トラックのノクターンですね。)








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Süße Stille, sanfte Quelle [音楽鑑賞]

最近”澄んだ声”という表現が気になります。
それから”天使のような声”というのも気になるでしょうか。
高音歌手に対するほめ言葉として使われることが多いでしょうか。
大抵は大体は合っているのですが、自分の感覚とは違うことも多いです。
大好きな高音歌手でも”澄んでいる”というのとはちょっと違うかなと思うことも多いです。

Nuria Rialの声は”澄んだ声”だなと感じます。
同じソプラノとして私が目指したい声の出し方です。
こんなに若くも可愛らしくもないのが残念ですが・・・。
何だかこの方に”萌え~”な方も多いようなのですが、私は太ったらどうなってしまうのかなあとちょっと心配しています。
若い時は痩せていて可愛らしくても、年をとったら貫禄が出てくる人も多いですよね。
Rialが二重顎になっているところは想像したくないですが、とにかく容姿といい歌声といい、音楽性といい、素敵ですよね。
それにこういう感じで”細い響き”のソプラノではいかにも作った感じの歌い方の人が多いのですが、彼女は本当に自然な感じが良いです。
レッスンでは「細く集めて・・・」とよく言われますが、きつい感じの声にはなりたくないなあと思う私。
Rialの声は”細く集めた声”でありながらきつい感じがまったくなく、長く聴いていても疲れません。

nyankomeさんも書いていらっしゃいますが、先日購入したヘンデルの「9つのドイツ語アリア」です。


Handel - Nine German Arias

Handel - Nine German Arias

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Deutsche Harmonia Mundi
  • 発売日: 2009/10/19
  • メディア: CD



Nuria Rialの公式サイトはこちらです。

このCDでは先日も書いたようにAustrian Baroque Companyの「王宮の花火」のリコーダー中心の演奏に驚かされました。(公式サイトはこちら
Nuria Rialが歌っているヘンデルの「9つのドイツ語アリア」から1曲、「王宮の花火」から1曲聴けます。
今まで聴いた「9つのドイツ語アリア」と(たぶん)大きく違うのは、多様な楽器が加わっている点でしょうか。
今までいくつか聴いたものは大抵チェンバロ&リコーダー(またはフルートかヴァイオリン)と2つの楽器との共演でした。
このCDではオルガンを使っていたりするし、それでだいぶ雰囲気が変わりますよね。
私はこのアンサンブルでは特にリコーダーが気になっているところです。

このCD、ドイツ・ハルモニア・ムンディ(DHM)なのですよね。
実はDHMのCDを買うのははじめてかも・・・?

ああ、それにしても「9つのドイツ語アリア」歌いたいです~。



Rialはジャズの人たちと組んでこんな演奏もしているのですね。






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La dolce fiamma [音楽鑑賞]

今日はJohann Christian Bachの話題です。
Vivaldiからの頭の切り替えはスムーズにいけました。(笑)


La Dolce Fiamma

La Dolce Fiamma

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Classics
  • 発売日: 2009/09/30
  • メディア: CD



全曲試聴できます。

宣伝用動画です。



最初の感想・・・モーツァルトに似ている!

こういうことはサリエリを聴いたときもカール・フィリップ・エマヌエル・バッハを聴いた時にも感じたことなのですが、こうして同時代の作曲家のものをいろいろ聴いてみるとその作曲家らしさ・・・というのもほとんどがその時代の流行なのではないのだろうかと思えてきます。
具体的で文章でお伝えできないのが残念ですが、細かいところのいろいろがモーツァルトがよく使うパターンです。
J.C.Bachのほうが先輩ですし、モーツァルトもかなり影響を受けているらしいですね。

よくピアノの先生などが「○○の音色」(○○は作曲家名)ということを言いたがる傾向があると思うのですが、やはりいろいろ聴いてみないとその作曲家の音色というものはわからないと思います。
とにかく固定観念で聴くこと・演奏することはよくないですね。

動画でJ.C.Bachの肖像の前のJarousskyが出てきますね。
J.C.Bachはカツラをかぶっていても(こういう顔の人がいるよなあ!)と思える顔ですね。
ロンドンのバッハとかミラノのバッハと呼ばれたらしいですが、ロンドンではヘンデルの後継者とされたそうで、ヘンデルに似たところもちょっとあるなあと思いました。
父である大バッハはプロテスタント(ルター派)ですが、ヨハン・クリスティアンはカトリックに改宗しているのですね。


Jarousskyは研究熱心な人でもあるのだなあと感じています。







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Vivaldi~virtuoso cantatas [音楽鑑賞]

この前Jarousskyの"OPIUM"というCDの記事を書いたあともしばらくはそれを聴いていました。
忙しかったこともあって他のCDの感想記事をすぐ書ける状態でもなかったのですが、じっくり聴いて書こうと思うと、一日一枚の記事は所詮無理な話です。
それからしばらく"OPIUM"漬けだったというのもあります。
あの恍惚とした世界からVivaldiに切り替えるのにはちょっと時間が必要でした。


Vivaldi: Virtuoso Cantatas

Vivaldi: Virtuoso Cantatas

  • アーティスト: Emilia Gliozzi,Unspecified,Antonio Vivaldi,Philippe Jaroussky,Ensemble Artaserse,Claire Antonini
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2004/12/29
  • メディア: CD




こちらで全曲試聴できます。

宣伝用動画です。


Vivaldiはあまり深く考えずに楽しめる作曲家だと思っています。
それからイタリア語なので声楽をやっている私には馴染み深い単語がたくさん出てくるので何となく意味はわかります。
・・・というかイタリア語のオペラアリアに出てくる単語や表現は似たようなものばかりなのですよね。
そうそう多くのことを知る必要はないのですが(もちろんちゃんと勉強する人はたくさん知る必要がありますけれど。)、私程度であっても何となくわかるというのがありがたいです。
自分が歌うわけでなくて、聴いて楽しんでいる時には言葉の意味がわからなくても語感と音楽を楽しんでいます。
イタリア語は特に楽しいですよね!

このCDでJarousskyはEnsemble Artaserseと共演しています。
このメンバーで今年の秋に来日予定です。
去年のL'Arpeggiataとはまた雰囲気の違うアンサンブルです。
私が感心するのはJarousskyの超絶技巧よりもむしろアンサンブルに溶け込んだ声です。
確かに超絶技巧も素晴らしいのですが、アンサンブルから浮いてないのですね。
これはL'Arpeggiataとの共演でも感じることです。
Jarousskyが目的で聴いているようなものなのですが、いつの間にかアンサンブルのそれぞれの楽器の魅力も気になってしまうのです。

このCDでは動画でおわかりいただけるようにバスーン、チェロ、テオルボ&バロックリュート、チェンバロで構成されています。(いつもこのメンバーというわけではないのでしょうか?他の楽器の人もいますよね?)
低音楽器が多いですね。
何度も聴いているうちにチェロソナタ(RV47)がとても気になってきました。
初めての曲なのですが、どこかで聴いた気がすると思ったのはたぶん大学1年の時に購入した「ヴィヴァルディのある部屋」で何度も聴いた曲に似ているからでしょう。
バスーンも普段なかなか意識して聴きませんが、素敵な響きで良いですね~。
テオルボも大好きな楽器です。

ヴィヴァルディはもともと好きでした。
中学で「四季」を聴いて以来好きでしたが、私がかなり影響を受けた皆川達夫さんは著書の中でも”ヴィヴァルディ嫌い”を公言されていて、「あの下品さが耐えられない。」とおっしゃっています。
私は下品だとは思っていなかったので、「どうしてヴィヴァルディがいけないのかなあ・・・?」とずっと思っていましたが、何となくわかるような気はするものの今だによくわかりません。
でも「ヴィヴァルディ大好き~!」ということを何となく言いにくいような気がするのは皆川さんの影響かもしれません。(苦笑)

このCDを聴いて、(ちょっと前から思っていましたが)イタリアバロックをいろいろ聴きたくなってきました。
コレッリとかサンマルティーニとか。





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OPIUM [音楽鑑賞]

購入したCDを聴かなければならないので、サロン音楽シリーズ(?)はお休みです。(笑)

今日は"OPIUM"の話題です。


Philippe Jaroussky ‾ Opium

Philippe Jaroussky ‾ Opium

  • アーティスト: Reynaldo Hahn,Cecile Chaminade,Ernest Chausson,Claude Debussy,Gabriel Faure,Gabriel Edouard Xavier Dupont,Philippe Jaroussky,Jerome Ducros,Emmanuel Pahud,Renaud & Gautier Capucon
  • 出版社/メーカー: Virgin Classics
  • 発売日: 2009/01/16
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。

何回かご紹介しましたが、宣伝用動画も貼り付けておきます。





このCD売り出しのための公式サイトはこちらです。

Jaroussky自身の歌で何度も聴いたHahnの"A Chloris"のような曲もありますが、まったく初めての曲が多いです。
19世紀フランスの作曲による曲ばかりですね。

Hahnが5曲、Chaussonが4曲、ChaminadeMassenetFaureSaint-Saensがそれぞれ2曲、CapletDebussyDukasLekeuFranckDupontD'Indyがそれぞれ1曲ずつですね。

ここまででそれぞれの作曲家にウィキペディアのリンクを貼り付けるのに一苦労・・・。
自分で再確認するために貼り付けましたが、"Sombrero"のシャミナード(Chaminade)は女性だったのですね!
マスネ(Massenet)はあの金 姸兒(キム・ヨナ)が演じた「タイスの瞑想」の作曲家ですね。
デュカス(Dukas)はあのディズニーの「ファンタジア」に出てくる「魔法使いの弟子」の作曲家・・・と関連付けると(な~んだ)という感じで親しみが湧くかもしれません。
ドビュッシーやフォーレ、サン=サーンスは特にご説明するまでもないですね。
今ウィキペディアで確認しましたが、すべて19世紀後半に活躍した(人によっては20世紀にも)作曲家たちで、中には”サロン音楽”の作曲家とされている人もいます。

ここのところ”サロン音楽”特集をしていたので特にそこのところが重要なのですが、今まで取り上げたものは”通俗的”なものが多かったですね。
このCDの作曲家の作品には”通俗的”なものがないように思います。
そういう作品もあるかもしれませんが、和声といいメロディーといい伴奏といい高級感が漂う”大人の”音楽だと感じます。

このCDで一番多いのは上で書いたようにアーン(Hahn)ですが、Jaroussky初来日のリサイタルの演目で予習した思い出の曲ばかりです。
"A Chloris"に感激し、本番で使う予定もないのに高い輸入楽譜を買ってしまった私・・・。

フルートのEmanuel Pahud(エマニュエル・パユ)が参加しているのはCaplet(カプレ)の"Viens,une flute invisible soupire"です。(他にも部分的に参加しているのかもしれませんが今の段階で確認できるのはこの曲です。何かしながら聴いていると聞き逃してしまいますので・・・。)

・・・ということでJarousskyとPahudの演奏でないのが残念ですが、どういう曲か貼り付けておきます。
こちらの2つもなかなかすばらしいですね。





カプレのこの曲、有名なのでしょうか?
私ははじめて聴きました。
JarousskyのカウンターテナーとPahudのフルート、Ducrosのピアノが美しく溶け合っている演奏で、お聞かせできないのが残念です。
せめて試聴でお楽しみいただけるとうれしいです。


ついでで何ですが他にRenaud & Gautier Capucon(ヴァイオリンとチェロ)とも共演していますが、ヴァイオリンはサン=サーンスの"Violons dans le soir"でした。
チェロが参加しているのはマスネの"Elegie"ですね。
この二人も初めて知りましたがなかなかの演奏家ですね。

ところでこのCD、フォーレが2曲というのは残念です。
アーンの"Fetes galantes"とデュポンの"Les donneurs de serenades"は全く同じ歌詞(ヴェルレーヌの詩)なのですが、どうせなら同じ詩を使ったフォーレとドビュッシーの"Mandoline"を入れてほしかった!
まあCDの構成もあるので仕方がないですが、いずれフランス近代歌曲第2弾を出してくれるといいなあ・・・。














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ミュージックギフト券での買い物 [音楽鑑賞]

ミュージックギフト券をいただいていました。
実はだいぶ前にもいただいていたのでそれを足して11,000円分、何を買おうか思案していました。
だいぶ前にいただいていた分は1,000円だったので、何かのCDを買う際の足しにしようと思ってそのままになっていましたが、有効期限はありませんでした。
最近10,000円分をいただいたのですが、有効期限があるのに驚きました。
いつのまにか期限切れになるともったいないのですぐに使おうと思いましたが、どうも使えるお店が限られるようですし、近所のお店には特に買いたいものもなさそうなので、一昨日名古屋に行ったついでにまずカワイに行ってみました。
ギフト券で楽器や楽譜も買えるらしいということで寄ってみたのですが、カワイでは使えないということでがっくり・・・。
あとで調べてみたらヤマハでは使えるようだったので、そこまで足を伸ばせばよかったかもしれません。
他にも楽器店で使えるお店はいくつかありました。
いつも行くのはカワイですし、あの規模のお店なら使えそうに思ったのですが、使えないのですね。
ということで次に使えそうなHMVに行ってみました。
最初に聞いてみたら使えるということだったので一安心でしたが、この地方ではHMVでもその店舗しか使えないという話でした。(他のところにはまず行く機会がないですけれど。)
私がいただいたものなので一人で使ってもよかったのですが、一緒にいた夫に5000円分譲ることにしました。
買う前には特に買いたいCDもないし・・・と思っていたので。
でも久しぶりにCDコーナーを見たらほしいものが次から次へ・・・。
このブログでご紹介しておきながら自分では購入できなかったものが目に入るではありませんか!
最初はその中から厳選して3枚でちょうど6,000円程度でしたが、夫が結局5,000円を使い切らなかったので自分がほしかったものは結局4枚購入できました。

私が今まで欲しかったもので購入したものはPhillippe Jarousskyの3枚と、Nuria Rialの1枚。
これらはすでに購入していたのではないかと思われそうですが、ビンボーなので買えませんでした。
いろいろと出費が嵩むので・・・。


まず真っ先にJarousskyがありそうな棚(カウンターテナー&フランス歌曲)に行ってみました。
そこにはこれしかなかったけれどどうしても欲しい1枚だったので迷わず選びました。
とりあえずJarousskyはこれだけでも良いという予定でした。

Philippe Jaroussky ‾ Opium

Philippe Jaroussky ‾ Opium

  • アーティスト: Reynaldo Hahn,Cecile Chaminade,Ernest Chausson,Claude Debussy,Gabriel Faure,Gabriel Edouard Xavier Dupont,Philippe Jaroussky,Jerome Ducros,Emmanuel Pahud,Renaud & Gautier Capucon
  • 出版社/メーカー: Virgin Classics
  • 発売日: 2009/01/16
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。


次に他に何か良いものはないかといろいろな棚を物色して、ヘンデルコーナーでこれを発見!
曲そのものが大好きでNMLでもいろいろな演奏を聴いていますが、Nuria Rialのこれが聴きたかったのです!
もちろん迷わず選びました。

Handel - Nine German Arias

Handel - Nine German Arias

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Deutsche Harmonia Mundi
  • 発売日: 2009/10/19
  • メディア: CD




上を選んだ後は(あと1枚何にしようか・・・やっぱりバッハかなあ・・・?)と思ってバッハコーナーに行ったのです。
でも選んだのはJohann Sebastian BachではなくJohann Christian Bachのほう。
Jarousskyの一番新しいアルバムですね。
J.C.Bachが特に聴きたいわけではなかったけれど、Jarousskyだし金額的にちょうどよかったということもあって迷わず選びました。

La Dolce Fiamma

La Dolce Fiamma

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Classics
  • 発売日: 2009/09/30
  • メディア: CD




気になる夫は何を選ぶのかと思ったらクラシックを選んでいました。
普段はロックやジャズや歌謡曲ばかりなのですが、たまにクラシックを買います。
最近ハイドンがマイブームということでこれを選んでいました。
ちなみに曲も指揮者も適当に選んでいます。

ハイドン:交響曲第100番「軍隊」、第101番「時計」

ハイドン:交響曲第100番「軍隊」、第101番「時計」

  • アーティスト: クレンペラー(オットー),ハイドン,フィルハーモニア管弦楽団,ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2008/10/22
  • メディア: CD


全曲試聴できます。


残りは私が選んでいいということだったのですが、自分だけいろいろ買うのもはばかられたので(いや、普段のことを考えれば別にはばからなくてもよかったのですが・・・。)、お互いが楽しめそうなオペラのDVDでお値打ち価格のもの(本当に欲しいものは高いので買えない!)からこれを・・・。(結果的には楽しいオペラではないですが)
ドミンゴが出ていますね。
以前図書館で一度だけ見たものだと思います。


ヴェルディ:歌劇《オテロ》全曲 [DVD]

ヴェルディ:歌劇《オテロ》全曲 [DVD]

  • 出版社/メーカー: クリエイティヴ・コア
  • メディア: DVD



ここまで選んであと1,000円程度残っていました。
結局1,000円程度足してJarousskyをもう一枚買ってしまいました。


Vivaldi: Virtuoso Cantatas

Vivaldi: Virtuoso Cantatas

  • アーティスト: Emilia Gliozzi,Unspecified,Antonio Vivaldi,Philippe Jaroussky,Ensemble Artaserse,Claire Antonini
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2004/12/29
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。


自分が選んだ4枚に関してはすべて何度か聴いています。
それぞれの感想は後日・・・。

"OPIUM"はやはり夜のしじまにぴったりのCDで聴きながら阿片を吸っている感覚(阿片を吸ったことないのでわかりませんが。笑)になっていました。
これ、Jarousskyと伴奏者のJerome Ducrosにしか興味がなかったのですが、よくよく聴いてみるとヴァイオリンやチェロ、フルートが入っているのですね。
フルートがEmmanuel Pahud(エマニュエル・パユ)です。
他のブログでフルートの話題を見ていますので(私にはついていけない話題ですが興味深く拝見させていただいています。)、パユが使っているフルートはどんなものなのかなあとか気になってしまいました。

あとVivaldiの超絶技巧のアリア集ですが、一番最後の曲が大好きです。
YouTubeでさんざん見たのですが、最後にチェンバロの中村葉子さんが「やったね!」という感じでガッツポーズを見せてJarousskyも満足げな様子の動画の曲!
このCD、Ensemble Artaserseとの共演で、今年の9月にJarousskyと共に来日するアンサンブルですよね。

ヘンデルのNuria Rial、Jarousskyとも相性が良い声質のソプラノです。
今までいくつか聴いた「9つのドイツ語アリア」の中でも「これは!」と思える素晴らしい出来だと思います。
・・・というか私は彼女の声と歌い方が好きです!
今まで聴いたものもすべてお気に入りと言ってよいものばかりなのですが、初めてCDとして買ったもの(他はNMLで聴いていますので。)が素晴らしいものでうれしいです。
細かい感想はまた後日書きますが、「9つのドイツ語アリア」のことしか考えずに聴いてみたら「王宮の花火」が!
それも従来の「王宮の花火」と何だか違う!
軽やかで刺激的なアンサンブルが気に入りました。(Austrian Baroque Company)
特にリコーダーの音色が際立って気になりました。


・・・ということで11,000円ちょっとで贅沢な買い物をした私です。
しかもほとんど自腹ではないのでありがたいです。









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スケーターズ・ワルツ(ワルトトイフェル) [音楽鑑賞]

実家にあった叔父叔母のレコードの話題からずっと「スケーターズ・ワルツ」が気になっています。
あれをよく聴いた頃は札幌オリンピックでジャネット・リンが活躍していた頃だったようです。
何せ幼い頃のことでいろいろなことが曖昧ですが、ジャネット・リンだけはよく覚えています。
「スケーターズ・ワルツ」はドーナツ盤レコードでB面は「女学生」だったと思いますが、A面ばかり聴いていましたのでいまだに「女学生」はよくわかっていません。
私は曲に合わせてジャネット・リンになりきっていたと思います。
このレコードのことは先日の記事まですっかり忘れていました。
ジャケットの絵というか写真は赤い衣装(もちろんミニスカート)の金髪の女性が白いスケート靴で滑っているもので、プロのフィギュア・スケーターだったと思います。
そのせいもあって、「スケーターズ・ワルツ」はフィギュア・スケートのための曲みたいなイメージで考えていました。
しかし、プロのスケーターがこの曲で滑っているところはあまり見たことがないというか、記憶もないです。
先日気になって検索して伊藤みどりがこの曲で滑っているのを見ましたが、他の人はどんな風に滑るでしょうか。

作曲したワルトトイフェル、レコードA面B面の曲の作曲家ということしか知りませんでした。
ウィキぺディアを見るとフランスで活躍した人(・・・というかフランス人。ドイツ人だと思っていました。)でウジェニー皇后の宮廷ピアニストだったのですね~。
実はウジェニー皇后のことは最近知りました。(汗)
世界史を取ってなかったので・・・と言い訳しておきます。(世界史の授業を取れば出てきますか?)
ウジェニー皇后のことは知らなかったのですが絵を見てどこかで見た記憶があると思いました。
それは実家にあったトランプで叔父のフランス土産でした。
よくあるキング・クイーン・ジャックの代わりにナポレオンとか皇后などの絵なのですが、よくわからないなりにナポレオンの時代の絵なのだろうと思っていました。
皇后のドレスが美しいと思っていました。
このドレスは下にクリノリンというスカートを膨らませるための骨組みがあるのですが、それが大きくなったのにもウジェニーが絡んでいるようです。

「スケーターズ・ワルツ」が気になっている間にみどりのこびとちゃんが記事を書いてくださいましたが、コメント欄でこの曲が作曲された頃のスケートの様子を書いてくださいました。


「クリノリン・スカートに毛布のオーバーを羽織り、
両手を毛皮のマフに入れて氷の上を滑る。
スケートは上流社会の人達の楽しみ。」

ワルトトイフェルはプロのスケーターの様子を曲にしたというよりも、この上流階級の人々が滑る様子を曲にしたのでしょうね。
「スケーターズ・ワルツ」で親しまれていますが原題はワルツ「スケートをする人々(Les Pâtineurs op.183)」で
1882年の作品です。

何か絵や写真がないかなあと思って探したら面白いサイトがありました。
このサイトのサイドバーのgalleryをクリックして更にPrintsやAlbum imagesをクリックするとスケートをする人々のいろいろな面白い絵を見ることができます。
この曲が作曲された頃のパリの人々の様子を選んでみます。

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私が発見したもっとも古そうなフィギュア・スケートの記録映像です。






この頃はフィギュア・スケートももうかなり進歩していたようですね。

1800年代後半の頃の紳士淑女のスケート、実際に滑っているところが見てみたいです。
クリノリンが入ったスカートと言っても滑る時のものはさすがにそれほど膨らんでないようですね。

トスカニーニ指揮のNBCシンフォニーオーケストラの演奏です。


これってまともに聴くと6分以上かかるのですね。
最近小さい子供用の短いヴァージョンばかり聴いていました。
ピアノ発表会で聴く以外はほとんど聴きませんが。
アレンジもあまりおもしろくないですよね。
下の動画の演奏はなかなか面白いです。



こういう曲に合わせて滑る人は減っているのだと思いますが(たぶん見せ場も作りにくいでしょうし・・・。)、上流階級の人々のスケートの様子を思い浮かべることができる優雅な曲ですね。

曲とは関係ないのですが、子供の頃に学校の図書室で借りた本に載っていた「銀のスケート靴」、もう一度読みたいです。(絶版?)


銀のスケート―ハンス・ブリンカーの物語 (岩波少年文庫)

銀のスケート―ハンス・ブリンカーの物語 (岩波少年文庫)

  • 作者: メアリー・メイプス ドッジ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1988/11
  • メディア: 単行本



銀のスケートぐつ (世界の名作文庫)

銀のスケートぐつ (世界の名作文庫)

  • 作者: メアリー・メイプス ドッジ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本



銀のスケート靴 (少女名作シリーズ 27)

銀のスケート靴 (少女名作シリーズ 27)

  • 作者: ドッジ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1973/06
  • メディア: 単行本



オランダの貧乏な兄妹の話で、木のスケート靴しかない・・・賞品で銀のスケート靴を手に入れるという話だったのですが細かいところを忘れてしまいました。
特に岩波版で読んでみたいです。



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"Harmonischer Gottes-Dienst" [音楽鑑賞]

今朝のバロックの森(NHK-FM)でテレマンの「音楽による礼拝~”諸国の民よ、聞け”」が気に入ってしまいました。

最初、(バッハかなあ?)と思ったりしたのですが、(こんなに華やかにフラウト・トラヴェルソが入るかな?)とも思いましたが、テレマンと知って納得。
他にもバッハと勘違いしていた曲がありましたので。
今日の曲はバッハの音楽とヴィヴァルディの曲の中間みたいな感じでしょうか。

やわらかなソプラノは私が気に入っているJulianne Bairdでフラウト・トラヴェルソとオルガンの響きもやさしい雰囲気です。

早速検索してCDを探してみました。


Telemann: Harmonischer Gottes-Dienst

Telemann: Harmonischer Gottes-Dienst

  • アーティスト: Georg Philipp Telemann,Music's Re-creation,Louise Carslake,Julianne Baird,Carla Moore
  • 出版社/メーカー: Meridian
  • 発売日: 1996/06/20
  • メディア: CD



こちらで全曲ではないですがほとんどの曲を試聴できます。

今朝放送されていたのは1曲目から4曲目ですがドイツ語では"Harmonischer Gottes-Dienst"という曲集(?)の"Cantata for the Feast of the Three Kings"にあたるのでしょうか。
1曲目は"Ihr Völker, hort"、2曲目は"Erheitert die Seelen"、3曲目は"Die Finsternis entweicht"、4曲目は"Hallelujah"ですね。(今日はこの4曲が放送されていました。)

上でやはりバッハの曲と勘違いしていた曲は"Liebster Jesu, Kehre Wieder"(TWV1051)という曲なのですが、吉澤実さん編のリコーダーのクリスマス曲集にリコーダー(確かアルト2本)、ヴァイオリン(確か2~3本)、ソプラノ独唱という編成で載っています。
私はリコーダーでしたが本番で演奏したことがあります。
これ、一度もプロの演奏で聴いたことがなかったのですが、演奏してみたら素敵な曲でした。
楽譜にテレマンと書いてあったのに長いことバッハの曲と思い込んでいました。
造詣の深い方が聴いたら絶対に違うと思われるはずですが、私はテレマンとバッハは結構似ているところがあるのではないだろうかと思っています。


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白い恋人たち [音楽鑑賞]

バレンタイン特集(?)で(初)恋にちなむ思い出の曲をいくつか取り上げましたが、自分の初恋時代の気分に合う曲を取り上げようと思うと案外難しいですね。
オペラはドロドロ系の濃い曲ばかりですし、歌曲は男性の気持ちを歌ったものが多いし・・・。

さて、恋にちなむ曲を探す過程で中高の頃よくピアノで弾いていた”ポピュラーミュージック”の中の曲を思い出しました。

今手元にもその類の楽譜がありますが、昔家にあった楽譜で思い出すままに書いてみると

「白い恋人たち」「ロミオとジュリエット」「キャバレー」「パピヨン」「ムーン・リヴァー」「魅惑の夜」「野生のエルザ」「夜霧のしのび逢い」「シャレード」「シェルブールの雨傘」「雨の訪問者」「ある愛の詩」・・・

映画音楽の楽譜でした。
映画を見たものもいくつかありますが知らない映画がほとんどでしたし、楽譜で知った曲ばかりでした。
もちろんレコードなどもなくて、楽譜を見てピアノで弾いて、映画を想像していました。


ここで「白い恋人たち」が気になって検索したのですが、これって恋愛映画の曲なのだとずっと思っていましたがオリンピックの記録映画の曲だったのですね!(こちらをご覧ください。)
なんだかすごくがっくりのような?(がっくりすることもないのですが・・・)

私の想像では・・・

愛し合っているけれども周囲から許されない関係の二人が夜に密かにつかの間のひと時を過ごしている。
一面の雪景色の中、二人はスケートをしている。(なぜかスケートだとは思っていました。)
二人の服は白い。(「白い恋人たち」なので。笑)

こんなイメージでした。
おそらく楽譜にある「ロミオとジュリエット」や「夜霧のしのび逢い」なども含めてこのイメージになったのでしょう。(笑)

中学のときに音楽の副教材の歌集に歌が載っていましたがその歌詞の影響もあったかもしれません。
上でリンクしたウィキペディアにあるようにザ・ピーナッツが永田文夫の日本語訳で歌っていたものです。(もちろん当時はそんなことは知りませんでした。)

♪過ぎてゆくのね、愛の命も・・・はかなく消えた・・・あなたのいないうつろな夜は生きることが辛い・・・♪
(・・・は忘れたので中略です。)

ザ・ピーナッツ、どんな感じで歌っていたのでしょう。
あの「モスラ」のザ・ピーナッツですよね?(「モスラ」の中の曲が時々気になります。)
「恋のバカンス」も結構好きです。



白い恋人たち オリジナル・サウンドトラック

白い恋人たち オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: フランシス・レイ,フランシス・レイ,ニコール・クロワジーユ,ピエール・バルー
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1993/11/26
  • メディア: CD



でも「白い恋人」というお菓子は「のだめ」の影響でついつい「白い愛人」と言ってしまいます。(苦笑)
ついでに・・・「よろしく」と言う時に「ヨロシコ」と言ったり・・・。


冬季オリンピックの開会式を少しだけ見ました。
オリンピックの開会式の音楽と言えば必ず思い出すのがロサンゼルスオリンピックの音楽です。
あのファンファーレ、かっこよかった・・・!



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けんかをやめて [音楽鑑賞]

暇がなくて記事の更新ができませんでした。(前の記事に追記するつもりでしたがコメント欄でいろいろ書いたのでそれで良しということにしました。)
もう今日はバレンタインデーですね。
娘達はせっせと作っていましたが、私は作りません。

前回の記事は高1の頃の話でしたが、中3の時に好きだった男の子は河合奈保子のファンでした。
河合奈保子、可愛らしいなあとは思っていたのですが、当時の私には嫉妬の対象でした。(苦笑)
その頃聴いた河合奈保子の曲としては「スマイル・フォー・ミー」がありますが、何ヶ月か前に突然思い出してカラオケで歌ってしまいました。
何ともポップな曲ですが、結構歌いやすいですね~。

さて河合奈保子の曲と言えば「けんかをやめて」です。
これは私が高校生になってからの曲だったのですでに中3の時好きだった男の子への気持ちはなくなっていた頃ですね。
中学の頃は毎年好きになる人が変わっていました。(高校生の時は先生しか好きではなかったし、高2以降は先生が結婚されることを知って抜け殻になっていました。対象になる人がいなかったというのもありますけれど。)
しかも毎年好きな人が変わるだけでなく、好きな順位もあり、1番目はこの人、2番目はこの人・・・と言う具合に何人か候補がありました。(苦笑)

私の場合たいていクラスで一番成績が良くてクラス委員長とか生徒会役員になるような優等生を好きになる傾向がありました。
私は生徒会役員というのはしたことがないのですが、その中学では私もトップの成績だったのです。(高校で打ち砕かれたけれど・・・。)
好きになった子達とはテストの結果が張り出されると「勝った」「負けた」で話し合うのが内心うれしかったりして。
それと中学の補習(塾に行く子がほとんどいなくて親がお金を出して中学校の先生に補習をしていただいていました。今ではこういうことはないですよね。)は成績順のクラス分けでしたが、一時期成績順の席だったことがあります。
席の変動は多少ありましたが、大抵好きな子と前後していました。
まあがた落ちすることはなかったので、変動してもどうということはなかったのです。
中学時代の恋は自分に良い影響があったかもしれません。
(その後の恋でも自分がのめり込んでだめになるようなことはなかったですね~。)

さて中3の補習の休み時間には当時好きだった子や中1の時に好きだった子と勉強でわからないところを教え合ったりしていました。
私はドキドキしてときめいていたけれど、あちらはまったくその気はなかったと思います。
勉強以外には好きなアイドルの話などをして、河合奈保子の話題も出ていました。(内心嫉妬していましたが。笑)

「けんかをやめて」の話に戻ります。
この曲、嫌いでした。
歌詞がひっかかるのですよね。
二人の男性の気持ちをもてあそんでいたことを反省しているようだけれど語っている本人が二人の男性が自分をめぐって喧嘩している状況に酔っているように思えてしまう・・・!
これはモテない女の僻みなのでしょうけれど・・・。(苦笑)
「あ~良うございましたね~!」と言いたくなってしまう!
今でもひっかかることはひっかかるのですが、あらためて聴いてみると曲はなかなか良いですよね。
河合奈保子もなかなか歌がうまいです。
30代になってから歌っているのも聴きましたが、やはり10代の頃が良いでしょうか。(30代の頃のもなかなか味がありましたが。)
あの頃は可愛いだけのアイドルだと思っていましたが。(可愛いところに嫉妬して歌のほうまで気が回りませんでした。)
ちなみにこの曲は竹内まりやの曲だったのですね。
竹内まりやの歌でも聴いてみましたが、河合奈保子とは違った味わいがありますね。
河合奈保子は純真な感じが出ているし、竹内まりやはもっとさばさばした感じでしょうか。


ベスト・セレクションI

ベスト・セレクションI

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1993/09/21
  • メディア: CD



全曲試聴できます。
竹内まりやの「けんかをやめて」も出したいのですがすぐに出てきません。

違うタイプの人を好きになってしまうのは私達でもよくありますが、その人たちが自分をめぐって喧嘩になるということはなかなかないですよね~。
本当にうらやましい状況です。(嫉妬してしまいます。)
本当に一度くらい言ってみたかった台詞です。

「喧嘩をやめて。二人を止めて。私のために争わないで。もうこれ以上。」






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